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ネビュラ賞(長編小説部門)を受賞した作品の一覧です。

ネビュラ賞(The Nebula Awards)受賞作

ネビュラ賞(The Nebula Awards)はアメリカSFファンタジー作家協会(Science Fiction and Fantasy Writers of America : SFWA)が前年(2009年度以前は過去2年間)に出版・発表されたSF作品を対象に選ぶ文学賞です。
長編小説部門、ゲームライティング部門など幾つかの賞がありますが、以下は長編小説部門 (Best Novel)の受賞作品です。
尚、年度は受賞作が発表された年を記載しています。

2024年

(Vajra Chandrasekera)

(The Saint of Bright Doors)

    2022年

    (P. Djèlí Clark)

    (A Master of Djinn)

      2021年

      マーサ・ウェルズ(Martha Wells)

      ネットワーク・エフェクト(Network Effect)

        かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。プリザベーション連合に落ち着いた弊機は警備役として惑星調査任務に赴くが、絶体絶命の危機に。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺に戻れるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!
        (「内容紹介」より)

        2020年

        サラ・ピンスカー(Sarah Pinsker)

        新しい時代への歌(A Song for a New Day)

          テロと感染病の影響で、ひとびとが直接会う機会は激減した。観客を入れたライブなどは参集規制法によって禁じられている――。 ローズマリーは超巨大企業スーパーウォリーに勤め、自宅からアバターで顧客に対応する、単調な日々を過ごしていた。だがある日、顧客から仮想空間で行われるライブのチケットをもらったことで彼女の人生は変わる。音楽の新たな魅力を知ったローズマリーは、転職し、密かに行われているライブから新たなミュージシャンを発掘するスカウトになることを決意するのだが――。 他人と接触することがなくなった時代、禁止されてもなおライブの熱狂を求めるひとびとを描いた音楽SFの傑作。2020年度ネビュラ賞長篇部門受賞作。
          (「内容紹介」より)

          2019年

          メアリ・ロビネット・コワル(Mary Robinette Kowal)

          宇宙【そら】へ(The Calculating Stars)

            1952年、巨大隕石が突如、ワシントンD.C.近海に落下した。衝撃波と津波によりアメリカ東海岸は壊滅する。第二次大戦に従軍した元パイロットで数学の博士号を持つエルマは、夫ナサニエルとともにこの厄災を生き延びた。だが、エルマの計算により、隕石落下に起因して、環境の激変が起こると判明する。人類が生き残るためには宇宙開発に乗りださなければならないが……。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞受賞の傑作!
            (「内容紹介」より)

            2018年

            N・K・ジェミシン(N.K.Jemisin)

            輝石の空(The Stone Sky)

              古代絶滅文明が遺した巨大な力を用い、数百年ごとに文明を滅ぼしてきた〈第五の季節〉を永久に終わらせ世界を救おうとする母。同じ力を用いて、憎しみに満ちた世界を破壊しようとする娘。地球の裏側にある古代文明の遺跡都市をめぐり、それぞれの最後の旅がはじまる。前人未踏、3年連続ヒューゴー賞長編部門受賞の三部作完結編! ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞作。
              (「内容紹介」より)

              2017年

              チャーリー・ジェーン・アンダーズ(Charlie Jane Anders)

              空のあらゆる鳥を(All the Birds in the Sky)

                魔法使いの少女パトリシアと天才科学少年ローレンス。特別な才能を持つがゆえに周囲に疎まれるもの同士として友情を育んだ二人は、やがて人類の行く末を左右する運命にあった。しかし未来を予知した暗殺者によって二人は引き裂かれてしまう。そして成長した二人は、人類滅亡の危機を前にして、魔術師と科学者という対立する組織の一員として再会を果たす……ネビュラ賞・ローカス賞・クロフォード賞受賞の傑作SFファンタジイ。
                (「内容紹介」より)

                2016年

                ナオミ・ノヴィク(Naomi Novik)

                ドラゴンの塔(Uprooted)

                  東欧のとある谷間の村には、奇妙な風習があった。100年以上生きていると言われる魔法使い<ドラゴン>によって、10年に一度、17歳になる娘が一人選ばれる。その娘は、谷はずれの塔に連れていかれ、ドラゴンとともに暮らさなければならない。10年経って塔から出てきた娘は、まるで別人のようになり、村に戻ってくることはないという。アグニシュカは17歳。そして今年はドラゴンがやってくる年。平凡でなんの取り柄もない自分が選ばれることはない、と思っていた。しかし、ドラゴンに指名されたのは、アグニシェカだった。
                  (「内容紹介」より)

