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ローカス賞 新人賞を受賞した作品の一覧です。

ローカス賞(Locus Award)新人賞受賞作

ローカス賞(Locus Award)はアメリカのSF情報誌「ローカス(Locus)」の読者投票で選ばれるSF・ファンタジィ作品を対象とした文学賞で、SF長編ファンタジィ長編・中長編・中編・短編・ヤングアダルト・新人賞・雑誌・ノンフィクション等々、10以上の部門賞があります。
以下は最優秀処女作が選出される新人賞(Best First Novel)の受賞作一覧です。

2024年

(Vajra Chandrasekera)

(The Saint of Bright Doors)

    2023年

    (Ray Nayler)

    (The Mountain in the Sea)

      2022年

      (P. Djèlí Clark)

      (A Master of Djinn)

        2021年

        (Darcie Little Badger)

        (Elatsoe)

          2020年

          タムシン・ミュア(Tamsyn Muir)

          ギデオン―第九王家の騎士―(Gideon the Ninth)

            女剣士ギデオンと王家の姫君ハロウホークは不死の皇帝の惑星に召集される。そこで皇帝直属の黒魔術師の選考会に参加するが……!?
            (「内容紹介」より)

            2019年

            レベッカ・ローンホース(Rebecca Roanhorse)

            (Trail of Lightning)

              2018年

              シオドラ・ゴス(Theodora Goss)

              メアリ・ジキルとマッドサイエンティストの娘たち(The Strange Case of the Alchemist's Daughter)

                ヴィクトリア朝、ロンドン。父に続いて母を亡くした令嬢メアリ・ジキルは、母が「ハイド」という名前の人物に毎月送金をしていたことを知る。ハイドというのは殺人容疑で追われているあの不気味な男のことだろうか? メアリは名探偵シャーロック・ホームズと相棒ワトスンの力を借りて探り始めるが、背後にはさらなる巨大な謎があった。メアリのもとに集うのは、ハイドの娘、ラパチーニの娘、モロー博士の娘、フランケンシュタインの娘といった“モンスター娘"たち。彼女たちは力をあわせ、謎を解き明かすことができるのか? さまざまな古典名作を下敷きに、一癖も二癖もある令嬢たちの冒険を描くローカス賞受賞作。
                (「内容紹介」より)

                2017年

                ユーン・ハ・リー(Yoon Ha Lee)

                ナインフォックスの覚醒(Ninefox Gambit)

                  数学と暦に基づき物理法則を超越する科学体系〈暦法〉を駆使する星間大国〈六連合〉。この国の若き女性軍人にして数学の天才チェリスは、史上最悪の反逆者にして伝説の戦術家ジェダオの精神をその身に憑依させ、艦隊を率いて鉄壁の〈暦法〉シールドに守られた巨大宇宙都市要塞の攻略に向かう。だがその裏には、専制国家の恐るべき秘密が隠されていた。2017年ローカス賞受賞、ヒューゴー賞・ネビュラ賞候補の本格宇宙SF!
                  (「内容紹介」より)

                  2016年

                  ケン・リュウ(Ken Liu)

                  蒲公英王朝記(The Grace of Kings)

                    少年がはじめて皇帝を目にしたその日から、運命は動き出した――権謀術数が渦巻く国家と政治に翻弄される人々を優しくも壮大な視線で描き出す、『紙の動物園』の著者が放つ一大武侠絵巻、開幕篇
                    (「内容紹介」より)

                    2015年

                    (Mary Rickert)

                    (The Memory Garden)

                      2014年

                      アン・レッキー(Ann Leckie)

                      叛逆航路(Ancillary Justice)

                        二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ……デビュー長編にしてヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞など『ニューロマンサー』を超える英米7冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
                        (「内容紹介」より)

                        2013年

                        (Saladin Ahmed)

                        (Throne of the Crescent Moon)

                          2012年

                          エリン・モーゲンスターン(Erin Morgenstern)

                          夜のサーカス(The Night Circus)

