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星雲賞海外長編部門を受賞した作品の一覧です。

星雲賞海外長編部門受賞作

星雲賞は前年度中に発表又は完結したSF作品を対象として、日本SF大会の参加者の投票によって選ばれる文学賞です。
複数の部門に分かれていますが、以下は海外長編部門を受賞した作品一覧です。

第54回(2023年)

アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)

銀河帝国の興亡(Foundation)

  • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

銀河系宇宙を支配する大銀河帝国に、徐々に没落の影がきざしていた。ひとたび銀河帝国が崩壊すれば、各太陽系は小王国に分裂し、人類はふたたび原始の暗黒時代に逆行する運命にあった。このとき現われた天才的な歴史心理学者ハリ・セルダンの予言は? 巨匠の最高傑作たる未来叙事詩三部作。ヒューゴー賞受賞作。新訳決定版。
(「内容紹介」より)

第53回(2022年)

アンディ・ウィアー(Andy Weir)

プロジェクト・ヘイル・メアリー(Project Hail Mary)

  • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

グレースは、真っ白い奇妙な部屋で、たった一人で目を覚ました。ロボットアームに看護されながらずいぶん長く寝ていたようで、自分の名前も思い出せなかったが、推測するに、どうやらここは地球ではないらしい……。断片的によみがえる記憶と科学知識から、彼は少しずつ真実を導き出す。ここは宇宙船〈ヘイル・メアリー〉号――。ペトロヴァ問題と呼ばれる災禍によって、太陽エネルギーが指数関数的に減少、存亡の危機に瀕した人類は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を発動。遠く宇宙に向けて最後の希望となる恒星間宇宙船を放った……。
(「内容紹介」より)

第52回(2021年)

劉慈欣(Cixin Liu)

三体Ⅱ 黒暗森林(The Dark Fores)

    天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエが宇宙に向け発信したメッセージは、異星文明・三体世界に到達する。新天地を求める三体文明は侵略艦隊を地球へと送り出した。太陽系到達は四百数十年後。しかも人類のあらゆる活動は三体文明が送り込んだ極微スーパーコンピュータ・智子(ソフォン)に監視されていた! 危機に直面した人類は、前代未聞の「面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)」を発動させる。人類の命運は四人の面壁者に託された! 世界的エンタメ、驚天動地の第二部!
    (「内容紹介」より)

    第51回(2020年)

    劉慈欣(Cixin Liu)

    三体(The Three-Body Problem)

    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

    物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
    (「内容紹介」より)

    第50回(2019年)

    ピーター・トライアス(Peter Tieryas)

    メカ・サムライ・エンパイア(Mecha Samurai Empire)

      大日本帝国統治下のアメリカ西海岸の「日本合衆国」。軍人の両親を失ったゲーマー不二本誠(ふじもとまこと)は、皇国機甲軍の巨大ロボット「メカ」のパイロットをめざすも、士官学校入試に失敗する。絶望する彼だが、偶然からエリート同級生の範子(のりこ)とともにメカのタカ號でテロリストと戦うことになり、その功績により民間の警備メカパイロット訓練生に推薦された――星雲賞受賞作『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』、待望の続篇!
      (「内容紹介」より)

      第49回(2018年)

      シルヴァン・ヌーヴェル(Sylvain Neuvel)

      巨神計画(Sleeping Giants)

        少女ローズが偶然発見した、イリジウム合金製の巨大な“手"。それは明らかに人類の遺物ではなかった。成長して物理学者となった彼女が分析した結果、何者かが六千年前に地球に残していった人型巨大ロボットの一部だと判明。謎の人物“インタビュアー"の指揮のもと、地球全土に散らばった全パーツの回収調査という、前代未聞の極秘計画がはじまった。
        (「内容紹介」より)

        第48回(2017年)

        ピーター・トライアス(Peter Tieryas)

        ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン(United States of Japan)