                  2015年

                  ジェフ・ヴァンダミア(Jeff VanderMeer)

                  全滅領域(Annihilation)

                    突如として世界に出現した謎の領域〈エリアX〉。そこでは生態系 が異様な変化を遂げ、拡大を続けていた。監視機構〈サザーン・リーチ〉に派遣された、生物学者をはじめ女性4名からなる調査隊は領域奥深く侵入し、地図にない構造物を発見、そしてそこに棲む未知の存在を感知する。さらに進むべきか、引き返すべきか? 無事に帰還できた隊は過去に存在しない……。大型エンタテインメント〈サザーン・リーチ〉三部作開幕!
                    (「内容紹介」より)

                    2014年

                    アン・レッキー(Ann Leckie)

                    叛逆航路(Ancillary Justice)

                      二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
                      (「内容紹介」より)

                      2013年

                      キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                      2312 太陽系動乱(2312)

                        西暦2312年、太陽系に進出した人類は繁栄しつつも、各地で深刻な対立が。そんななか重大事件が……『レッド・マーズ』の著者が放つ、ネビュラ賞受賞の本格宇宙SF!
                        (「内容紹介」より)

                        2012年

                        ジョー・ウォルトン(Jo Walton)

                        図書室の魔法(Among Others)

                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                        喪失と孤独を抱えた聡明すぎる少女を救ったのは、本との出会い。秘密の日記に綴られた青春を静かな筆致で描く、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学賞受賞作。
                        (「内容紹介」より)

                        2011年

                        コニー・ウィリス(Connie Willis)

                        ブラックアウト(Blackout)

                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                        時間遡行技術が確立されて以来、オックスフォード大学史学部では学生たちが研究対象の時代に赴いて現地調査を行なってきた。そして2060年、第二次大戦中のイギリスへ史学生三人が送りだされる。だが、ロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)下にある市民生活を体験するポリーをはじめ、三人は現地で思わぬ事態に巻き込まれ……続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞の三冠に輝く傑作。
                        (「内容紹介」より)

                        2010年

                        パオロ・バチガルピ(Paolo Bacigalupi)

                        ねじまき少女(The Windup Girl)

                        • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                        石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
                        (「内容紹介」より)

                        2009年

                        アーシュラ・K・ル・グィン(Ursula K. Le Guin)

                        パワー(Powers)

                          ル=グウィンの<西のはて>の物語、ついに完結! 都市国家エトラで奴隷として育った少年ガヴィアには、幻(ビジョン)を見る力があった。その多くが現実となるなか、悲惨な事件が起こり、ガヴィアの放浪が始まる――。
                          (「内容紹介」より)

                          2008年

                          マイケル・シェイボン(Michael Chabon)

                          ユダヤ警官同盟(The Yiddish Policemen's Union)

                          • 再読度 ☆:読後感 ☆

                          安ホテルでヤク中が殺された。傍らにチェス盤。後頭部に一発。プロか。時は2007年、アラスカ・シトカ特別区。流浪のユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還を控え、警察もやる気がない。だが、酒浸りの日々を送る殺人課刑事ランツマンはチェス盤の謎に興味を引かれ、捜査を開始する――。ピューリッツァー賞受賞作家による刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド、開幕!
                          (「内容紹介」より)

                          2007年

                          ジャック・マクデヴィット(Jack McDevitt)

                          探索者(Seeker)

                            すべては、若き古美術商アレックス・ベネディクトと、その相棒の美人宇宙船パイロット、チェイス・コルパスのところに持ちこまれた、ひとつのカップから始まった。一見したところありふれたカップだったが、コンピュータの解析によれば、およそ9000年前に造られたものと判明したのだ。しかもそこに描かれている古代文字から、抑圧的だった当時の地球を脱出してユートピアを築くべく出発したものの、その後消息を絶ちいまでは伝説と化している宇宙船〈探索者〉の備品であることが確定したのである! もし、いまも銀河のどこかを漂っているこの宇宙船を発見できれば、巨万の富は約束されたようなものだ。しかも〈探索者〉が見つかれば、彼らが移住したといわれる植民星マーゴリアも発見できる可能性はきわめて高い。そうなれば、史上空前の大発見だ! かくて調査を開始したアレックスは、かすかな手掛かりから次々に新事実を手繰りだしてゆく。そしてアレックスの指示のもと、チェイスは愛機〈ベルマリー〉を駆ってリムウェイを飛び出し、テレパシー能力を持つアシユール人の惑星や、人類の故郷である地球にまで赴いて調査を続けるが……!?
                            (「内容紹介」より)

