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直木賞を受賞した作品の一覧です。

直木賞受賞作

直木賞はご承知の通り、菊池寛が1935年に芥川賞とともに創設した文学賞です。正しくは直木三十五賞と言いますが、通称の直木賞の方が一般的な言い方ですね。
純文学の芥川賞と大衆文学の直木賞で、どちらも当初は「無名若しくは新進作家」が対象だったはずですが、直木賞はいつのまにやら大衆文学のもっとも権威ある賞になってしまいました。
権威を疑う癖のある管理人は、大衆文学と言いつつSF・ファンタジィには与えられない傾向を見て、本当に面白い作品は選ばれない文学賞という印象を持っていましたが、実際には流石にという作品も多いです。
以下は受賞作の一覧です。

  • 第166回(令和3年
    2021年下半期)

    今村翔吾

    塞王の楯

      越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ、やがて後継者と目されるようになる。匡介は絶対に破られない「最強の楯」である石垣を作れば、戦を無くせると考えていた。両親や妹のような人をこれ以上出したくないと願い、石積みの技を磨き続ける。秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次(きょうごくたかつぐ)より琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。一方、そこを攻めようとしている毛利元康は、国友衆(くにともしゅう)に鉄砲作りを依頼した。「至高の矛」たる鉄砲を作って皆に恐怖を植え付けることこそ、戦の抑止力になると信じる国友衆の次期頭目・彦九郎(げんくろう)は、「飛田屋を叩き潰す」と宣言する。大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける――。
      (「内容紹介」より)

    • 第166回(令和3年
      2021年下半期)

      米澤穂信

      黒牢城

      • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

      本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。
      (「内容紹介」より)

    • 第165回(令和3年
      2021年上半期)

      澤田瞳子

      星落ちて、なお

        不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘のとよ(暁翠)に対し、腹違いの兄・周三郎は事あるごとに難癖をつけてくる。早くから養子に出されたことを逆恨みしているのかもしれない。 暁斎の死によって、これまで河鍋家の中で辛うじて保たれていた均衡が崩れた。兄はもとより、弟の記六は根無し草のような生活にどっぷりつかり頼りなく、妹のきくは病弱で長くは生きられそうもない。 河鍋一門の行末はとよの双肩にかかっっているのだった――。
        (「内容紹介」より)

      • 第165回(令和3年
        2021年上半期)

        佐藤究

        テスカトリポカ

          メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。第34回山本周五郎賞受賞。
          (「内容紹介」より)

        • 第164回(令和2年
          2020年下半期)

          西條奈加

          心淋し川

            誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛は、一つの長屋に不美人な妾を四人も囲っている。その一人、一番年嵩で先行きに不安を覚えていたおりきは、六兵衛が持ち込んだ張方をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして……(「閨仏」)。裏長屋で飯屋を営む与吾蔵は、仕入れ帰りに立ち寄る根津権現で、小さな唄声を聞く。かつて、荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が手酷く捨ててしまった女がよく口にしていた、珍しい唄だった。唄声の主は小さな女の子供。思わず声をかけた与吾蔵だったが――(「はじめましょ」)ほか全六話。生きる喜びと生きる哀しみが織りなす、著者渾身の時代小説。
            (「内容紹介」より)

          • 第163回(令和2年
            2020年上半期)

            馳星周

            少年と犬

              2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……
              (「内容紹介」より)

            • 第162回(令和元年
              2019年下半期)

              川越宗一

              熱源

                樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。 文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
                (「内容紹介」より)

              • 第161回(令和元年
                2019年上半期)

                大島真寿美

                渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                江戸時代、芝居小屋が立ち並ぶ大坂・道頓堀。大阪の儒学者・穂積以貫の次男として生まれた成章(のちの半二)。末楽しみな賢い子供だったが、浄瑠璃好きの父に手をひかれて、竹本座に通い出してから、浄瑠璃の魅力に取り付かれる。父からもらった近松門左衛門の硯に導かれるように物書きの世界に入ったが、弟弟子に先を越され、人形遣いからは何度も書き直しをさせられ、それでも書かずにはおられなかった……。著者の長年のテーマ「物語はどこから生まれてくるのか」が、義太夫の如き「語り」にのって、見事に結晶した奇蹟の芸術小説。
                (「内容紹介」より)

              • 第160回(平成30年
                2018年下半期)

                真藤順丈

                宝島

                  英雄を失った島に新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染みーーグスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった。
                  (「内容紹介」より)

                • 第159回(平成30年
                  2018年上半期)

                  島本理生

                  ファーストラヴ

                    夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?「家族」という名の迷宮を描く長編小説
                    (「内容紹介」より)

                  • 第158回(平成29年
                    2017年下半期)

                    門井慶喜

                    銀河鉄道の父

                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                    明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。
                    (「内容紹介」より)

                  • 第157回(平成29年
                    2017年上半期)

                    佐藤正午

                    月の満ち欠け

                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                    あたしは、月のように死んで、生まれ変わる──目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか? 三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! さまよえる魂の物語は、戦慄と落涙、衝撃のラストへ。
                    (「内容紹介」より)

                  • 第156回(平成28年
                    2016年下半期)

                    恩田陸

                    蜜蜂と遠雷

                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                    国際ピアノコンクールの若きコンテスタントたち。今は亡き世界的なピアニストからの推薦状を持って現れた正規の音楽教育を受けていない15歳の規格外の天才少年・風間塵。子供の頃から天才少女と呼ばれ演奏活動をしていたにも係わらず、母親の突然死から表舞台から去っていた20歳の音大生・栄伝亜夜。ジュリアード音楽院に在籍する完璧なピアニストのマサル・C・レヴィ=アナトール。子持ちのサラリーマンとして楽器店で働きながら、最後の機会としてコンクールに参加した28歳の青年・高島明石。その4人を中心として音楽に真摯に向き合う人間像を描いた音楽小説。

                  • 第155回(平成28年
                    2016年上半期)

                    荻原浩

                    海の見える理髪店

                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                    「海の見える理髪店「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」の6篇の短編を収録した第155回直木賞受賞作。夫婦や親子、家族のつながりを描いて、少し切なくてしんみりしたり、ニヤッとしたりするような作品集。

                  • 第154回(平成27年
                    2015年下半期)

                    青山文平

                    つまをめとらば

                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                    女運のない旗本が幼馴染の武士との付き合いを通して女性と暮らす面倒と一人暮らしの寂寥感について考えを巡らす表題作他、「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」の6篇の短編を収録した第154回直木賞受賞の時代小説。

                  • 第153回(平成27年
                    2015年上半期)

                    東山彰良

                    • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                    1970年代の台湾、大陸で共産党に敗れた国民党の兵士として台湾に逃げてきた祖父を持つ高校生の葉秋生は、蒋介石総統が亡くなった混乱の中、自分の店で殺害されていた祖父を発見する。乱暴者ではあったがそれなりに人望もあった祖父の死と、親友にそそのかされて行った替え玉受験がバレたことから、秋生の人生は変転していく。直木賞を受賞した青春小説。

                  • 第152回(平成26年
                    2014年下半期)

                    西加奈子

                    サラバ!

                      圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
                      (「内容紹介」より)

                    • 第151回(平成26年
                      2014年上半期)

                      黒川博行

                      破門

                      • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                      映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮。失踪したプロデューサーを追い、桑原は本家筋の構成員を病院送りにしてしまう。組同士の込みあいをふたりは切り抜けられるのか
                      (「内容紹介」より)

                    • 第150回(平成25年
                      2013年下半期)

                      姫野カオルコ

                      昭和の犬

                        昭和三十三年滋賀県に生まれた柏木イク。気難しい父親と、娘が犬に咬まれたのを笑う母親と暮らしたのは、水道も便所もない家。理不尽な毎日だったけど、傍らには時に猫が、いつも犬が、いてくれた。平凡なイクの歳月を通し見える、高度経済成長期の日本。その翳り。犬を撫でるように、猫の足音のように、濃やかで尊い日々の幸せを描く、直木賞受賞作。
                        (「内容紹介」より)

                      • 第150回(平成25年
                        2013年下半期)

                        朝井まかて

                        恋歌

                          樋口一葉の師・中島歌子は、知られざる過去を抱えていた。幕末の江戸で商家の娘として育った歌子は、一途な恋を成就させ水戸の藩士に嫁ぐ。しかし、夫は尊王攘夷の急先鋒・天狗党の志士。やがて内乱が勃発すると、歌子ら妻子も逆賊として投獄される。幕末から明治へと駆け抜けた歌人を描く直木賞受賞作。
                          (「内容紹介」より)

                        • 第149回(平成25年
                          2013年上半期)

                          桜木紫乃

                          ホテルローヤル

                            北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く――。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昂揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。
                            (「内容紹介」より)

                          • 第148回(平成24年
                            2012年下半期)

                            安部龍太郎

                            等伯

                              能登七尾の畠山家に仕える武士の家に生まれた信春は、10歳で長谷川家の養子になる。養父は絵師でもあり、信春も若いころから絵仏師として名声を得ていた。だが信春は地方の絵仏師で埋もれるつもりはなく、京に出て天下一の絵師になるという野望を持っていた。そんな折、畠山家の内紛に巻き込まれて養父母を失い、妻子を連れて生まれ故郷を出る。そうして各地を転々とし、信長との確執もありながらついには洛中で絵師として身を立てる。だがその後も、狩野永徳との対立、心の師と仰ぐ千利休の自刃、息子の死など、次々と悲劇が信春を襲う。そうして彼がたどりついたのが、六曲一双の「松林図屏風」だった――。直木賞受賞、長谷川等伯の誕生を骨太とに描いた傑作長編。
                              (「内容紹介」より)

                            • 第148回(平成24年
                              2012年下半期)

                              朝井リョウ

                              何者

                                就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
                                (「内容紹介」より)

                              • 第147回(平成24年
                                2012年上半期)

                                辻村深月

                                鍵のない夢を見る

                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!
                                (「内容紹介」より)

                              • 第146回(平成23年
                                2011年下半期)

                                葉室麟

                                蜩ノ記

                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷 の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。 編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎。だが、秋谷の清廉さに触れるうち、無実を信じるように なり……。凛烈たる覚悟と矜持を描く感涙の時代小説!
                                (「内容紹介」より)

                              • 第145回(平成23年
                                2011年上半期)

                                池井戸潤

                                下町ロケット

                                • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                元はロケットエンジンの開発研究者だった佃航平は実家の中小企業・佃製作所を引き継ぎ、独自の技術開発に力を注いで着実に実績を伸ばしていた。しかし長引く不況の中、大口顧客から取引停止を言い渡され、銀行からは新規融資に難色を示された処に、他社の類似製品を真似して販売することに長けている大手企業ナカジマ工業に特許侵害の訴訟を起こされる。同じ頃、日本有数の大企業・帝国重工は社運をかけた新型ロケット搭載エンジンのバルブについて、佃製作所が先に特許を取得している事を知る。横暴な大手企業に自社技術の優位性を信じて立ち向かう佃航平は・・・。第145回直木賞受賞の傑作ビジネス小説。

