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ほったゆみ&小畑健「ヒカルの碁」の感想です。

ほったゆみ&小畑健「ヒカルの碁」☆☆☆

ヒカルの碁

大ヒットした少年マンガですので今更といった感じですけど、この作品は本当に面白いです。

この作品がまだ少年ジャンプに連載中で、コミックも7巻くらいしか出ていない頃に、管理人は膝に水が溜まって歩けなくなり、勤務先を数日休んだことがあります。

暇だったので娘にコミックを借りて読んでいましたが、いやぁ面白かったね。

何度も何度も読み返してしまいました。


腕白少年進藤ヒカルがたまたま祖父の家の屋根裏部屋で見つけた古びた碁盤。ところがこの碁盤は江戸時代の名人・本因坊秀策が使っていた碁盤で、思いを残してこの世を去った平安時代の天才棋士・藤原佐為の霊が取り付いていた。

藤原佐為の霊はヒカルに憑依して、囲碁なんかに全く興味がなかったヒカルを囲碁の世界に連れ出していく。

初めはメソメソする佐為がうるさくて、仕方なく囲碁を始めたヒカルが、現名人の息子で囲碁の天才少年塔矢アキラと出会い対局したことから囲碁の奥深さや面白さに目覚め、佐為の力ではなく自分自身で実力をつけて行く辺りが、少年の成長物語として面白いし、またそこで描かれる囲碁に打ち込む青春群像やプロ棋士の世界がリアリティがあってとても興味深い。

管理人は囲碁のことなど全く分かりませんけど、それでも作品の世界に引き込まれてしまいました。

少年マンガですが大人が読んでも本当に面白い傑作だと思います。もっと続けて欲しかったですね。