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シェイマス賞新人賞を受賞した作品の一覧です。

シェイマス賞新人賞受賞作

シェイマス賞(The Shamus Award)はアメリカ私立探偵作家クラブ(Private Eye Writers of America:PWA)が運営する、警察等の公的な機関に所属しない私立探偵を主人公とするミステリィ小説を対象とした文学賞です。
シェイマスとは、私立探偵や刑事を意味する俗称だそうです。
長編賞、新人賞、短編賞、ペイパーバック賞などいくつかの賞に分かれていますが、以下は新人賞(Best First P. I. Novel)の受賞作です。

2024年

該当作なし

    2023年

    (Philip Miller)

    (The Goldenacre)

      2022年

      (Gregory Stout)

      (Lost Little Girl)

        2021年

        クワイ・クァーティ(Kwei Quartey)

        ガーナに消えた男(The Missing American)

          西アフリカの国ガーナ。そこではサカワ・ボーイズと呼ばれる少年たちが集団でインターネット詐欺を行っていた。彼らに騙され、単身で調査していたアメリカ人はどこへ消えたのか。そして組織を操る真の巨悪とは。女性私立探偵が真実を追う。シェイマス賞受賞作
          (「内容紹介」より)

          2020年

          該当作なし

            2019年

            (Katrina Carrasco)

            (The Best Bad Things)

              2018年

              クリステン・レピオンカ(Kristen Lepionka)

              (The Last Place You Look)

                2017年

                ジョー・イデ(Joe Ide)

                IQ(IQ)

                  ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶IQ〟と呼ばれる探偵だ。ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の元ギャング、ドッドソンからの口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった! 奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは――。新たなる‶シャーロック・ホームズ〟の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作!
                  (「内容紹介」より)

                  2016年

                  リサ・サンドリン(Lisa Sandlin)

                  (The Do-Right)

                    2015年

                    ジュリア・ダール(Julia Dahl)

                    インヴィジブル・シティ(Invisible City)

                      ブルックリンの屑鉄捨て場から全裸の女性の遺体が見つかる。駆けつけた新米記者のレベッカは、遺体が検死もされずにユダヤ人組織に引き渡されるのを見て驚いた。彼らはユダヤ教の戒律を厳格に守る正統派ユダヤ教徒だったのだ。閉鎖的なユダヤ社会のなかで事件が隠蔽されそうになるのに気づいたレベッカは、真相を探ろうとする。だが、彼女の前には強固な壁が立ちふさがった! 注目の新人が放つ話題作。
                      (「内容紹介」より)

                      2014年

                      (Lachlan Smith)

                      (Bear is Broken)

                        2013年

                        マイクル・シアーズ(Michael Sears)

                        ブラック・フライデー(Black Fridays)

                          不正行為を働き、二年間服役した元花形トレーダー、ジェイスン。彼はウォール街の証券会社の最高財務責任者から、思わぬ仕事を依頼された。事故死した若手社員の取引の資料を証券取引委員会が提出するよう求めている、何か問題があるのか調べてほしいというのだ。高額の報酬に惹かれジェイスンは受諾するが、やがて大きな陰謀が明らかに。父子の心の交流を織り込んで描く興奮と感動の金融サスペンス。シェイマス賞受賞作。
                          (「BOOK」データベースより)

                          2012年

                          (P.G. Sturges)

                          (The Shortcut Man)

                            2011年

                            (Michael Ayoob)

                            (In Search of Mercy)

                              2010年

                              ブラッド・パークス(Brad Parks)

                              (Faces of the Gone)

                                2009年

                                (Ian Vasquez)

                                (In the Heat)

                                  2008年

                                  (Sean Chercover)

                                  (Big City, Bad Blood)

                                    2007年

                                    (Declan Hughes)

                                    (The Wrong Kind of Blood)

                                      2006年

                                      (Louise Ure)

                                      (Forcing Amaryllis)

                                        2005年

                                        (Ingrid Black)

                                        (The Dead)

                                          2004年

                                          ピーター・スピーゲルマン(Peter Spiegelman)

                                          黒い地図(Black Maps)

