明るく前向きな気持ちになる作品のリスト
読んだ後で気持ちが晴れて明るくなり、前向きになれるような小説やコミックなどを紹介します。
青山美智子:赤と青とエスキース
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
メルボルンで恋に落ちた二人。無名の若手画家が二人が別れる直前に彼女を描いた「エスキース」という水彩画。それからの三十数年の流れを切り取った見事な連作短篇集。
キャサリン・アディスン:エルフ皇帝の後継者
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
エルフ帝国の皇帝及び3人の皇子が事故死して、皇帝に疎まれていたエルフとゴブリンの混血の第4皇子が皇位継承するが・・・という青年皇帝の成長を描いたファンタジィ。
荒川弘:銀の匙 Silver Spoon
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
大自然に囲まれた北海道の農業高校に進学した都会育ちの少年の成長と、日本の農家や農業の抱える現実を描いた青春マンガ。2012マンガ大賞受賞作。
有川浩:フリーター、家を買う。
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
極度のうつ病にかかった母親を見て、人生を甘く見ていたフリーター青年が一念発起して奮闘する姿を描いた作品。
有川浩:シアター!
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆
貧乏劇団を主催する弟と、意に反して弟を支援する兄。それに人気声優をからませた青春群像。
有川浩:シアター!〈2〉
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆
貧乏劇団員たちの演劇にかける情熱と恋とを描いた青春群像の続編。
有川浩:三匹のおっさん
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
還暦を迎えた幼馴染3人組が、ひっそりと自警団を作って街をパトロールするというユーモラスな活劇。
有川浩:県庁おもてなし課
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
観光客誘致と地方の活性化に取り組む若手県庁職員の奮闘を描いた作品。
有川浩:三匹のおっさん ふたたび
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
町内限定の正義の味方「三匹のおっさん」を中心にして、町に起きる出来事をユーモラスに描いたシリーズ第2作。
アルコ&河原和音:俺物語!!
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
一見おっさん風の高校男子と可愛い女子高生のピュアでおかしなラブストーリー。すごく笑えて愛しい気持ちになるコミック。
ピアズ・アンソニィ:カメレオンの呪文
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
誰もがひとつは魔法の力を持っている魔法の国ザンスで魔法の力を持たない青年ビンクの冒険を描いたファンタジィ。英国幻想文学大賞受賞作。
五十嵐貴久:1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
昔から優等生タイプだった専業主婦が軽いノリで始めたガールズ(?)・バンド。慣れないギターに打ち込む彼女を見て家族たちも変わり始める。
五十嵐貴久:サウンド・オブ・サイレンス
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
中学の頃いじめにあっていた女子高生が、聴覚に障害のあるクラスメートやその友人と知り合った事から、障害者の女子ダンスチーム結成とダンスバトル出場をサポートするようになる。気持ちの良い青春ストーリー。
五十嵐貴久:編集ガール!
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
中堅出版社の経理部員のOLが、ワンマン社長の強引な人事で新雑誌の編集長に抜擢されてしまった。働く女性を応援するような明るいビジネス小説。
池井戸潤:下町ロケット
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
横暴な大企業に対して孤軍奮闘する中小企業の姿を描いて第145回直木賞を受賞した痛快なビジネス小説。
池井戸潤:下町ロケット2 ガウディ計画
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
第145回直木賞を受賞した作品の続編となる、夢を追う日本の技術者たちに勇気を与えるビジネス小説。
池井戸潤:下町ロケット ゴースト
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
ロケットエンジン用バルブシステムのノウハウを生かして、農耕機のトランスミッション用バルブの開発に乗り出した佃製作所だが、納入先であるベンチャー企業が危機に立たされようとしていた。下町ロケット・シリーズ第3弾。
池井戸潤:下町ロケット ヤタガラス
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
新しく無人農業ロボットの開発を始めた帝国重工に協力する佃製作所。しかし帝国重工側の責任者が野心家の役員に変わり、佃製作所はプロジェクトから降ろされる。下町ロケット・シリーズ第4弾。
池井戸潤:空飛ぶタイヤ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
三菱自動車のリコール隠蔽事件を題材にしたビジネス小説の傑作。
池井戸潤:陸王