          第二次世界大戦で日本とドイツが勝利し、アメリカ西海岸が日本の統治下におかれて、40年。巨大ロボット兵器「メカ」が闊歩するこの「日本合衆国」で、検閲局に勤める帝国陸軍の石村大尉は、特別高等警察の槻野(つきの)課員の訪問を受ける。槻野は石村のかつての上官、六浦賀将軍の消息を追っているという。高名な軍事ゲーム開発者の六浦賀(むつらが)は、先の大戦でアメリカが勝利をおさめた改変歴史世界を舞台とするゲーム「USA」をひそかに開発し、アメリカ人抵抗組織に協力しているらしい。石村は槻野とともに六浦賀将軍を捜索することになるが――21世紀版『高い城の男』の呼び声が高い話題沸騰の改変歴史SF。
          (「内容紹介」より)

          第47回(2016年)

          アン・レッキー(Ann Leckie)

          叛逆航路(Ancillary Justice)

            二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
            (「内容紹介」より)

            第46回(2015年)

            アンディ・ウィアー(Andy Weir)

            火星の人(The Martian)

              有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!? 不毛の赤い惑星に一人残された彼は限られた物資、自らの知識を駆使して生き延びていく。宇宙開発新時代の傑作ハードSF。
              (「内容紹介」より)

              第45回(2014年)

              ピーター・ワッツ(Peter Watts)

              ブラインドサイト(Blindsight)

                突如現われた異星からの探査機群。人類は存亡を賭け、特異な能力者達を宇宙に送り出す。テッド・チャン推薦、「意識」の価値を問う本格ハードSF!
                (「内容紹介」より)

                第44回(2013年)

                ジョン・スコルジー(John Scalzi)

                アンドロイドの夢の羊(The Android's Dream)

                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                異星人との外交問題が発生、解決には特別な〈羊〉が必要という。探索を依頼された元兵士は、殺し屋や狂信者に追われることに……
                (「内容紹介」より)

                第43回(2012年)

                パオロ・バチガルピ(Paolo Bacigalupi)

                ねじまき少女(The Windup Girl)

                • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
                (「内容紹介」より)

                第42回(2011年)

                マイクル・フリン(Michael Flynn)

                異星人の郷(Eifelheim)

                  1348年のある晩、ドイツの深い森にある小村を異変が襲った。奇妙な光と障気。屋根が吹き飛び、火事が起きた。人知れず果たされたファースト・コンタクトを描く感動作。
                  (「内容紹介」より)

                  第41回(2010年)

                  ジョン・スコルジー(John Scalzi)

                  最後の星戦 老人と宇宙3(The Last Colony)

                    コロニー防衛軍を退役したジョン・ペリーは、植民惑星のハックルベリーで、ゴースト部隊出身の妻ジェーンと養女ゾーイとともに平穏な日々を送っていた。だが、ある日、思いもよらない要請を受ける。かつての上司リビッキー将軍から新たな植民惑星ロアノークを率いる行政官になってくれと頼まれたのだ。やがて、ジョンは新たな戦いに巻きこまれていくが……『老人と宇宙』のジョンがふたたび大活躍するシリーズ、第三弾!
                    (「内容紹介」より)

                    第40回(2009年)

                    ロバート・チャールズ・ウィルスン(Robert Charles Wilson)

                    時間封鎖(Spin)

                    • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                    ある夜、空から星々と月が消え、翌朝に現れた太陽も贋物だという現象が起きた。地球の周りを正体不明の一種の膜のようなものが覆っているらしい。しかもこの膜の影響で地球と宇宙の時間の流れに大きな変化が起こり、地球の時間が1億分の1の速度に変わってしまった。地球で1年が経つ時、宇宙では何億もの時が経過し、太陽は衰退していく。突然時間の流れが遅くなってしまった地球に生きる人々の姿を描いたハードSF。

                    第39回(2008年)

                    ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(James Tiptree Jr.)

                    輝くもの天より墜ち(Brightness falls from the Air)

                      第38回(2007年)

                      フィリップ・リーヴ(Philip Reeve)

                      移動都市(Mortal Engines)

                        第37回(2006年)

                        グレッグ・イーガン(Greg Egan)

                        ディアスポラ(Diaspora)

                        • 再読度 ☆:読後感 ☆

                        第36回(2005年)

                        グレッグ・イーガン(Greg Egan)

                        万物理論(Distress)

                          第35回(2004年)

                          ディヴィッド・ブリン(David Brin)

                          星海の楽園 知性化の嵐(Heaven's Reach)

                          • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                          第34回(2003年)

                          ロバート・J・ソウヤー(Robert J. Sawyer)