                            2006年

                            ジョー・ホールドマン(Joe Haldeman)

                            擬態―カムフラージュ(Camouflage)

                            • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                            2019年、太平洋の海溝で謎の人工物が発見されたが……不死の異星生命体〈変わり子〉と人類との出会いをスリリングに描く話題作!
                            (「内容紹介」より)

                            2005年

                            ロイス・マクマスター・ビジョルド(Lois McMaster Bujold)

                            影の棲む城(Paladin of Souls)

                            • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                            チャリオン国太后イスタは鬱々としていた。元国主の夫はとうに亡く、娘はチャリオンの国主となっている。では、自分は?このまま故郷の城で、とらわれ人のように一生を過ごすのか…。耐えられなくなったイスタは、わずかな供だけを連れ、巡礼の旅に出た。『チャリオンの影』に続く“五神教シリーズ”。ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの三賞受賞。異世界ファンタジーの金字塔
                            (「BOOK」データベースより)

                            2004年

                            エリザベス・ムーン(Elizabeth Moon)

                            くらやみの速さはどれくらい(The Speed of Dark)

                            • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                            自閉症が治療可能になった近未来。自閉症者最後の世代であるルウは、製薬会社の仕事とフェンシングの趣味をもち、困難はありつつも自分なりに充実した日々を送っていた……ある日上司から、新しい治療法の実験台になることを迫られるまでは。“光の前にはいつも闇がある。だから暗闇のほうが光よりも速く進むはず” そう問いかける自閉症者ルウのこまやかな感性で語られる、感動の“21世紀版『アルジャーノンに花束を』”。
                            (「内容紹介」より)

                            2003年

                            ニール・ゲイマン(Neil Gaiman)

                            アメリカン・ゴッズ(American Gods)

                            • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                            暴行罪で服役中のシャドウは、妻ローラの死で予定より早く出所することに。葬儀に向かう途中、老紳士ウェンズデイに出会い、風変わりな仕事を依頼される。妻の死が不倫中の事故と知り自暴自棄になるシャドウのもとに、死んだはずのローラが現れる。一方、詐欺師のウェンズデイは、アメリカを旅し「仲間」を集めていた。約束の地ハウス・オン・ザ・ロックに辿り着いた二人が対面したのは、社会の隅で生きる古の神々だった! 2018年ニュー・アカデミー賞候補作(ノーベル文学賞の見送りを受け創設された新文学賞)。
                            (「内容紹介」より)

                            2002年

                            キャサリン・アサロ(Catherine Asaro)

                            薔薇の共鳴(The Quantum Rose)

                              2001年

                              グレッグ・ベア(Greg Bear)

                              ダーウィンの使者(Darwin's Radio)

                                世界各地に蔓延する謎の奇病…“ヘロデ流感”。ヒト内在性レトロウイルスを起因とし、性交渉によって感染するそれは、妊婦のみを襲い流産を引き起こすという、人類の存続をも脅かすものであった。太古の時代と現代をむすぶ、ヒト遺伝子にかくされた驚愕すべき真実とは?はたして人類になにが起ころうとしているのか!?クライトンのサスペンス、クラークの科学的思弁が融合したグレッグ・ベアが描く遺伝子サスペンスの最高傑作。
                                (「BOOK」データベースより)

                                2000年

                                オクティヴィア・E・バトラー(Octavia E. Butler)

                                (Parable of the Talents)

                                  1999年

                                  ジョー・ホールドマン(Joe Haldeman)

                                  終わりなき平和(Forever Peace)

                                    神経接続による遠隔歩兵戦闘体での戦いが日常化した近未来。連合国は中米の紛争に対し、十人の精神が繁がりあって操作するソルジャーボーイ小隊を投入し、絶大な戦果をあげていた。一方このとき人類は、木星の軌道上に想像を絶する規模の粒子加速機を建造、宇宙の始まりを再現する実験に乗り出していた…。名作『終わりなき戦い』から20年余年、巨匠が新たな角度から挑んだ傑作!ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ジョン・W・キャンベル記念賞受賞。
                                    (「BOOK」データベースより)

