余韻に浸れる作品のリスト
余韻に浸れる小説・コミックを紹介します。
浅田次郎:おもかげ
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
65歳の定年の日に地下鉄で倒れ危篤状態になった男が、緊急治療室で出会う不思議な現象から人生を俯瞰するヒューマン・ドラマ。
浅田次郎:鉄道員(ぽっぽや)
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
涙なくしては読めない傑作。電車の中じゃ読まない方が良い作品。
リチャード・アダムス:ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
群れに迫る危機を察知した11匹の勇敢なうさぎたちが、新しいユートピアを求めて放浪の旅を始める冒険ファンタジィ。
荒木あかね:此の世の果ての殺人
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
小惑星が日本に衝突することが発表され世界滅亡のカウントダウンが始まった世界で、淡々と暮らしてきた女性が自動車のトランクルームに入れられた刺殺体を発見したことから事件の謎を追求する江戸川乱歩賞受賞の世紀末ミステリィ。面白い。
石坂洋次郎:陽のあたる坂道
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
昭和30年代の東京を舞台にして、裕福な家庭の家庭教師となった女子大生の視点から一見平穏な家族が抱える問題を描いた青春小説の傑作。
一色まこと:ピアノの森
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
貧民街で生まれ育った少年カイが、ピアニストとしての才能を開花させていく成長ストーリー。
井上夢人:ダレカガナカニイル・・
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
新興宗教の道場の警備員をしていた青年が火事に会って以来、彼の頭の中に住み込んだ何者かの思念。なかなか切ないラブストーリー。
クリス・ウィタカー:われら闇より天を見る
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
30年の刑期を終えて町に戻って来たヴィンセント。彼と付き合っていた美少女はシングルマザーになり、自らを無法者と言う娘と幼い息子を育てている。しかしヴィンセントの帰還を契機に新たな事件が発生する。ゴールドダガー賞受賞の感動の傑作ミステリィ
F・ポール・ウィルスン:触手(タッチ)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
奇妙な浮浪者に手を握られた時から、どんな難病も触れるだけで治癒出来る能力を得た医師が辿る数奇な運命。極めて印象的な物語。
ドン・ウィンズロウ:フランキー・マシーンの冬
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
生まれ故郷のサンディエゴで、サーフィンと4つの仕事を掛け持ちしながら人生を楽しむ老ギャングを狙うかつての仲間たち。真相を探る彼の回想が見事なサスペンス。
羽海野チカ:3月のライオン
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
孤独な少年棋士が東京下町の暖かい一家と触れ合うことで成長していく姿を描いた第35回(2011年)講談社漫画賞受賞の作品。
漆原友紀:蟲師
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
目には見えない「蟲」が引き起こすいろいろな怪異に対応する架空の職業「蟲師」を主人公にした少し懐かしい味わいのファンタジィ。
小田雅久仁:残月記
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
月を主題にして、理不尽とも言える状況に陥った人物を描いた3篇のダークSFファンタジィ。
乙川優三郎:椿山
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
「ゆすらうめ」「白い月」「花の顔」「椿山」の4篇の短編を収録した余韻の残る時代小説。
ディーリア・オーエンズ:ザリガニの鳴くところ
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
1952年代からのアメリカ南部の湿地帯を舞台にして、ただ一人で孤独に耐えて生きていく少女の成長と苦難を、町の人気者の転落死の捜査を交えながら描いた全米ベストセラー小説。
ジェイン・オースティン:自負と偏見(高慢と偏見)
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
モームが世界の十大小説のひとつに挙げた恋愛小説の傑作中の傑作
ジェイン・オースティン:説きふせられて
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
一時は周囲の説得に負けて別れた男性と再び巡りあって心動く従男爵家の娘を描いたジェーン・オースティン最後の作品。
桂望実:我慢ならない女
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
物語を書くことに囚われた頑固一徹な女性と彼女を支える姪がともに歩んできた道を描いたヒューマン・ドラマ。すごく好き。
加納朋子:ガラスの麒麟
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
女子高生たちの繊細で脆い心を優しい視点で描いた第48回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞の連作ミステリィ。
オースン・スコット・カード:エンダーのゲーム
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
エイリアンと戦うためのバトルスクールで成長する少年の姿を描いたヒューゴー賞受賞作。
オースン・スコット・カード:死者の代弁者
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
エンダーのゲームの続編。異文化の出会いと家族愛、人間の生き方について深く考察したエンターティメント。
北原亞以子:深川澪通り木戸番小屋シリーズ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
深川澪通りの木戸番小屋の夫婦笑兵衛とお捨を中心にして、深川に住む江戸庶民の生活をしみじみとした情感で描いた人情ものの時代小説。
北村薫:鷺と雪
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
戦前の東京を舞台にして金持ちのお嬢さんと彼女に仕える女性運転手が身近な謎を解くシリーズ作品。第141回直木賞受賞作。
北村薫:スキップ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
17歳の「私」一ノ瀬真理子は目が覚めると42歳の教師になっていた。生きていくことの意味を肯定的に見つめた名作。
北村薫:ターン
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆
交通事故で植物人間になった女性が一人だけで暮らしている夢の世界。しかしある日彼女のもとに電話がかかってくる。「時と人」の2作目の作品。
北村薫:秋の花
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
女子大生と円紫師匠シリーズの第3作目。独特の情景が美しいミステリィ。
北村薫:街の灯
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
昭和初期の上流階級の女学生とお付きの女性運転手が謎解きをする「ベッキーさん」シリーズの第1作目。
北村薫:リセット
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
戦争前夜に出会った若い二人の不思議な運命を描いた「時と人」3部作の最後の作品。とても美しい物語。
北村薫:ひとがた流し
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
