シェイマス賞ペイパーバック賞受賞作
シェイマス賞(The Shamus Award)はアメリカ私立探偵作家クラブ(Private Eye Writers of America:PWA)が運営する、警察等の公的な機関に所属しない私立探偵を主人公とするミステリィ小説を対象とした文学賞です。
シェイマスとは、私立探偵や刑事を意味する俗称だそうです。
長編賞、新人賞、短編賞、ペイパーバック賞などいくつかの賞に分かれていますが、以下はペイパーバック賞(Best P. I. Paperback Original)の受賞作です。
2024年
(Gabriel Valjan)
(Liar's Dice)
2023年
(J.R. Sanders)
(Dead-Bang Fall)
2022年
(John McFetridge)
(Every City Is Every Other City)
2021年
(Richard Helms)
(Brittle Karma)
2020年
(James D.F. Hannah)
(Behind the Wall of Sleep)
2019年
(Max Wirestone)
(The Questionable Behavior of Dahlia Moss)
2018年
(Rich Zahradnik)
(Lights Out Summer)
2017年
(Vaseem Khan)
(The Perplexing Theft of the Jewel in the Crown)
2016年
(J.L. Abramo)
(Circling the Runway)
2015年
ヴィンセント・ザンドリ(Vincent Zandri)
(Moonlight Weeps)
2014年
P・J・パリッシュ(P. J. Parrish)
(Heart of Ice)
2013年
アリソン・ゲイリン(Alison Gaylin)
(And She Was)
2012年
ドゥエイン・スウィアジンスキー(Duane Swierczynski)
(Fun & Games)
2011年
クリストファー・G・ムーア(Christopher G. Moore)
(Asia Hand)
2010年
(Ira Berkowitz)
(Sinner's Ball)
2009年
ロリ・アームストロング(Lori G. Armstrong)
(Snow Blind)
2008年
リチャード・エイリアス(Richard Aleas)
(Songs of Innocence)
2007年
P・J・パリッシュ(P. J. Parrish)
(An Unquiet Grave)
2006年
リード・ファレル・コールマン(Reed Farrel Coleman)
(The James Deans)
2005年
(Max Phillips)
(Fade to Blonde)
2004年
アンディ・ストレイカ(Andy Straka)
(Cold Quarry)
2003年
ダニエル・ジャドスン(Daniel Judson)
(The Poisoned Rose)
2002年
ライダ・モアハウス(Lyda Morehouse)
アークエンジェル・プロトコル(Archangel Protocol)
2076年、元ニューヨーク市警の刑事で、いまはしがない私立探偵のわたしは、その依頼に愕然とした。「いまはリンク上に現われている天使は偽者なので、その正体を暴いてほしい」というのだ。しかも男は、報酬としてリンクとの接続の回復を申し出た。そんなこと、絶対に不可能なのに…世界大戦により荒廃したニューヨークを舞台に、電脳空間に出現した天使の謎を追う女探偵の活躍を描く、アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
2001年
(Thomas Lipinski)
(Death in the Steel City)
2000年
ローラ・リップマン(Laura Lippman)
ビッグ・トラブル(In Big Trouble)
1999年
スティーヴン・ウォマック(Steven Womack)
(Murder Manual)
1998年
ローラ・リップマン(Laura Lippman)
チャーム・シティ(Charm City)
1997年
ハーラン・コーベン(Harlan Coben)
カムバック・ヒーロー(Fade Away)
1996年
(William Jaspersohn)
(Native Angels)
1995年
エド・ゴールドバーグ(Ed Goldberg)
(Served Cold)
1994年
ロッドマン・フィルブリック(Rodman Philbrick)
(Brothers and Sinners)
1993年
マレール・デイ(Marele Day)
破滅への舞踏(The Last Tango of Dolores Delgado)
ドロレスが殺された。わたしの親友にして華麗なダンサーだった彼女が。わたしは彼女の遺品を身にまとい、犯人を燻り出そうと決意した。そして謎めいた彼女の過去を探ろうと…。シドニーの暗部へ踏み入ってゆく女探偵クラウディアの鮮烈な活躍を描き、アメリカ私立探偵作家協会ペーパーバック賞を受賞したハードボイルド。
(「BOOK」データベースより)
1992年
ポール・ケンプレコス(Paul Kemprecos)
(Cool Blue Tomb)
1991年