                                    1998年

                                    ヴォンダ・N・マッキンタイア(Vonda N.Mcintyre)

                                    太陽の王と月の妖獣(The Moon and the Sun)

                                      693年、栄耀栄華をきわめる太陽王ルイ14世の住むヴェルサイユ宮殿に、伝説の怪物である海の妖獣が運びこまれた。捕まえたのは、イエズス会士で自然哲学者のイヴ・ドラクロワ。国王の命をうけ、遠洋へ探検の旅に出て、雌の海の妖獣を生け捕りにしてきたのだ。妖獣は宮殿の庭にあるアポロンの泉水の檻に入れられ、その世話を宮殿で侍女をつとめるイヴの妹、マリー=ジョゼフがすることになったのだが…ネビュラ賞受賞作。
                                      (「BOOK」データベースより)

                                      1997年

                                      ニコラ・グリフィス(Nicola Griffith)

                                      スロー・リバー(Slow River)

                                      • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                      近未来のイギリス。怪我をした裸のローアは、激しい雨のなかで道端に倒れていた。微生物による汚水処理技術で富を築いた大富豪一家の末娘として生まれた彼女は、誘拐犯を殺して逃げてきたのだ。だが、身代金を払わなかった家族のもとにも、警察にも行けない。ローアは女性ハッカーのスパナーに助けられ、新たな生活をはじめるが…ローアの波瀾に満ちた人生を描いて、SFに新たな息吹きをもたらしたネビュラ賞受賞作。
                                      (「BOOK」データベースより)

                                      1996年

                                      ロバート・J・ソウヤー(Robert J. Sawyer)

                                      ターミナル・エクスペリメント(The Terminal Experiment)

                                        医学博士のホブスンは、死にかけた老女の脳波の測定中に、人間の「魂」とおぼしき小さな電気フィールドが脳から抜け出てゆくのを発見した。魂の正体を探りたいホブスンは自分の脳をスキャンし、自らの精神の複製を三通り、コンピュータの中に作りだした。ところが現実に、この三つの複製のうちどれかの仕業としか思えない殺人が次々に…果たして犯人はどの「ホブスン」なのか?1995年度ネビュラ賞に輝く衝撃の話題作。
                                        (「BOOK」データベースより)

                                        1995年

                                        グレッグ・ベア(Greg Bear)

                                        火星転移(Moving Mars)

                                          人類が火星移民を始めて100年を経た22世紀後半。火星市民はナノテクを初めとする先端技術を適度にとりいれた共同体生活を謳歌していた。だが、火星が独立憲法の制定と政治的統一をめざしていたそのとき、母なる地球は密かな陰謀をめぐらしていた。テクノロジーの袋小路につきあたった地球の目的はただひとつ―独立にはやる火星を従属化、搾取すること!未曾有の動乱の嵐は、いままさに赤い惑星をまきこもうとしていた。ネビュラ賞受賞。
                                          (「BOOK」データベースより)

                                          1994年

                                          キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                                          レッド・マーズ(Red Mars)

                                          • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                          人類は火星への初の有人飛行を成功させ、その後、無人輸送船で夥しい機材を送り出した。そしてついに2026年、厳選された百人の科学者を乗せ、最初の火星植民船が船出する。果てしなく広がる赤い大地に、彼らは人の住む街を創りあげるのだ。そして大気と水を。惑星開発に向けて前人未到の闘いが始まる。NASAの最新情報に基づく最高にリアルな火星SF。A・C・クラークが激賞!ネビュラ賞/英国SF協会賞受賞。
                                          (「内容紹介」より)

                                          1993年

                                          コニー・ウィリス(Connie Willis)

                                          ドゥームズデイ・ブック(Doomsday Book)

                                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代をじかに観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の史学生キヴリンは実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった……はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF
                                          (「内容紹介」より)

                                          1992年

                                          マイクル・スワンウィック(Michael Swanwick)

                                          大潮の道(Stations of the Tide)

