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英国推理作家協会による史上最高の推理小説100冊の一覧です。

史上最高の推理小説100冊

史上最高の推理小説100冊(The Top 100 Crime Novels of All Time)は、英国推理作家協会(The Crime Writers' Association:CWA) が1990年に公表したミステリィ小説のブック・ランキングです。
会員によるアンケートにより選定されていますが、1990年時点でのランキングですので、今や古典と言えるようなミステリィ小説が多く選ばれています。
一応ランキングを付けられていますが、幅広い年代のミステリィの名作揃いですので、順位はあってないようなものではないでしょうか。

  • 1位

    ジョセフィン・テイ(Josephine Tey)

    時の娘(The Daughter of Time)

      英国史上最も悪名高い王、リチャード三世??彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド探偵登場。探偵小説史上に燦然と輝く歴史ミステリ不朽の名作。
      (「内容紹介」より)

    • 2位

      レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)

      大いなる眠り(The Big Sleep)

        私立探偵フィリップ・マーロウ。三十三歳。独身。命令への不服従にはいささか実績のある男。ある午後、彼は資産家の将軍に呼び出された。将軍は娘が賭場で作った借金をネタに強請られているという。解決を約束したマーロウは、犯人らしき男が経営する古書店を調べ始めた。表看板とは別にいかがわしい商売が営まれているようだ。やがて男の住処を突き止めるが、周辺を探るうちに三発の銃声が……。シリーズ第一作の新訳版
        (「内容紹介」より)

      • 3位

        ジョン・ル・カレ(John le Carre)

        寒い国から帰ってきたスパイ(The Spy Who Came In From the Cold)

        • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

        ベルリンの壁を境に展開される英独諜報部の熾烈な暗闘を息づまる筆致で描破!作者自身諜報部員ではないかと疑われたほどのリアルな描写と、結末の見事などんでん返しとによってグレアム・グリーンに絶賛され、英国推理作家協会賞、アメリカ探偵作家クラブ賞両賞を獲得したスパイ小説の金字塔!
        (「出版社の解説目録」より)

      • 4位

        ドロシー・L・セイヤーズ(Dorothy L. Sayers)

        学寮祭の夜(Gaudy Night)

          探偵作家ハリエットは醜聞の年月を経て、母校オクスフォードの学寮祭に出席した。するとその夜、けがらわしい落書きを中庭で拾い、翌日には嫌がらせの紙片を学衣の袖に見つける。幻滅の一幕。だが数ヶ月後恩師から、匿名の手紙と悪戯が学内に横行していると訴える便りが…。学問の街を騒がせる悪意の主は誰か。ピーター卿の推理は?英国黄金時代有数の大長編。
          (「BOOK」データベースより)

        • 5位

          アガサ・クリスティ(Agatha Christie)

          アクロイド殺し(The Murder of Roger Ackroyd)

          • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

          名士アクロイドが刺殺されているのが発見された。シェパード医師は警察の調査を克明に記録しようとしたが、事件は迷宮入りの様相を呈しはじめた。しかし、村に住む風変わりな男が名探偵ポアロであることが判明し、局面は新たな展開を見せる。ミステリ界に大きな波紋を投じた名作。
          (「内容紹介」より)

        • 6位

          ダフニ・デュ・モーリエ(Daphne du Maurier)

          レベッカ(Rebecca)

            ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た――この文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。彼女を慕う家政婦頭には敵意の視線を向けられ、わたしは不安と嫉妬に苛まれるようになり……。
            (「内容紹介」より)

          • 7位

            レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)

            さらば愛しき女よ(Farewell,My Lovely)

              前科者大鹿マロイは、出所したその足で以前別れた女を捜し始めたが、またもや殺人を犯してしまった。たまたま居合せた私立探偵マーロウは、警察に調べられる。その後彼はある事件を依頼された……。全篇に流れるリリシズムとスリルと非情な眼は、既に探偵小説の域を超え独自の世界を創り上げている。
              (「内容紹介」より)

            • 8位

              ウィルキー・コリンズ(Wilkie Collins)

              月長石(The Moonstone)

                インド寺院の宝〈月長石〉は数奇な運命の果て、イギリスに渡ってきた。しかし、その行くところ、常に無気味なインド人の影がつきまとう。そしてある晩、秘宝は持ち主の家から忽然と消失してしまった。警視庁のけんめいの捜査もむなしく、〈月長石〉のゆくえは杳として知れない。「最大にして最良の推理小説」といわれる古典的名作の完訳。
                (「内容紹介」より)

              • 9位

                レン・デイトン(Len Deighton)

                イプクレス・ファイル(The Ipcress File)

                  英国で最も重要な情報機関WOOC(P)。新たにその一員となったわたしは、失踪した化学者をジェイなる人物の手から取り戻す任務を与えられた。ジェイは一連の要人失踪事件を操る黒幕らしい。問題の化学者は、東側に拉致される途中、レバノン山中で奪回。だが依然として、ジェイと彼の組織の動向はつかめなかった。謎を追い、ロンドンの不気味な家、南太平洋の原爆実験島と動き回るわたしは、やがて自分が東側の二重スパイとして追われていることを知る!巨匠が斬新な文体と卓抜なストーリー展開で、スパイ小説の新世紀を拓いた鮮烈なデビュー作。
                  (「BOOK」データベースより)

                • 10位

                  ダシール・ハメット(Dashiell Hammett)

                  マルタの鷹(The Maltese Falcon)

                    誘拐された妹を取り戻してほしいと一人の女から依頼を受けたサム・スペードは、女の希望どおりに相棒のマイルズに一人の男の跡をつけさせる。だが、マイルズは射殺され、肝心の男も死体となって発見される。嫌疑をかけられたスペードは依頼主の女を追う…やがて明らかになる「マルタの鷹」と呼ばれる謎の彫像をめぐる血で血を洗う争奪戦…ハードボイルドの金字塔!
                    (「内容紹介」より)

                  • 11位

                    ジョセフィン・テイ(Josephine Tey)

                    フランチャイズ事件(The Franchise Affair)

                      「フランチャイズ家」と呼ばれる邸に住むマリオン・シャープと母親はある娘に誘拐暴行犯として訴えられていた。娘は邸につれこまれ、殴る蹴るの目にあいながら、一ヵ月ものあいだ下女働きをさせられたというのだ。確かに暴行の跡は娘の体に無数の傷となって残っている。しかしシャープ母娘にとって、それは全く身に覚えのないことだった。
                      (「内容紹介」より)

                    • 12位

                      ヒラリー・ウォー(Hillary Waugh)

                      失踪当時の服装は(Last Seen Wearing …)

