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ヒューゴー賞(長編小説部門)を受賞した作品の一覧です。

ヒューゴー賞(The Hugo Awards)受賞作

ヒューゴー賞(The Hugo Awards)は1953年に創設された最も権威のあるSF賞で、前年度に英語で発表された作品や活動が対象になります。
長編小説部門ほか10部門以上の賞がありますが、以下は長編部門(BEST NOVEL)の受賞作品です。

2024年

(Emily Tesh)

(Some Desperate Glory)

    2023年

    T・キングフィッシャー(T. Kingfisher)

    (Nettle & Bone)

      2022年

      アーカディ・マーティーン(Arkady Martine)

      平和という名の廃墟(A Desolation Called Peace)

        銀河を支配する帝国テイクスカラアンに、採鉱ステーションのルスエルから派遣されてきた新任大使マヒート。帝国で勃発した皇位継承権をめぐる陰謀劇に巻き込まれながらも難局を乗り切った彼女は休暇を取りルスエルへ帰還していた。その前に現れたのは帝国で彼女と行動を共にしていた案内役のスリー・シーグラスで!? 前作『帝国という名の記憶』に続いてヒューゴー賞を受賞、あわせてローカス賞を受賞した傑作宇宙SF
        (「内容紹介」より)

        2021年

        マーサ・ウェルズ(Martha Wells)

        ネットワーク・エフェクト(Network Effect)

          かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。プリザベーション連合に落ち着いた弊機は警備役として惑星調査任務に赴くが、絶体絶命の危機に。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺に戻れるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!
          (「内容紹介」より)

          2020年

          アーカディ・マーティーン(Arkady Martine)

          帝国という名の記憶(A Memory Called Empire)

            遠未来、独立した主権をもつ採鉱ステーションのルスエルは、銀河を支配する大帝国テイクスカラアンから突如新しい大使を派遣するよう要請される。マヒートはルスエルの技術の粋たる神経プラント"イマゴマシン"に前任大使イスカンダーの記憶と人格を移植し、新任大使として帝国の中心惑星シティに降り立つ。だがマヒートを待ち受けていたのは恐るべき巨大な陰謀だった……俊英のデビュー長篇にしてヒューゴー賞受賞作!
            (「内容紹介」より)

            2019年

            メアリ・ロビネット・コワル(Mary Robinette Kowal)

            宇宙【そら】へ(The Calculating Stars)

              1952年、巨大隕石が突如、ワシントンD.C.近海に落下した。衝撃波と津波によりアメリカ東海岸は壊滅する。第二次大戦に従軍した元パイロットで数学の博士号を持つエルマは、夫ナサニエルとともにこの厄災を生き延びた。だが、エルマの計算により、隕石落下に起因して、環境の激変が起こると判明する。人類が生き残るためには宇宙開発に乗りださなければならないが……。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞の傑作!
              (「内容紹介」より)

              2018年

              N・K・ジェミシン(N.K.Jemisin)

              輝石の空(The Stone Sky)

                古代絶滅文明が遺した巨大な力を用い、数百年ごとに文明を滅ぼしてきた〈第五の季節〉を永久に終わらせ世界を救おうとする母。同じ力を用いて、憎しみに満ちた世界を破壊しようとする娘。地球の裏側にある古代文明の遺跡都市をめぐり、それぞれの最後の旅がはじまる。前人未踏、3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞の三部作完結編! ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞作。
                (「内容紹介」より)

                2017年

                N・K・ジェミシン(N.K.Jemisin)

                オベリスクの門(The Obelisk Gate)

                  ついに〈季節〉が訪れ、破滅的な天変地異が超大陸を襲う。降りしきる灰のなか、父親に連れ去られた娘ナッスンは南極地方めざして旅をする。一方、ナッスンの母エッスンは地下水晶都市カストリマにたどり着き、意外な人物と再会する。〈父なる地球〉、失われた〈月〉、石喰いたち、そして人間――彼らが舞台に出そろったいま、物語は大きく動きはじめる。前人未踏の三年連続ヒューゴー賞受賞の三部作、『第五の季節』に続く第2弾!
                  (「内容紹介」より)

                  2016年

                  N・K・ジェミシン(N.K.Jemisin)

                  第五の季節(The Fifth Season)

                    数百年ごとに〈第五の季節〉と呼ばれる破滅的な天変地異が勃発し、文明を滅ぼす歴史が繰り返されてきた超大陸。この世界には、地球と通じる能力を持つがゆえに差別される“ロガ"と呼ばれる人々がいた。そしてまた、“石喰い"と呼ばれる、人間の姿をした謎の存在も。そんな中、新たな〈季節〉がまさに到来しようとしていた……。前人未踏、三年連続で三部作すべてがヒューゴー賞受賞のまったく新しい破滅SF、開幕編。
                    (「内容紹介」より)

                    2015年

                    劉慈欣(Cixin Liu)

                    三体(The Three-Body Problem)