                                          • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                          ジョン・マーチ、32歳。代々銀行を経営する裕福な一家に生まれながらも、家業を嫌い田舎町の保安官になったが、今は訳あって故郷のニューヨークで私立探偵をしている。ある日、エリート銀行家から、かつての仕事のことで脅されているという相談を受けた。マーチは金融の知識とコネを活かして脅迫者を突き止めようとするが、そこには悪名高い資金洗浄銀行と、あまりに邪悪なその役員の黒い影が! 調べるうちにどんどん広がっていく悪意の地図。脅迫者はいったい誰なのか? そしてマーチ自身の暗い過去も明らかになってゆき……。新時代の私立探偵マーチを主人公に、大型新人作家が描くミステリー。
                                          (「内容紹介」より)

                                          2003年

                                          エディー・ミューラー(Eddie Muller)

                                          拳よ、闇を払え(The Distance)

                                            新聞記者ビリーは、前途有望なボクサーのハックと親交を深めてきた。彼を題材に記事を書くはずだったが、悪夢が突然訪れる。ある夜、マネージャーを殴殺したとハックが告白したのだ。やむなくビリーは死体を隠す手助けをする。ところが死体は警察に発見され、死因は絞殺と判明した。ビリーは食い違いを見せるハックの言葉の真意を探るが…ボクシング業界を舞台に、希望を掴もうとあがく人々を描く哀切のハードボイルド。
                                            (「BOOK」データベースより)

                                            2002年

                                            デイヴィッド・フルマー(David Fulmer)

                                            快楽通りの悪魔(Chasing the Devil's Tail)

                                              人種差別さめやらぬ1907年のニューオーリンズ。外見は白人ながら黒人の血を引く異端の私立探偵ヴァレンティンは、娼婦ばかりを狙った猟奇殺人事件に巻き込まれる。現場には黒い薔薇が遺され、被害者全員が死の直前に彼の親友のコルネット奏者バディと会っていた…。複雑に絡み合うプロットと渇いたノスタルジーで、アメリカ私立探偵作家クラブ賞に輝いた、歴史ノワールの逸品。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                              2001年

                                              (Bob Truluck)

                                              (Street Level)

                                                2000年

                                                ジョン・コナリー(John Connolly)

                                                死せるものすべてに(Every Dead Thing)

                                                  妻との激しい口論のすえバーでしこたま飲んで帰宅すると、妻子は惨殺され、顔が切りはがされていた!元NY市警刑事バードは良心の呵責に苛まれながら、犯人の行方を追う。そんな折り、トラヴェリング・マンと呼ばれる男から瓶に入った愛娘の顔の皮が送られてきた。英米が驚嘆したシェイマス賞受賞作品。
                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                  1999年

                                                  スティーヴ・ハミルトン(Steve Hamilton)

                                                  氷の闇を越えて(A Cold Day in Paradise)

                                                    わたしの心臓のすぐそばには、一発の銃弾が眠っている。わたしが警官だった時代にローズという男に撃たれたものだ。あれから14年が過ぎた今、私立探偵となったわたしのもとにローズの署名のある手紙が届く。手紙は、最近わたしの身辺で起きた連続殺人はローズ自身の犯行だと告げていた。彼は逮捕され、刑務所で服役中なのだが……
                                                    (「内容紹介」より)

                                                    1998年

                                                    リック・リオーダン(Rick Riordan)

                                                    ビッグ・レッド・テキーラ(Big Red Tequila)

                                                      テキサス南部のサンアントニオで保安官の父を殺されたナヴァー。必死の捜査にもかかわらず犯人は挙がらなかった。青春のまっただ中で父の死を迎えた彼は、恋人リリアンや家族とも離れ、思い出も故郷も捨てて西海岸へ去る。12年後、弁護士事務所の調査員となっていたナヴァーは、かつての恋人からの依頼で帰郷するが、彼を待っていたのは、リリアンの失踪と、なぜか敵意に満ちた人々の視線だった!
                                                      (「内容紹介」より)

                                                      1997年

                                                      キャロル・リーア・ベンジャミン(Carol Lea Benjamin)

                                                      バセンジーは哀しみの犬(This Dog for Hire)