                        1950年3月。カレッジの一年生、ローウェルが失踪した。彼女は成績優秀な学生でうわついた噂もなかった。地元の警察署長フォードが捜索にあたるが、姿を消さねばならない理由もわからない。事故か?他殺か?自殺か?雲をつかむような事件を、地道な聞き込みと推理・尋問で見事に解き明かしていく。巨匠が捜査の実態をこの上なくリアルに描いた警察小説の里程標的傑作!
                        (「BOOK」データベースより)

                      • 13位

                        ウンベルト・エーコ(Umberto Eco)

                        薔薇の名前(The Name of the Rose)

                          迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。バスカヴィルのウィリアム修道士が事件の陰には一冊の書物の存在があることを探り出したが…。精緻な推理小説の中に碩学エーコがしかけた知のたくらみ。
                          (「BOOK」データベースより)

                        • 14位

                          ジェフリー・ハウスホールド(Geoffrey Household)

                          追われる男(Rogue Male)

                            要人暗殺未遂の廉で逮捕され、苛酷な拷問を受けたわたしは、九死に一生を得て、からくも帰国する。だが執拗な追及の手は故国イギリスにまで及び、イングランド南部の丘陵へと逃亡する羽目となったわたしは、徐々に逃れることのできない窮地へと追い込まれていく…!本書は、『サンデー・タイムズ』のミステリ・ベスト99にも選ばれた英国冒険小説の傑作である。新訳決定版。
                            (「内容紹介」より)

                          • 15位

                            レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)

                            長いお別れ(The Long Goodbye)

                            • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                            私立探偵フィリップ・マーロウは、ふとした友情から見も知らぬ酔漢テリーを二度も救ってやった。そして彼はテリーの殺害容疑を晴らす為に三たび立ち上るのだった! ハードボイルド派の王座を占めるチャンドラーが五年間の沈黙を破り発表した畢生の傑作、一九五四年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作
                            (「内容紹介」より)

                          • 16位

                            フランシス・アイルズ(Francis Iles)

                            殺意(Malice Aforethought)

                              イギリスの田舎町の開業医ビグリー博士は妻のジュリアを殺そうと決意し、周到な計画のもとに犯行へと移った。完璧を誇る殺害計画、犯行過程の克明な描写、捜査の警官との応酬、完全犯罪を目前に展開される法廷での一喜一憂、そして意外な結末は殺人者の心理を描いて余すところがない。倒叙推理小説の三大名作の一つとして名高い傑作!
                              (「BOOK」データベースより)

                            • 17位

                              フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth)

                              ジャッカルの日(The Day of the Jackal)

                              • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                              暗号名ジャッカル‐ブロンド、長身、ひきしまった体躯のイギリス人。プロの暗殺屋であること以外、本名も年齢も不明。警戒網を破りパリへ…標的はドゴール。計画実行日“ジャッカルの日”は刻々と迫る!
                              (「内容紹介」より)

                            • 18位

                              ドロシー・L・セイヤーズ(Dorothy L. Sayers)

                              ナイン・テイラーズ(The Nine Tailors)

                                年の瀬、ピーター卿は沼沢地方の雪深い小村に迷い込んだ。蔓延する流感に転座鳴鐘の人員を欠いた村の急場を救うため、久々に鐘綱を握った一夜。豊かな時間を胸に出立する折には、再訪することなど考えてもいなかった。だが春がめぐる頃、教区教会の墓地に見知らぬ死骸が埋葬されていたことを告げる便りが舞い込む。…堅牢無比な物語に探偵小説の醍醐味が横溢する、不朽の名編。
                                (「BOOK」データベースより)

                              • 19位

                                アガサ・クリスティ(Agatha Christie)

                                そして誰もいなくなった(And Then There Were None)

                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                とある孤島の一軒家に招待された10人の男女。性別も年齢も職業も異なり、お互いに面識もない招待客は、招待主が姿を現さない晩餐会で過去に犯した罪を断罪され殺人予告がされた。悪い冗談かと思った矢先、自動車事故で2人の子供を死なせたと非難された青年が毒物入りのウィスキーを飲んで殺害される。外部に連絡する手段も脱出する手段もない完全なる孤島で、島内にいるのは招待を受けた彼らだけ。そうした中で、マザーグ-スの童謡「10人のインディアン」に合わせたかのような方法で、客たちは一人また一人と殺されていく。永遠の名作ミステリィ。

                              • 20位

                                ジョン・バカン(John Buchan)

                                三十九階段(The Thirty-Nine Steps)

                                  アフリカからロンドンに帰って来たリチャード・ハネーは退屈しきっていた。しかしふと知り合った男が殺されるにおよんで、ハネーはおそるべきスパイ団の大陰謀にまきこまれてしまった。世界大戦の一大危機を阻止する手がかりは、〈三十九階段〉ということばだけ……ハガード、ドイルとならぶイギリス冒険小説の雄、バカン不朽の代表作!
                                  (「内容紹介」より)

                                • 21位

                                  コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle)

                                  シャーロック・ホームズ・シリーズ 全短編(The Collected Sherlock Holmes Short Stories)

                                    ミステリ史上最大にして最高の名探偵シャーロック・ホームズの推理と活躍を、ワトスンが綴るシリーズ第1短編集。ホームズの緻密な計画がひとりの女性によって破られる「ボヘミアの醜聞」、赤毛の男を求める奇妙な団体の意図が鮮やかに解明される「赤毛組合」、閉ざされた部屋での怪死事件に秘められたおそるべき真相「まだらの紐」など、いずれも忘れ難き12の名品を収録する。
                                    (「BOOK」データベースより)

                                  • 22位

                                    ドロシー・L・セイヤーズ(Dorothy L. Sayers)

                                    殺人は広告する(Murder Must Advertise)

                                      広告主が訪れる火曜日のピム広報社は賑わしい。特に厄介なのが金曜掲載の定期広告。こればかりは猛者揃いの文案部も鼻面を引き回される。変わり者の新人が入社してきたのは、その火曜日のことだった。前任者の不審死について穿鑿を始めた彼は社内を混乱の巷に導くが…。広告代理店の内実を闊達に描く本書は、真相に至るや見事な探偵小説へと変貌する。
                                      (「BOOK」データベースより)

                                    • 23位

                                      エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe)

                                      エドガー・アラン・ポー作品集(Tales of Mystery & Imagination)

                                        推理小説における”探偵”の原型をつくったエドガー・アラン・ポーの代表作「アッシャー家の崩壊」「モルグ街の殺人」「黄金虫」「黒猫」を含む16作品を一冊に収録。
                                        (「内容紹介」より)