                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                    物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
                    (「内容紹介」より)

                    2014年

                    アン・レッキー(Ann Leckie)

                    叛逆航路(Ancillary Justice)

                      二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
                      (「内容紹介」より)

                      2013年

                      ジョン・スコルジー(John Scalzi)

                      レッドスーツ(Redshirts)

                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                      銀河連邦の新任少尉ダールは、憧れの宇宙艦隊の旗艦に配属された。しかし、彼と新人仲間は奇妙なことに気づく。やたらと高い任務でのクルーの死亡率、絶対に死なない艦長上級士官、困ったときに出てくる謎の箱……。自分たちの命を操る何者かが存在するのではないか? 謎を解こうとするダールたちの前にあらわれた真実とは。
                      (「内容紹介」より)

                      2012年

                      ジョー・ウォルトン(Jo Walton)

                      図書室の魔法(Among Others)

                      • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                      喪失と孤独を抱えた聡明すぎる少女を救ったのは、本との出会い。秘密の日記に綴られた青春を静かな筆致で描く、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学賞受賞作。
                      (「内容紹介」より)

                      2011年

                      コニー・ウィリス(Connie Willis)

                      ブラックアウト(Blackout)

                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                      時間遡行技術が確立されて以来、オックスフォード大学史学部では学生たちが研究対象の時代に赴いて現地調査を行なってきた。そして2060年、第二次大戦中のイギリスへ史学生三人が送りだされる。だが、ロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)下にある市民生活を体験するポリーをはじめ、三人は現地で思わぬ事態に巻き込まれ……続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞の三冠に輝く傑作。
                      (「内容紹介」より)

                      2010年

                      チャイナ・ミエヴィル(China Mieville)

                      都市と都市(The City and the City)

                      • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                      ふたつの都市国家〈ベジェル〉と〈ウル・コーマ〉は、欧州において地理的にほぼ同じ位置を占めるモザイク状に組み合わさった特殊な領土を有していた。ベジェル警察のティアドール・ボルル警部補は、二国間で起こった不可解な殺人事件を追ううちに、封印された歴史に足を踏み入れていく……。ディック-カフカ的異世界を構築し、SF/ファンタジイ主要各賞を独占した驚愕の小説
                      (「内容紹介」より)

                      2010年

                      パオロ・バチガルピ(Paolo Bacigalupi)

                      ねじまき少女(The Windup Girl)

                      • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                      石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
                      (「内容紹介」より)

                      2009年

                      ニール・ゲイマン(Neil Gaiman)

                      墓場の少年ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活(The Graveyard Book)

                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                      ある夜一家全員が何者かに殺害される。開いた扉から抜けだし墓場に迷い込んだ赤ん坊を見つけた幽霊達は、力を合わせて育てることにするが…。前代未聞の幽霊達の子育てと一家殺害の謎が絡みあうカーネギー賞受賞作!
                      (「内容紹介」より)

                      2008年

                      マイケル・シェイボン(Michael Chabon)

                      ユダヤ警官同盟(The Yiddish Policemen's Union)

                      • 再読度 ☆:読後感 ☆

                      安ホテルでヤク中が殺された。傍らにチェス盤。後頭部に一発。プロか。時は2007年、アラスカ・シトカ特別区。流浪のユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還を控え、警察もやる気がない。だが、酒浸りの日々を送る殺人課刑事ランツマンはチェス盤の謎に興味を引かれ、捜査を開始する――。ピューリッツァー賞受賞作家による刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド、開幕!
                      (「内容紹介」より)

                      2007年

                      ヴァーナー・ヴィンジ(Vernor Vinge)

                      レインボーズ・エンド(Rainbows End)

                        ウェアラブル・コンピュータとネットワークが築く近未来社会をテロが襲う。07年、日本で初めて開催されたワールドコンでヒューゴー賞を獲得した、記念すべき作品が登場。
                        (「内容紹介」より)

                        2006年

                        ロバート・チャールズ・ウィルスン(Robert Charles Wilson)

                        時間封鎖(Spin)

                        • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                        ある夜、空から星々と月が消え、翌朝に現れた太陽も贋物だという現象が起きた。地球の周りを正体不明の一種の膜のようなものが覆っているらしい。しかもこの膜の影響で地球と宇宙の時間の流れに大きな変化が起こり、地球の時間が1億分の1の速度に変わってしまった。地球で1年が経つ時、宇宙では何億もの時が経過し、太陽は衰退していく。突然時間の流れが遅くなってしまった地球に生きる人々の姿を描いたハードSF。

                        2005年

                        スザンナ・クラーク(Susanna Clarke)

                        ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル(Jonathan Strange and Mr Norrell)

                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                        2004年

                        ロイス・マクマスター・ビジョルド(Lois McMaster Bujold)

                        影の棲む城(Paladin of Souls)