                                          • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                          植民惑星ミランダは変化の時を迎えていた。極地の氷が解け、陸の大半が水没する時季が近づいていたのだ。この星に星間政府の役人が派遣されてきた。グレゴリアンという男が禁制テクノロジーを使用し、水中生活の可能な改造人種を作りだしているとの報があったのだ。グレゴリアンの足跡を追ううち、役人は美しくも怪異なこの星の罠にからめとられていく…。科学と魔術を華麗に融合させ絶賛を浴びた珠玉のネビュラ賞受賞作。
                                          (「BOOK」データベースより)

                                          1991年

                                          アーシュラ・K・ル・グィン(Ursula K. Le Guin)

                                          帰還―ゲド戦記最後の書(Tehanu: The Last Book of Earthsea)

                                            平和と秩序を回復するために全力をだしきった大賢人ゲド.久々に故郷の島に帰った彼は,心身ともに衰えた一人の初老の男になっていた.彼が受け継いだ太古の魔法はどうなるのか.ゲドのその後は…….
                                            (「内容紹介」より)

                                            1990年

                                            エリザベス・アン・スカボロー(Elizabeth Ann Scarborough)

                                            治療者の戦争(The Healer's War)

                                              闇夜を切り裂く銃火、大地を揺るがす迫撃砲の轟音、そして傷病兵の悲鳴…。従軍看護婦キティが見たベトナム戦争は、まさにこの世の地獄だった。だが、高齢のベトナム人患者からふしぎな護符を譲られたことで、彼女の運命は一変した。その護符の力で、キティは名実ともに“癒す者”となったのである。気鋭の女流作家が、みずからの体験をもとに魔術的な筆致でベトナム戦争を描き、全米に衝撃を与えたネビュラ賞受賞作。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              1989年

                                              ロイス・マクマスター・ビジョルド(Lois McMaster Bujold)

                                              自由軌道(Falling Free)

                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                              人類のバイオテクノロジーの発達は新たな人間を創造するに至った。辺境の惑星に浮ぶ巨大企業の研究衛星では、無重力環境下の労働に適した子供たちが生み出されていた。だがある日、この計画に即時停止命令が下される。子供たちを破棄せよというのだ。この無慈悲な企業決定に教育担当官は敢然と反旗を翻した! ネビュラ賞に輝く宇宙SF。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              1988年

                                              パット・マーフィー(Pat Murphy)

                                              落ちゆく女(The Falling Woman)

                                              • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                              考古学者エリザベスは、マヤのジビルチャルトゥン遺跡を発掘調査中、奇怪な現象を体験した―古代マヤ語を話す女の“幻”と遭遇したのだ。この女こそ、マヤに実在した女神官スーイー・カーク。壮大な使命を秘めて永劫の時を超え、マヤ暦の大いなる時の円環が一巡する現代にやってきたのだ。同じころ、長いあいだ音信不通だったエリザベスの娘ダイアンもマヤに姿を現わす。時を超えて3人の女が一堂に会したとき、古代マヤの恐るべき予言が着実に実現しようとしていた…。期待の新鋭マーフィーが華麗なる神話的小宇宙を紡いだネビュラ賞受賞作。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              1987年

                                              オースン・スコット・カード(Orson Scott Card)

                                              死者の代弁者(Speaker for the Dead)

                                              • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                              エンダーによる異星種族バガー皆殺しから3000年後、銀河各地へと植民地を広げていた人類は、ついに第二の知的異星種族と遭遇した。新たに入植したルシタニア星に棲むピギー族が、高い知性を持つことが発見されたのだ。バガーのときと同じ過ちを繰り返さないため、人類は慎重にピギー族と接する。そのころエンダーは、姉ヴァレンタインとともにトロンヘイム星を訪れていたが…ヒューゴー/ネビュラ両賞受賞に輝く続篇登場!
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              1986年

                                              オースン・スコット・カード(Orson Scott Card)

                                              エンダーのゲーム(Ender's Game)

                                              • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                              地球は恐るべきバガーの二度にわたる侵攻をかろうじて撃退した。捕らえられた人間を容赦なく殺戮し、地球人の呼びかけにまるで答えようとしない昆虫型異星人バガー。その第三次攻撃にそなえ、優秀な司令官を育成すべくバトル・スクールは設立された。そこで、コンピュータ・ゲームから無重力戦闘室での模擬戦闘まで、あらゆる訓練で最優秀の成績をおさめた天才少年エンダーの成長を描く、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              1985年

                                              ウィリアム・ギブスン(William Gibson)

                                              ニューロマンサー(Neuromancer)