                                      • 24位

                                        エリック・アンブラー(Eric Ambler)

                                        ディミトリオスの棺(The Mask of Dimitrios)

                                        • 25位

                                          エドマンド・クリスピン(Edmund Crispin)

                                          消えた玩具屋(The Moving Toyshop)

                                          • 26位

                                            マージェリー・アリンガム(Margery Allingham)

                                            霧の中の虎(The Tiger in the Smoke)

                                              戦争の傷痕が生々しく残るロンドン。戦争未亡人のメグは再婚を控えていた。ところが、そんなメグのもとへ送りつけられた数枚の写真は、亡夫の生存を示唆したものだった。単なるいたずらか、何か狙いがあるのか、あるいは本当に夫が生きのびているのか?動揺したメグは名探偵アルバート・キャンピオン氏とロンドン警視庁のルーク主任警部に相談する。写真の送り主の指示により駅に赴いたメグの前に現われたのは…姿なき敵を追い、霧のロンドンに展開される一大マンハント。キーティング、シモンズら斯界の達人が絶讃した、黄金時代の傑作。
                                              (「BOOK」データベースより)

                                            • 27位

                                              ピーター・ラヴゼイ(Peter Lovesey)

                                              偽のデュー警部(The False Inspector Dew)

                                                喜劇王チャップリンを頼って豪華客船に乗りこむ女優の妻を海へ突き落とす - 歯科医の夫とその愛人は偽名を使い、完全なる殺害計画を胸にモーリタニア号に乗船したが・・・やがて起った殺人事件とそこへ登場する偽の名警部とは?本格ミステリ黄金期の香り漂う新趣向の傑作。一九八三年英国作家協会賞受賞!
                                                (「BOOK」データベースより)

                                              • 28位

                                                ウィルキー・コリンズ(Wilkie Collins)

                                                白衣の女(The Woman in White)

                                                  暑熱去らぬ夏の夜道、「ロンドンに行きたい」と声をかけてきた白ずくめの女。絵画教師ハートライトは奇妙な予感に震えたー。発表と同時に一大ブームを巻き起こし社会現象にまでなったこの作品により、豊饒な英国ミステリの伝統が第一歩を踏み出した。ウィルキー・コリンズ(1824-89)の名を不朽のものにした傑作。
                                                  (「内容紹介」より)

                                                • 29位

                                                  バーバラ・ヴァイン(Barbara Vine)

                                                  死との抱擁(A Dark-Adapted Eye)

                                                    ヴェラ・ヒリヤードの死期は、時間と分に至るまで、あらかじめはっきりとわかっていた。彼女は絞首刑に処せられたのだ、殺人罪で。平凡な中流家庭に生れ、幸福な結婚をしたはずのヴェラが、なぜ殺人を犯すに至ったのか?そして、まるで母と子のように仲むつまじかった、妹イーディンと彼女の間に何が起きたのか?作者の精緻な筆が闇の迷宮に踏みいるとき、暗黒の底からある異常な物語が浮かびあがってくる。レンデルが別名義のもとに満を持して放つ意欲作。アメリカ探偵作家クラブ最優秀長編賞受賞。
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                  • 30位

                                                    ジェームズ・M・ケイン(James M. Cain)

                                                    郵便配達は二度ベルを鳴らす(The Postman Always Rings Twice)

                                                      何度も警察のお世話になっている風来坊フランク。そんな彼がふらりと飛び込んだ道路脇の安食堂は、ギリシャ人のオヤジと豊満な人妻が経営していた。ひょんなことから、そこで働くことになった彼は、人妻といい仲になる。やがて二人は結託して亭主を殺害する完全犯罪を計画。一度は失敗するものの、二度目には見事に成功するが……。
                                                      (「内容紹介」より)

                                                    • 31位

                                                      ダシール・ハメット(Dashiell Hammett)

                                                      ガラスの鍵(The Glass Key)

                                                        賭博師ボーモントは友人の実業家であり市政の黒幕・マドヴィッグに、次の選挙で地元の上院議員を後押しすると打ち明けられる。その矢先、上院議員の息子が殺され、マドヴィッグの犯行を匂わせる手紙が関係者に届けられる。友人を窮地から救うためボーモントは事件の解明に乗り出す。
                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                      • 32位

                                                        コナン・ドイル(Arthur Conan Doyle)

                                                        バスカヴィル家の犬(The Hound of the Baskervilles)

                                                          名家バスカヴィル家の当主が怪死を遂げた。激しくゆがんだ表情を浮かべた死体の近くには巨大な犬の足跡があり、土地の者は全身から光を放つ巨大な生き物を目撃していた。それらの事実が示唆するのは、忌まわしい“バスカヴィル家の犬”の伝説にほかならなかった…。寂莫とした荒れ地を舞台に展開する、恐怖と怪異に満ちた事件の行方は?シリーズ屈指の傑作長編、新訳決定版。
                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                        • 33位

                                                          ジョン・ル・カレ(John le Carre)

                                                          ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ(Tinker, Tailor, Soldier, Spy)

                                                            英国情報部“サーカス”の中枢に潜むソ連の二重スパイを探せ。引退生活から呼び戻された元情報部員スマイリーは、困難な任務を託された。二重スパイはかつての仇敵、ソ連情報部のカーラが操っているという。スマイリーは膨大な記録を調べ、関係者の証言を集めて核心に迫る。やがて明かされる裏切者の正体は?スマイリーとカーラの宿命の対決を描き、スパイ小説の頂点を極めた三部作の第一弾。著者の序文を付した新訳版。
                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                          • 34位

                                                            E・C・ベントリー(E. C. Bentley)

                                                            トレント最後の事件(Trent's Last Case)

                                                              アメリカ実業界の巨人マンダースンが、イギリスにある別邸で撃たれ殺害された。画家にして名探偵のトレントは、懇意の新聞社主に依頼され、事件記者として現地に赴く。そこで彼は最重要容疑者である、被害者の美しき妻メイベルと出会うのだった…。独創的な大トリックを有し、恋愛の要素をミステリに持ちこんで成功した本書は、現代推理小説の黎明を告げる記念碑的名作である。
                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                            • 35位

                                                              イアン・フレミング(Ian Fleming)

                                                              007/ロシアから愛をこめて(From Russia With Love)

                                                                ソ連情報部は、このところの失策続きをなんとか挽回しようとしていた。そこで槍玉に挙げられたのが、英国秘密情報部の腕利きスパイ、007ことジェームズ・ボンドだった。陰謀の舞台は、トルコのイスタンブール。ソ連情報部の美女との、豪華なオリエント急行での逃避行。二重三重に仕かけられた罠に、さしものジェームズ・ボンドも次第に搦めとられていく。シリーズ最高峰の傑作。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                              • 36位

