ブラム・ストーカー賞(Bram Stoker Award)最優秀長編賞の受賞作
ブラム・ストーカー賞(Bram Stoker Award)はアメリカ・ホラー作家協会(Horror Writers Association:HWA)が主催するその年に出版された最も優れたホラーやダーク・ファンタジー作品に贈られる、「吸血鬼ドラキュラ」の作者ブラム・ストーカーの名を冠した文学賞です。
1987年に出版された作品から始まり、いくつかの部門に分かれていますが、以下は最優秀長編賞(Superior Achievement in a Novel)の受賞作一覧です。
2024年
(Gwendolyn Kiste)
(The Haunting of Velkwood)
2023年
(Tananarive Due)
(The Reformatory)
2022年
(Gabino Iglesias)
(The Devil Takes You Home)
2021年
(Stephen Graham Jones)
(My Heart is a Chainsaw)
2020年
(Stephen Graham Jones)
(The Only Good Indians)
2019年
(Owl Goingback)
(Coyote Rage)
2018年
ポール・トレンブレイ(Paul Tremblay)
終末の訪問者(The Cabin at the End of the World)
七歳のウェンと両親のエリックとアンドリューは、ニュー・ハンプシャー州北部の人里離れたキャビンで夏の休暇をすごしている。ある日、ウェンがキャビンの庭で遊んでいると、突然、見知らぬ巨体の男が訪ねてくる。男の温かい笑顔にウェンはすぐに魅了されてしまう。ふたりが遊んでいると、さらに女ふたりと男ひとりがやってくる――奇妙でまがまがしい道具を手に。ウェンはうろたえ、帰ろうとすると男にこう告げられる――「これから起こることは、何ひとつきみのせいじゃない。きみは悪いことを何もしていない。けれど、きみたち家族はある厳しい決断を下さなきゃならない。この世界を救うには、きみたちの助けが必要なんだ」
(「内容紹介」より)
2017年
クリストファー・ゴールデン(Christopher Golden)
(Ararat)
2016年
ジョン・ランガン(John Langan)
(The Fisherman)
2015年
ポール・トレンブレイ(Paul Tremblay)
(A Head Full of Ghosts)
2014年
スティーブ・ラスニック・テム(Steve Rasnic Tem)
(Blood Kin)
2013年
スティーヴン・キング(Stephen King)
ドクター・スリープ(Doctor Sleep)
2012年
ケイトリン・R・キアナン(Caitlin R. Kiernan)
(The Drowning Girl)
2011年
ジョー・マッキンニー(Joe McKinney)
(Flesh Eaters)
2010年
ピーター・ストラウブ(Peter Straub)
(A Dark Matter)
2009年
サラ・ランガン(Sarah Langan)
(Audrey's Door)
2008年
スティーヴン・キング(Stephen King)
悪霊の島(Duma Key)
孤島に暮らす男を襲う怪異。愛する者たちを見舞う怪死。この島には何かがいる! 悪しきものの棲む廃墟の館が隠す秘密とは?