                                              • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                              ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ、ケイスは空虚な日々を送っていた。今のケイスはコンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だがその能力再生を代償に、ヤバい仕事の話が舞いこんできた。依頼を受けたケイスは、電脳未来の暗黒面へと引きこまれていくが……新鋭が華麗かつ電撃的文体を駆使して放つ衝撃のサイバーパンクSF!
                                              (「内容紹介」より)

                                              1984年

                                              ディヴィッド・ブリン(David Brin)

                                              スタータイド・ライジング(Startide Rising)

                                              • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                              人類に知性化され類属となったイルカと彼らを指導する人類が乗った宇宙探検船ストリーカーは銀河辺境を航行中に巨大宇宙船団の遺跡を発見した。これは謎多き伝説の’始祖'の船団ではないか。銀河史の謎を解明する貴重な遺跡発見したストリーカーに対して、その情報を奪わんとする銀河列強諸属はそれぞれが強大な宇宙艦隊を出動させた。

                                              1983年

                                              マイクル・ビショップ(Michael Bishop)

                                              時の他に敵なし(No Enemy But Time)

                                                ジョシュアには子供の頃から不思議な力があった。太古の時代を繰り返し夢に見るのだ。それは夢と呼ぶには、あまりにリアルだった。彼は夢のことを“魂遊旅行”と呼んでいた。成長したジョシュアは、夢に出てくるのが石器時代だと知り、古人類学者のブレアに夢について話す。ブレアは“魂遊旅行”が本物だと認め、ジョシュアを国家的なタイムトラベルプロジェクトへ誘う。それは黒人であるだけで、あらゆる場面で差別されてきたジョシュアにとって、自分を自由に解き放つ唯一のチャンスでもあった。ジョシュアを過去へと送る実験はアフリカで行われた。奇妙な装置に固定された彼がまどろみ目を開けると――石器時代だった。そこでジョシュアは、ホモ・ハビリスと呼ばれる現生人類の集団と出逢う。彼らと行動を共にするうち、やがてジョシュアは、ヘレンと名づけたひとりのホモ・ハビリスと恋に落ちる――。異色のタイムトラベルロマンスであり、ひとりの黒人青年の魂の戦いを描いたネビュラ賞受賞作。
                                                (「内容紹介」より)

                                                1982年

                                                ジーン・ウルフ(Gene Wolfe)

                                                調停者の鉤爪 新しい太陽の書2(The Claw of the Conciliator)

                                                • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                拷問者組合〉の掟に背いて〈城塞〉を追われたセヴェリアンは、新たな任地へ向かう途上、拉致され、深い森の奥へと連れていかれる。そこに設えられた玉座で待っていたのは、反逆者ヴォダルスだった! 謎の宮殿〈絶対の家〉で果たすべき密命を受けて、セヴェリアンは斜陽の惑星を旅しつづける。人知を超えた魔石〈調停者の鉤爪〉を携えて……。若き拷問者の魂の遍歴を綴るSF/ファンタジイ史上最高のシリーズ、第二弾
                                                (「内容紹介」より)

                                                1981年

                                                グレゴリイ・ベンフォード(Gregory Benford)

                                                タイムスケープ(Timescape)

                                                  1998年、世界は破滅に瀕していた。異常気象、食糧難、エネルギー危機-すべては1960年代に始まる環境汚染が原因なのだ。そこで地球を救うべく、物理学者たちはタキオンにより30年前の過去へ通信を送ろうとするが・・・タイム・パラドックスに挑む科学者たちを描く傑作ハードSF。
                                                  (「出版社の解説目録」より)

                                                  1980年

                                                  アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke)

                                                  楽園の泉(The Fountains of Paradise)

                                                    赤道上を地球の自転と同じ速さで動き、そのため同じ地点の上に永遠に止まっている同期衛星や宇宙ステーション。天体力学の法則によって物体が空に静止していられるものなら、そこからケーブルを地上にたらし、地球と宇宙空間とを結ぶエレベーターができないものだろうか?4万キロにおよぶ〈宇宙エレベーター〉―この壮大な夢を胸に、地球建設公社の技術部長ヴァニーヴァー・モーガンは、赤道上に浮かぶ美しい島国、タブロバニーへとやってきたのだが…。自らの夢の実現に向かって突き進む天才科学者の姿を見事に描く、巨匠クラークのヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作!
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                    1979年