                              • 第144回(平成22年
                                2010年下半期)

                                道尾秀介

                                月と蟹

                                  「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」──家にも学校にも居場所が見つけられない小学生の慎一と春也は、ヤドカリを神様に見立てた願い事遊びを考え出す。100円欲しい、いじめっ子をこらしめるなどの他愛ない儀式は、いつしかより切実な願いへと変わり、子供たちのやり場のない「祈り」が周囲の大人に、そして彼ら自身に暗い刃を向ける……。鎌倉の風や潮のにおいまで感じさせる瑞々しい筆致で描かれ、少年たちのひと夏が切なく胸に迫る長篇小説。 第144回直木賞受賞。
                                  (「内容紹介」より)

                                • 第144回(平成22年
                                  2010年下半期)

                                  木内昇

                                  漂砂のうたう

                                    明治10年、根津遊郭。御家人の次男坊だった定九郎は、過去を隠し仲見世の「立番」として働いていた。花魁や遊郭に絡む男たち。新時代に取り残された人々の挫折と屈託、夢を描く、第144回直木賞受賞作。
                                    (「内容紹介」より)

                                  • 第143回(平成22年
                                    2010年上半期)

                                    中島京子

                                    小さいおうち

                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                    昭和の初期ののどかな時代から徐々に戦時色が濃くなっていく時代を舞台にして、山形の片田舎から東京に出てきた布宮タキが、女中として奉公した赤い三角屋根の小さなおうち平井家で過ごした日々。独り身の老女となったタキが、その頃を回顧して書いた覚え書ノートを読むタキの甥の息子・健史により、タキが考えていたこと、ささやかな秘密などが明らかになる。ノスタルジックな中に当時の人々が生きる様子が見事に描かれた第143回直木賞受賞の傑作。

                                  • 第142回(平成21年
                                    2009年下半期)

                                    佐々木譲

                                    廃墟に乞う

                                      道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、「ある事件」をきっかけに療養中の身。だが回復途上の仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込み……。警察手帳も持たず、拳銃も持てない仙道がどのような捜査をするのか?
                                      (「内容紹介」より)

                                    • 第142回(平成21年
                                      2009年下半期)

                                      白石一文

                                      ほかならぬ人へ

                                        「ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」――愛するべき真の相手はどこにいるのだろう?「恋愛の本質」に果敢に挑み、描き上げた“もっとも純粋な”恋愛小説。第142回直木賞受賞作!
                                        (「内容紹介」より)

                                      • 第141回(平成21年
                                        2009年上半期)

                                        北村薫

                                        鷺と雪

                                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                        突如屋敷から消えた子爵の謎を解く「不在の父」、深夜に上野の博物館に出向いた少年の謎を解く「獅子と地下鉄」、日本に居ないはずの婚約者が写真に写っていた訳は?という表題作の3つの短篇を収録した「ベッキーさん」シリーズの完結作。第141回直木賞受賞。

                                      • 第140回(平成20年
                                        2008年下半期)

                                        山本兼一

                                        利休にたずねよ

                                          女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。
                                          (「内容紹介」より)

                                        • 第140回(平成20年
                                          2008年下半期)

                                          天童荒太

                                          悼む人

                                            全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。彼を巡り、夫を殺した女、 人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる
                                            (「内容紹介」より)

                                          • 第139回(平成20年
                                            2008年上半期)

                                            井上荒野

                                            切羽へ

                                              静かな島で、夫と穏やかで幸福な日々を送るセイの前に、ある日、一人の男が現れる。夫を深く愛していながら、どうしようもなく惹かれてゆくセイ。やがて二人は、これ以上は進めない場所へと向かってゆく。「切羽」とはそれ以上先へは進めない場所のこと。宿命の出会いに揺れる女と男を、緻密な筆に描ききった美しい切なさに満ちた恋愛小説。
                                              (「内容紹介」より)

                                            • 第138回(平成19年
                                              2007年下半期)

                                              桜庭一樹

                                              私の男

                                              • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                              落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。孤児となった10歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から2人の過去へと遡る。内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く。
                                              (「内容紹介」より)

                                            • 第137回(平成19年
                                              2007年上半期)

                                              松井今朝子

                                              吉原手引草

                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                              吉原一と謳われた花魁・葛城が忽然と姿を消した。その謎を解き明かそうとする男が、引手茶屋の内儀、遣り手婆や幇間、女衒など葛城の周囲の人々に尋ねて分かる一人の女の実像と虚像。第137回直木賞受賞の傑作時代小説。

                                            • 第136回(平成18年
                                              2006年下半期)

                                              該当作なし

                                              • 第135回(平成18年
                                                2006年上半期)

                                                森絵都

                                                風に舞いあがるビニールシート

                                                  国連で難民事業に携わる里佳は上司で、元夫のエドがアフガンで死んだという知らせに立ち直れない。市井で懸命に生きる人を描く6篇
                                                  (「内容紹介」より)

                                                • 第135回(平成18年
                                                  2006年上半期)

                                                  三浦しをん

                                                  まほろ駅前多田便利軒

                                                    まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦が転がり込み、二人は様々な依頼に精を出す。ペット預かりに塾の送迎、納屋の整理……ありふれた依頼のはずが、このコンビにかかると何故かきな臭い状況に。予言する曽根田のばあちゃん、駅裏で夜の仕事をするルルとハイシー、小学生の由良、バスを監視する岡老人……個性的な依頼人たちが登場し、抱腹絶倒かつ心温まるストーリーを展開。そんな中、多田と行天の過去が次第に明らかになり、二人の抱えるものと生き方が、読者の心に突き刺さる!
                                                    (「内容紹介」より)

                                                  • 第134回(平成17年
                                                    2005年下半期)

                                                    東野圭吾

                                                    容疑者Xの献身

                                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                    天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                  • 第133回(平成17年
                                                    2005年上半期)

                                                    朱川湊人

                                                    花まんま

                                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                    母と二人で大切にしてきた幼い妹が、ある日突然、大人びた言動を取り始める。それには、信じられないような理由があった…(表題作)。昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公が体験した不思議な出来事を、ノスタルジックな空気感で情感豊かに描いた全6篇。直木賞受賞の傑作短篇集。
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                  • 第132回(平成16年
                                                    2004年下半期)

                                                    角田光代

                                                    対岸の彼女

                                                      専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始めるが…。結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、それだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。多様化した現代を生きる女性の、友情と亀裂を描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                    • 第131回(平成16年
                                                      2004年上半期)

                                                      熊谷達也

                                                      邂逅の森

                                                      • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                      「家に帰って、妻の手を握りたい」熊に足を喰われ、朦朧とする意識の中で富治はそのことだけを考えた。奔放に生きてきた富治を巨大熊に向かわせたものは何か。俊英がおくる感動の物語。
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                    • 第131回(平成16年
                                                      2004年上半期)

                                                      奥田英朗

                                                      空中ブランコ

                                                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                      人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手。困り果てた末に病院を訪ねてみれば…。ここはどこ?なんでこうなるの?怪作『イン・ザ・プール』から二年。トンデモ精神科医・伊良部が再び暴れ出す。
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                    • 第130回(平成15年
                                                      2003年下半期)

                                                      京極夏彦

                                                      後巷説百物語

                                                        文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作剣之進らは、ある島の珍奇な伝説の真偽を確かめるべく、東京のはずれに庵を結ぶ隠居老人を訪ねることにした。一白翁と名のるこの老人、若い頃怪異譚を求めて諸国を巡ったほどの不思議話好き。奇妙な体験談を随分と沢山持っていた。翁は静かに、そしてゆっくりと、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞の妖怪時代小説の金字塔。
                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                      • 第130回(平成15年
                                                        2003年下半期)

                                                        江國香織

                                                        号泣する準備はできていた

                                                          体も心も満ち足りていた激しい恋に突然訪れた破局、その絶望も乗り越えてゆくよすがを甘美に伝える表題作、等12篇。濃密な江國香織の世界に浸れる待望の短篇集。
                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                        • 第129回(平成15年
                                                          2003年上半期)

                                                          村山由佳

                                                          星々の舟

                                                            禁断の恋に悩む兄妹、他人の男ばかり好きになる末っ子、居場所を探す団塊世代の長兄、そして父は戦争の傷痕を抱いて-。愛とは、家族とはなにか。こころふるえる感動の物語。
                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                          • 第129回(平成15年
                                                            2003年上半期)

                                                            石田衣良

                                                            4TEEN フォーティーン

                                                              銀座から地下鉄で10分、木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層マンションが調和して共存する町・月島。この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。
                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                            • 第128回(平成14年
                                                              2002年下半期)

                                                              該当作なし

                                                              • 第127回(平成14年
                                                                2002年上半期)

                                                                乙川優三郎

                                                                生きる

                                                                  藩衰亡を防ぐため、家老から追腹を禁ぜられた又右衛門。跡取りの切腹、身内や家中の非難の中、ただひたすらに生きた12年を問う。苦境に人の心を支えるものとは? 『オール読物』掲載の時代小説3篇を収録。
                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                • 第126回(平成13年
                                                                  2001年下半期)

                                                                  唯川恵

                                                                  肩ごしの恋人

                                                                    自立した女は他人も自分も信じられない。女性を武器にする女は結婚、離婚を繰り返す。そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ…。等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。第126回直木賞受賞。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                  • 第126回(平成13年
                                                                    2001年下半期)

                                                                    山本一力

                                                                    あかね空

                                                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                    希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉を支えるおふみ。やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに悩みながらもやっと表通りに店を構える。彼らを引き継いだ三人の子らの有為転変を、親子二代にわたって描いた第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                  • 第125回(平成13年
                                                                    2001年上半期)

                                                                    藤田宜永

                                                                    愛の領分

                                                                      不倫でもないのに秘密の匂いがする。愛を信じられない男と女。それでも出会ってしまった彼らの運命。すべてをかなぐり捨てた四人がゆきつく果ては…。待望の恋愛長篇。
                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                    • 第124回(平成12年
                                                                      2000年下半期)

                                                                      重松清

                                                                      ビタミンF

                                                                      • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                      炭水化物やタンパク質やカルシウムのような小説があるのなら、ひとの心にビタミンのようにはたらく小説があったっていい。そんな思いを込めて、七つの短いストーリーを紡いでいった。Family、Father、Friend、Fight、Fragile、Fortune…〈F〉で始まるさまざまな言葉を、個々の作品のキーワードとして埋め込んでいったつもりだ。そのうえで、けっきょくはFiction、乱暴に意訳するなら「お話」の、その力をぼく(著者)は信じていた。
                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                    • 第124回(平成12年
                                                                      2000年下半期)

                                                                      山本文緒

                                                                      プラナリア

                                                                        どうして私はこんなにひねくれているんだろう―。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。現代の“無職”をめぐる心模様を描いて共感を呼んだベストセラー短編集。直木賞受賞作品。
                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                      • 第123回(平成12年
                                                                        2000年上半期)