                                                                エド・マクベイン(Ed McBain)

                                                                警官嫌い 87分署シリーズ1(Cop Hater)

                                                                • 再読度 ☆:読後感 ☆☆

                                                                連日猛暑のつづくアイソラ市の路上で、夜勤に向かう87分署の刑事が、銃弾2発を受けて即死する。残された手がかりは、45口径の拳銃から発射された銃弾だけ。87分署の刑事たちの懸命の捜査にもかかわらず、解決のいとぐちはつかめない。つづいて黒人刑事が胸を撃たれて殺される。凶器は同じ45口径。恨みか、変質者のしわざか、それとも「警官嫌い」によるものか。地道な捜査がつづくなか、第三の犯行がおこなわれる。犠牲者はブッシュ刑事。彼の必死の抵抗にあって、犯人は多くの手がかりを残すが、直接犯人に結びつくものは何ひとつない。はたして犯人の目的は?本書は、その後の推理小説に新分野をひらいた「87分署シリーズ」の第一作目。
                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                              • 37位

                                                                コリン・デクスター(Colin Dexter)

                                                                ジェリコ街の女(The Dead of Jericho)

                                                                  モース警部がジェリコ街に住む女アンに出会ったのは、あるパーティの席上だった。すっかり意気投合した二人は再会を約すが、数カ月後、彼女は自宅で首吊り自殺を遂げた。はたして本当に自殺なのか?モースにはどうしても納得がいかなかった。やがてアンの家の近所で殺人事件が起こるにおよび、モースの頭脳はめまぐるしく動き始めた。前作に続き英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を連続受賞した傑作本格ミステリ。
                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                • 38位

                                                                  パトリシア・ハイスミス(Patricia Highsmith)

                                                                  見知らぬ乗客(Strangers on a Train)

                                                                    新鋭の建築家ガイは不貞の妻を憎み、富豪の息子ブルーノは父を憎んでいた。二人が列車内で偶然知り合って語らう中、ブルーノは衝撃の提案をする。「ぼくはあなたの奥さんを殺し、あなたはぼくの親父を殺す」当然ガイは断るが、すでに二人は運命のレールの上にいた…ハイスミスを一躍人気作家にした第一長編、新訳決定版。
                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                  • 39位

                                                                    ルース・レンデル(Ruth Rendell)

                                                                    ロウフィールド館の惨劇(A Judgement in Stone)

                                                                      ユーニスは怯えていた。自分の秘密が暴露されることを。ついにその秘密があばかれたとき、すべての歯車が惨劇に向けて回転をはじめた! 犯罪者の異常な心理を描く名手、レンデルの会心作。
                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                    • 40位

                                                                      ディクスン・カー(John Dickson Carr)

                                                                      三つの棺(The Hollow Man)

                                                                        ロンドンの町に静かに雪が降り積もる夜、グリモー教授のもとを、コートと冒子に身を包み、仮面をつけた長身の謎の男が訪れた。やがて二人が入った書斎から、銃声が響く。居合わせたフェル博士たちがドアを破ると、絨毯の上には胸を撃たれて瀕死の教授が倒れていた!しかも密室状態の部屋から謎の男の姿は完全に消え失せていたのだ!名高い“密室講義”を含み、数ある密室ミステリの中でも最高峰と評される不朽の名作。
                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                      • 41位

                                                                        アントニイ・バークリー(Anthony Berkeley)

                                                                        毒入りチョコレート事件(The Poisoned Chocolates Case)

                                                                          ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」の面面は、迷宮入り寸前の難事件に挑むことになった。被害者は、毒がしこまれた、新製品という触れ込みのチョコレートを試食した夫妻。夫は一命を取り留めたが、夫人は死亡する。だが、チョコレートは夫妻ではなく他人へ送られたものだった。事件の真相や如何に?会員たちは独自に調査を重ね、各自の推理を披露していく―。
                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                        • 42位

                                                                          エリス・ピーターズ(Ellis Peters)

                                                                          聖女の遺骨求む(A Morbid Taste for Bones)

                                                                            12世紀、イングランドはシュロップシャ、シュルーズベリ大修道院の修道士達は、副院長・ロバートを先頭にウェールズに向かった。教会の権威を高めるために、寒村の教会に残された聖女の遺骨を引き取るためだった。ところが拙速に進めようとする修道士達と、村人達は一触即発の状態。そんななか、反対派の急先鋒で地主のリシャートが殺害されて……。
                                                                            (「内容紹介」より)

                                                                          • 43位

                                                                            エリス・ピーターズ(Ellis Peters)

                                                                            死への婚礼(The Leper of Saint Giles)

                                                                              婚礼当日発見された初老の花婿の死体。花嫁は広大な領地の相続人だが、両親亡きあと邪悪な伯父夫婦の後見で強制的に結婚させられる18歳の娘だった。殺人の疑いは花嫁に恋をした花婿の従者にかかり、彼はラザラスと名のる老病者の手引きでセント・ジャイルズの施療院に逃げ込む。花嫁が、かつての十字軍騎士で伝説の英雄の孫娘と知ったカドフェルは、事件の解明に奔走する。
                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                            • 44位

                                                                              アイラ・レヴィン(Ira Levin)

                                                                              死の接吻(A Kiss Before Dying)

                                                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                              二人は学生同士の恋人だった。女は妊娠しており、男は結婚を迫られていた。彼女をなんとかしなければならない。おれには野心があるのだ――冷酷非情のアプレゲール青年の練りあげた戦慄すべき完全犯罪。当時弱冠二十三歳の天才作家の手になる恐るべき傑作! アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞受賞作。
                                                                              (「内容紹介」より)

                                                                            • 45位

                                                                              パトリシア・ハイスミス(Patricia Highsmith)

                                                                              太陽がいっぱい(The Talented Mr. Ripley)

                                                                                イタリアに行ったまま帰らない息子ディッキーを連れ戻してほしいと富豪に頼まれ、トム・リプリーは旅立つ。その地でディッキーは、絵を描きながら女友達マージとともに自由な生活をおくっていた。ディッキーに心惹かれたトムは、そのすべてを手に入れることを求め、殺人を犯す…巨匠ハイスミスの代表作。
                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                              • 46位

                                                                                グレアム・グリーン(Graham Greene)

                                                                                ブライトン・ロック(Brighton Rock)