                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                        チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。では、自分は?このまま故郷の城で、とらわれ人のように一生を過ごすのか…。耐えられなくなったイスタは、わずかな供だけを連れ、巡礼の旅に出た。『チャリオンの影』に続く“五神教シリーズ”。ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞受賞。異世界ファンタジーの金字塔
                        (「BOOK」データベースより)

                        2003年

                        ロバート・J・ソウヤー(Robert J. Sawyer)

                        ホミニッド-原人(Hominids)

                          2002年

                          ニール・ゲイマン(Neil Gaiman)

                          アメリカン・ゴッズ(American Gods)

                          • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                          暴行罪で服役中のシャドウは、妻ローラの死で予定より早く出所することに。葬儀に向かう途中、老紳士ウェンズデイに出会い、風変わりな仕事を依頼される。妻の死が不倫中の事故と知り自暴自棄になるシャドウのもとに、死んだはずのローラが現れる。一方、詐欺師のウェンズデイは、アメリカを旅し「仲間」を集めていた。約束の地ハウス・オン・ザ・ロックに辿り着いた二人が対面したのは、社会の隅で生きる古の神々だった! 2018年ニュー・アカデミー賞候補作(ノーベル文学賞の見送りを受け創設された新文学賞)。
                          (「内容紹介」より)

                          2001年

                          J・K・ローリング(J.K. Rowling)

                          ハリー・ポッターと炎のゴブレット(Harry Potter and the Goblet of Fire)

                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                          クィディッチのワールドカップで、空に不吉な印が上がった。ヴォルデモートの復活か?巧妙に仕組まれた罠が、ハリーを三大魔法学校対抗試合の選手に選ぶ。死を招く難題を、次々と乗り越えるハリー。しかし、親友のロンに異変が起こる。寂しいハリーの心を掴んだ女性は?
                          (「内容紹介」より)

                          2000年

                          ヴァーナー・ヴィンジ(Vernor Vinge)

                          最果ての銀河船団(A Deepness in the Sky)

                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                          二百五十年のうち三十五年間だけ光を放つ奇妙な恒星。この星系には知性を有する蜘蛛型生命のすむ惑星があり、そこからもたらされる莫大な利益を求めて二つの人類商船団が進出した。だが軌道上で睨みあいを続けるうち戦闘の火蓋が切られ、双方とも航行不能に。彼らは地上の種族が冬眠から目覚め、高度な文明を築くのを待つしかなくなるが。
                          (「内容紹介」より)

                          1999年

                          コニー・ウィリス(Connie Willis)

                          犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(To Say Nothing of the Dog: Or How We Found the Bishop's Bird Stump At Last)

                            人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの "主教の鳥株" を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!? SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。
                            (「内容紹介」より)

                            1998年

                            ジョー・ホールドマン(Joe Haldeman)

                            終わりなき平和(Forever Peace)

                              神経接続による遠隔歩兵戦闘体での戦いが実現した近未来。連合国は中米の地域紛争に対し、十人の兵士が繋がりあって操作するこの兵器を投入し絶大な戦果をあげていた。一方このとき人類は、木星上空に想像を絶する規模の粒子加速機を建造し、宇宙の始まりを再現する実験に乗り出していた。
                              (「内容紹介」より)

                              1997年

                              キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                              ブルー・マーズ(Blue Mars)

                                火星全土に吹き荒れる独立の嵐により、地球の治安部隊は撤退し、軌道エレヴェーターの上端に追いやられる。一滴の血も流すことなく、革命は成功するかに思われた。だが、交渉中、過激な一分派が宇宙エレヴェーターへの攻撃を開始した……。『レッド・マーズ』『グリーン・マーズ』に続き、壮大な火星入植計画をリアルに描きつくしてSF史に金字塔を打ち立てた火星三部作の完結編、ついに邦訳! ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作。
                                (「内容紹介」より)

                                1996年

                                ニール・スティーヴンスン(Neal Stephenson)

                                ダイヤモンド・エイジ(The Diamond Age: Or, a Young Lady's Illustrated Primer)

                                  近未来、ナノテクの発達により、文明社会は大きく変貌していた。世界は国家ごとではなく、人種・宗教・主義・趣味などを共有する者の集まりからなる、多種多様な“国家都市”に細分化されている。上海の貴族フィンクル=マグロウ卿は、孫娘の教育用にナノテクの枠をきわめた初等読本の作製を依頼するが…ダイヤモンドをはじめ、すべてをナノテクで作りだせるようになった近未来を描く、ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。
                                  (「内容紹介」より)

                                  1995年

                                  ロイス・マクマスター・ビジョルド(Lois McMaster Bujold)

                                  ミラー・ダンス(Mirror Dance)

                                    マイルズの留守に乗じて傭兵艦隊に潜入した、彼そっくりの偽者――クローンのマーク。特命任務と偽って快速艇とコマンド部隊を手に入れ、ジャクソン統一惑星へ侵攻するが、マイルズならぬ身、攻略にしくじり進退きわまってしまう。急遽あとを追ったマイルズだったが、マークたちの救出作戦敢行のさなか、敵弾の直撃を受け……マイルズが死んだ!?
                                    (「内容紹介」より)