                                                                        金城一紀

                                                                        GO

                                                                          広い世界を見るんだ―。僕は“在日朝鮮人”から“在日韓国人”に国籍を変え、民族学校ではなく都内の男子高に入学した。小さな円から脱け出て、『広い世界』へと飛び込む選択をしたのだ。でも、それはなかなか厳しい選択でもあったのだが。ある日、友人の誕生パーティーで一人の女の子と出会った。彼女はとても可愛かった―。感動の青春恋愛小説、待望の新装完全版登場!第123回直木賞受賞作。
                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                        • 第123回(平成12年
                                                                          2000年上半期)

                                                                          船戸与一

                                                                          虹の谷の五月

                                                                            少年は慟哭の叫びを封印し、あふれる想いを胸に沈める。高らかに謳う、誇りと希望の叙事詩。新世紀の冒険小説の指標、ここに完成。
                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                          • 第122回(平成11年
                                                                            1999年下半期)

                                                                            なかにし礼

                                                                            長崎ぶらぶら節

                                                                              「な、愛八、おうち、おいと一緒に、長崎の古か歌ば探して歩かんね」―愛しい古賀十二郎の誘いに、丸山芸者愛八の胸ははり裂けんばかりに高鳴った。歌と、恋と、無償の愛。こんなに一途に生きた女がいた。
                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                            • 第121回(平成11年
                                                                              1999年上半期)

                                                                              桐野夏生

                                                                              柔らかな頬

                                                                                私は子供を捨ててもいいと思ったことがある。5歳の娘が失踪した。夫も愛人も私を救えない。絶望すら求める地獄をどう生き抜くか。
                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                              • 第121回(平成11年
                                                                                1999年上半期)

                                                                                佐藤賢一

                                                                                王妃の離婚

                                                                                  15世紀末フランス。時の権力者ルイ12世の離婚申し立てに、王妃ジャンヌ・ドゥ・フランスは徹底抗戦の構えを示す。弁護側証人までがルイ側に寝返る汚い裁判。ジャンヌの父、悪名高い暴君ルイ11世に人生の奈落に突き落とされる苦い過去を持つフランソワだったが、裁判のあまりの不正ぶりへの怒りと、王妃の必死の願いに動かされ、遂には長い長い逡巡を振り切り、王妃の弁護人を受け入れる。崖っぷちからの胸のすく大反撃!法廷サスペンスの書下ろし傑作巨編。
                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                • 第120回(平成10年
                                                                                  1998年下半期)

                                                                                  宮部みゆき

                                                                                  理由

                                                                                    荒川の高層マンションで起きた一家四人殺し。しかしそこに住んでいるはずの家族はほかの場所で暮らしていた。殺されたのは誰か、殺人者は誰なのか。事件はなぜ起こったのか。家が、家族が、そして人が徐々に壊れていく。
                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                  • 第119回(平成10年
                                                                                    1998年上半期)

                                                                                    車谷長吉

                                                                                    赤目四十八瀧心中未遂

                                                                                      「私」はアパートの一室でモツを串に刺し続けた。向いの部屋に住む女の背中一面には、迦陵頻伽の刺青があった。ある日、女は私の部屋の戸を開けた。「うちを連れて逃げてッ」―。圧倒的な小説作りの巧みさと見事な文章で、底辺に住む人々の情念を描き切る。直木賞受賞で文壇を騒然とさせた話題作。
                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                    • 第118回(平成9年
                                                                                      1997年下半期)

                                                                                      該当作なし

                                                                                      • 第117回(平成9年
                                                                                        1997年上半期)

                                                                                        浅田次郎

                                                                                        鉄道員(ぽっぽや)

                                                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                        娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた―。心を揺さぶる“やさしい奇蹟”の物語…表題作はじめ、「ラブ・レター」「角筈にて」など8編収録。第117回直木賞受賞作。
                                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                                      • 第117回(平成9年
                                                                                        1997年上半期)

                                                                                        篠田節子

                                                                                        女たちのジハード

                                                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                        女たちよ!これはオンナの応援歌ではないが、勇気がわく物語である。めげず挫けず我が道をゆく聖戦(ジハード)という企み。
                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                      • 第116回(平成8年
                                                                                        1996年下半期)

                                                                                        坂東眞砂子

                                                                                        山妣

                                                                                          明治末期、文明開化の波も遠い越後の山里。小正月と山神への奉納芝居の準備で活気づく村に、芝居指南のため、東京から旅芸人が招かれる。不毛の肉体を持て余す美貌の役者・涼之助と、雪に閉ざされた村の暮らしに倦いている地主の家の嫁・てる。二人の密通が序曲となり、悲劇の幕が開いた―人間の業が生みだす壮絶な運命を未曾有の濃密さで描き、伝奇小説の枠を破った直木賞受賞作。
                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                        • 第115回(平成8年
                                                                                          1996年上半期)

                                                                                          乃南アサ

                                                                                          凍える牙

                                                                                            深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。
                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                          • 第114回(平成7年
                                                                                            1995年下半期)

                                                                                            藤原伊織

                                                                                            テロリストのパラソル

                                                                                              アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作。
                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                            • 第114回(平成7年
                                                                                              1995年下半期)

                                                                                              小池真理子

                                                                                              • 再読度 ☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                              1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした……。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。
                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                            • 第113回(平成7年
                                                                                              1995年上半期)

                                                                                              赤瀬川隼

                                                                                              白球残映

                                                                                                四国の球場で目撃したのは突如、球界を去った名投手。元記者は謎を追って……。野球と女性への限りない憧憬を描く直木賞受賞作
                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                              • 第112回(平成6年
                                                                                                1994年下半期 )

                                                                                                該当作なし

                                                                                                • 第111回(平成6年
                                                                                                  1994年上半期)

                                                                                                  海老沢泰久

                                                                                                  帰郷

                                                                                                    故郷の町の自動車エンジン工場からF1チームのエンジン組み立てメンバーに選ばれた男の日常は輝かしい栄光の日々の連続だった。そして3年間の出向が終わって故郷に戻った男を待っていたのは味気ない、退屈な生活だった―喜びのあとに訪れる悲しさ、“成熟と喪失”を描いた第111回直木賞受賞作。
                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                  • 第111回(平成6年
                                                                                                    1994年上半期)

                                                                                                    中村彰彦

                                                                                                    二つの山河

                                                                                                      かれらも祖国のために戦ったのだから―。大正初め、徳島のドイツ人俘虜収容所では例のない寛容な処遇がなされた。日本人将兵・市民と俘虜との交歓を実現し、真のサムライと讃えられた会津人・松江豊寿。なぜ彼は陸軍の上層部に逆らっても信念を貫いたのか。国境を越える友愛を描いた直木賞受賞作。ほか二篇。
                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                    • 第110回(平成5年
                                                                                                      1993年下半期)

                                                                                                      大沢在昌

                                                                                                      新宿鮫 無間人形

                                                                                                        新宿の若者たちの間で、舐めるだけで効く新型覚せい剤が流行り出した。薬を激しく憎む新宿署刑事・鮫島は、執拗に密売ルートを追う。財閥・香川家の昇・進兄弟の野望、薬の独占を狙う藤野組・角の策略、麻薬取締官の露骨な妨害、そして、恋人・晶は昇の手に…。現代を代表する超人気シリーズ第4弾、直木賞受賞の感動巨編、待望の文庫版で登場。
                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                      • 第110回(平成5年
                                                                                                        1993年下半期)

                                                                                                        佐藤雅美

                                                                                                        恵比寿屋喜兵衛手控え

                                                                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                                        争いは世の常、人の常。江戸の世で、その争いの相談所が恵比寿屋のような公事宿だ。ある日、若者が恵比寿屋を訪れ、兄が知らぬ男に金を返せと訴えられたと相談した。喜兵衛は怪しい臭いを感じとる。事件の真相は如何に? 江戸の街に生きる市井の人々を、愛情込めて描く長編時代小説。第110回直木賞受賞作。
                                                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                                                      • 第109回(平成5年
                                                                                                        1993年上半期)

                                                                                                        北原亞以子

                                                                                                        恋忘れ草

                                                                                                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                                                        新進気鋭の女流絵師・歌川芳花ことおいちは、出世作『竹林七美人図』で彫師をつとめた才次郎と恋におちる。一途に才次郎を求めるおいちだが、才次郎には女房と子供が待つ家があった…。表題作ほか、江戸の町で恋と仕事に生きた“キャリアウーマン”たちの哀歓を描いて直木賞に輝いた珠玉の連作集。
                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                      • 第109回(平成5年
                                                                                                        1993年上半期)

                                                                                                        高村薫

                                                                                                        マークスの山

                                                                                                          昭和51年南アルプスで播かれた犯罪の種は16年後、東京で連続殺人として開花した―精神に〈暗い山〉を抱える殺人者マークスが跳ぶ。元組員、高級官僚、そしてまた…。謎の凶器で惨殺される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は?マークスが握る秘密とは?捜査妨害の圧力に抗しながら、冷血の殺人者を追いつめる警視庁捜査第一課七係合田刑事らの活躍を圧倒的にリアルに描き切る本格的警察小説の誕生。
                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                        • 第108回(平成4年
                                                                                                          1992年下半期)

                                                                                                          出久根達郎

                                                                                                          佃島ふたり書房

                                                                                                          • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                                                                          佃の渡しが消えた東京五輪の年、男は佃島の古書店「ふたり書房」を立ち去った―大逆事件の明治末から高度成長で大変貌をとげる昭和39年まで移ろいゆく東京の下町を背景に庶民の哀歓を描く感動長篇。生年月日がまったく同じ二人の少年が奉公先で知り合い、男の友情を育んでいく。第108回直木賞受賞作品。
                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                        • 第107回(平成4年
                                                                                                          1992年上半期)

                                                                                                          伊集院静

                                                                                                          受け月

                                                                                                            人が他人のために祈る時、どうすれば通じるのだろうか…。鉄拳制裁も辞さない老監督は、引退試合を終えた日の明け方、糸のようなその月に向かって両手を合わせていた。表題作ほか、選考委員の激賞を受けた「切子皿」など、野球に関わる人びとを通じて人生の機微を描いた連作短篇集。感動の直木賞受賞作。
                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                          • 第106回(平成3年
                                                                                                            1991年下半期)

                                                                                                            高橋克彦

                                                                                                            緋い記憶

                                                                                                              古い住宅地図に閉じ込められた思い出の町、あの少女の家は空き地とだけ記されていた…。凍りついた時のゆるやかな復讐が始まる―。表題作ほか7篇。
                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                            • 第106回(平成3年
                                                                                                              1991年下半期)

                                                                                                              高橋義夫

                                                                                                              狼奉行

                                                                                                                羽州上山藩の若き武士・祝靱負はお家騒動の余波で山代官の下役に配される。家格に合わぬ役目に力を尽す寡黙な若者に襲いかかる自然の脅威。狼の来襲、かせぎ病(狂犬病)の流行…。風雪は人を磨き、いつしか青年は大きく成長を遂げていた―直木賞受賞作品ほか充実の中篇「厦門心中」「小姓町の噂」を収める。
                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                              • 第105回(平成3年
                                                                                                                1991年上半期)