高校で同級生だった中年女性3人の、それぞれの生き方を叙情性豊かに描いた作品。北村薫が描く女性像は凛として美しいけど、この作品の主人公も素敵です。
トマス・H・クック:緋色の記憶
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
年老いた弁護士が自分の少年時代を回想する形で描かれた心打つミステリィの傑作です。
トマス・H・クック:夏草の記憶
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
アメリカ南部の田舎町で30年前に美しい少女に起きた痛ましい事件を、医師となった同級生の回想として描かれる作品。青春は甘美だが残酷なものなのか。
トマス・H・クック:夜の記憶
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
50年前に起きた少女殺害事件の謎ときをするミステリー作家が回想する自身の悲劇。情感が漂いながらも暗く恐ろしい物語。
トマス・H・クック:熱い街で死んだ少女
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
1963年のアラバマ州を舞台にして黒人差別問題を真正面から描いた社会派ミステリィの傑作。
ディーン・R. クーンツ:「オッド・トーマス」シリーズ
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
霊感を持つ青年の一人称で書かれた落ち着いた雰囲気のあるサスペンス・シリーズ。
ジョン・グリシャム:評決のとき
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
アメリカ南部の町。黒人の少女を強姦した二人の白人青年を射殺した少女の父親。憤る白人社会と父親を弁護する若き弁護士。社会性の高い法廷ミステリィの傑作。
ジョン・グリシャム:処刑室
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
死刑制度を含む司法・人種差別・人間性の問題に鋭く迫ったサスペンス。
小池真理子:恋
- 再読度 ☆:読後感 ☆☆☆
「恋」という題名だけど恋愛小説というよりも青春小説に近い。余韻の残る直木賞受賞作。
近藤史恵:サクリファイス
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
プロの自転車ロードレースチームに所属する青年の成長と生き方を描いた第10回大藪春彦賞受賞のサスペンスフルなスポーツ小説。
ロバート・ゴダード:さよならは言わないで
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
駆け落ちを誓った人妻を建築家としての野心に負けて裏切った男が12年後に知るかつての恋人が犯した殺人事件。切ないロマンチック・ミステリィ。
ロバート・ゴダード:千尋の闇
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
不遇だった20世紀初頭の政治家の回顧録から浮かび上がる人間の運・不運と尊厳を描いた上質のミステリィ。
ロバート・ゴダード:リオノーラの肖像
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
イギリスの地方の貴族の邸宅を主な舞台とした郷愁を誘う格調高い歴史ミステリィ。
佐々木譲:北帰行
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
ヤクザの組長を殺害した美貌の暗殺者と彼女を助ける羽目になる旅行代理店の男を描いたサスペンス。
佐藤正午:月の満ち欠け
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
愛する男性と再会するために輪廻転生する女性を描いた第157回直木賞受賞作。深い。
重松清:卒業
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
新たな旅立ちのために過去から「卒業」する人たちを描いた4編の短篇集。泣けます。
ダン・シモンズ:ハイペリオン
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
遠い未来、人類とAI群、人類が突然変異したシュライクと三つ巴の覇権争いをしている時代を舞台にした気宇壮大な叙事詩。ヒューゴー賞受賞作。
ダン・シモンズ:ハイペリオンの没落
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
遠い未来、人類とAI群、人類が突然変異したシュライクと三つ巴の覇権争いをしている時代を舞台にした気宇壮大な叙事詩。ヒューゴー賞受賞作。
ダン・シモンズ:エンディミオンの覚醒
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
20世紀SFの集大成とも言える大作ハイペリオン・シリーズの最終章。実に面白かった。
シオドア・スタージョン:夢みる宝石
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
養家を出てカーニヴァルに飛び込んだ少年と彼を匿う矮躯の女性が、世界を憎み破滅させようと企む医師に立ち向かう叙情的な雰囲気のある古典的名作SF。
砂原浩太朗:高瀬庄左衛門御留書
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
妻も一人息子も亡くし独り身となった初老の武士の日々を、実家に戻った息子の嫁とのふれあいと藩内抗争を交えて描いた情感溢れる時代小説。
砂原浩太朗:黛家の兄弟
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
武家の三男の無垢な若者が藩内抗争の渦中に入り成長していく姿と、家族・兄弟の絆を描いた情感あふれる山本周五郎賞受賞の傑作時代小説。
ピーター・スピーゲルマン:わたしを殺して、そして傷口を舐めて。
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
金融業界の重役の兄を誘惑し脅迫する謎の女。不仲な兄に依頼された調査をする一族のはぐれ者の私立探偵。発見された脅迫者の惨殺死体。独特の雰囲気があるサスペンス・ミステリィ。
マーク・アレン・スミス:尋問請負人
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
対象者から秘密を聞き出せなかった事のない尋問のプロを主人公にしたユニークなサスペンス。
壷井栄:二十四の瞳
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
昭和初期に瀬戸内海の小さな島の小学校に赴任してきた新任の女性教師と12人の純真な児童との交流。それぞれの人生の流転と戦争の悲哀を描いた日本の児童文学の傑作。
手塚治虫:アリと巨人
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
二人の戦災孤児が別々の道を歩む感動的なストーリー。いつまでも余韻の残る隠れた傑作手塚マンガ。
富田常雄:姿三四郎
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
黒沢明監督のデビュー作の原作となる柔道小説の傑作。
中島京子:小さいおうち
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
60年以上も昔に女中として過ごした日々を回顧する老女の物語を描いた第143回直木賞受賞作。
オードリー・ニッフェネガー:きみがぼくを見つけた日
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
自分では制御できないタイムトラベル能力を持つ男性と、そんな男性に恋をした女性の数奇な運命を描いた傑作。
沼田まほかる:ユリゴコロ
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
父が癌に侵され余命幾ばくもないことが分かり、その直後に母が突然の交通事故で死んだ。体が弱った父が一人で住む実家で偶然見つけた4冊のノート。そこに書かれた殺人の告白は父か母のものなのか?