                                    1994年

                                    キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                                    グリーン・マーズ(Green Mars)

                                      革命の破局から、火星植民地は驚異的な回復を遂げつつあった。動乱後、地下のドーム住居に身をひそめた一派は、地球支配に対抗しようと雌伏するが。A・C・クラークが絶賛した最高にリアルな火星SF『レッド・マーズ』続編。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。
                                      (「内容紹介」より)

                                      1993年

                                      ヴァーナー・ヴィンジ(Vernor Vinge)

                                      遠き神々の炎(A Fire Upon the Deep)

                                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                      様々なエイリアン種族が構成する、遠未来の情報ネットワーク銀河。その片隅の星で人類は50億年前のアーカイヴを発見、喜びにわきたつが……そこから目覚めたのは、人知を超えた強大な邪悪意識だった。解き放たれたそれは恐怖と混乱を呼び起こしつつ、恐るべき規模で銀河中枢を蝕んでゆく。一方この悪魔の星から、最後の希望となる手掛りを積んで脱出した船があった。どうにか緑の星に不時着し命拾いしたかと思いきや、彼らは原住の奇妙な犬形集合知性体が繰りひろげる抗争に巻きこまれてしまう。生き延びたのは子供二人だけ。これを察知した銀河世界は、彼らを救出せんと一隻の人類エイリアン共同船を送るが? 刻々と迫る最後の時。絶賛を博したヒューゴー賞受賞巨篇!
                                      (「内容紹介」より)

                                      1993年

                                      コニー・ウィリス(Connie Willis)

                                      ドゥームズデイ・ブック(Doomsday Book)

                                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                      歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代をじかに観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の史学生キヴリンは実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった……はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF
                                      (「内容紹介」より)

                                      1992年

                                      ロイス・マクマスター・ビジョルド(Lois McMaster Bujold)

                                      バラヤー内乱(Barrayar)

                                        幼年皇帝の摂政として惑星統治を委ねられた退役提督アラール。だが彼の前途には暗雲がたれこめ、反旗はついに、一夜にして翻された。クーデターで首都は制圧され、その妻コーデリアは五歳の皇帝をあずかり偏境の山中へ逃れるが……。マイルズの誕生前夜、辺境の星を襲った未曾有の動乱を描き、ヒューゴー賞・ローカス賞を制したシリーズ中の白眉。
                                        (「内容紹介」より)

                                        1991年

                                        ロイス・マクマスター・ビジョルド(Lois McMaster Bujold)

                                        ヴォル・ゲーム(The Vor Game: The Continuing Adventures of Miles Vorkosigan)

                                          苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。配属希望は、言わずもがな宇宙艦隊だ。だが初の任官先は、なんと人里離れた孤島の気象観測基地!問題児の彼にこの退屈きわまりない任務がこなせれば宇宙艦隊に配属してやる、というのだが、当然ここでもマイルズは騒動の中心人物となってしまい…ユーモアと冒険の傑作スペースオペラ。ヒューゴー賞受賞作。
                                          (「BOOK」データベースより)

                                          1990年

                                          ダン・シモンズ(Dan Simmons)

                                          ハイペリオン(Hyperion)

                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          時は二八世紀、人類社会の辺境に位置する惑星ハイペリオン――今まさに、この星にある謎の遺跡〈時間の墓標〉に封じられた、時を超越する怪物シュライクが解きはなたれようとしていた。その謎を解明すべく送りだされた七人の巡礼者が、旅の途上で語る数奇な人生の物語とは……
                                          (「内容紹介」より)

                                          1989年

                                          C・J・チェリイ(C.J. Cherryh)

                                          サイティーン(Cyteen)

                                          • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                          〈辺境〉星域における反地球勢力〈同盟〉の中心地、惑星サイティーン。ここでは植民政策にともなう人員増強のため、徹底した遺伝子操作とテープ学習によって人間が“製造”されていた。この技術を管理する遺伝子工学研究所は、ひとりの老獪な女性科学者アリアンが全権を掌握している。才能と権力をほしいままにする彼女が極秘のうちにすすめる、きわめて危険な試みとは。ヒューゴー賞に輝く傑作SF巨篇、堂々の開幕。
                                          (「BOOK」データベースより)

                                          1988年

                                          ディヴィッド・ブリン(David Brin)

                                          知性化戦争(The Uplift War)

                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          銀河の全ての知的種族は主属となる種族によって知性化され、類属として長い奉公期間を経た後に独立して主属として認められるのが一般的な中で、主属を持たず独力で知性化し超光速航法を開発した人類は鬼子扱いされ、銀河諸族には参加したものの友好諸族も数少ない極めて弱小な種族であった。そんな中で人類とその類属ネオ・チンパンジーの住む植民惑星ガースが、銀河の覇権を争う列強諸族の一つ鳥類型エイリアンのグーブルーの宇宙艦隊により占拠されてしまった。果たして人類はこの危機をどう乗り越えていくのか。知性化シリーズ第3弾。