                                                                                                                芦原すなお

                                                                                                                青春デンデケデケデケ

                                                                                                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                                                                1965年の春休み、ラジオから流れるベンチャーズのギターがぼくを変えた。“やーっぱりロックでなけらいかん”―。四国の田舎町の高校生たちがくりひろげる抱腹絶倒、元気印の、ロックと友情と恋の物語。青春バンド小説決定版。直木賞、文芸賞受賞作。
                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                              • 第105回(平成3年
                                                                                                                1991年上半期)

                                                                                                                宮城谷昌光

                                                                                                                夏姫春秋

                                                                                                                  中原の小国鄭は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と…。壮大なスケールの中国歴史ロマン、直木賞受賞作。
                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                • 第104回(平成2年
                                                                                                                  1990年下半期)

                                                                                                                  古川薫

                                                                                                                  漂泊者のアリア

                                                                                                                    下関の琵琶芸者とスコットランド人貿易商の混血児としての愛と真実。“歌に生き恋に生き”た世界的なオペラ歌手藤原義江の波瀾の生涯。
                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                  • 第103回(平成2年
                                                                                                                    1990年上半期)

                                                                                                                    泡坂妻夫

                                                                                                                    蔭桔梗

                                                                                                                      紋章上絵師の章次のもとに、かつて心を寄せあっていた女性から、二十年前と同じ蔭桔梗の紋入れの依頼があった。その時は事情があって下職に回してしまったのだが、それは彼女が密かな願いをかけて託した紋入れだった…。微妙な愛のすれ違いを描き直木賞受賞作となった表題作「蔭桔梗」。下町の職人世界と大人の男女の機微をしっとりと描いた11編の作品を収録した珠玉の短編集。
                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                    • 第102回(平成元年
                                                                                                                      1989年下半期)

                                                                                                                      原尞

                                                                                                                      私が殺した少女

                                                                                                                        まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る…緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで独自のハードボイルド世界を確立し、日本の読書界を瞠目させた直木賞・ファルコン賞受賞作。
                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                      • 第102回(平成元年
                                                                                                                        1989年下半期)

                                                                                                                        星川清司

                                                                                                                        小伝抄

                                                                                                                          おとこ狂いの美しい浄瑠璃語りにおもいを寄せる醜い船頭。男の心情の滑稽ないたましさを、多彩な語りでえがく直木賞受賞の話題作
                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                        • 第101回(平成元年
                                                                                                                          1989年上半期)

                                                                                                                          ねじめ正一

                                                                                                                          高円寺純情商店街

                                                                                                                            高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だった―。感受性豊かな一人の少年の瞳に映った父や母、商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描き「かつてあったかもしれない東京」の佇まいを浮かび上がらせたハートウォーミングな物語。直木賞受賞作。
                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                          • 第101回(平成元年
                                                                                                                            1989年上半期)

                                                                                                                            笹倉明

                                                                                                                            遠い国からの殺人者

                                                                                                                              「男の人が倒れている」110番通報の女の声には妙ななまりがあった―。逃走した外国人ストリッパーの身に一体何が起こったのか。彼女はなぜ真の素性を偽らなければならなかったのか。法廷での関係者の供述から次第に明らかにされていく、経済大国ニッポンの底辺に生きる女性たちの姿。感道の直木賞受賞作品。
                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                            • 第100回(昭和63年
                                                                                                                              1988年下半期)

                                                                                                                              杉本章子

                                                                                                                              東京新大橋雨中図

                                                                                                                                雨の大川端を蛇の目をさして去って行く嫂佐江の後ろ姿を描いた光線画「東京新大橋雨中図」で好評を博した最後の木版浮世絵師小林清親は、もと御蔵屋敷の御勘定掛であった。彼の波瀾に充ちた半生と江戸から明治に移り変わる時代の流れ、風俗、そして庶民の生きざまをあざやかに描いた第100回直木賞受賞作。
                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                              • 第100回(昭和63年
                                                                                                                                1988年下半期)

                                                                                                                                藤堂志津子

                                                                                                                                熟れてゆく夏

                                                                                                                                  夏。北海道。瀟洒なリゾート・ホテル。共通の“女主人”を、それぞれの思いで待ち受ける、美しく不安な若い男女。ときに反発しあい、ときには狎れあいながら、たゆたゆと待つ日々が過ぎてゆく。女主人の望みはいったい何なのか?愛と性のかかわりの背後にうごめくエゴイズムや孤独感、焦躁感、そして混沌とした愛欲の世界をあざやかに描いた表題作は、第100回直木賞受賞作。藤堂作品の原型がここにある。他に「鳥、とんだ」「三月の兎」の二篇を収録する。
                                                                                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                                                                                • 第99回(昭和63年
                                                                                                                                  1988年上半期)

                                                                                                                                  景山民夫

                                                                                                                                  遠い海から来たCOO

                                                                                                                                    小畑洋介、12歳。海洋生物学者の父、徹郎とフィジー諸島のパゴパゴ島に移り住んで3年になる。洋助はある朝、通学の途中、珊瑚礁の潮だまりにひとつの生命を発見した。“奇跡”との出会いだった。それは6000万年以上も昔に死に絶えたはずのプレシオザウルスの生まれたばかりの姿だったのである。しなやかな肢体と愛らしい黒い瞳を持ったその奇跡の生命は、洋助を見つめ、「COO」と歓喜の産声をあげた。こうして少年と幼い恐竜クーとのきらめく至福の日々がはじまった。だが平和は長くは続かなかった。第99回直木賞にかがやく、感動の冒険ファンタジー、待望の文庫化。
                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                  • 第99回(昭和63年
                                                                                                                                    1988年上半期)

                                                                                                                                    西木正明

                                                                                                                                    凍れる瞳

                                                                                                                                      捕虜虐待の罪でBC級裁判で処刑された男と甲子園をめざして投げ合った不世出の元巨人軍投手スタルヒンの宿命の人生のかかわりあいを描いた表題作、廃鉱となった九州の端島とダム建設で東北の過疎となった山里を舞台に一人の女の転変の人生を描いた「端島の女」の直木賞受賞作を含む情感ただよう会心の作品集。
                                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                    • 第98回(昭和62年
                                                                                                                                      1987年下半期)

                                                                                                                                      阿部牧郎

                                                                                                                                      それぞれの終楽章

                                                                                                                                        自殺した同級生の葬儀に故郷秋田を訪れた作家がふりかえる自らの生の軌跡。友と聴いたクラシック、仲間と励んだ雪の中の野球…。万引事件や生家の破産を越えて胸に迫るのは懐しい思い出の数々。人生の終楽章を迎えて、自分を支えてくれた友人、父の愛、妻の献身に気づく。胸を打つ感動的な直木賞受賞作。
                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                      • 第97回(昭和62年
                                                                                                                                        1987年上半期)

                                                                                                                                        山田詠美

                                                                                                                                        ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

                                                                                                                                          ある時、街ですれ違った男の上着の中の匂いを嗅いで、私は昔の男を思い出して道の真ん中で泣きたくなる。ある時、バーで流れる黒人音楽は特定の男を思い出させて私を泣かせる。嗅覚があって良かった。5感が正常で良かったと、神様に感謝するのはこんな時。そして、恋物語を泣かずに書ける自分の理性にも感謝する。
                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                        • 第97回(昭和62年
                                                                                                                                          1987年上半期)

                                                                                                                                          白石一郎

                                                                                                                                          海狼伝

                                                                                                                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                                                                          海と船へのあこがれを抱いて対馬で育った少年笛太郎は航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕まり、その手下となって、やがて”海のウルフ“に成長して行く。日本の海賊の生態を生き生きと活写し、海に生きる男たちの夢とロマンを描いた海洋冒険時代小説の最高傑作。第97回直木賞受賞作。解説・尾崎秀樹
                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                        • 第96回(昭和61年
                                                                                                                                          1986年下半期)

                                                                                                                                          常盤新平

                                                                                                                                          遠いアメリカ

                                                                                                                                            世の中が、ずっと貧しかった頃。クリーネックス・ティシューもまだ日本に入ってきていなかった、そんな時代にひたすらアメリカに焦がれ続けた青年重吉と、演劇に熱中した娘椙枝。愛と希望だけが頼りの、そのふたりのひたむきな生、揺れ動く心の襞を、鮮やかに浮かびあがらせた、直木賞受賞の名品集。
                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                          • 第96回(昭和61年
                                                                                                                                            1986年下半期)

                                                                                                                                            逢坂剛

                                                                                                                                            カディスの赤い星

                                                                                                                                              フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。男の名はサントス、二十年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回冒険小説協会大賞受賞作。
                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                            • 第95回(昭和61年
                                                                                                                                              1986年上半期)

                                                                                                                                              皆川博子

                                                                                                                                              恋紅

                                                                                                                                                遊女屋の愛娘ゆうは大勢の花魁や男衆の中で、華やかな郭の裏も表も見て育った。ある日、芝居見物に出かけたゆうは升席にいる男を見て衝撃を受ける。5年前、雑踏で途方にくれていたゆうを救い、優しさで包み込んでくれた旅役者だった。一緒になれるなら滅びでもいい―そう心に刻んだ幼い日の記憶を頼りに、無名の役者に縋りついていく女の情念の世界を描く直木賞受賞作。
                                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                              • 第94回(昭和60年
                                                                                                                                                1985年下半期)

                                                                                                                                                林真理子

                                                                                                                                                最終便に間に合えば/京都まで

                                                                                                                                                  OLから造花クリエーターに転進した美登里は、旅行先の札幌で7年前に別れた男と再会する。空港へ向うタクシーの中、男は昔のように美登里を誘惑してくるが…。大人の情事を冷めた目で捉えた表題作に、古都を舞台に齢下の男との甘美な恋愛を描いた「京都まで」の直木賞受賞2作品他を収録する充実の短篇集。
                                                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                • 第94回(昭和60年
                                                                                                                                                  1985年下半期)

                                                                                                                                                  森田誠吾

                                                                                                                                                  魚河岸ものがたり

                                                                                                                                                    だれもがかしと呼ぶ隅田河口のまちに、ひとつの秘密を抱いた青年が住みついた。そこに住む人にとって、「どこの誰」より「どんな誰か」が大切なまち。そんなまちの心優しい人々とともに彼は暮らし、〈秘密〉から解放される日の来るのを待っていた。心ならずも魚河岸の町に身をひそめた青年と、まちの人々との人間模様を感情こまやかに描き出した長編小説。直木賞受賞作。
                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                  • 第93回(昭和60年
                                                                                                                                                    1985年上半期)

                                                                                                                                                    山口洋子

                                                                                                                                                    演歌の虫/老梅

                                                                                                                                                      演歌に情熱を燃やすレコード会社のディレクターの夢と挫折を、女性作詞家の眼で描く表題作、旦那が来るのをひたすら待ち続ける老芸妓の心情を淡々と描く「老梅」の直木賞受賞作のほか、良質のジゴロ小説「貢ぐ女」、プロ野球選手とポルノ女優のしがらみをヴィヴィッドに描く「弥次郎兵衛」を収録した会心作。
                                                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                    • 第92回(昭和59年
                                                                                                                                                      1984年下半期)