                                                                                  海辺の行楽地ブライトンに巣喰う十七歳の不良少年ピンキー。つねに硫酸と剃刀を持ち歩き、どんな暴力をも厭わない少年はまさしく悪の化身だった。彼はある時、仲間とともに殺人を犯す。完璧なアリバイを偽装したつもりだったが、ある純朴なウェートレスだけが少年たちの怪しい行動を目撃していた。口を封じるため、ピンキーは同い年の彼女に近づくが…名訳で贈る、善と悪、永遠とは何かを問うグリーン初期の代表的長篇。
                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                • 47位

                                                                                  レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)

                                                                                  湖中の女(The Lady in the Lake)

                                                                                    別荘の管理人ビルが大声を上げて指さしたものは、深い緑色の水の底でゆらめく人間の腕だった。目もなく、口もなく、ただ灰色のかたまりと化した女の死体がやがて水面に浮かび上がってきた―フィリップ・マーロウは化粧品会社社長の依頼で、1カ月前に姿を消したその妻の行方を追っていた。メキシコで結婚するという電報が来ていたが、情夫はその事実を否定した。そこで、湖のほとりにある夫人の別荘へ足を運んだのだが……ハードボイルド派の巨匠チャンドラーが名作『長いお別れ』に先駆けて発表した、独自の抒情と乾いた文体で描く異色大作
                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                  • 48位

                                                                                    スコット・トゥロー(Scott Turow)

                                                                                    推定無罪(Presumed Innocent)

                                                                                      地方検事選挙が白熱する街で起きた女性検事補殺し。逮捕されたのは、被害者と不倫関係にあった敏腕検事──果たして彼は有罪か無罪か? 白熱の法廷戦、豊穣な人間ドラマ、最後に待つ驚愕の真相。これぞ不朽の名作!
                                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                                    • 49位

                                                                                      ルース・レンデル(Ruth Rendell)

                                                                                      わが目の悪魔(A Demon in My View)

                                                                                        アーサーが孤独な判で押したような日常生活の中で人知れず行う悦楽の儀式--それはマネキンの首を絞めることだった。だがある日、同姓の若者宛の手紙を誤って開封したことから、すべてが狂いだした!
                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                      • 50位

                                                                                        ディクスン・カー(John Dickson Carr)

                                                                                        ビロードの悪魔(The Devil in Velvet)

                                                                                          歴史学教授のフェントンは悪魔と契約を交わし、時を遡った。三百年前の貴族に乗り移り、その妻が毒殺された事件を解明しようというのだ。彼は事件を防ぎ、歴史を作り変えられるか? 中世英国が舞台の歴史ミステリ。
                                                                                          (「内容紹介」より)

                                                                                        • 51位

                                                                                          バーバラ・ヴァイン(Barbara Vine)

                                                                                          運命の倒置法(A Fatal Inversion)

                                                                                            豊かな自然に囲まれたカントリー・ハウスで、チップステッド夫妻は愛犬の埋葬の最中に若い女と赤ん坊の白骨屍体を掘り出した。カントリー・ハウスの元所有者アダム・ヴァーン=スミスは、父からその不吉な知らせを受けた。10年前のあの忌わしい出来事が消しがたい記憶となって甦る。もし大叔父があの家を父に遺していたなら、誰も死ぬことはなかったのに…。過去と現在が交錯し、様々な記憶の旋律が複雑に絡なり響き合う。バーバラ・ヴァインが運命のモザイク模様を冷徹な眼差しで描いたCWAゴールド・ダガー賞受賞作。
                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                          • 52位

                                                                                            マイクル・イネス(Michael Innes)

                                                                                            (The Journeying Boy)

                                                                                            • 53位

                                                                                              P・D・ジェイムズ(P. D. James)

                                                                                              死の味(A Taste for Death)

                                                                                                教会の聖具室で血溜まりの中に横たわる二つの死体は、喉を切り裂かれた浮浪者ハリーと元国務大臣のポール・ベロウン卿だった。二人の取り合わせも奇妙だが、死の直前の卿の行動も不可解だった。突然の辞表提出、教会に宿を求めたこと…卿は一体何を考えていたのか?彼の生前の行動を探るため、ダルグリッシュ警視長は名門ベロウン家に足を踏み入れる。重厚な筆致で人間心理を巧みに描く、英国推理作家協会賞受賞作。
                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                              • 54位

                                                                                                ジャック・ヒギンズ(Jack Higgins)

                                                                                                鷲は舞い降りた(The Eagle Has Landed)

                                                                                                  鷲は舞い降りた!ヒトラーの密命を帯びて、イギリスの東部、ノーフォークの一寒村に降り立ったドイツ落下傘部隊の精鋭たち。歴戦の勇士シュタイナ中佐率いる部隊員たちの使命とは、ここで週末を過ごす予定のチャーチル首相の誘拐だった!イギリス兵になりすました部隊員たちは着々と計画を進行させていく…使命達成に命を賭ける男たちを描く傑作冒険小説―その初版時に削除されていたエピソードを補完した決定版。
                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                • 55位

                                                                                                  メアリー・スチュアート(Mary Stewart)

                                                                                                  (My Brother Michael)

                                                                                                  • 56位

                                                                                                    ピーター・ラヴゼイ(Peter Lovesey)

                                                                                                    殿下と騎手(Bertie and the Tin Man)

                                                                                                      19世紀ヴィクトリア朝。「きたか、あいつら」という謎の言葉を残し、偉大なる騎手アーチャーが拳銃自殺した。国中に衝撃が走ったが、検視審問では熱病による錯乱とみなされた。だが、その評決に疑問を抱く者が1人だけいたのだ。時の英国皇太子アルバート・エドワードである!競馬を愛し、アーチャーとも親交のあった皇太子は、ひそかに市井に飛び出すや、知り合った大佐をワトスン役に、事件の真相を追い始めた―名声をほしいままにした人物に何が起こっていたのか?英国皇太子の痛快な冒険を描き、小説の醍醐味を満喫させる最新作。
                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                    • 57位

                                                                                                      スーザン・ムーディー(Susan Moody)

                                                                                                      (Penny Black)

                                                                                                      • 58位

                                                                                                        レン・デイトン(Len Deighton)

                                                                                                        バーナード・サムソン三部作 (Game, Set & Match)

                                                                                                          バーナード・サムソン三部作 (ベルリン・ゲーム) (メキシコ・セット) (ロンドン・マッチ)

                                                                                                        • 59位

                                                                                                          ディック・フランシス(Dick Francis)

                                                                                                          奪回(The Danger)