                                          1987年

                                          オースン・スコット・カード(Orson Scott Card)

                                          死者の代弁者(Speaker for the Dead)

                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          エンダーによる異星種族バガー皆殺しから3000年後、銀河各地へと植民地を広げていた人類は、ついに第二の知的異星種族と遭遇した。新たに入植したルシタニア星に棲むピギー族が、高い知性を持つことが発見されたのだ。バガーのときと同じ過ちを繰り返さないため、人類は慎重にピギー族と接する。そのころエンダーは、姉ヴァレンタインとともにトロンヘイム星を訪れていたが…ヒューゴー/ネビュラ両賞受賞に輝く続篇登場!
                                          (「BOOK」データベースより)

                                          1986年

                                          オースン・スコット・カード(Orson Scott Card)

                                          エンダーのゲーム(Ender's Game)

                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。捕らえられた人間を容赦なく殺戮し、地球人の呼びかけにまるで答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃にそなえ、優秀な司令官を育成すべくバトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力戦闘室での模擬戦闘まで、あらゆる訓練で最優秀の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描く、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作
                                          (「BOOK」データベースより)

                                          1985年

                                          ウィリアム・ギブスン(William Gibson)

                                          ニューロマンサー(Neuromancer)

                                          • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                          ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ、ケイスは空虚な日々を送っていた。今のケイスはコンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だがその能力再生を代償に、ヤバい仕事の話が舞いこんできた。依頼を受けたケイスは、電脳未来の暗黒面へと引きこまれていくが……新鋭が華麗かつ電撃的文体を駆使して放つ衝撃のサイバーパンクSF!
                                          (「内容紹介」より)

                                          1984年

                                          ディヴィッド・ブリン(David Brin)

                                          スタータイド・ライジング(Startide Rising)

                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          人類に知性化され類属となったイルカと彼らを指導する人類が乗った宇宙探検船ストリーカーは銀河辺境を航行中に巨大宇宙船団の遺跡を発見した。これは謎多き伝説の’始祖'の船団ではないか。銀河史の謎を解明する貴重な遺跡発見したストリーカーに対して、その情報を奪わんとする銀河列強諸属はそれぞれが強大な宇宙艦隊を出動させた。

                                          1983年

                                          アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)

                                          ファウンデーションの彼方へ(Foundation's Edge)

                                            設立から五百年、第一ファウンデーションは今、その力の絶頂にあった。野蛮な状態に逆行した周辺惑星を併合し、死にかけた帝国や恐るべき超能力を持つミュールや謎に包まれた第二ファウンデーションをも打ち負かし…天才科学者セルダンがうち立てた第二帝国建設のプランは、順調に進行しているかに見えた。だが、それを信じない人物がただ一人いたのだ!全世界のファンから絶大な支持を受ける巨匠の傑作シリーズ第四弾。ヒューゴー賞受賞。
                                            (「BOOK」データベースより)

                                            1982年

                                            C・J・チェリイ(C.J. Cherryh)

                                            ダウンビロウ・ステーション(Downbelow Station)

                                              跳航宇宙母艦《ノルウェイ》は、いま十隻の輸送船団を率いて、ペル・ステーションに接近しつつあった。肥沃な惑星ペルを配下に置く豊かなペル・ステーションに、他の宇宙ステーションからの難民を運んでいるのだ――地球に叛旗を翻す《同盟》に対し、地球の《艦隊》は劣位に回り、地球側の宇宙ステーションは次々と《同盟》の手に渡っていた。しかも、地球側に残る唯一残されたペル・ステーションも、度重なる難民の流入に、その機能が麻痺するのも時間の問題だった……人気女流作家が壮大なスケールで描き、見事1982年ヒューゴー賞長篇部門受賞に輝く話題作。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              1981年

                                              ジョーン・D.ヴィンジ(Joan D. Vinge)

                                              雪の女王(The Snow Queen)

                                                惑星ティアマットにいま〈交替〉のときが訪れようとしていた。〈双子〉と呼ばれる太陽がブラックホールである〈黒い門〉に近づくとき、もうひとつの太陽〈夏の星〉は輝きを増し、〈主導世界〉と唯一の連絡路である〈黒い門〉は使用不能となる。ティアマットは通商停止の世界、大宇宙の孤島となるのだ。150年にわたって〈冬の女王〉の治世は終わり〈交替〉を象徴する〈祭り〉とともに、〈夏の女王〉の治世が始まる。だが、〈生命の水〉によって永遠の若さを保つ〈雪の女王〉アリエンロードは、むざむざと〈冬〉を〈夏〉にあけわたす気はなかった…ヒューゴー賞受賞作!
                                                (「BOOK」データベースより)

                                                1980年

                                                アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke)

                                                楽園の泉(The Fountains of Paradise)