                                                                                                                                                      該当作なし

                                                                                                                                                      • 第91回(昭和59年
                                                                                                                                                        1984年上半期)

                                                                                                                                                        連城三紀彦

                                                                                                                                                        恋文

                                                                                                                                                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                                                                                        マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を残し、夜明けに下駄音を響かせアイツは部屋を出ていった。結婚10年目にして夫に家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。しかしそれを機会に、彼女には初めて心を許せる女友達が出来たが…。表題作をはじめ、都会に暮す男女の人生の機微を様々な風景のなかに描く『紅き唇』『十三年目の子守歌』『ピエロ』『私の叔父さん』の5編。直木賞受賞。
                                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                      • 第91回(昭和59年
                                                                                                                                                        1984年上半期)

                                                                                                                                                        難波利三

                                                                                                                                                        てんのじ村

                                                                                                                                                          大阪は通天閣の下、しがない芸人の集り住む一郭があった。時代の波にとり残され、二度と陽の目を見ることのあろうとも思われなかった82歳と55歳の漫才コンビに、一度だけ華やかなテレビのスポットが当てられる。身を寄せあって生きていく善意の人々の哀歓をしみじみと描いた第91回直木賞受賞作。
                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                        • 第90回(昭和58年
                                                                                                                                                          1983年下半期)

                                                                                                                                                          高橋治

                                                                                                                                                          秘伝

                                                                                                                                                            巨魚に挑む男たちを描いた直木賞受賞の大ロマン。長崎県西彼杵半島の西海岸を舞台に、二人の釣り名人と怪魚イシナギの死闘劇の幕は切って落とされた。まるで潜水艦のような黒い影が潜む海中に、特殊な工夫を施した必殺の仕掛けが送り込まれていった…。他に中編「赤い海」を収録。
                                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                          • 第90回(昭和58年
                                                                                                                                                            1983年下半期)

                                                                                                                                                            神吉拓郎

                                                                                                                                                            私生活

                                                                                                                                                              「都会生活の哀愁を、巧みに切りとってみせた」と高く評価された第90回直木賞受賞の短篇集である。この世の中、どこの誰にも一枚めくれば、あやしげな私生活があるものだ。人それぞれにおなじ悩みも濃くまた淡く…いささか暗い人生の哀歓と心理の機微を、洗練の筆でさりげなくしかし奥深く捉えた名人芸17作。
                                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                            • 第89回(昭和58年
                                                                                                                                                              1983年上半期)

                                                                                                                                                              胡桃沢耕史

                                                                                                                                                              黒パン俘虜記

                                                                                                                                                                軍律の崩壊した集団に君臨する大ボス、小ボス。襲いくる飢餓、寒冷、暴力に耐えてひたすら帰国を待ち侘びる日々の支えは、小説と映画と流行歌への熱い思いだった
                                                                                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                              • 第88回(昭和57年
                                                                                                                                                                1982年下半期)

                                                                                                                                                                該当作なし

                                                                                                                                                                • 第87回(昭和57年
                                                                                                                                                                  1982年上半期)

                                                                                                                                                                  村松友視

                                                                                                                                                                  時代屋の女房

                                                                                                                                                                  • 第87回(昭和57年
                                                                                                                                                                    1982年上半期)

                                                                                                                                                                    深田祐介

                                                                                                                                                                    炎熱商人

                                                                                                                                                                      炎熱のフィリピンを舞台に理想に燃える日本人商社マン達が直面する様々な現実。その苦悩と喜び、親愛感と怨念、劇的な愛と死を壮大なスケールで描く直木賞受賞作
                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                    • 第86回(昭和56年
                                                                                                                                                                      1981年下半期)

                                                                                                                                                                      つかこうへい

                                                                                                                                                                      蒲田行進曲

                                                                                                                                                                        はじめて主役を演じることになった銀四郎。かつてのスター女優小夏。大部屋のヤス。奇妙な三角関係は、よじれによじれて…。衝撃的な話題をよんだ作品。第八十六回直木賞受賞。
                                                                                                                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                      • 第86回(昭和56年
                                                                                                                                                                        1981年下半期)

                                                                                                                                                                        光岡明

                                                                                                                                                                        機雷

                                                                                                                                                                        • 第85回(昭和56年
                                                                                                                                                                          1981年上半期)

                                                                                                                                                                          青島幸男

                                                                                                                                                                          人間万事塞翁が丙午

                                                                                                                                                                            呉服問屋が軒をつらねる東京・日本橋堀留町の仕出し弁当屋“弁菊”。人情味豊かであけっぴろげ、良くも悪くもにぎやかな下町に、21歳で嫁いできたハナは、さまざまな事件に出遭いながらも、持前のヴァイタリティで乗り切ってゆく。―戦中から戦後へ、激動の時代をたくましく生きた庶民たちの哀歓を、自らの生家をモデルにいきいきと描き出した、笑いと感動の下町物語。直木賞受賞。
                                                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                          • 第84回(昭和55年
                                                                                                                                                                            1980年下半期)

                                                                                                                                                                            中村正軌

                                                                                                                                                                            元首の謀叛

                                                                                                                                                                              世界大戦を起さずにヨーロッパの地図を塗りかえる─この狡智極まるソ連の野望に西側諸国は?東西ドイツ国境線での大爆発から始まる直木賞受賞の国際謀略小説
                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                            • 第83回(昭和55年
                                                                                                                                                                              1980年上半期)

                                                                                                                                                                              志茂田景樹

                                                                                                                                                                              黄色い牙

                                                                                                                                                                                近代化の波に洗われるマタギ社会のゆるやかな崩壊を、そのリーダーである主人公の波乱の人生を通して冷徹に描く。直木賞受賞作。96年刊の改訂版。
                                                                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                              • 第83回(昭和55年
                                                                                                                                                                                1980年上半期)

                                                                                                                                                                                向田邦子

                                                                                                                                                                                花の名前

                                                                                                                                                                                  浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など―日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた13編。直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」を収録。
                                                                                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                • 第82回(昭和54年
                                                                                                                                                                                  1979年下半期)

                                                                                                                                                                                  該当作なし

                                                                                                                                                                                  • 第81回(昭和54年
                                                                                                                                                                                    1979年上半期)

                                                                                                                                                                                    阿刀田高

                                                                                                                                                                                    ナポレオン狂

                                                                                                                                                                                      自らナポレオンの生まれ変りと信じ切っている男、はたまたナポレオンの遺品を完璧にそろえたいコレクター。その両者を引き合わせた結果とは?ダール、スレッサーに匹敵する短篇小説の名手が、卓抜の切れ味を発揮した直木賞受賞の傑作集。第32回日本推理作家協会賞受賞の「来訪者」も収録する。
                                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                    • 第81回(昭和54年
                                                                                                                                                                                      1979年上半期)

                                                                                                                                                                                      田中小実昌

                                                                                                                                                                                      浪曲師朝日丸の話/ミミのこと (香具師の旅)

                                                                                                                                                                                        東大に入りながら駐留軍やストリップ小屋やテキヤなどをして放浪の生活をした作者が、戦中戦後の時代を背景にして、懸命に生きる人達を私小説風な独特な筆致で描く。直木賞受賞作の「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」など6編を収録した短篇集。

                                                                                                                                                                                      • 第80回(昭和53年
                                                                                                                                                                                        1978年下半期)

                                                                                                                                                                                        有明夏夫

                                                                                                                                                                                        大浪花諸人往来

                                                                                                                                                                                        • 第80回(昭和53年
                                                                                                                                                                                          1978年下半期)

                                                                                                                                                                                          宮尾登美子

                                                                                                                                                                                          一絃の琴

                                                                                                                                                                                            土佐藩の上士の娘・苗は、祖母・袖の嗜みであった一絃琴を5歳の時に初めて聴き、その深い音色に魅せられた。運命の師有伯と死別した後、結婚生活で一度は封印したものの、夫の理解を得て市橋塾を始め、隆盛を極めた。その弟子となった蘭子は苗との確執の果て、一絃琴の伝統を昭和に伝える…。直木賞受賞作。
                                                                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                          • 第79回(昭和53年
                                                                                                                                                                                            1978年上半期)

                                                                                                                                                                                            津本陽

                                                                                                                                                                                            深重の海

                                                                                                                                                                                              明治11年12月24日夕刻、熊野灘の沖に現われた1頭の巨大な鯨に、300人もの男たちが銛を手に、小舟を操って立ち向かっていった。これが“背美流れ”と云われた大遭難の発端であり、慶長以来400年もつづいた古式捕鯨の組織“鯨方”壊滅の始まりでもあった。文明開化という時代のさ中で滅びていった人びとの絶叫と、燦爛たる愛とをドラマチックに描いた感動の長編。第79回直木賞受賞作。
                                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                            • 第79回(昭和53年
                                                                                                                                                                                              1978年上半期)

                                                                                                                                                                                              色川武大

                                                                                                                                                                                              離婚

                                                                                                                                                                                                納得ずくで離婚したのに、ぼくはいつの間にかもと女房のところに住みついているのです─奇妙な男と女の世界を、独特のほろ苦いユーモアで活写した直木賞受賞作
                                                                                                                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                              • 第78回(昭和52年
                                                                                                                                                                                                1977年下半期)

                                                                                                                                                                                                該当作なし

                                                                                                                                                                                                • 第77回(昭和52年
                                                                                                                                                                                                  1977年上半期)

                                                                                                                                                                                                  該当作なし

                                                                                                                                                                                                  • 第76回(昭和51年
                                                                                                                                                                                                    1976年下半期)

                                                                                                                                                                                                    三好京三

                                                                                                                                                                                                    子育てごっこ

                                                                                                                                                                                                      放浪の老画家のつれ歩いている子供を預った過疎村の小学校教師が"異物"の乱入で私生活を破綻に近いまでにかき乱されるいきさつを描く直木賞受賞作と「親もどき<小説・きだみのる>」収録
                                                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                    • 第75回(昭和51年
                                                                                                                                                                                                      1976年上半期)

                                                                                                                                                                                                      該当作なし

                                                                                                                                                                                                      • 第74回(昭和50年
                                                                                                                                                                                                        1975年下半期)

                                                                                                                                                                                                        佐木隆三

                                                                                                                                                                                                        復讐するは我にあり

                                                                                                                                                                                                          列島を縦断しながら殺人や詐欺を重ね、高度成長に沸く日本を震撼させた稀代の知能犯・榎津巌。捜査陣を翻弄した78日間の逃避行は10歳の少女が正体を見破り終結、逮捕された榎津は死刑に―。綿密な取材と斬新な切り口で直木賞を受賞したノンフィクション・ノベルの金字塔を三十数年ぶりに全面改訂した決定版。
                                                                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                        • 第73回(昭和50年
                                                                                                                                                                                                          1975年上半期)