                                                    ヴォンダ・N・マッキンタイア(Vonda N.Mcintyre)

                                                    夢の蛇(Dreamsnake)

                                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                    烈風が吹きすさぶ荒れ果てた砂漠を、スネークはさまよっていた。彼女の職業は〈治療師〉。蛇の毒素から抗体をつくって、病人を癒す者。だが今のスネークには、その資格はなかった。治療のために必要な三匹の蛇のうち、スネーク自身がつくりあげた“夢の蛇”が殺されてしまったのだ。かくしてスネークは、新たなる夢の蛇を手に入れるべく、核戦争の爪跡も消えやらぬ荒野に旅立つが、その行手には何者かの邪悪な影がちらつき、旅を妨害するのだった!ル・グィン、ティプトリーと並び称される閨秀作家が流麗なタッチで描き、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝いた傑作SF。
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                    1978年

                                                    フレデリック・ポール(Frederik Pohl)

                                                    ゲイトウエイ(Gateway)

                                                    • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                    金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船―それは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった。この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。かくて、一攫千金を夢見る冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった!SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作。
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                    1977年

                                                    フレデリック・ポール(Frederik Pohl)

                                                    マン・プラス(Mars Plus)

                                                      西暦2024年。世界人口は80億を越え、全世界は食糧不足と国際緊張にあえいでいた。コンピューターによれば人類滅亡の可能性は90パーセント以上。この危機を乗り越えるには、火星に植民するしかない。そこでアメリカは総力をあげて《マン・プラス》計画に挑んだ。苛酷な火星環境に適応させるため、人間をサイボーグ化しようというのだ。サイボーグ第1号は実験中に死亡し、すべては第2号であるロジャー・トラウェイの双肩にかかっていた。だがそのロジャーにも危険信号が…。ポールがサイボーグをテーマに人間と機械の新たな関係を描く力作SF。ネビュラ賞受賞作。
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                      1976年

                                                      ジョー・ホールドマン(Joe Haldeman)

                                                      終りなき戦い(The Forever War)

                                                        人類は画期的な新航法コラプサー・ジャンプを発見、 その結果多数の移民船や探検船が果てしない宇宙へ送り出された。 だがそうした船の一隻が、正体不明の異星人に突如攻撃されるという事件が発生し、 これを契機に人類は、トーランと呼ばれるこの異星人との全面戦争に突入した! 苛酷な訓練を受け、殺人機械と化した兵士たちが、 特殊スーツに身を固めて戦地に赴いたものの、 戦況は次第に救いなき泥沼化の様相を呈していった…… 期待の俊英が壮絶なる星間戦争を迫真の筆致で描き 『宇宙の戦士』にまさるとも劣らないと絶賛された、 ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作戦争SF
                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                        1975年

                                                        アーシュラ・K・ル・グィン(Ursula K. Le Guin)

                                                        所有せざる人々(The Dispossessed: An Ambiguous Utopia)

                                                          恒星タウ・セティをめぐる二重惑星アナレスとウラス―だが、この姉妹星には共通点はほとんどない。ウラスが長い歴史を誇り生命にあふれた豊かな世界なら、アナレスは2世紀たらず前に植民されたばかりの荒涼とした惑星であった。オドー主義者と称する政治亡命者たちがウラスを離れ、アナレスを切り開いたのだ。そしていま、一人の男がアナレスを離れウラスへと旅立とうとしていた。やがて全宇宙をつなぐ架け橋となる一般時間理論を完成するために、そして、ウラスとアナレスの間に存在する壁をうちこわすために…。ヒューゴー賞ネビュラ賞両賞受賞の栄誉に輝く傑作巨篇。
                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                          1974年

                                                          アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke)

                                                          宇宙のランデヴー(Rendezvous With Rama)

                                                            〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕太陽系内に突如現われた謎の小惑星。だが、それは自然の天体ではなく、巨大な金属物体であった。ついに人類は、宇宙からの最初の訪問者を迎えることになるが……巨匠クラークが〈未知の存在〉とのファースト・コンタクトを、該博な科学知識を駆使して見事に描きあげた超話題作
                                                            (「内容紹介」より)

                                                            1973年

                                                            アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)

                                                            神々自身(The Gods Themselves)