                                                  赤道上を地球の自転と同じ速さで動き、そのため同じ地点の上に永遠に止まっている同期衛星や宇宙ステーション。天体力学の法則によって物体が空に静止していられるものなら、そこからケーブルを地上にたらし、地球と宇宙空間とを結ぶエレベーターができないものだろうか?4万キロにおよぶ〈宇宙エレベーター〉―この壮大な夢を胸に、地球建設公社の技術部長ヴァニーヴァー・モーガンは、赤道上に浮かぶ美しい島国、タブロバニーへとやってきたのだが…。自らの夢の実現に向かって突き進む天才科学者の姿を見事に描く、巨匠クラークのヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作!
                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                  1979年

                                                  ヴォンダ・N・マッキンタイア(Vonda N.Mcintyre)

                                                  夢の蛇(Dreamsnake)

                                                  • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                  烈風が吹きすさぶ荒れ果てた砂漠を、スネークはさまよっていた。彼女の職業は〈治療師〉。蛇の毒素から抗体をつくって、病人を癒す者。だが今のスネークには、その資格はなかった。治療のために必要な三匹の蛇のうち、スネーク自身がつくりあげた“夢の蛇”が殺されてしまったのだ。かくしてスネークは、新たなる夢の蛇を手に入れるべく、核戦争の爪跡も消えやらぬ荒野に旅立つが、その行手には何者かの邪悪な影がちらつき、旅を妨害するのだった!ル・グィン、ティプトリーと並び称される閨秀作家が流麗なタッチで描き、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝いた傑作SF。
                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                  1978年

                                                  フレデリック・ポール(Frederik Pohl)

                                                  ゲイトウエイ(Gateway)

                                                  • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                  金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船―それは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった。この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。かくて、一攫千金を夢見る冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった!SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作。
                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                  1977年

                                                  ケイト・ウィルヘイム(Kate Wilhelm)

                                                  鳥の歌いまは絶え(Where Late the Sweet Birds Sang)

                                                    1976年

                                                    ジョー・ホールドマン(Joe Haldeman)

                                                    終りなき戦い(The Forever War)

                                                      人類は画期的な新航法コラプサー・ジャンプを発見、 その結果多数の移民船や探検船が果てしない宇宙へ送り出された。 だがそうした船の一隻が、正体不明の異星人に突如攻撃されるという事件が発生し、 これを契機に人類は、トーランと呼ばれるこの異星人との全面戦争に突入した! 苛酷な訓練を受け、殺人機械と化した兵士たちが、 特殊スーツに身を固めて戦地に赴いたものの、 戦況は次第に救いなき泥沼化の様相を呈していった…… 期待の俊英が壮絶なる星間戦争を迫真の筆致で描き 『宇宙の戦士』にまさるとも劣らないと絶賛された、 ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作戦争SF
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                      1975年

                                                      アーシュラ・K・ル・グィン(Ursula K. Le Guin)

                                                      所有せざる人々(The Dispossessed: An Ambiguous Utopia)

                                                        恒星タウ・セティをめぐる二重惑星アナレスとウラス―だが、この姉妹星には共通点はほとんどない。ウラスが長い歴史を誇り生命にあふれた豊かな世界なら、アナレスは2世紀たらず前に植民されたばかりの荒涼とした惑星であった。オドー主義者と称する政治亡命者たちがウラスを離れ、アナレスを切り開いたのだ。そしていま、一人の男がアナレスを離れウラスへと旅立とうとしていた。やがて全宇宙をつなぐ架け橋となる一般時間理論を完成するために、そして、ウラスとアナレスの間に存在する壁をうちこわすために…。ヒューゴー賞ネビュラ賞両賞受賞の栄誉に輝く傑作巨篇。
                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                        1974年

                                                        アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke)

                                                        宇宙のランデヴー(Rendezvous With Rama)

                                                          〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕太陽系内に突如現われた謎の小惑星。だが、それは自然の天体ではなく、巨大な金属物体であった。ついに人類は、宇宙からの最初の訪問者を迎えることになるが……巨匠クラークが〈未知の存在〉とのファースト・コンタクトを、該博な科学知識を駆使して見事に描きあげた超話題作
                                                          (「内容紹介」より)

                                                          1973年

                                                          アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)

                                                          神々自身(The Gods Themselves)

                                                            西暦2070年。研究室の試薬ビンを手にした化学者フレデリック・ハラムは驚愕した。タングステンが入っているはずのそのビンには、我々の宇宙には存在しないプルトニウム186が入っていたのだ! それは〈平行宇宙〉からタングステンとの交換に送られてきたらしい―〈平行宇宙〉ではタングステン186が、我々の宇宙ではプルトニウム186が無公害でコストゼロのエネルギー源となる。かくて〈平行宇宙〉とのエネルギー源の交換がエレクトロン・ポンプを通して行なわれることとなった。だが、この取引きには恐るべき罠が隠されていた!米SF界の巨匠が満を持して放つ最高傑作
                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                            1972年