                                                                                                                                                                                                          該当作なし

                                                                                                                                                                                                          • 第72回(昭和49年
                                                                                                                                                                                                            1974年下半期)

                                                                                                                                                                                                            井出孫六

                                                                                                                                                                                                            アトラス伝説

                                                                                                                                                                                                            • 第72回(昭和49年
                                                                                                                                                                                                              1974年下半期)

                                                                                                                                                                                                              半村良

                                                                                                                                                                                                              雨やどり

                                                                                                                                                                                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                                                                                                                                              男を騙しながらも、なお、一途な女ごころのいじらしさ、哀しさ…。新宿裏通りにあるバー“ルヰ”。カウンターの前を通り過ぎるさまざまな人生を描く直木賞受賞作の表題作他7編。
                                                                                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                            • 第71回(昭和49年
                                                                                                                                                                                                              1974年上半期)

                                                                                                                                                                                                              藤本義一

                                                                                                                                                                                                              鬼の詩

                                                                                                                                                                                                              • 第70回(昭和48年
                                                                                                                                                                                                                1973年下半期)

                                                                                                                                                                                                                該当作なし

                                                                                                                                                                                                                • 第69回(昭和48年
                                                                                                                                                                                                                  1973年上半期)

                                                                                                                                                                                                                  藤沢周平

                                                                                                                                                                                                                  暗殺の年輪

                                                                                                                                                                                                                    海坂藩士・葛西馨之介は周囲が向ける愍笑の眼をある時期から感じていた。18年前の父の横死と関係があるらしい。久しぶりに同門の貝沼金吾に誘われ屋敷へ行くと、待っていた藩重役から、中老暗殺を引き受けろと言われる―武士の非情な掟の世界を、端正な文体と緻密な構成で描いた直木賞受賞作と他4篇。
                                                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                  • 第69回(昭和48年
                                                                                                                                                                                                                    1973年上半期)

                                                                                                                                                                                                                    長部日出雄

                                                                                                                                                                                                                    津軽世去れ節/津軽じょんから節

                                                                                                                                                                                                                      嘉瀬の桃、こと黒川桃太郎。この津軽三味線の大成者は、なぜ酒と賭博に溺れて窮死したのか?直木賞受賞の表題作はか五篇を収録
                                                                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                    • 第68回(昭和47年
                                                                                                                                                                                                                      1972年下半期)

                                                                                                                                                                                                                      該当作なし

                                                                                                                                                                                                                      • 第67回(昭和47年
                                                                                                                                                                                                                        1972年上半期)

                                                                                                                                                                                                                        井上ひさし

                                                                                                                                                                                                                        手鎖心中

                                                                                                                                                                                                                          材木問屋の若旦那、栄次郎は、絵草紙の作者になりたいと死ぬほど願うあまり、自ら勘当や手鎖の刑を受け、果ては作りごとの心中を企むが…。ばかばかしいことに命を賭け、茶番によって真実に迫ろうとする、戯作者の業を描いて、ユーモラスな中に凄みの漂う直木賞受賞作。表題作のほか「江戸の夕立ち」を収録。
                                                                                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                        • 第67回(昭和47年
                                                                                                                                                                                                                          1972年上半期)

                                                                                                                                                                                                                          綱淵謙錠

                                                                                                                                                                                                                            首斬り浅右衛門の異名で罪人を斬り続けた山田家二百五十年の崩壊の末路を、豊富な資料を駆使して歴史小説の新しい可能性を拓いたと絶賛された第67回直木賞受賞作
                                                                                                                                                                                                                            (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                          • 第66回(昭和46年
                                                                                                                                                                                                                            1971年下半期)

                                                                                                                                                                                                                            該当作なし

                                                                                                                                                                                                                            • 第65回(昭和46年
                                                                                                                                                                                                                              1971年上半期)

                                                                                                                                                                                                                              該当作なし

                                                                                                                                                                                                                              • 第64回(昭和45年
                                                                                                                                                                                                                                1970年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                豊田穣

                                                                                                                                                                                                                                長良川

                                                                                                                                                                                                                                  一年余の闘病ののち妻は死んだ。残された二人の子を長良川に近い故郷にあずけ、男は一人東京生活を送る。そうした彼の胸によみがえる戦争と捕虜生活の屈辱の記録…。直木賞受賞作。解・小木曾新
                                                                                                                                                                                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                • 第63回(昭和45年
                                                                                                                                                                                                                                  1970年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                  渡辺淳一

                                                                                                                                                                                                                                  光と影

                                                                                                                                                                                                                                    西南戦争で共に腕を負傷した同期の大尉二人。病院で一人は腕を切断され、もう一人は、軍医の気まぐれから切らずに治療することになる。これがその後の二人の進路を大きく隔てることになった。運命の残酷を描く直木賞受賞作「光と影」のほか、初期の医学ものの傑作「宣告」「猿の抵抗」「薔薇連想」を収録。
                                                                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                  • 第63回(昭和45年
                                                                                                                                                                                                                                    1970年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                    結城昌治

                                                                                                                                                                                                                                    軍旗はためく下に

                                                                                                                                                                                                                                      陸軍刑法の裁きのもと、故国を遠く離れた戦場で、弁護人もないままに一方的に軍律違反者として処刑されていった兵士があった。理不尽な裁きによって、再び妻とも恋人とも会うことなく死んだ兵士の心情を、憤りをもって再現し、知られざる戦場の非情を戦後世代に訴える、直木賞受賞の著者代表作。
                                                                                                                                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                    • 第62回(昭和44年
                                                                                                                                                                                                                                      1969年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                      該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                      • 第61回(昭和44年
                                                                                                                                                                                                                                        1969年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                        佐藤愛子

                                                                                                                                                                                                                                        戦いすんで日が暮れて

                                                                                                                                                                                                                                          強い男、りりしい男はいないのか!弱気な夫と、巨額の負債をしょいこんだ家庭の中で、休む間もない奮闘を続ける、男まさりの“強い妻”を独自の真情と塩からいペーソスで描く――直木賞受賞作。ほかに「ひとりぽっちの女史」、「佐倉夫人の憂愁」、「結婚夜曲」、「ああ男!」などの傑作短編7編を収録。
                                                                                                                                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                        • 第60回(昭和43年
                                                                                                                                                                                                                                          1968年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                          早乙女貢

                                                                                                                                                                                                                                          僑人の檻

                                                                                                                                                                                                                                          • 第60回(昭和43年
                                                                                                                                                                                                                                            1968年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                            陳舜臣

                                                                                                                                                                                                                                            青玉獅子香炉

                                                                                                                                                                                                                                              動乱の世には眼もくれず、佳人の面影をひたすら託した自作の玉器を、ひとすじに追い求める工芸師の三十余年にわたる執念を描いた直木賞受賞作はじめ秀作五篇収録。
                                                                                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                            • 第59回(昭和43年
                                                                                                                                                                                                                                              1968年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                              該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                              • 第58回(昭和42年
                                                                                                                                                                                                                                                1967年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                三好徹

                                                                                                                                                                                                                                                聖少女

                                                                                                                                                                                                                                                  聖少女でもあり、聖少年でもある無道徳な明るさと空しさを持つ少年少女を生き生きと描いて、直木賞を受賞した「聖少女」と、「背後の影」「汚れた天使」「鋳匠」の四短篇
                                                                                                                                                                                                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                • 第58回(昭和42年
                                                                                                                                                                                                                                                  1967年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                  野坂昭如

                                                                                                                                                                                                                                                  アメリカひじき/火垂るの墓

                                                                                                                                                                                                                                                    昭和二十年、戦争のなか親も家も失い、二人きりになってしまった兄妹。十四歳の清太と、四歳の節子が、つたなくもけんめいに生きようとする姿をえがいた名作。一九六八年、直木賞受賞作。―表題作のほか、読みついでいきたい戦争の童話五編を収録。中学生向け。
                                                                                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                  • 第57回(昭和42年
                                                                                                                                                                                                                                                    1967年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                    生島治郎

                                                                                                                                                                                                                                                    追いつめる

                                                                                                                                                                                                                                                      極秘裏に広域暴力団を潰滅すべく動いていた志田司郎は、同僚を誤射。職を辞し妻子とも別れた志田は、孤高の狼と化して巨大組織に牙を剥いた! ハードボイルドの金字塔。直木賞受賞作品。
                                                                                                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                    • 第56回(昭和41年
                                                                                                                                                                                                                                                      1966年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                      五木寛之

                                                                                                                                                                                                                                                      蒼ざめた馬を見よ

                                                                                                                                                                                                                                                        ソ連の老作家が書いた痛烈な体制批判の小説。その入手を命じられた元新聞記者・鷹野は、本人に会い原稿を運び出すことに成功する。出版された作品は、全世界でベストセラーとなり、ソ連は窮地に立った。ところが、その裏には驚くべき陰謀が…。直木賞受賞の表題作など全5篇を収めた、初期の代表的傑作集。
                                                                                                                                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                      • 第55回(昭和41年
                                                                                                                                                                                                                                                        1966年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                        立原正秋

                                                                                                                                                                                                                                                        白い罌粟

                                                                                                                                                                                                                                                          日本と朝鮮の血を引く家系に生まれた兄弟が、戦争という得体の知れないものに翻弄されながらも、自分たちの存在を確かめようと、”血”とは何かを追求した「剣ケ崎」。金貸業者を踏み倒す事を仕事にしている奇妙な男にひかれて、その不可解な魅力と付き合っているうちに、自らも破滅してゆく中年の教師を描いた「白い罌粟」。没落寸前の旧家・壬生家。その終焉を闇夜に輝く篝火に象徴させ、従弟との愛を”死”で締め括った人妻を描いた「薪能」。義弟との束の間の愛に燃えた若妻を描く「流鏑馬」、麻薬窟に出入りし、女と薬に溺れる男を描く「薔薇屋敷」。直木賞受賞作、芥川賞候補作など立原正秋の代表短編5編を納めている。
                                                                                                                                                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                        • 第54回(昭和40年
                                                                                                                                                                                                                                                          1965年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                          千葉治平

                                                                                                                                                                                                                                                          虜愁記

                                                                                                                                                                                                                                                          • 第54回(昭和40年
                                                                                                                                                                                                                                                            1965年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                            新橋遊吉

                                                                                                                                                                                                                                                            八百長

                                                                                                                                                                                                                                                              少年・戸上永伍は、淀の競馬場で一頭のサラブレッドに出合い、衝撃を受ける。家族の反対を押し切り騎手を志願。免許試験に合格する。そしてあのサラブレッド、ハヤテオーで初勝利、人気騎手になっていく。やがて紀宮恭子と知り合う。それは、彼の一人八百長への道のスタートであった。(表題作「八百長」から。)
                                                                                                                                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                            • 第53回(昭和40年
                                                                                                                                                                                                                                                              1965年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                              藤井重夫