                                                                                                            ヨーロッパ最高の女性騎手がイタリアで誘拐され、巨額の身代金が要求された。誘拐対策企業の派遣スタッフであるアンドルーは、父親の要請を受けて即座に現地に飛んだ。狡智たちた犯人の策略に交渉は難航した。六週間後、ようやく身代金受け渡しが終了し、人質は無事救出された。だが数週間後、今後はイギリスでダービー優勝者の馬主の息子がさらわれたのだ。ヨーロッパをまたにかけ、競馬関係者を標的に起こった二つの誘拐。アンドルーは同一犯人の影を感じた…誘拐対策のエキスパートと冷徹や誘拐犯の白熱の頭脳戦を卓抜な着想で描く力作。
                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                          • 60位

                                                                                                            P・D・ジェイムズ(P. D. James)

                                                                                                            策謀と欲望(Devices and Desires)

                                                                                                              ダルグリッシュ警視長は、原子力発電所の聳える海沿いの村を休暇で訪れた。その村では最近、女性ばかりを狙う連続絞殺魔が暗い影を落としていた。ダルグリッシュが発電所所長宅の夕食会に招かれた夜、発電所の職員が帰宅途中に絞殺されるという事件が起きた。住民の恐怖が高まるなか、ダルグリッシュは海岸で女性幹部ヒラリーの他殺体を発見する。手口から新たな犠牲者と思われたが、事件の前に絞殺魔は自殺していた…。
                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                            • 61位

                                                                                                              レジナルド・ヒル(Reginald Hill)

                                                                                                              闇の淵(Under World)

                                                                                                                ヨークシャーの炭坑町で三年前に起きた幼女失踪事件は、当時つぎつぎと幼女を暴行し、殺害していた殺人鬼の仕業だと考えられていた。だが、地元住民の間では、失踪直前まで幼女と一緒にいた炭坑夫のビリーに対する疑惑が根強く残っていた。そして、事件から三カ月後、ビリーは散歩中に板で塞がれていた廃坑の穴に墜ち、事故死を遂げたのである。父ビリーの死をきっかけに故郷の町に戻ってきたコリンは、父と同じく炭坑夫となった。そんなある日、事件を根底から覆すような新情報が警察にもたらされ、ダルジール警視とパスコー警部は、閉鎖的な炭坑町で起きた殺人事件の調査へと駆り出されることに…。英国ミステリ界の雄が、鬱屈した青年の怒りと愛憎せめぎあう人間関係を迫力ある筆致で描くCWA賞候補作。
                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                              • 62位

                                                                                                                メアリー・スチュアート(Mary Stewart)

                                                                                                                (Nine Coaches Waiting)

                                                                                                                • 63位

                                                                                                                  ポーラ・ゴズリング(Paula Gosling)

                                                                                                                  逃げるアヒル(A Running Duck)

                                                                                                                    広告会社に勤める美貌のOLクレアは、ある日何者かに狙撃された。幸いにも軽傷ですんだが、追い打ちをかけるように彼女のアパートが爆発し、元恋人が巻き添えになって死んだ。まったく身に覚えがないクレアだったが、やがて、おぼろげな記憶の中から、数日前に言葉を交わした一人の男が浮かび上がった。彼こそ警察が血眼で追っている名うての殺し屋だったのだ。護衛についた元狙撃兵の刑事とともに逃避行に出たクレアに、暗殺者の執拗な銃口が迫る。熾烈な追撃戦をスリリングに描き英国推理作家協会賞新人賞を受賞した女流の傑作サスペンス。
                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                  • 64位

                                                                                                                    マイケル・ギルバート(Michael Gilbert)

                                                                                                                    スモールボーン氏は不在(Smallbone Deceased)

                                                                                                                      ロンドンの法律事務所の書類金庫の中からある日、外遊中のはずだった顧客スモールボーン氏の遺体が発見された。事務所で煙たがられる存在だった共同管財人の彼を、なぜ、いつ、誰が、ただでさえ人目に付く事務所の中で、それも開閉に多くの鍵を必要とする面倒きわまりない金庫に、どうやって詰め込んだのか?チャンドラーの法律顧問でもあった英国の弁護士作家が、さりげないユーモアを込めて描き出した人間パズル。二十世紀ミステリの黄金時代を代表する正統的本格派ミステリの本邦初訳登場。
                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                    • 65位

                                                                                                                      ライオネル・デヴィッドスン(Lionel Davidson)

                                                                                                                      チベットの薔薇(The Rose of Tibet)

                                                                                                                        著者ライオネル・デヴィッドスンは、出版社の社員として、ある手記にめぐり会った。それは、一介の美術教師の手になる、驚くべき冒険の記録だった―この英国人は、チベットで消息を絶った弟の行方を追って、遠くヒマラヤの奥地へ潜入した。そこは、輪廻転生を信じ、独自の世界観を持つ人間たちが住む、神秘的な土地。そしてまた、中国が覇権を狙う危険な領域でもあった!CWAゴールド・ダガー賞を3度受賞した巨匠が、現実と虚構の狭間に語りおこした冒険ロマンの歴史的名作。
                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                      • 66位

                                                                                                                        P・D・ジェイムズ(P. D. James)

                                                                                                                        罪なき血(Innocent Blood)

                                                                                                                          十八歳の誕生日を迎えて、フィリッパは実の両親を捜しはじめた。だが彼女が探りあてたのは、父は少女暴行罪で服役中に獄死、母はその少女を殺害した罪で今も服役中という恐ろしい事実だった。母メアリの出所が間近であることを知ったフィリッパは、養父母の反対を振り切って、出所後の母と一緒に暮らすことにした。だがフィリッパだけがメアリの出所を待っていたのではなかった。娘を殺された父親も、復讐のために、殺人者の出所を待ちかまえていたのだった…。人の犯した罪とは何か、親子の絆とは何かを問う、ミステリの新女王の戦慄の問題作。
                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                        • 67位

                                                                                                                          ドロシー・L・セイヤーズ(Dorothy L. Sayers)

                                                                                                                          毒を食らわば(Strong Poison)

                                                                                                                            裁判官による説示。被告人ハリエット・ヴェインは恋人の態度に激昂、袂を分かった。最後の会見も不調に終わったが、直後、恋人が激しい嘔吐に見舞われ、帰らぬ人となる。医師の見立ては急性胃炎。だが解剖の結果、遺体からは砒素が検出された。被告人は偽名で砒素を購入しており、動機と機会の両面から起訴されるに至る…。ピーター卿が圧倒的な不利を覆さんと立ち上がる第五弾。
                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                          • 68位

                                                                                                                            マイクル・イネス(Michael Innes)

                                                                                                                            ハムレット復讐せよ(Hamlet, Revenge!)