                            2011年

                            N・K・ジェミシン(N.K.Jemisin)

                            空の都の神々は(The Hundred Thousand Kingdoms)

                              遠い昔、光の神イテンパスと闇の神ナハド、黄昏の女神エネファが戦った。激戦のすえ勝者となったイテンパスは、僕(しもべ)たるアラメリ家の人々を通じ、空中都市スカイから世界を統べはじめた――そして現在、辺境の小国の首長イェイナは世継ぎ候補としてスカイへ招かれた。母の暗殺の復讐のため命がけの後継者争いに身を投じた彼女は、奴隷として使役される神々に出会う……。名だたる賞に輝く、遠大な時空を背景に疾走する人と神々の物語
                              (「内容紹介」より)

                              2010年

                              パオロ・バチガルピ(Paolo Bacigalupi)

                              ねじまき少女(The Windup Girl)

                              • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                              石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
                              (「内容紹介」より)

                              2009年

                              ポール・メルコ(Paul Melko)

                              天空のリング(Singularity's Ring)

                              • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                              人類とAIが融合した“共同体”の突然の崩壊により荒廃した世界を立てなおしたのは、統制府が創造した二人~五人の集団―小群だった。彼らは匂いで会話し、手首のパッドに触れ合うことで記憶や感情を共有し、まるで一人のように行動する。アポロ・パパドプロスもそうした小群の一組だった。二人の少年と三人の少女からなるアポロは、外宇宙探査船の船長をめざし、過酷な訓練を続けていたが…ローカス賞に輝く衝撃作。
                              (「BOOK」データベースより)

                              2008年

                              ジョー・ヒル(Joe Hill)

                              ハートシェイプト・ボックス(Heart-Shaped Box)

                                アメリカン・モダンホラーに新星誕生! 「幽霊の取り憑いたスーツ」――ネット・オークションのこの惹句に、ロック界の大スター、ジュード・コインは飛びついた。だがその幽霊は、彼がかつて捨てた女の義父だった…。ブラム・ストーカー賞ほかを受賞し、各国で絶賛された長編デビュー作!
                                (「内容紹介」より)

                                2007年

                                ナオミ・ノヴィク(Naomi Novik)

                                テメレア戦記(Temeraire: His Majesty's Dragon / Throne of Jade / Black Powder War)

                                  十九世紀初頭のヨーロッパ。強大な権力を握ったナポレオンは、英国に侵攻する機会をうかがっていた。英国艦隊の若き艦長ウィル・ローレンスは、フランス艦との戦いのなかで、孵化間近のドラゴンの卵を見つける。海上で孵った竜の子テメレアは、ローレンスをみずからの担い手として選びとる。この時代、ドラゴンは国家にとって、かけがえのない戦力だった。高い知性を持つテメレアと、海軍から航空隊へ移ったローレンスは、イギリス海峡のドラゴン戦隊に加わるための厳しい訓練をはじめる。ドラゴンと人間が絆を結ぶ物語に、史実や実在人物を織り込んだ、異色のファンタジー・シリーズ。
                                  (「内容紹介」より)

                                  2006年

                                  エリザベス・ベア(Elizabeth Bear)

                                  サイボーグ士官ジェニー・ケイシー(Hammered / Scardown / Worldwired)

                                    生態系の破壊により、地球の寿命はあと200年といわれていた。迫りくる災厄を前に、カナダと中国は宇宙に活路を求め、火星で発見された異星の宇宙船をもとに極秘で星間宇宙船の開発を進めていた。だが、異星技術によって建造された宇宙船のパイロットには、特殊な能力が必要だった! 25年前、軍務中に負傷しサイボーグとなったジェニー・ケイシーに目をつけたカナダの極秘チームは、密かに彼女の獲得に向け動き出すが……。
                                    (「内容紹介」より)

                                    2005年

                                    スザンナ・クラーク(Susanna Clarke)

                                    ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル(Jonathan Strange and Mr Norrell)

                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                    2004年

                                    コリイ・ドクトロウ(Cory Doctorow)