                          イリーガル・エイリアン(ILLEGAL ALIEN)

                            第33回(2002年)

                            パット・マーフィー(Pat Murphy)

                            ノービットの冒険(There and Back Again)

                              第32回(2001年)

                              ロバート・J・ソウヤー(Robert J. Sawyer)

                              フレームシフト(Frameshift)

                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                              第31回(2000年)

                              マイク・レズニック(Mike Resnick)

                              キリンヤガ(Kirinyaga: A Fable of Utopia)

                                第30回(1999年)

                                キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                                レッド・マーズ(Red Mars)

                                • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                人類は火星への初の有人飛行を成功させ、その後、無人輸送船で夥しい機材を送り出した。そしてついに2026年、厳選された百人の科学者を乗せ、最初の火星植民船が船出する。果てしなく広がる赤い大地に、彼らは人の住む街を創りあげるのだ。そして大気と水を。惑星開発に向けて前人未到の闘いが始まる。NASAの最新情報に基づく最高にリアルな火星SF。A・C・クラークが激賞!ネビュラ賞/英国SF協会賞受賞。
                                (「内容紹介」より)

                                第30回(1999年)

                                スティーヴン・バクスター(Stephen Baxter)

                                タイム・シップ(The Time Ships)

                                  1891年、時間航行家は再び未来へ旅立った。タイム・マシンを発明した時間航行家は、最初の時間旅行で出会ったエロイ族のウィーナを救うためマシンを再起動し、西暦80万2701年の未来をめざした。だが、彼がたどり着いたのは高度な知性を有するモーロック族が支配する異なる時間線の未来であった。H・G・ウエルズの名作『タイム・マシン』刊行百周年を記念して書かれ、英米独日四カ国のSF賞を受賞した量子論SFの傑作
                                  (「内容紹介」より)

                                  第29回(1998年)

                                  ラリー・ニーヴン、ジェリー・パーネル、マイクル・フリン(Larry Niven & Jerry Pournelle & Michael Flynn)

                                  天使墜落(Fallen Angels)

                                    地球と敵対する軌道上の宇宙ステーションから、宇宙船が墜落した。暗号名は〈天使〉。科学を憎悪し、極端な環境保護を掲げる地球政府に捕まれば、ただでは済まない。だが、そんな地球にも味方がいる――宇宙ステーションが助けを求めた相手とは、科学の信奉者と罵られ弾圧を受けながらも、性凝りなく地下活動を続けるSFファンたちだった!
                                    (「内容紹介」より)

                                    第28回(1997年)

                                    ロバート・J・ソウヤー(Robert J. Sawyer)

                                    さよならダイノサウルス(End of an Era)

                                    • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                    第27回(1996年)

                                    スティーヴン・バクスター(Stephen Baxter)

                                    時間的無限大(Timelike Infinity)

                                      第26回(1995年)

                                      ダン・シモンズ(Dan Simmons)

                                      ハイペリオン(Hyperion)

                                      • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                      時は二八世紀、人類社会の辺境に位置する惑星ハイペリオン――今まさに、この星にある謎の遺跡〈時間の墓標〉に封じられた、時を超越する怪物シュライクが解きはなたれようとしていた。その謎を解明すべく送りだされた七人の巡礼者が、旅の途上で語る数奇な人生の物語とは……
                                      (「内容紹介」より)

                                      第25回(1994年)

                                      ジェイムズ・P・ホーガン(James P. Hogan)

                                      内なる宇宙(Entoverse)

                                        第24回(1993年)

                                        ポール・アンダースン(Poul Anderson)

                                        タウ・ゼロ(TAU ZERO)

                                          第23回(1992年)

                                          チャールズ・シェフィールド(Charles Sheffield)

                                          マッカンドルー航宙記(The McAndrew Chronicles)

                                            第22回(1991年)

                                            ディヴィッド・ブリン(David Brin)

                                            知性化戦争(The Uplift War)

                                            • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                            銀河の全ての知的種族は主属となる種族によって知性化され、類属として長い奉公期間を経た後に独立して主属として認められるのが一般的な中で、主属を持たず独力で知性化し超光速航法を開発した人類は鬼子扱いされ、銀河諸族には参加したものの友好諸族も数少ない極めて弱小な種族であった。そんな中で人類とその類属ネオ・チンパンジーの住む植民惑星ガースが、銀河の覇権を争う列強諸族の一つ鳥類型エイリアンのグーブルーの宇宙艦隊により占拠されてしまった。果たして人類はこの危機をどう乗り越えていくのか。知性化シリーズ第3弾。