                                                        私の名前はレイチェル・アレグザンダー。私立探偵。相棒のダシールは筋肉質の闘犬だ。そんな私たちのもとに、友人を殺した犯人捜しの依頼が舞い込んだ。被害者はゲイの画家で、警察は同性愛者への虐待事件と見ているらしい。だが被害者の愛犬が消えていて、犬の利権がらみの可能性もあるという…。シェイマス賞最優秀処女長編賞受賞。コンビ探偵アレグザンダー&ダシール開幕。
                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                        1996年

                                                        リチャード・バリー(Richard Barre)

                                                        無垢なる骨(The Innocents)

                                                          事故で息子を失い、すさんだ生活を送っていた私立探偵ハーデスティ。彼のもとに仕事が舞い込んだのは、カリフォルニアの砂漠で七体の子供の白骨死体が発見された直後のことだった。死体のひとつが息子のものと知った父親が、事件の鍵を握る男を捜すよう求めてきたのだ。ハーデスティは調査を始めるが、思わぬ妨害が…ハードボイルドの新星が放つ話題作。
                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                          1995年

                                                          デニス・ルヘイン(Dennis Lehane)

                                                          スコッチに涙を託して(A Drink Before the War)

                                                            古都ボストンに探偵事務所を構えるパトリックとアンジー。彼らのもとに二人の上院議員から依頼が舞い込んだ。「重要書類を盗んで失踪した掃除婦ジェンナを探してほしい」たやすい依頼に法外な報酬。悪い予感は的中した。辿り着いた彼女の家はもぬけの殻、そして何者かに荒らされた形跡。書類を探しているのは議員たちだけではなかった。街に銃声が鳴り響き、屍が積み重なる。戦場と化したボストンのストリートを失踪する二人の前に姿を現した澱んだ真実とは―。「探偵パトリック&アンジー」シリーズ、待望の日本上陸第一弾。
                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                            1994年

                                                            リン・ハイタワー(Lynn Hightower)

                                                            (Satan's Lambs)

                                                              1993年

                                                              ジョン・ストラレー(John Straley)

                                                              熊と結婚した女(The Woman Who Married a Bear)

                                                                アラスカはシトカの町。酔いどれ探偵のセシル・ヤンガーが依頼されたのは、10年以上も前の殺人事件の再調査だ。容疑者は服役中で解決済みのはずなのに、被害者の母親はその「物語」が納得できないという。調査に乗り出したセシルは、間もなく何物かに命を狙われる。ネイティブ・アメリカンに古くから伝わる「熊と結婚した女」の物語―事件を解く手がかりは、どうやらこの辺りにありそうだ。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                1992年

                                                                (Thomas Davis)

                                                                (Suffer Little Children)

                                                                  1991年

                                                                  ウォルター・モズリイ(Walter Mosley)

                                                                  ブルー・ドレスの女(Devil in a Blue Dress)

                                                                    1948年、ロサンゼルス。失業中の黒人労働者イージーは、家のローンを返済するため、美貌の白人女性ダフネを捜しだす仕事を引き受けた。調査を始めたイージーは、ダフネが出入りしていたもぐり酒場を訪れ、彼女の知人の黒人女性を見つけ出した。が、数日後、その女性が殺され、事件は思わぬ方向へ―アメリカ私立探偵作家クラブ賞、英国推理作家協会賞新人賞を受賞し、ミステリ界に旋風を巻き起こした衝撃のデビュー作。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                    1990年

                                                                    カレン・キエフスキー(Karen Kijewski)

                                                                    キャット・ウォーク 女性探偵に気をつけろ!(Katwalk)

                                                                      友達のために仕事はしない―はずだったのに、親友チャリティの頼みを引き受け、あたしはラスヴェガスに飛んだ。チャリティの夫で建築業者のサムが、大がかりな悪事に巻き込まれたらしい…。そうこうするうち、サムは建築現場から墜落死してしまうし、あたしも何者かに襲われそうになる。あげくのはてに、事件はとんでもない結末を迎えることに。タフでシニカルで、情にもろい女性探偵キャット・コロラドが繰り広げるアンソニー賞、シェイマス賞を受賞した人気の事件シリーズ第一作。
                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                      1989年