ロバート・A・ハインライン:夏への扉
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
親友と婚約者に裏切られ会社を失った男が冷凍睡眠で30年後の未来に行き、タイムマシンで戻ってくるという情感あふれる名作SF。
スティーヴ・ハミルトン:解錠師
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
幼い頃に起きた事件が原因で言葉を発することが出来なくなった青年が金庫破りの道に進むさまを描いたエドガー受賞の青春サスペンス。
ジョン・ハート:ラスト・チャイルド
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
双子の妹を誘拐された13歳の少年が崩壊した家族を取り戻すため独自の調査を続ける。すごいミステリィ。
ジョン・ハート:川は静かに流れ
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
全てを捨て去った生まれ故郷の町に戻った青年。彼を呼び戻した親友は姿を消し、発電所建設に絡んで町は二分されていた。情感あふれるミステリィ。
フランシス・ホジソン・バーネット:小公子
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
ニューヨークの裏町の簡素な家で、大好きなママと暮らす住む7歳の少年セドリックが、イギリスの伯爵である祖父の跡継ぎとして海を渡り、素直な性格と美しい容姿で人々を虜にしていくという児童文学の傑作。
フランシス・ホジソン・バーネット:小公女
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
裕福な家庭に生まれた母のいない娘セーラ。まだ幼いながらロンドンの寄宿学校に預けられるが、父の急死と破産により運命が暗転する。逆境にもめげずに誇りを失わず健気に生きる少女を描いた世界的名作。
東野圭吾:新参者
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
着任したばかりの刑事が事件の謎を追う中で出会う様々な事を描いた人情物。
東野圭吾:容疑者Xの献身
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
思慕を寄せる隣人親子が犯した殺人事件の後始末に手を貸す中年高校教師石神。彼の完全犯罪に石神の友人だった天才物理学者湯川学が挑む。
広瀬正:エロス
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
もしもあの時ああしていたら・・・というテーマのパラレル・ワールドを描いた名作SF。題名から受ける印象とは全く違う作品です。
ジャック・フィニィ:マリオンの壁
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
若い夫婦が引っ越した古いアパートの部屋に現れる50年前に死んだ大部屋女優の幽霊。ノスタルジックで少し切なさを感じるファンタジィ。
スーザン・エリザベス・フィリップス:愛と絆につづく道
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
まだコンピューターが特別だった時代を舞台にして、パソコン開発により大きな夢を叶えたいと考える青年たちと一人の女性の成長を描いた物語。
藤沢周平:三屋清左衛門残日録
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
人生も晩年を迎えたらこの様に生きたい。老いても人生は楽しいと思わせてくれる時代小説の傑作。
藤沢周平:蝉しぐれ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
江戸時代の武家社会を舞台にして、悲運に立ち向かう少年の青春と成長を描いたリリシズム溢れる傑作時代小説。
船戸与一:砂のクロニクル
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
中東を舞台にした骨太の冒険サスペンス。
マリオ・プーヅォ:ゴッドファーザー
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
ニューヨク・マフィアの厳しい掟とその中で暮らす男達を描いた名作。
ロバート・R・マキャモン:少年時代
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
少年の頃の冒険の日々を情感豊かに描いた作品で管理人の超おすすめ。
パトリシア・A・マキリップ:茨文字の魔法
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
魔法の茨文字で書かれた古文書の征服王とその側に仕える魔法使いの物語と現在の少し不安定な王国を対峙させて描かれる壮大で愛のあるファンタジィ。
パトリシア・A・マキリップ:影のオンブリア
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
光と影のふたつの世界が重なる都オンブリアの支配者が亡くなり、幼き後継ぎの摂政となったのは魔法を操る野心家の大伯母だった。