                                    マジック・キングダムで落ちぶれて(Down and Out in the Magic Kingdom)

                                      2003年

                                      アレックス・アーバイン(Alexander C. Irvine)

                                      (A Scattering of Jades)

                                        2002年

                                        ジャクリーン・ケアリー(Jacqueline Carey)

                                        クシエルの矢(Kushiel's Dart)

                                          2001年

                                          ジェフリー・A・ランディス(Geoffrey A. Landis)

                                          火星縦断(Mars Crossing)

                                            2000年

                                            ポール・レヴィンソン(Paul Levinson)

                                            (The Silk Code)

                                              1999年

                                              ナロ・ホプキンスン(Nalo Hopkinson)

                                              (Brown Girl in the Ring)

                                                1998年

                                                イアン・R・マクラウド(Ian R. MacLeod)

                                                (The Great Wheel)

                                                  1997年

                                                  (Sage Walker)

                                                  (Whiteout)

                                                    1997年

                                                    サラ・ゼッテル(Sarah Zettel)

                                                    大いなる復活のとき(Reclamation)

                                                      宇宙船Uケナイ号の船長エリク・ボーンは、優秀なハッカーとして合法、違法を問わず仕事をこなしてきた。だが、そんなエリクにルドラント・ヴィタイ属の大使バスクが頼んできた仕事は、いつもとはまったく異なるものだった。大使が監禁している女性の通訳をつとめろというのだ。しかも、その女性アーラは、エリクが捨てた故郷の星「施界」の出身だった…広大な銀河を舞台に、超能力者や奇妙な異星人の冒険を描く話題作。ローカス賞受賞作。
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                      1996年

                                                      リンダ・ナガタ(Linda Nagata)

                                                      極微機械 ボーア・メイカー(The Bohr Maker)

                                                        天才分子デザイナーでテロリストのボーアが作った違法な分子機械ボーア・メイカーは、適応性人工知能をもち、宿主の肉体まで自由に改変できる。使い方しだいでは、連邦の存在さえ危うくしかねない驚異の極微機械だ。このボーア・メイカーが盗みだされ、偶然のことからスラム街の女性フォージタのものになるが…究極のナノテクがもたらす未来世界の驚異を描く、ローカス賞処女長篇賞受賞作。
                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                        1995年

                                                        ジョナサン・レセム(Jonathan Lethem)

                                                        銃、ときどき音楽(Gun, With Occasional Music)

                                                          近未来のサンフランシスコ。市民はカルマと呼ばれる点数減点法で管理され、感情や記憶に干渉する合法的麻薬が蔓延し、進化療法によって知能が増大した動物が人間と対等の顔をして街を歩きまわっている。メトカーフは街の片隅に事務所をかまえる、しがない民間検問士。ある朝ラジオの音楽版ニュースで報道された殺人事件の被害者は、ほんの二週間まえまで依頼人だった男だった。驚く彼のまえに他ならぬその事件の容疑者という男が現われ、自分は無実だ、真犯人を捜してくれという。気乗りしないまま捜査をはじめたメトカーフは、さっそくカンガルーの殺し屋につけ狙われるハメに…。管理社会の暗黒街をクールに歩く私立探偵ならぬ民間検問士の活躍を描いた話題作。1994年度ローカス賞処女長篇部門、ウィリアム・L・クロフォード賞受賞。
                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                          1994年

                                                          パトリシア・アンソニー(Patricia Anthony)

                                                          (Cold Allies)

                                                            1993年

                                                            モーリーン・F・マクヒュー(Maureen F. McHugh)

                                                            (China Mountain Zhang)

                                                              1992年

                                                              キャシー・コージャ(Kathe Koja)

                                                              虚ろな穴(The Cipher)