                                                                      ガー・アンソニー・ヘイウッド(Gar Anthony Haywood)

                                                                      漆黒の怒り(Fear of the Dark)

                                                                        私立探偵アーロン・ガナーの決意は固かった。理由はどうあれ、自分の調査のせいで女が一人死んだのだ。これ以上探偵をつづけることは、良心が許さない…。だが、依頼人の女は魅力的だった。それに、依頼の内容もこれまでのような他人の秘密を覗き見する仕事とは違っていた。黒人優越論を唱える「決意の兄弟団」の指導的メンバーが暗殺された事件を調査してくれというのだ。目撃者の証言から犯人の身元をつきとめたガナーは、その白人至上主義の若者を捕まえようとスポーツ・ジムに張り込んだ。ところが何者かに襲われて意識を失い、気がついてみると、ジムの外に駐めておいたガナーの車には彼の拳銃で撃たれて事切れた若者の死体が置かれていた。人種問題に揺れるLAで、黒人探偵ガナーが暗殺事件の裏に隠された陰謀に迫る。第二回私立探偵小説コンテスト第一席。
                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                        1988年

                                                                        マイクル・アレグレット(Michael Allegretto)

                                                                        岩場の死(Death on the Rocks)

                                                                          私立探偵ジェイコブ・ロマックスのもとにデンバーの石油業者フィリップ・タウンゼンドの弁護士が電話をかけてきたのは、タウンゼンドが車ごとロッキーの岩場に転落して死亡してから6週間後のことだった。事故死の判定にどうしても納得しない未亡人を満足させるために、再調査をしてほしいという依頼だった。確かにロマックスが調べてみると、ひっかかる点がいくつかあった。タウンゼンドの私生活を洗いはじめたロマックスは、一本のビデオ・テープを発見した。そしてそこには、まだあどけなさの残る少女を犯すタウンゼンドの姿が写っていた。誠実な夫、優しい父親、真面目なビジネスマンの下にロマックスが見たもうひとつの顔とは?ロッキーの大自然に囲まれた町デンバーに知性派探偵ジェイコブ・ロマックス初登場。PWA新人賞受賞作。
                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                          1987年

                                                                          (J. W. Rider)

                                                                          (Jersey Tomatoes)

                                                                            1986年

                                                                            ウェイン・ワーガ(Wayne Warga)

                                                                            盗まれたスタインベック(Hardcover)

                                                                              『ライフ』誌の特派員として中南米を駆け回っていたジェフリー・ディーンは、現在ロサンジェルスに書店を構え、古書売買を生業している。ある日、地元で開催された古書市に出かけたディーンは、そこでスタインベックの2冊の初版本と再会した。それは、かつて彼の蔵書であったが、必要に迫られて手放したものだった。だが、しばらくぶりに手にとってみたその2冊には、以前はなかった著者の献辞と署名が入っていた。すでにスタインベックは物故している以上、この署名は明らかに偽造であった。ひさしぶりに記者魂が甦ったディーンは、2冊の追跡調査を開始した。…が、本の売り渡し先を訪ねた時から彼の身辺に黒い影がつきまといはじめた。1985年度アメリカ私立探偵小説作家賞新人賞に輝く異色のミステリー!
                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                              1985年

                                                                              ジャック・アーリー(Jack Early)

                                                                              芸術的な死体(A Creative Kind of Killer)

                                                                                ブティックのショーウィンドーに血を流したマネキンが1つ―と見えたのは、本物の死体、しかも家出した女子高校生の撲殺死体だったのだ。頼りにならない警察代わりに、少女のおじに捜査を依頼された私立探偵フォーチューン・ファネリは42歳、イタリア系の元警官。自立をめざす妻と離婚、2人の思春期の子供を引き取った、ただいま禁酒中の悩める中年男であり、娘の成長に心配が絶えない父親でもある。それにしても、こんど隣に越してきた、メリル・ストリープ似の美人が気になって落ち着かない。しんなファネリが愛するニューヨークの下町、ソーホーで起こった猟奇殺人事件の裏で見た芸春家たちの生態とは?1985年シェイマス賞最優秀新人賞に輝くジャック・アーリーのデビュー作。
                                                                                (「BOOK」データベースより)