                                                                                                                                                                                                                                                                1950年敗戦直後の大阪。四国の田舎町から、広島から、名古屋から、丹波から天王寺駅界隈にすみついた戦災孤児たちはたくましく生きる。そのひとり、虹を見るといつも泣き出すカズヒコと交番の巡査との暖かい心の交流を、独特の大阪の匂いにのせて描いた第53回直木賞受賞作。表題作ほか「風土」「善界」「牧歌」「世染-私版・夫婦善哉」を含む珠玉短編集。
                                                                                                                                                                                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                              • 第52回(昭和39年
                                                                                                                                                                                                                                                                1964年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                安西篤子

                                                                                                                                                                                                                                                                張少子の話

                                                                                                                                                                                                                                                                • 第52回(昭和39年
                                                                                                                                                                                                                                                                  1964年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                  永井路子

                                                                                                                                                                                                                                                                  炎環

                                                                                                                                                                                                                                                                    それまでにない形で、鎌倉に成立した武士たちの政権。そのまわりに燃えさかる情熱と野望の葛藤を見事に描き出した連作小説。来季NHK大河ドラマ「草燃える」原作。
                                                                                                                                                                                                                                                                    (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第51回(昭和39年
                                                                                                                                                                                                                                                                    1964年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                    該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第50回(昭和38年
                                                                                                                                                                                                                                                                      1963年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                      和田芳恵

                                                                                                                                                                                                                                                                      塵の中

                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第50回(昭和38年
                                                                                                                                                                                                                                                                        1963年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                        安藤鶴夫

                                                                                                                                                                                                                                                                        巷談本牧亭

                                                                                                                                                                                                                                                                          昭和三十七年、日々移り変わる大都会・東京。その片隅で、人の世の喜怒哀楽を芸に注ぎ込み、ひたむきに生きた講談師、落語家たちの姿を、上野本牧亭に集う人々の人情を交えて見事に活写。世の有り様を芸の世界に凝縮し、第50回直木賞受賞。芸能評論家あんつるの名を小説家として世に知らしめた傑作小説。
                                                                                                                                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第49回(昭和38年
                                                                                                                                                                                                                                                                          1963年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                          佐藤得二

                                                                                                                                                                                                                                                                          女のいくさ

                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第48回(昭和37年
                                                                                                                                                                                                                                                                            1962年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                            杉本苑子

                                                                                                                                                                                                                                                                            孤愁の岸

                                                                                                                                                                                                                                                                              財政難に喘ぐ薩摩藩に突如濃尾三川治水の幕命が下る。露骨な外様潰しの策謀と知りつつ、平田靭負ら薩摩藩士は遥か濃尾の地に赴いた。利に走る商人、自村のエゴに狂奔する百姓、腐敗しきった公儀役人らを相手に、お手伝い方の勝算なき戦いが始まった……。史上名高い宝暦大治水をグルーバルに描く傑作長編。
                                                                                                                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第48回(昭和37年
                                                                                                                                                                                                                                                                              1962年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                              山口瞳

                                                                                                                                                                                                                                                                              江分利満氏の優雅な生活

                                                                                                                                                                                                                                                                                描かれているのは、昭和の年号とともに生きてきたサラリーマンのごく普通の日常に過ぎない。しかし、エッセイとも日記とも思えるスタイルと軽妙洒脱な文章を通して、それが大変な出来事の積み重ねであることが分かってくる。卓抜な人物描写と世態風俗の鋭い観察によって、昭和一桁世代の哀歓と悲喜劇を鮮やかに描き、高度経済成長期前後の一時代をくっきりと刻む。
                                                                                                                                                                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第47回(昭和37年
                                                                                                                                                                                                                                                                                1962年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                杉森久英

                                                                                                                                                                                                                                                                                天才と狂人の間

                                                                                                                                                                                                                                                                                  少年時代から自分を天才と信じた島田清次郎が、弱冠20歳で世に問うた長編小説『地上』は記録破りの売行きを示し、彼は天才作家ともてはやされ、いちやく文壇の流行児となった。しかし、身を処する道を誤まり、またたく間に人気を失い、没落した。本書は、島田清次郎の狂気にも似た足跡を克明にたどり、没落のよってきたるところを究めようとした、直木賞受賞の傑作伝記小説。
                                                                                                                                                                                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第46回(昭和36年
                                                                                                                                                                                                                                                                                  1961年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                  伊藤桂一

                                                                                                                                                                                                                                                                                  螢の河

                                                                                                                                                                                                                                                                                    兵士の日常を丹念に描き、温かく深い感動を伝える戦記文学の傑作短篇/第46回直木賞受賞作品。
                                                                                                                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第45回(昭和36年
                                                                                                                                                                                                                                                                                    1961年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                    水上勉

                                                                                                                                                                                                                                                                                    雁の寺

                                                                                                                                                                                                                                                                                      “軍艦頭”と罵倒され、乞食女の捨て子として惨めな日々を送ってきた少年僧・慈念の、殺人にいたる鬱積した孤独な怨念の凝集を見詰める、直木賞受賞作『雁の寺』。竹の精のように美しい妻・玉枝と、彼女の上に亡き母の面影を見出し、母親としての愛情を求める竹細工師・喜助との、余りにもはかない愛の姿を、越前の竹林を背景に描く『越前竹人形』。水上文学の代表的名作2編。
                                                                                                                                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第44回(昭和35年
                                                                                                                                                                                                                                                                                      1960年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                      黒岩重吾

                                                                                                                                                                                                                                                                                      背徳のメス

                                                                                                                                                                                                                                                                                        夜の非人間的な女誑しと昼間の正義の医師、植秀人。大阪の阿倍野を舞台に、デカダンス、ニヒリズム、無気力、情欲、犯罪が百鬼夜行する異常空間を描いた、ハードボイルド的長編推理の傑作。第44回直木賞受賞作品。
                                                                                                                                                                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第44回(昭和35年
                                                                                                                                                                                                                                                                                        1960年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                        寺内大吉

                                                                                                                                                                                                                                                                                        はぐれ念仏

                                                                                                                                                                                                                                                                                          北条三来和尚は肌身離さず数珠をもち、朝夕に念仏を欠かさない。それが突然、袈裟を脱ぎ捨てて宗会議員に立候補した。かつて生き仏とまで讃えられた大老僧が、湯水のごとくゼニをまきちらし、仏戒を破り、票をかき集めるべく大奮闘する。宗門をあげての大騒動の果て、最後に和尚が口にしたのは…。聖俗のはざまに揺曳する人間模様を活写した第44回直木賞受賞作。
                                                                                                                                                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第43回(昭和35年
                                                                                                                                                                                                                                                                                          1960年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                          池波正太郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                          錯乱

                                                                                                                                                                                                                                                                                            信州松代十万石の藩士堀平五郎は、武骨だが諸事円満な性情で、将棋の駒づくりを唯一の趣味にする、妻女久仁との間には息子がひとりという平凡な人好きのする人物であった。藩祖真田信之にも好かれていたが、一大事が出来した。現藩主の信政が卒倒し、城下は騒然となった。卒倒三日後、信政は没した。死の床にあって信政を悩ましたのは、暴君型の甥、分家の信利の存在であった。はたして愛児への家督は無事に許されるのか…。堀平五郎の目は異様な鋭い光を放っていた。(「錯乱」)―第四十三回直木賞受賞作「錯乱」の他、百姓娘に欲情した信州上田藩士を描く「碁盤の首」、松代藩内抗争事件を描く「刺客」、夜ごと男女交合秘図描きに没頭する火付盗賊改めを描く「秘図」、そして薩摩藩の暴れ者中村半次郎を描く「賊将」の四編を収めた傑作短編集。
                                                                                                                                                                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第42回(昭和34年
                                                                                                                                                                                                                                                                                            1959年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                            司馬遼太郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                            梟の城

                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                                                                                                                                                                                                                                            織田信長によって一族を惨殺された怨念と、忍者としての生きがいをかけて豊臣秀吉暗殺をねらう伊賀者、葛籠重蔵。その相弟子で、忍者の道を捨てて仕官をし、伊賀を売り、重蔵を捕えることに出世の方途を求める風間五平。戦国末期の権力争いを背景に、二人の伊賀者の対照的な生きざまを通して、かげろうのごとき忍者の実像を活写し、歴史小説に新しい時代を画した直木賞受賞作品。
                                                                                                                                                                                                                                                                                            (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第42回(昭和34年
                                                                                                                                                                                                                                                                                            1959年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                            戸板康二

                                                                                                                                                                                                                                                                                            團十郎切腹事件

                                                                                                                                                                                                                                                                                              江戸川乱歩に見いだされた「車引殺人事件」にはじまる、老歌舞伎俳優・中村雅楽の推理譚。美しい立女形の行方を突きとめる「立女形失踪事件」、八代目市川團十郎自刃の謎を読み解く、第42回直木賞受賞作「團十郎切腹事件」など全18編。旧「宝石」掲載時の各編解説をはじめ豊富な資料も併録。ミステリ史に燦然と輝く名推理の数々を完全収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第41回(昭和34年
                                                                                                                                                                                                                                                                                              1959年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                              平岩弓枝

                                                                                                                                                                                                                                                                                              鏨師

                                                                                                                                                                                                                                                                                                無銘の古刀に名匠の偽銘を切って高価な刀剣にみせかける鏨師。その並々ならぬ技術を見破る刀剣鑑定家。火花を散らす名人同士の対決に恩愛のきずながからむ厳しい世界をしっとりと描いた第41回直木賞受賞作「鏨師」のほか、「神楽師」「狂言師」「狂言宗家」など、著者が得意とする芸の世界に材を得た初期短編集。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第41回(昭和34年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                1959年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                渡辺喜恵子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                馬淵川

                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第40回(昭和33年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1958年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                  多岐川恭

                                                                                                                                                                                                                                                                                                  落ちる

                                                                                                                                                                                                                                                                                                    過度な自己破壊衝動を持つ男は最愛の妻を得ることで生きる意味を見出したかに思えたが、主治医の男と妻の関係に疑念を抱く(「落ちる」)。うだつの上がらない万年平行員の宿直当番中に銃を持った強盗が現れた。その意外な顛末とは?(「ある脅迫」)。サスペンスからユーモア、本格推理、叙情豊かな青春までバラエティに富む昭和ミステリの傑作短篇集。単行本未収録作「砂丘にて」収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第40回(昭和33年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1958年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                    城山三郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                    総会屋錦城

                                                                                                                                                                                                                                                                                                      直木賞受賞の表題作は、株主総会の席上やその裏面で、命がけで暗躍する、財界の影武者ともいえる総会屋の老ボスを描く評判作。ほかに交通事故の時だけタクシー会社の重役の身代りで見舞いや弔問にゆく五十男の悲しみを描いた『事故専務』をはじめ、資本主義社会のからくり、陰謀などを、入念な考証に基づき、迫力あるスピード感と構成力で描く本格的な社会小説7編を収める。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第39回(昭和33年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                      1958年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                      榛葉英治

                                                                                                                                                                                                                                                                                                      赤い雪

                                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第39回(昭和33年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                        1958年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                        山崎豊子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                        花のれん