                                            第21回(1990年)

                                            バリントン・J・ベイリー(Barrington J. Bayley)

                                            時間衝突(Collision with chronos)

                                              第20回(1989年)

                                              ラリー・ニーヴン&ジェリー・パーネル(Larry Niven & Jerry Pournelle)

                                              降伏の儀式(Footfall)

                                                第19回(1988年)

                                                コードウェイナー・スミス(Cordwainer Smith)

                                                ノーストリリア(Norstrilia)

                                                  第18回(1987年)

                                                  ウィリアム・ギブスン(William Gibson)

                                                  ニューロマンサー(Neuromancer)

                                                  • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                  ハイテクと汚濁の都、千葉シティの空の下、コンピュータ・ネットワークの織りなす電脳空間を飛翔できた頃に思いを馳せ、ケイスは空虚な日々を送っていた。今のケイスはコンピュータ・カウボーイ能力を奪われた飢えた狼。だがその能力再生を代償に、ヤバい仕事の話が舞いこんできた。依頼を受けたケイスは、電脳未来の暗黒面へと引きこまれていくが……新鋭が華麗かつ電撃的文体を駆使して放つ衝撃のサイバーパンクSF!
                                                  (「内容紹介」より)

                                                  第17回(1986年)

                                                  マイケル・ムアコック(Michael Moorcock)

                                                  エルリック・サーガ(Elric Of Melnibone)

                                                    第16回(1985年)

                                                    バリントン・J・ベイリー(Barrington J. Bayley)

                                                    禅銃〈ゼン・ガン〉(The Zen Gun)

                                                      第15回(1984年)

                                                      バリントン・J・ベイリー(Barrington J. Bayley)

                                                      カエアンの聖衣(The Garments of Caean)

                                                      • 再読度 ☆:読後感 ☆

                                                      服は人なり、という衣装哲学を具現したカエアン製の衣装は、敵対しているザイオード人らをも魅了し、高額で闇取引されていた。衣装を満載したカエアンの宇宙船が難破したという情報をつかんだザイオードの密貿易業者の一団は衣装奪取に向かう。しかし、彼らが回収した衣装には、想像を超える能力を秘めたスーツが含まれていた……後世のクリエイターに多くの影響を遺した英SF界の奇才による傑作の新訳版。
                                                      (「内容紹介」より)

                                                      第14回(1983年)

                                                      ロバート・L・フォワード(Robert Lull Forward)

                                                      竜の卵(Dragon's Egg)

                                                        紀元前五十万年に誕生した中性子星は、いま刻々と太陽系に近づきつつあった。そして二〇四九年、探査宇宙船セント・ジョージ号は、<竜の卵>と名づけられたこの中性子星の軌道に乗り、観察を開始したが・・・最新の科学理論を駆使して人類と中性子星人とのファースト・コンタクトを描くハードSFファン待望の書
                                                        (「出版社の解説目録」より)

                                                        第13回(1982年)

                                                        ジェイムズ・P・ホーガン(James P. Hogan)

                                                        創世記機械(The Genesis Machine)

                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                        若き天才科学者クリフォードは、政府機関で統一場理論の研究を進めるうち、画期的な成果をあげた。物質、電磁気力、そして重力の本質を見事に解き明かしたのだ。この理論を応用すれば、宇宙のエネルギーを自由に操り、利用することができる。使い方によれば究極の兵器ともなり得るのだ。そこに目をつけた軍部は、ともすると反抗的なクリフォードを辞職に追いやり、独自に研究を始めた。彼は私的研究機関に移り、細々と自分の研究を続けていたのだが……。
                                                        (「内容紹介」より)

                                                        第12回(1981年)

                                                        ジェイムズ・P・ホーガン(James P. Hogan)

                                                        星を継ぐもの(Inherit the Stars)

                                                        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                        第11回(1980年)

                                                        アーサー・C・クラーク(Arthur Charles Clarke)