                                                            フィリップ・ホセ・ファーマー(Philip Jose Farmer)

                                                            果てしなき河よ我を誘え(To Your Scattered Bodies)

                                                            • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                            未来、人類の絶滅後、全人類が巨大な河のほとりに復活する。復活の謎を解明すべく、主人公たちは川の源を求めて冒険を繰り広げる。
                                                            (「内容紹介」より)

                                                            1971年

                                                            ラリイ・ニーヴン(Larry Niven)

                                                            リングワールド(Ringworld)

                                                              パペッティア人のネサスから見せられた一枚のホロに、ルイス・ウーは目をむいた - 恒星のまわりをとりまく、薄いリボン状の構築物が写っていたのだ。このリングワールドの謎を解くべくルイスらは勇躍旅立った!シリーズの華麗なるクライマックス
                                                              (「出版社の解説目録」より)

                                                              1970年

                                                              アーシュラ・K・ル・グィン(Ursula K. Le Guin)

                                                              闇の左手(The Left Hand of Darkness)

                                                              • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                              両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇
                                                              (「内容紹介」より)

                                                              1969年

                                                              ジョン・ブラナー(John Brunner)

                                                              (Stand on Zanzibar)

                                                                1968年

                                                                ロジャー・ゼラズニイ(Roger Zelazny)

                                                                光の王(Lord of Light)

                                                                • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                地球から遠く離れた惑星に殖民した宇宙船の乗員たちは卓越した科学力と軍事力によって原住民を制圧し、自らは転生による不死を得て古代インドの神々を名乗り、天上界に住みながら厳然としたカースト制度の社会を作り上げて民衆の上に君臨していた。だがかつては天上界に君臨する神々の中でも一際大きな力を持っていた男が仏陀と名乗り、神々の圧制に苦しむ人々を救わんと立ち上がった。インド神話とSFをみごとに融合したヒューゴー賞受賞のSF大作。

                                                                1967年

                                                                ロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein)

                                                                月は無慈悲な夜の女王(The Moon Is a Harsh Mistress)

                                                                • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                2076年7月4日、圧政に苦しむ月世界植民地は、地球政府に対し独立を宣言した!流刑地として、また資源豊かな植民地として、月は地球から一方的に搾取されつづけてきた。革命の先頭に立ったのはコンピュータ技術者マニーと、自意識を持つ巨大コンピュータのマイク。だが、一隻の宇宙船も、一発のミサイルも持たぬ月世界人が、強大な地球に立ち向かうためには…ヒューゴー賞受賞に輝くハインライン渾身の傑作SF巨篇。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                1966年

                                                                フランク・ハーバート(Frank Herbert)

                                                                デューン砂の惑星(Dune)

                                                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが…。ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の壮大な未来叙事詩を新訳版で!
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                1965年

                                                                フリッツ・ライバー(Fritz Leiber)

                                                                放浪惑星(The Wanderer)

                                                                • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                                突如、月の近くに出現した未知の惑星が、その巨大な重力によって月を捕捉、粉砕し、地球にも影響を及ぼしはじめた。人々はこの惑星を《放浪者》と名付けた。やがて、《放浪者》の宇宙船に拉致された地球人の目に明らかになったのは、超空間を永遠にさまよい続けるこの惑星の悲劇的な運命であった。ヒューゴー賞に輝く巨編!
                                                                (「内容紹介」より)

                                                                1964年

                                                                クリフォード・D・シマック(Clifford D. Simak)

                                                                中継ステーション(Way Station)

                                                                  アメリカ中西部、ウィスコンシン州の片田舎にある一軒家―ごくふつうの農家にしか見えないその建物は、じつは銀河の星々を結ぶ中継ステーションだった。その農家で孤独に暮らす、元北軍兵士のイーノック・ウォレスは百年のあいだステーション管理人を務めてきたが、その存在を怪しむCIAが調査を開始していた…異星人たちが地球に来訪していると知っているただひとりの男の驚くべき日々を描く、ヒューゴー賞受賞作。
                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                  1963年

                                                                  フィリップ・K・ディック(Philip K. Dick)

                                                                  高い城の男(The Man in the High Castle)

                                                                  • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                  アメリカ美術工芸品商会を経営するロバート・チルダンは、通商代表部の田上信輔に平身低頭して商品の説明をしていた。ここ、サンフランシスコは、現在日本の勢力下にある。第二次大戦が枢軸国側の勝利に終わり、いまや日本とドイツの二大国家が世界を支配しているのだ--。第二次大戦の勝敗が逆転した世界を舞台に、現実と虚構との微妙なバランスを緻密な構成と迫真の筆致で書きあげた、1963年度ヒューゴー賞受賞の最高傑作。
                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                  1962年

                                                                  ロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein)

                                                                  異星の客(Stranger in a Strange Land)