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          船場に嫁いだ多加は頼りない夫を立ててよく働くが、夫は寄席道楽に耽って店を潰す。いっそ道楽を本業にという多加の勧めで場末の寄席を買った夫は、借財を残したまま妾宅で死亡する。多加のなりふりかまわぬ金儲けが始まった。金貸しの老婆に取入り、師匠たちの背中まで拭い、ライバルの寄席のお茶子頭を引抜く──。大阪商人のど根性に徹した女興業師の生涯を描く直木賞受賞作。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第38回(昭和32年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          1957年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第37回(昭和32年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1957年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                            江崎誠致

                                                                                                                                                                                                                                                                                                            ルソンの谷間

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              兵士が書きつづった、けだかく、うつくしく、心あらわれる日本語の魅力。フィリピンの戦場で無数の戦友の死体を目撃した著者は、ふたたび生命をもつことのない死体が、今なお「私の中に生きている事実を、書きしるしておきたかった」と述懐し「打ち棄てられた死体にも、死者の生涯はある」と死者への万感の思いを一本の筆に託する感動のロングセラー。直木賞受賞作。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第36回(昭和31年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                              1956年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              穂積驚

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              勝烏

                                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第36回(昭和31年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                1956年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                今東光

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                お吟さま

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  千利休の娘・お吟の胸には、堺の豪商・万代屋(もずや)宗安に嫁いだ後も、初恋のキリシタン大名・高山右近の俤(おもかげ)がひそかに生きつづけていた。やがて離婚したお吟の美貌は、最高権力者・秀吉の関心をひき、その軋轢(あつれき)が、お吟と利休を苛酷な運命の袋小路に引きずりこむ……。戦国の世を生きた薄幸の美女を描き直木賞を受けた名作に、平家滅亡に生涯を賭した僧の生きざまを綴る『弱法師(よろほうし)』を加えた本格歴史小説集。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第35回(昭和31年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1956年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  南條範夫

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  燈台鬼

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    遣唐副使として唐に渡ったまま行方不明となった父・石根を求め、道麻呂はかの地へ赴いた。20数年の歳月を経て、ようやく出会った父は、あまりにもおぞましい姿に変わり果て…。直木賞受賞の表題作のほか、オール新人杯第1回受賞作「子守りの殿」、異色作「水妖記」など初期の作品6編を収録。直木賞受賞までの歴史小説をすべて網羅した、巨匠の原点。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第35回(昭和31年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1956年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    今官一

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    壁の花

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第34回(昭和30年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      1955年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      邱永漢

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      香港

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        金だけだ。金だけがあてになる唯一のものだ――。戦後まもない香港で、故郷を捨てた台湾人たちがたくましく生き抜く姿を描き、一九五六年、外国人初の直木賞受賞作となった「香港」。日本統治と国民党の圧政のもと、ある台湾人青年が味わった挫折と虚無を主題とする「濁水渓」。著者の青春時代が結晶した代表作に、作家デビュー当時を回顧した随筆「私の見た日本の文壇」を増補した新版。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第34回(昭和30年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        1955年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        新田次郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        強力伝

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          五十貫もの巨石を背負って白馬岳山頂に挑む山男を描いた処女作「強力伝」。富士山頂観測所の建設に生涯を捧げた一技師の物語「凍傷」。太平洋上の離島で孤独に耐えながら気象観測に励む人びとを描く「孤島」。明治35年1月、青森歩兵第五連隊の210名の兵が遭難した悲劇的雪中行軍を描く「八甲田山」。ほかに「おとし穴」「山犬物語」。“山"を知り“雪"を“風"を知っている著者の傑作短編集。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第33回(昭和30年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          1955年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第32回(昭和29年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1954年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            戸川幸夫

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            高安犬物語

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              熊を追って幾日でも雪山を歩く耐久力と一度喰いついたら獲物が倒れるまで放さない闘魂を持つ高安犬。その最後の一頭、チンの壮絶な生を、愛を込めて描く直木賞受賞作『高安犬物語』はじめ、失われし日本の美しい自然を切り取った『爪王』『悲しき絶叫』『羆が出たア』など9編を収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第32回(昭和29年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              1954年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              梅崎春生

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              ボロ家の春秋

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                桜島」「日の果て」などの戦争小説の秀作をのこした梅崎春生のもう1つの作品系列、市井の日常を扱った作品群の中から、「蜆」「庭の眺め」「黄色い日日」「Sの背中」「ボロ家の春秋」「記憶」「凡人凡語」の計7篇を収録。諷刺、戯画、ユーモアをまじえた筆致で日常の根本をゆさぶる独特の作品世界。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第31回(昭和29年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                1954年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                有馬頼義

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                終身未決囚

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第30回(昭和28年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1953年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第29回(昭和28年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1953年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第28回(昭和27年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      1952年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      立野信之

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      叛乱

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        昭和十一年二月二十六日朝まだき、降りしきる雪の中、首相はじめ政府要人が次々に襲撃・殺害された。憂国の陸軍青年将校らが「尊皇討奸」を掲げ、ついに行動したのだ。しかし、正義の決起は徐々に逆賊・叛乱の名を被せられ、主要メンバーは極刑に処される。皮肉な運命を克明に追い、維新に身を投ぜんとする若者たちの情熱や不安、困惑を鮮やかに浮き彫りにした、二・二六事件のドキュメント・ノベル。第二十八回(昭和二十七年)直木賞受賞作。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第27回(昭和27年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        1952年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        藤原審爾

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        罪な女

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          夫と子供の不在の一夜、強盗に踏みこまれた、一人の平凡な主婦と強盗との接点を、誰にでも日常的に起こり得る恐怖と描く心理サスペンス「赤い殺意」。貧しく不幸に生まれ、ただ一筋に男に尽くすしかない可愛い女を浮き彫りにする直木賞受賞「罪な女」。精細な心理描写の丹念な積み重ねと、定評のある女の情感描写の双方が響き合って、人間の哀しさと人間愛へと収斂されていく長短編の代表作を収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第26回(昭和26年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          1951年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          柴田錬三郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          イエスの裔

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第26回(昭和26年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1951年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            久生十蘭

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            鈴木主水

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第25回(昭和26年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              1951年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              源氏鶏太

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              英語屋さん

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                入社10年の風間京太は、気難しい社長の出張に随行を命じられた。お眼鏡に適えば、大出世。機嫌を損ねたら、お先真っ暗。社長は現地にいる元愛人との逢瀬を企んでいるが、夫人からは二人の密会を阻止せよ、と厳命されており…。風間の選択は!?(「随行さん」)ほか、サラリーマンの哀歓を描く全10編。不条理な職場や理不尽な上司に喘ぐ、若い読者こそ必読。働き方のヒントは、昭和の名作にあった!
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第24回(昭和25年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                1950年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                檀一雄

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                真説石川五右衛門

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  世は戦国も末。怪童の名は五郎市五右衛門。顔の造作、手足のすべてが世間並の倍、眸は世にも稀な双瞳・車輪眼。ひとり、天狗のように野を駆けて獣を追い、河童のように水を潜って魚を獲る。経文を諳んじ、老荘に親しむ。だが身裡に滾る激情の正体はいったい何か!?鎮める術を知らず。「富も権勢も、神の名を借りた“愛”も、人の世の虚飾を剥ぎ盗ってみせる!」大盗五右衛門の生涯を活写する時代長篇。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第23回(昭和25年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1950年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  小山いと子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  執行猶予

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第23回(昭和25年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1950年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    今日出海

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    天皇の帽子

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第22回(昭和24年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      1949年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      山田克郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      海の廃園

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第21回(昭和24年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        1949年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        富田常雄

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        面/刺青/その他

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          巨匠・海音寺潮五郎「天正女合戦」や、単行本未収録の富田常雄「刺青」「面」など、小説の最高栄誉に輝きながら世に出ていない直木賞9作品を収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第20回(昭和19年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          1944年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第19回(昭和19年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1944年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            岡田誠三

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            ニューギニア山岳戦

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              巨匠・海音寺潮五郎「天正女合戦」や、単行本未収録の富田常雄「刺青」「面」など、小説の最高栄誉に輝きながら世に出ていない直木賞9作品を収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第18回(昭和18年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              1943年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              森荘已池

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              山畠/池蛾と笹舟

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                巨匠・海音寺潮五郎「天正女合戦」や、単行本未収録の富田常雄「刺青」「面」など、小説の最高栄誉に輝きながら世に出ていない直木賞9作品を収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第17回(昭和18年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                1943年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第16回(昭和17年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1942年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  田岡典夫

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  強情いちご/その他

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    大衆文壇の巨星・長谷川伸が主宰した小説研究会“新鷹会”は、村上元三、山岡荘八、山手樹一郎、池波正太郎等数多くの流行作家を輩出した。現在も時代もの、現代ものを問わず、多くの著名作家を世に送り出している。一門の発行誌『大衆文芸』は、新人に発表の機会を与えることも目的のひとつである。本編は、その『大衆文芸』を中心に収録した珠玉の傑作選である。(強情いちごを収録)
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第16回(昭和17年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1942年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第15回(昭和17年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      1942年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第14回(昭和16年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        1941年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第13回(昭和16年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          1941年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          木村荘十

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          雲南守備兵

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第12回(昭和15年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1940年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            村上元三

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            上総風土記/その他

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第11回(昭和15年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              1940年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              堤千代

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              小指/その他「雛妓」

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第11回(昭和15年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                1940年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                河内仙介

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                軍事郵便

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  戦争中における、戦場から家族のもとへ日本人兵士が送った手紙。第11回直木賞受賞作品。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第10回(昭和14年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1939年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第9回(昭和14年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1939年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    • 第8回(昭和13年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      1938年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      大池唯雄

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      秋田口の兄弟/兜首/吉原堤の仇討

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      • 第7回(昭和13年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        1938年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        橘外男

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        ナリン殿下への回想

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        • 第6回(昭和12年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          1937年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          井伏鱒二

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ジョン万次郎漂流記/その他

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            少年漁師・万次郎の数奇な運命を描いて直木賞を受賞した「ジョン万次郎漂流記」、岩穴にとじこめられた山椒魚の悲哀を描く「山椒魚」のほか、「屋根の上のサワン」「鯉」「休憩時間」の名作5編を収録。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          • 第5回(昭和12年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1937年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            該当作なし

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            • 第4回(昭和11年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              1936年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              木々高太郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              人生の阿呆/その他

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                比良カシウにはいっていたと思われるストリキニーネのために死者が出、比良家は家宅捜査を受けた。その時、物置小屋から無産党の弁護士の射殺体が発見される。そして、殺害時と目される日に、社長の息子良吉は、モスクワへ向けて旅立っていた……。直木賞を受賞し、著者の作家的地位を確立した作品を、初版の体裁を復元して愛好家に贈る。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              • 第3回(昭和11年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                1936年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                海音寺潮五郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                天正女合戦/武道伝来記/その他

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                • 第2回(昭和10年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  1935年下半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  鷲尾雨工

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  吉野朝太平記

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  • 第1回(昭和10年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    1935年上半期)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    川口松太郎

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    鶴八鶴次郎/風流深川唄/その他