                                                                                                                              英国有数の貴族ホートン公爵の大邸宅で、名士を集めて行われた「ハムレット」の上演中、突如響きわたった一発の銃声。垂幕の陰で倒れていたのは、ポローニアス役の英国大法官だった。事件直前、繰り返されていた謎めいた予告状と、国家機密を狙うスパイの黒い影、そして、いずれもひとくせありげなゲストたち。首相直々の要請により現場に急行したスコットランドヤードのアプルビイ警部だが、その目の前で第二の犠牲者が…。英国本格黄金時代を代表する名作。
                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                            • 69位

                                                                                                                              トニイ・ヒラーマン(Tony Hillerman)

                                                                                                                              時を盗む者(A Thief of Time)

                                                                                                                                インディアン遺跡の発掘現場から突然姿を消した女性人類学者はいったいどこへ?妻を亡くし傷心のリープホーン警部補が追う失踪事件は、やがてチー巡査が捜査中の掘削機盗難と結びつき、思いがけない殺人事件へと発展した…。全米ベストセラー作家が西部の雄大な大自然をバックにインディアン警官コンビの活躍を描く、シリーズ最高作との呼び声高い最新作。
                                                                                                                                (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                              • 70位

                                                                                                                                (Caryl Brahms & S. J. Simon)

                                                                                                                                (A Bullet in the Ballet)

                                                                                                                                • 71位

                                                                                                                                  レジナルド・ヒル(Reginald Hill)

                                                                                                                                  薔薇は死を夢見る(Deadheads)

                                                                                                                                  • 72位

                                                                                                                                    グレアム・グリーン(Graham Greene)

                                                                                                                                    第三の男(The Third Man)

                                                                                                                                      作家のロロ・マーティンズは、友人のハリー・ライムに招かれて、第二次大戦終結直後のウィーンにやってきた。だが、彼が到着したその日に、ハリーの葬儀が行なわれていた。交通事故で死亡したというのだ。ハリーは悪辣な闇商人で、警察が追っていたという話も聞かされた。納得のいかないマーティンズは、独自に調査を開始するが、やがて驚くべき事実が浮かび上がる。20世紀文学の巨匠が人間の暗部を描く名作映画の原作。
                                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                    • 73位

                                                                                                                                      アントニー・プライス(Anthony Price)

                                                                                                                                      迷宮のチェスゲーム(The Labyrinth Makers)

                                                                                                                                        1945年、1機の英国空軍輸送機が湖に墜落した。24年後、湖底から輸送機はその残骸を白日のもとにさらけ出した。空軍さえも忘れてしまっていた飛行機、ダコタ。『デイリー・ミラー』紙は特大の写真を載せ、《英国の飛行機、発見さる》という見出しを躍らせた。それから1週間後の真夜中、英国国防省の諜報員オードリーの家の電話が鳴った。ロンドンからの緊急指令であった。〈ダコタを至急調査せよ〉そして驚くべき事実も告げられた。なんと24年間もの間、ソ連が懸命に行方不明のダコタを追っていたという。ダコタに隠された謎を解き明すべくオードリーは四半世紀の時間を溯っていった。
                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                      • 74位

                                                                                                                                        アダム・ホール(Adam Hall)

                                                                                                                                        不死鳥を倒せ(The Quiller Memorandum)

                                                                                                                                          英国の腕きき諜報員クィラーに新たな指令が下った。かつてナチ親衛隊を率いて残虐非道の行いを重ね、戦後杳として行方を消していたツォッセンが<不死鳥>なる秘密組織を興したのだ!クィラーは故意に相手の術中におちいり、敵陣の深奥部へと乗りこんだが!緊迫した頭脳の闘いを描くスパイ小説の決定打!
                                                                                                                                          (「出版社の解説目録」より)

                                                                                                                                        • 75位

                                                                                                                                          マーガレット・ミラー(Margaret Millar)

                                                                                                                                          狙った獣(Beast in View)

                                                                                                                                            莫大な遺産を継いだヘレンに、友人を名乗る謎めいた女から突然電話がかかってきた。最初は穏やかだった口調は徐々に狂気を帯び、ついには無惨な遺体となったヘレンの姿を予見したと告げる。母とも弟とも断絶した孤独なヘレンは、亡父の相談役だったコンサルタントに助けを求めるが……米国随一の心理ミステリの書き手による、古典的名作の呼び名も高いMWA最優秀長編賞受賞作。
                                                                                                                                            (「内容紹介」より)

                                                                                                                                          • 76位

                                                                                                                                            サラ・コードウェル(Sarah Caudwell)

                                                                                                                                            黄泉の国へまっしぐら(The Shortest Way to Hades)

                                                                                                                                              探偵テイマー教授の名推理ふたたび―謎解きはギリシャで!テムズ河、そして紺碧のイオニア海で相続人達を次々に見舞う“事故”の真相とは? デビュー作『かくてアドニスは殺された』で好評を得た著者が満を持して贈る第2作。ギリシャ神話をとりこんだ巧緻な筋立てと軽妙洒脱な会話が冴える本格傑作!
                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                            • 77位

                                                                                                                                              デズモンド・バグリィ(Desmond Bagley)

                                                                                                                                              裏切りの氷河(Running Blind)

                                                                                                                                              • 78位

                                                                                                                                                ディック・フランシス(Dick Francis)

                                                                                                                                                配当(Twice Shy)

                                                                                                                                                  中学校の物理の教師で射撃の名手でもあるジョナサンは、ある日、友人のコンピュータ・プログラマー、ピーターからひそかに3本のテープを渡された。競馬のハンディキャップ決定のプログラムらしいのだが、数日後、ピーターはクルーザーの上で事故死し、ジョナサンも何者かに命を狙われた。ピーターはあのテープに何を入れていたのか?コンピュータに詳しい同僚に頼んで調べてみたところそこに組込まれていたのは、3回に1回は当るという驚くべき確率の勝馬予想システムだった!テープをめぐる血みどろの争奪戦を新機軸の構成で描く意欲作。
                                                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                • 79位

                                                                                                                                                  リチャード・コンドン(Richard Condon)

                                                                                                                                                  影なき狙撃者(The Manchurian Candidate)

                                                                                                                                                    朝鮮戦争で英雄となったアメリカ陸軍軍曹のレイモンドは、帰国後平穏に暮らしていた。やがて、彼の周囲で敬愛する人々が殺される事件が相次ぐ。その一方で、軍隊時代の上官マーコをはじめ当時の戦友たちは、起きてはいないはずの戦争中の惨劇の悪夢に悩まされていた。マーコは、レイモンドこそがすべての鍵を握っていると確信し、調査を開始する―人間の心を操る冷戦下の非情な国際的陰謀を描いた戦慄の名作サスペンス。
                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                  • 80位

                                                                                                                                                    キャロライン・グレアム(Caroline Graham)