                                                              西暦2070年。研究室の試薬ビンを手にした化学者フレデリック・ハラムは驚愕した。タングステンが入っているはずのそのビンには、我々の宇宙には存在しないプルトニウム186が入っていたのだ! それは〈平行宇宙〉からタングステンとの交換に送られてきたらしい―〈平行宇宙〉ではタングステン186が、我々の宇宙ではプルトニウム186が無公害でコストゼロのエネルギー源となる。かくて〈平行宇宙〉とのエネルギー源の交換がエレクトロン・ポンプを通して行なわれることとなった。だが、この取引きには恐るべき罠が隠されていた!米SF界の巨匠が満を持して放つ最高傑作
                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                              1972年

                                                              ロバート・シルヴァーバーグ(Robert Silverberg)

                                                              禁じられた惑星(Time of Changes)

                                                                この惑星では、「わたし」という言葉が禁じられている。自己を主張するのは猥褻で卑しむべきことなのだ。サラ州の第二王子として生まれたキノールは、主権者だった父が逝去したのち、後を継いだ兄の粛清を逃れて国を出た。結ばれぬ絆姉妹への想いを胸に世界を遍歴するうち、彼は一人の地球人と巡りあう。やがて彼が迎えた“変化の時”とは。ネビュラ賞受賞の栄に輝く鬼才の野心作。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                1971年

                                                                ラリイ・ニーヴン(Larry Niven)

                                                                リングワールド(Ringworld)

                                                                  パペッティア人のネサスから見せられた一枚のホロに、ルイス・ウーは目をむいた - 恒星のまわりをとりまく、薄いリボン状の構築物が写っていたのだ。このリングワールドの謎を解くべくルイスらは勇躍旅立った!シリーズの華麗なるクライマックス
                                                                  (「出版社の解説目録」より)

                                                                  1970年

                                                                  アーシュラ・K・ル・グィン(Ursula K. Le Guin)

                                                                  闇の左手(The Left Hand of Darkness)

                                                                  • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                                  両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇
                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                  1969年

                                                                  アレクセイ・パンシン(Alexei Panshin)

                                                                  成長の儀式(Rite of Passage)

                                                                    1968年

                                                                    サミュエル・R・ディレーニィ(Samuel R. Delany)

                                                                    バベル-17(Babel-17: Including Empire Star)

                                                                    • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                                    戦いのさなか、同盟軍の支配圏内でインベーダーの大規模な破壊活動が行なわれるとき、きまって発信源不明の謎の通信、バベル-17が傍受された。その解読にあたるのは全銀河にあまねく知られる美貌の詩人リドラ・ウォン。天才的な言語感覚でバベル-17が単なる暗号ではなく、ひとつの宇宙言語であることをつきとめたリドラは宇宙船ランボー号で次の敵の攻撃目標へと向かうが……ネビュラ賞受賞のニュー・スペース・オペラ
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                    1968年

                                                                    サミュエル・R・ディレーニィ(Samuel R. Delany)

                                                                    アインシュタイン交点(The Einstein Intersection Flowers for Algernon)

                                                                      遠未来の地球。人類はいずこへか消え失せ、代わりに住みついた異星生物が懸命に文明を再建しようとしていた。ロービーは人の心を音楽で奏でることができる不思議な青年。恋人の死を契機に旅に出た彼は古代のコンピュータ、ドラゴン使い、海から来た暗殺者など様々な存在との出会いを経て、世界の大いなる謎を解き明かしてゆく…幾層ものメタファーやシンボルを重ねて華麗な神話宇宙を構築し、ネビュラ賞に輝く幻の名作。
                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                      1967年

                                                                      ダニエル・キイス(Daniel Keyes)

                                                                      アルジャーノンに花束を(Flowers for Algernon)

                                                                        32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは天才に変貌したが…超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。
                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                        1966年

                                                                        フランク・ハーバート(Frank Herbert)

                                                                        デューン砂の惑星(Dune)

                                                                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                        アトレイデス公爵は皇帝の命を受け、惑星アラキスに移封されることになる。過酷な砂漠の惑星アラキスは、抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の産地である。宿敵ハルコンネン家に代わりそこを支配することは、表面的には公爵家に大きな名誉と富を約束する。皇帝やハルコンネン男爵の罠だと知りつつ、公爵は息子ポールの未来のため惑星アラキスに乗り込むが…。ヒューゴー・ネビュラ両賞受賞の壮大な未来叙事詩を新訳版で!
                                                                        (「BOOK」データベースより)