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
老舗の足袋製造業者が新しい事業として足袋作りのノウハウを利用したランニングシューズ製作に挑むという企業小説。
池井戸潤:ロスジェネの逆襲
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
銀行の証券子会社に出向した銀行マンが、親会社の証券営業部からの横槍に立ち向かうという痛快なビジネス小説。
石坂洋次郎:陽のあたる坂道
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
昭和30年代の東京を舞台にして、裕福な家庭の家庭教師となった女子大生の視点から一見平穏な家族が抱える問題を描いた青春小説の傑作。
石塚真一:BLUE GIANT
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
純粋で真っ正直に生きる青年が、一度聴いたジャズの魅力に夢中になり、テナーサックスで世界一のジャズ・プレイヤーを目指すという音楽マンガ。全体的にほとばしる熱い熱情がすごくイイ。
石塚真一:BLUE GIANT SUPREME
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
世界一のジャズ・プレイヤーを目指す青年・宮本大は、さらなる高みを目指してドイツに旅立つ。BLUE GIANTの続編となる音楽マンガ。
石塚真一:BLUE GIANT EXPLORER
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
ヨーロッパでジャズ・プレイヤーとしての成長を実感した青年・宮本大はいよいよジャズの本場アメリカに向かうことを決意する。ジャズ・マンガ「BLUE GIANT」の第3部。
石原慎太郎:青春とはなんだ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
田舎の高校教師になった熱血先生を描いた石原版「坊ちゃん」。すごく面白かった。
江波戸哲夫:定年待合室
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
優秀だった企業戦士たちが様々な事情から不遇な時間を過ごしている中で、かつての輝きを取り戻そうと立ち上がる定年間際の年代の男たちを描いた作品。
江波戸哲夫:起業の砦
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
ハローワーク通いの父親とIT企業を起こした息子。会話のない親子だったがお互いに頑張る姿勢から理解していく。
荻原浩:幸せになる百通りの方法
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
現代社会をユーモラスに描いた7編のヒューマン・ドラマ。笑ってしみじみする作品。
荻原浩:愛しの座敷わらし
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
夫婦に子どもが二人、そして認知症気味の祖母の5人家族が転勤に伴って引っ越してきたのは築100年以上たった古民家で、そこには何と座敷わらしが住んでいた。ユーモラスでファンタジックなヒューマン・ストーリー。
荻原浩:家族写真
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
不惑を過ぎた男性を主人公にした7篇の短篇集。ほぼ同年輩の管理人は共感します。
奥田英朗:我が家の問題
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
様々な夫婦や家族の日常の問題をユーモラスに綴った短篇集。
奥田英朗:家日和
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
それぞれ色々な事情がある日本の家族の日常で発生する出来事をユーモラスに描いた短篇集。
奥田英朗:我が家のヒミツ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
いろいろな夫婦・家族の姿をユーモラスに描いた人情味あふれる6篇の物語。
垣根涼介:君たちに明日はない
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
リストラ請負会社に勤務する若き面接官を主人公にして、リストラ対象となった人たちの人間模様をユーモラスに描いた山本周五郎賞受賞作。
垣根涼介:借金取りの王子 君たちに明日はない
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
リストラ対象となった人たちの様々な人間模様をユーモラスに描く「君たちに明日はない」シリーズの第2弾。
垣根涼介:張り込み姫 君たちに明日はない
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆
リストラ対象となった人たちの様々な人間模様をユーモラスに描く「君たちに明日はない」シリーズの第3弾。
垣根涼介:勝ち逃げの女王 君たちに明日はない
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
リストラ対象となった人たちの様々な人間模様をユーモラスに描く「君たちに明日はない」シリーズの第4作。
垣根涼介:迷子の王様 君たちに明日はない
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
リストラ請負業者の青年を主人公にして、リストラの対象となった人たちのそれぞれの生き方や人間模様をユーモラスに描いた「君たちに明日はない」シリーズの最終作品。
桂望実:週末は家族
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