                                                                    宇宙船ヴィクトリア号が連れ帰った“火星からきた男”は、第一次火星探検船で生まれ、火星に生き残った唯一の地球人だった。この宇宙の孤児をめぐってまき起こる波瀾のかずかず。円熟の境にはいったハインラインが、その思想と世界観をそそぎこみ、全米のヒッピーたちの聖典として話題をまいた問題作。ヒューゴー賞受賞大作!
                                                                    (「内容紹介」より)

                                                                    1961年

                                                                    ウォルター・M・ミラー・Jr(Walter Michael Miller, Jr)

                                                                    黙示録3174年(A Canticle for Leibowitz)

                                                                    • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                                    最終核戦争の結果、一切の科学知識が失われ、文明は中世以前の段階にまで後退した。だがその時、一人の男が災禍を逃れた数少ない文献の保存につとめるべく修道院を設立した。そして30世紀をすぎる頃、廃墟の中から再建が始まろうとしている。今度の文明こそは、自滅することなく繁栄の道を歩めるだろうか?孤高の記録保管所が見守る遠未来の地球文明史。ヒューゴー賞受賞巨編。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                    1960年

                                                                    ロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein)

                                                                    宇宙の戦士(Starship Troopers)

                                                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                    宇宙艦<ロジャー・ヤング>号から発射された宇宙カプセルはいま、地球をうかがう敵惑星の地表めがけ暗黒の中を自由落下していく。勝利か降伏か、地球の運命は一に彼ら機動歩兵の活躍にかかっていた!戦争肯定的な内容で、ベトナム戦下の米国に一大センセーションをまきおこした問題作。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                    1959年

                                                                    ジェームズ・ブリッシュ(James Blish)

                                                                    悪魔の星(A Case of Conscience)

                                                                    • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                                    地球人調査団は、植民の可否を検討するため新発見の惑星リチアに降り立った。この星は進化した爬虫類が支配し高度に理性的な文明を築いていた。だが調査団の一人ルイスサンチェス神父は疑問を抱く。神を持たない彼らに“良心”は存在するのか。結論如何ではリチアの封鎖が決定されることになる。ハードSFの巨匠のヒューゴー賞受賞作。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                    1958年

                                                                    フリッツ・ライバー(Fritz Leiber)

                                                                    ビッグ・タイム(The Big Time)

                                                                      この宇宙の時間と空間、生と死の彼方で改良戦争(チェンジ・ウォー)と呼ばれる果てしない暗闘がつづけられている。この過去と未来が混在する大いなる時間(ビッグ・タイム)のなかの、あらゆる場所が融合した場所(プレイス)では、窮極の勝利などはない。スパイダ一軍のグレタは、この戦いに傷ついた戦士たちをなぐさめるエンターテイナーと呼ばれる看護婦である。死から再生された戦士たち……月世界人と半人半獣が原子爆弾の函を《場所》に持ちこんだ。それをめぐる味方同志の対立、そして《場所》を制御するメインテナーの消失、やがて《場所》は漂流し、原子爆弾の爆発まで30分と迫る。壮大な歴史観を展開し、1958年度ヒューゴー賞に輝いた傑作。
                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                      1957年

                                                                      該当作なし

                                                                        1956年

                                                                        ロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein)

                                                                        太陽系帝国の危機(ダブル・スター)(Double Star)

                                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                        二十一世紀きっての偉大な政治家が行方不明となってしまい、全太陽系帝国は崩壊の危機に瀕した。たった一杯のウィスキーにつられた失業俳優ロレンゾは、地球から火星へと誘拐された。その目的は、社会混乱を防ぐために行方不明の最高大臣の替え玉になることだった。宇宙を舞台に展開する政治闘争。ヒューゴー賞受賞作。
                                                                        (「出版社の解説目録」より)

                                                                        1955年

                                                                        フランク・ライリー(Frank Riley)

                                                                        ボシイの時代(They'd Rather Be Right)

                                                                          ボシイ、それは手に入る情報からあらゆる問題の解決法を導き出すことのできる画期的なコンピューターだった。その能力に恐れをいだいた政府はボシイを湮滅しようと謀るが、発明者の二人の教授は超能力を持つ学生ジョウと共にボシイを盗み出し、地下に潜って研究を続けた。やがてボシイの意外な能力が開発された。ヒューゴー長編賞受賞作。
                                                                          (「出版社の解説目録」より)

                                                                          1954年

                                                                          該当作なし

                                                                            1953年

                                                                            アルフレッド・ベスター(Alfred Bester)

                                                                            分解された男(The Demolished Man)

                                                                              人の心を透視する超感覚者の出現により、犯罪の計画さえ不可能となった未来。全太陽系を支配する一大産業王国の樹立を狙うベン・ライクは、宿命のライバルを倒すため殺人行為に及ぶ。だがニューヨーク警察本部の刑事部長パウエルが、この大犯罪を前に立ち上がった。超感覚者対ライクの虚々実々の攻防戦。第一回ヒューゴー賞に輝く傑作。
                                                                              (「内容紹介」より)