(「内容紹介」より)
2007年
サラ・ランガン(Sarah Langan)
(The Missing)
2006年
スティーヴン・キング(Stephen King)
リーシーの物語(Lisey's Story)
夫の死後、悲しみに暮れるリーシー。夫の過去に秘められたあまりに痛ましい出来事とは? 永遠の愛と悲しみからの再生を描く傑作。
(「内容紹介」より)
2005年
ディヴィッド・マレル(David Morrell)
廃墟ホテル(Creepers)
忍びこむ者——廃墟のもつ魅力に取り憑かれた彼らと共に、新聞記者バレンジャーはかつての豪華ホテルに潜入した。畸形のネズミ、5本足のネコが棲まう建物を探索するうち、秘密の通路を発見!オーナーの大富豪カーライルは、そこから客室を覗いていたのだ。そして客室で起きた殺人、虐待といった惨劇の痕跡を保存したまま彼はホテルを閉鎖していた——その異常な光景を目にした瞬間、一行の背後に怪しい影が忍び寄る。
(「内容紹介」より)
2004年
ピーター・ストラウブ(Peter Straub)
(In the Night Room)
2003年
ピーター・ストラウブ(Peter Straub)
(lost boy lost girl)
2002年
(Tom Piccirilli)
(The Night Class)
2001年
ニール・ゲイマン(Neil Gaiman)
アメリカン・ゴッズ(American Gods)
- 再読度 ☆:読後感 ☆☆
暴行罪で服役中のシャドウは、妻ローラの死で予定より早く出所することに。葬儀に向かう途中、老紳士ウェンズデイに出会い、風変わりな仕事を依頼される。妻の死が不倫中の事故と知り自暴自棄になるシャドウのもとに、死んだはずのローラが現れる。一方、詐欺師のウェンズデイは、アメリカを旅し「仲間」を集めていた。約束の地ハウス・オン・ザ・ロックに辿り着いた二人が対面したのは、社会の隅で生きる古の神々だった! 2018年ニュー・アカデミー賞候補作(ノーベル文学賞の見送りを受け創設された新文学賞)。
(「内容紹介」より)
2000年
リチャード・レイモン(Richard Laymon)
(The Traveling Vampire Show)
1999年
ピーター・ストラウブ(Peter Straub)
ミスターX(Mr. X)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
誕生日のたびに見る、黒衣の殺人鬼の悪夢。母の危篤を直感し、故郷に急ぐ旅の途上で不吉な痕跡を残していくもう一人の自分……帰郷と共にネッドが垣間見る血族の謎。一方、怪奇小説を耽読し『ダンウィッチの怪』を己が聖書と崇めるミスターXは、積年の殺意の標的をまさに捉えようとしていた。
(「内容紹介」より)
1998年
スティーヴン・キング(Stephen King)
骨の袋(Bag of Bones)
最愛の妻に先立たれたベストセラー作家マイク・ヌーナン。彼はその後毎夜の悪夢に悩まされる。夢の舞台は決まって妻との思い出が宿る湖畔の別荘。ヌーナンは吸い寄せられるように別荘へと向かった。そこで彼を待ち受けていたのは、彼の運命を激変させる一人の少女。怪奇現象が多発し、過去の忌まわしい犯罪に対して死者がヌーナンにつきまとう。絶叫ゴースト・ストーリーの開幕!
(「内容紹介」より)
1997年
(Janet Berliner & George Guthrdge)
(Children of the Dusk)
1996年
スティーヴン・キング(Stephen King)
グリーンマイル(The Green Mile)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
1995年
ジョイス・キャロル・オーツ(Joyce Carol Oates)
生ける屍(Zombie)
1994年
ナンシー・ホールダー(Nancy Holder)
(Dead in the Water)
1993年
ピーター・ストラウブ(Peter Straub)
スロート(The Throat)
1992年
トマス・F・モンテルオーニ(Thomas F. Monteleone)
聖なる血(Blood of the Lamb)
- 再読度 ☆:読後感 ☆
1991年
ロバート・R・マキャモン(Robert R. McCammon)
少年時代(Boy's Life)
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
素晴らしい魔法の王国で過ごした少年時代の冒険の日々──その瑞々しいノスタルジーで各書評子の心を震わせた傑作、ついに文庫化
(「内容紹介」より)
1989年
ダン・シモンズ(Dan Simmons)
殺戮のチェスゲーム(Carrion Comfort)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
アメリカ南部の都市チャールストンで起きた連続殺人。一見何のつながりもない九人の老若男女が互いに殺し合ったこの事件は、吸血鬼たちの凄惨な戦いの幕開けだった!人間をチェスの駒のように操る魂の吸血鬼たちの、世界の覇権をかけた暗闘を描き、ブラム・ストーカー賞を受賞した超大型ホラー・スペクタクル
(「内容紹介」より)
1988年
トマス・ハリス(Thomas Harris)
羊たちの沈黙(The Silence of the Lambs)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
1987年
スティーヴン・キング(Stephen King)
ミザリー(Misery)
1987年
ロバート・R・マキャモン(Robert R. McCammon)
スワン・ソング(Swan Song)