                                                                薄汚れた物置の床に、穴は口を開いていた。直径は三十センチくらいだが、中は無限に広い。ぼくの友達のナコタが、穴に異常な興味を抱いた。色々な物を投げ込んだり、カメラを降ろしたり、ついには生き物を穴の中へ…ぼくらは穴の研究にのめりこんでいく。だがある日、ぼくの体に異常が発生した!奇妙な穴に取り憑かれて破局へ突き進む若者たちを描き、発表と同時に絶賛を博した、女流ホラー作家の輝かしいデビュー作。ブラム・ストーカー賞、ローカス賞受賞。ホラーの超新星、待望の日本上陸。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                1991年

                                                                マイクル・フリン(Michael Flynn)

                                                                (In the Country of the Blind)

                                                                  1990年

                                                                  アレン・スティール(Allen Steele)

                                                                  (Orbital Decay)

                                                                    1989年

                                                                    イアン・マクドナルド(Ian McDonald)

                                                                    火星夜想曲(Desolation Road)

                                                                      1988年

                                                                      エマ・ブル(Emma Bull)

                                                                      (War for the Oaks)

                                                                        1987年

                                                                        ジャック・マクデヴィット(Jack McDevitt)

                                                                        (The Hercules Text)

                                                                          1986年

                                                                          カール・セーガン(Carl Sagan)

                                                                          コンタクト(Contact)

                                                                          • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                          20世紀末のある日、ニューメキシコ砂漠の天文台が、奇妙な電波信号をキャッチした。それは厖大な素数系列で、発信源は26光年彼方のヴェガ系惑星と判明した。地球外知的生物からの電波探査機関〈アーガス〉の責任者エリーが、待ち望んだ瞬間だった。世界の専門家が協力しついに信号は映像化されたが、スクリーンに現われたのは、あまりにも意外な…。著名な天文学者の処女小説。
                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                          1985年

                                                                          キム・スタンリー・ロビンスン(Kim Stanley Robinson)

                                                                          荒れた岸辺(The Wild Shore)

                                                                            20世紀末、時ならぬ大災厄がアメリカを襲った。国内にひそかに持ちこまれた数千発の中性子爆弾がいっせいに炸裂し、合衆国は崩壊、世界の文明地図から末梢されてしまったのだ! それから数十年の歳月が流れた。国境や海岸線を厳重に封鎖され、上空からスパイ衛星で監視されながらも、北米大陸の各地には、漁業や農業をいとなむコミューンが点在していた。そのひとつオノファー村に住む少年ヘンリーは、きょうも土地の古老トムから昔話を聞いては、古き良き偉大なるアメリカに憧れをつのらせていった…80年代SFの旗手が瑞々しい筆致で描きあげ、絶賛を博した超話題作!
                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                            1984年

                                                                            R・A・マカヴォイ(R. A. MacAvoy)

                                                                            黒龍とお茶を(Tea with the Black Dragon)

                                                                              娘のリズからの突然の電話。どうやら何かやっかい事に巻き込まれたらしい。不安を胸に娘の行方を捜す母親のマーサの前に、一人の中国人が現われた。名をロングと称するこの初老の男、自分は太古の龍の化身だと言うのだが・・・。〈魔法の歌〉三部作で知られる筆者が、シャレた会話とユーモア溢れる筆致で描いた処女長篇。
                                                                              (「出版社の解説目録」より)

                                                                              1983年

                                                                              ドナルド・キングスバリー(Donald Kingsbury)

                                                                              (Courtship Rite)

                                                                                1982年

                                                                                ソムトウ・スチャリトクル(Somtow Sucharitkul)

                                                                                スターシップと俳句(Starship & HAIKU)

                                                                                  1981年

                                                                                  ロバート・L・フォワード(Robert Lull Forward)

                                                                                  竜の卵(Dragon's Egg)

                                                                                    紀元前五十万年に誕生した中性子星は、いま刻々と太陽系に近づきつつあった。そして二〇四九年、探査宇宙船セント・ジョージ号は、<竜の卵>と名づけられたこの中性子星の軌道に乗り、観察を開始したが・・・最新の科学理論を駆使して人類と中性子星人とのファースト・コンタクトを描くハードSFファン待望の書
                                                                                    (「出版社の解説目録」より)