シェイクスピア大好きな小劇団主宰者と連れ合いの無性愛者の女性が、特殊な人材派遣業をこなすために児童養護施設で暮らす少女の週末だけの里親になるというヒューマン・ストーリー。
桂望実:県庁の星
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
県上層部が考えた気まぐれ政策「民間との人事交流研修」で民間の小さなスーパーに派遣されたエリート県職員が、教育係となったパートタイマーのおばさんにバカにされながらも奮闘していく姿を描いたビジネス小説。
桂望実:我慢ならない女
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
物語を書くことに囚われた頑固一徹な女性と彼女を支える姪がともに歩んできた道を描いたヒューマン・ドラマ。すごく好き。
スティーヴン・グールド:ジャンパー
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
アル中の父親から虐待を受けていた少年が、自分のテレポーテーション能力に気づいて成長していく姿を描いた痛快な冒険SF小説。一部うらやましいけど気に食わないところもあり。でもそれも含めて面白いSF。
ニール・ゲイマン:墓場の少年ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
家族を何者かに殺されて、墓場の幽霊に育てられた少年の成長と冒険の物語。ヒューゴー賞受賞作。
源氏鶏太:幸福さん
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
53歳の未亡人の女性が59歳の男やもめの事が好きでたまらなくなり、思い切って私を花嫁さんにして下さいません?と話しかける事から始まるユーモラスなヒューマン・ドラマ。
小山宙哉:宇宙兄弟
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
少年の頃にUFOを目撃してから、宇宙飛行士になる事を誓い合った兄弟が、紆余曲折を経ながら宇宙を目指す姿を描いた第35回(2011年)講談社漫画賞受賞のSFコミックの傑作。
今野敏:果断 ― 隠蔽捜査〈2〉
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
一部からは変人と称されるキャリア警察官を主人公にした警察小説シリーズ第2作。階級意識の強い組織内で自分が非合理だと思う事には抵抗する主人公の姿が痛快な作品。
西條奈加:烏金
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
因業な金貸し婆と評判の老女の家に居候となった若者が、借金に泣いている庶民に発想で助言して借金返済につなげていくが・・・という時代小説。
佐藤多佳子:一瞬の風になれ
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
陸上短距離に打ち込む高校生たちを描いた青春小説の傑作。すごく面白い。
獅子文六:てんやわんや
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
終戦後の混乱期を四国の田舎町に逃れて過ごした元新聞記者の一年間を描いたユーモラスな大衆文学の傑作。
篠田節子:女たちのジハード
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
それぞれの生き方を貫いて頑張るOL達を描いた第117回直木賞受賞作。
高田靖彦:演歌の達
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
小さい頃から演歌こそが本当の歌だと思って生きてきた青年越川逹が、レコード会社のプロデューサーとして様々な人たちと出会い成長していく姿を描いた作品。
畠中恵:まんまこと
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
江戸神田の町名主の跡とり息子・麻之助と友人たちが、町名主のもとに持ち込まれてくる難題やトラブルを解決していく人情時代劇。
テリー・ブルックス:魔法の王国売ります!
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
妻の死去で生きがいを無くした弁護士が、ふと目にしたデパートの通販カタログの広告に引かれて魔法の王国ランドオーバーを買って王様になるというユーモア・ファンタジィの傑作。
O・ヘンリー:O・ヘンリー名作集
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
巧みなオチが際立つ名手O・ヘンリーの短篇集。ユーモアのある心温まる話は心地よい。
ほったゆみ&小畑健 :ヒカルの碁
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
平安時代の天才棋士が取り付いた少年が囲碁の魅力に目覚めていく姿を描いた囲碁マンガの傑作。素晴らしい。
本宮ひろ志:男一匹ガキ大将
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
片田舎の不良中学生戸川万吉が、男気と度胸で日本一の男になるという熱血少年マンガ。
森薫:乙嫁語り
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
12歳の夫の元に嫁いだ20歳の花嫁。19世紀の中央アジアを舞台にした花嫁たちの物語。
柳原望 :高杉さん家のおべんとう
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
突然中学1年の従姉妹の美少女を引き取る事になった31歳のオーバードクターの青年。人見知りの激しい少女と生真面目すぎる青年が、お弁当作りから家族になっていく様子を描いたコミック。