W・グレン・ダンカン(W. Glenn Duncan)
(Rafferty: Fatal Sisters)
1990年
ロブ・カントナー(Rob Kantner)
狂った果実(Hell's Only Half Full)
ベンはかつてのガールフレンドとその夫から、二か月ほど前に家を出ていった高校生の息子ケビンを見つけてくれと頼まれる。夫のほうは末期癌で余命いくばくもない状態だ。学校に話を聞きに行くと、ケビンは何か月も前に停学処分を受けていた。学校に講演に来たホロコースト生き残りのユダヤ人老人の車をめちゃめちゃに壊したからだという。調査を進めていくにつれて浮び上がってきたのは、白人優越主義のグループに加わっているらしいケビンの姿と、その周辺に立ちのぼる危険な匂いだった…。傑作シリーズ第四弾。89年PWA賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
1989年
ロブ・カントナー(Rob Kantner)
囁きの代償(Dirty Work)
夜毎あまい囁きを電波に乗せて女性たちに人気を博するデトロイトのDJ、アレックス・ファー。だが彼には三件の強姦殺人事件の嫌疑がかけられていた。懇意の判事からファーを救うよう依頼されたベンは、情緒障害を抱える彼を見て「この男に人は殺せない」と直感する。だがファーには分の悪い証拠が次々と出てきてベンの苦悩は深まるばかりだった。州警察によるファー逮捕の瞬間が目前に迫り、ベンはついに決死の作戦にうってでるが…。タフな探偵ベン・パーキンズの活躍を描く、好評シリーズ第三弾。アメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)最優秀ペーパーバック賞受賞作品。
(「BOOK」データベースより)
1988年
リヴィア・J・ウォッシュバーン(L.J. Washburn)
(Wild Night)
1987年
ロブ・カントナー(Rob Kantner)
探偵ベン・パーキンズ(The Back Door Man)
ベン・パーキンズ。集合住宅管理の仕事をする傍ら、一方で「バックドアマン」と呼ばれる探偵の顔を持つタフでシャイな男。71年型フォードとロックをこよなく愛し、気乗りしない仕事は頑として拒否する。そんなライセンスを持たない探偵へ、持ち逃げされた大金の取り戻しの依頼が舞い込む。多額の報酬と引換えに依頼を受けたベン。だが、犯人と目される男は既に死亡。その上、なぜか同じ金を追う謎の男が現れ…。皮肉な口調と冷めた眼差しでハードボイルドの新たな世界を拓く探偵ベン・パーキンズ・シリーズ第一作。PWA賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
1986年
アール・W・エマースン(Earl Emerson)
不幸な相続人(Poverty Bay)
一枚の遺言状が青年の運命を変えた―。東部に住む大富豪オッペンランダー老人の全遺産を相続した末孫ランス・タイナーがこのシアトルで行方不明になった。われらが私立探偵トーマス・ブラックの手で一度は無事保護されたものの、二度目に発見されたときには彼は冷たい射殺死体となりはてていた。そもそもは失踪人調査だけのつもりだったが、ブラックは家族にさえうとまれていたランスにいたく同情し、仕事抜きで事件の真相をさぐろうと思い立つ。ブラックはかつてランスが暮らしていたポバティ・ベイ、その名も「貧者の入り江」という浮浪者の街を訪れる。しかし一瞬早く、関係者の口を封じる殺人が発生した―。私立探偵の新風、〈ソフトボイルド〉を目指すエマースンの意欲作。
(「BOOK」データベースより)
1985年
ウォーレン・マーフィー(Warren Murphy)
地獄の天井(Ceiling of Hell)
負傷して退職した大統領護衛官スティーヴ・フックス。彼が開業したボディーガードの初の依頼人、ネオ・ナチ研究家のコール教授はアメリカ到着の夜に殺された!CIAの密命をうけ、ベルリンの教授の家族を訪れたフックスを襲う奇怪な事件…。ベルリン、ワシントン、カリフォルニアを結んで暗躍する黒い影の正体は?シェイマス賞(アメリカ私立探偵作家協会賞)オリジナル・ペーパーバック部門賞に輝く、鬼才の現代史伝奇スリラー!!
(「BOOK」データベースより)
1984年
ポール・エングルマン(Paul Engleman)
死球(デッドボール)(Dead in Center Field)
1961年夏の大リーグ。ニューヨーク・ジェンツのホームラン打者マービン・ワレスは、ベーブ・ルースの持つ年間記録60本に迫る勢いで快進撃を続けていた。だがある日、ジェンツ球団に脅迫状が届いた。ルースの記録はだれにも破れない。ワレスをこれ以上試合に出すなと……。球団から捜査の依頼を受けたのは私立探偵マーク・レンズラー。レンズラーは以前マイナー・リーグの二塁手として活躍していた経歴を持っていた。だが、左目に死球をまともに受け失明し、以後私立探偵稼業に鞍がえしたのだった。勝手知ったるプロ野球界とばかり、レンズラーはジェンツの中に潜入し、捜査を開始した…。1984年度シェイマス賞受賞のユーモア溢れる痛快プロ野球ミステリー。
(「BOOK」データベースより)
1983年
ウィリアム・キャンベル・ゴールト(William Campbell Gault)
(The Cana Diversion)
1982年
マックス・バード(Max Byrd)
(California Thriller)