                                                        宇宙のランデヴー(Rendezvous With Rama)

                                                          深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た、驚異の数々とは!?
                                                          (「内容紹介」より)

                                                          第10回(1979年)

                                                          ラリイ・ニーヴン(Larry Niven)

                                                          リングワールド(Ringworld)

                                                            パペッティア人のネサスから見せられた一枚のホロに、ルイス・ウーは目をむいた - 恒星のまわりをとりまく、薄いリボン状の構築物が写っていたのだ。このリングワールドの謎を解くべくルイスらは勇躍旅立った!シリーズの華麗なるクライマックス
                                                            (「出版社の解説目録」より)

                                                            第9回(1978年)

                                                            ロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein)

                                                            悪徳なんかこわくない(I Will Fear No Evil)

                                                              死期の迫った大富豪ヨハン・セバスチャン・バッハ・スミスは、勝てる見込みが皆無に近いいちかばちかの賭け、若者の肉体への脳移植を試みた。手術は無事成功。だが驚いたことに、彼が手に入れたあらたな肉体は、なんと若く美しい女性の体だった!異様な設定によって大胆に愛と性と死とに肉薄する問題長篇!
                                                              (「内容紹介」より)

                                                              第8回(1977年)

                                                              ジャック・ヴァンス(Jack Vance)

                                                              竜を駆る種族(The Dragon Masters)

                                                                第7回(1976年)

                                                                ロジャー・ゼラズニイ(Roger Zelazny)

                                                                我が名はコンラッド(This Immortal)

                                                                  コンラッドと名乗るその男の過去は謎に包まれていた。だが、彼こそは異星人支配者との数世紀にわたる戦いの歴史に、いくたびか異なる名でその偉業を刻みつけてきた地球の英雄なのだ。そして今、密命をおびた異星人の到来によって迎える危機を前に、再び不死の人コンラッドは立ち上がるが・・・
                                                                  (「出版社の解説目録」より)

                                                                  第6回(1975年)

                                                                  ロバート・シルヴァーバーグ(Robert Silverberg)

                                                                  時間線を遡って(Up the Line)

                                                                    第5回(1974年)

                                                                    フランク・ハーバート(Frank Herbert)

                                                                    デューン砂の惑星(Dune)

                                                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                    第4回(1973年)

                                                                    カート・ヴォネガット・ジュニア(Kurt Vonnegut, Jr.)

                                                                    タイタンの妖女(The Sirens of Titan)

                                                                      時空を超えたあらゆる時と場所に波動現象として存在する、ウィンストン・ナイルズ・ラムファードは、神のような力を使って、さまざまな計画を実行し、人類を導いていた。その計画で操られる最大の受難者が、全米一の大富豪マラカイ・コンスタントだった。富も記憶も奪われ、地球から火星、水星へと太陽系を流浪させられるコンスタントの行く末と、人類の究極の運命とは? 巨匠がシニカルかつユーモラスに描いた感動作を訳も新たにした新装版。
                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                      第3回(1972年)

                                                                      ロバート・シルヴァーバーグ(Robert Silverberg)

                                                                      夜の翼(Nightwings)

                                                                        第2回(1971年)

                                                                        マイクル・クライトン(Michael Crichton)

                                                                        アンドロメダ病原体(The Andromeda Strain)

                                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                        事件はアリゾナ州の小さな町、人口48人のピードモントで起きた。町の住人が一夜で全滅したのだ。軍の人工衛星が町の郊外に墜落した直後のことだった。事態を重視した司令官は直ちにワイルドファイア警報の発令を要請する。宇宙からの病原体の侵入――人類絶滅の危機に、招集された四人の科学者たちの苦闘が始まる。戦慄の五日間を描き、著者を一躍ベストセラー作家の座に押し上げた記念碑的名作
                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                        第1回(1970年)

                                                                        J・G・バラード(J. G. Ballard)

                                                                        結晶世界(The Crystal World)

                                                                          アフリカの癩病院副院長であるサンダースは、一人の人妻を追ってマタール港に着いたが、そこからの道は何故か閉鎖されていた。翌日、港に奇妙な水死体があがる。死体の片腕は水晶のように結晶化していた。それは全世界が美しい結晶と化そうとする無気味な前兆だった。
                                                                          (「内容紹介」より)