                                                                                                                                                    蘭の告発(The Killings at Badger's Drift)

                                                                                                                                                      イングランドの森深く、ひっそりと咲く幻の華。ミス・シンプソンは友人ミス・ベルリンガーに先駆けてその蘭をみつけようと森の中を散策していた。葉のそよぎ、鳥の嗚き声。さまざまな森のざわめきのなかで彼女が見てしまったものは何だったのか?秘められた禁断の愛、そしてあまりに自然すぎるミス・シンプソン81歳の死。主任警部バーナビーが捜査するうち、村の住人の隠された私生活が洗い出されていく。田園風景のなかで繰広げられるブリティッシュ・ミステリーの至高。
                                                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                    • 81位

                                                                                                                                                      ニコラス・ブレイク(Nicholas Blake)

                                                                                                                                                      野獣死すべし(The Beast Must Die)

                                                                                                                                                        探偵作家フィリクス・レインは、最愛の一人息子を暴走する自動車に引き逃げされた。再三の調査にもかかわらず自動車の行方は知れず、六カ月がむなしく過ぎた。怒りを抑えきれない彼は、ひとり見えざる犯人に復讐を誓った! 英国の桂冠詩人セシル・D・ルイスがブレイクの筆名で綴った、香気あふれる本格傑作。
                                                                                                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                      • 82位

                                                                                                                                                        マーティン・クルーズ・スミス(Martin Cruz Smith)

                                                                                                                                                        ゴーリキー・パーク(Gorky Park)

                                                                                                                                                          モスクワのゴーリキー公園で雪の下から男女三人の射殺体が発見された。いずれも顔面を刃物で削ぎ落とされ、指先も切断されていた。捜査を命じられた民警の主任捜査官レンコは、人類学研究所に被害者の顔の復元を依頼する一方、被害者の遺留品から運命の女性イリーナと出会う。反体制派の彼女に次第に魅かれていくレンコ。そして捜査線上に浮かぶアメリカ人の毛皮商…ソ連社会の暗部をかつてないリアリティで描いた問題作。英国推理作家協会賞受賞作。
                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                        • 83位

                                                                                                                                                          アガサ・クリスティ(Agatha Christie)

                                                                                                                                                          死が最後にやってくる(Death Comes as the End)

                                                                                                                                                            傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から、一族のなかには反目や憎しみが。そしてノフレトが崖の小径から転落死を遂げた。これで再び平和が戻ってくるかに思われたが―紀元前二千年のナイル河畔で起こった恐るべき惨劇!エジプトの古代都市を舞台に華麗な世界が展開する異色ミステリ。
                                                                                                                                                            (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                          • 84位

                                                                                                                                                            クリスチアナ・ブランド(Christianna Brand)

                                                                                                                                                            緑は危険(Green for Danger)

                                                                                                                                                            • 85位

                                                                                                                                                              シリル・ヘアー(Cyril Hare)

                                                                                                                                                              法の悲劇(Tragedy at Law)

                                                                                                                                                              • 86位

                                                                                                                                                                ジョン・ファウルズ(John Fowles)

                                                                                                                                                                コレクター(The Collector)

                                                                                                                                                                  網で捕った蝶を殺し、虫ピンで止めて飾って眺めるのを生き甲斐にしていた孤独な青年が、ある日それを美しい女に試みようと思い立ち娘を誘拐する……一面、警察の調書のように非個性的でありながら、表現力豊かな文体で描かれたサスペンス小説の傑作。わが国でも公開された米映画の原作。
                                                                                                                                                                  (「内容紹介」より)

                                                                                                                                                                • 87位

                                                                                                                                                                  J・J・マリック(J. J. Marric)

                                                                                                                                                                  ギデオンの一日(Gideon's Day)

                                                                                                                                                                  • 88位

                                                                                                                                                                    ライオネル・デヴィッドスン(Lionel Davidson)

                                                                                                                                                                    大統領の遺産(The Sun Chemist)

                                                                                                                                                                      イスラエル建国に寄与し、初代大統領となったハイム・ワイツマン。彼の史料編纂中に、意外な事実が判明した。本来化学者だったワイツマンが、石油にかわる物質の精製法を研究していたのだ。これに成功すれば、産油国に打撃をあたえ、イスラエルに計り知れない恩恵をもたらす。ワイツマンの書簡の解説が進むいっぽう、何者かによる妨害工作が起きはじめる。ワイツマンの遺産の謎は解けるのか、そして内部に潜む敵は誰か?ゴールド・ダガー三度受賞の巨匠が、歴史の謎解きと謀略小説の醍醐味を、虚実の狭間に巧みに展開させた逸品。
                                                                                                                                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                    • 89位

                                                                                                                                                                      アリステア・マクリーン(Alistair MacLean)

                                                                                                                                                                      ナヴァロンの要塞(The Guns of Navarone)

                                                                                                                                                                        エーゲ海にそびえ立つ難攻不落のナチスの要塞、ナヴァロン!その巨砲のために連合軍が払った犠牲は測り知れない。進退きわまった司令部は、遂にマロリー大尉ら精鋭五人に特命を下した-ナヴァロンの要塞を爆破せよ!頭脳と体力の限りを尽して不可能に挑む男達の姿を重厚な筆致で描いた、冒険小説の金字塔
                                                                                                                                                                        (「出版社の解説目録」より)

                                                                                                                                                                      • 90位

                                                                                                                                                                        ジュリアン・シモンズ(Julian Symons)

                                                                                                                                                                        殺人の色彩(The Colour of Murder)

                                                                                                                                                                        • 91位

                                                                                                                                                                          ジョン・バカン(John Buchan)

                                                                                                                                                                          緑のマント(Greenmantle)

                                                                                                                                                                          • 92位

                                                                                                                                                                            アースキン・チルダーズ(Erskine Childers)

                                                                                                                                                                            砂洲の謎(The Riddle of the Sands)

                                                                                                                                                                            • 93位

                                                                                                                                                                              ピーター・ラヴゼイ(Peter Lovesey)

                                                                                                                                                                              死の競歩(Wobble to Death)

                                                                                                                                                                              • 94位

                                                                                                                                                                                ダシール・ハメット(Dashiell Hammett)

                                                                                                                                                                                血の収穫(Red Harvest)

                                                                                                                                                                                  コンティネンタル探偵社調査員の私が、ある町の新聞社社長の依頼を受け現地に飛ぶと、当の社長が殺害されてしまった。ポイズンヴィル(毒の市)と呼ばれる町の浄化を望んだ息子の死に怒る、有力者である父親。彼が労働争議対策にギャングを雇ったことで、町に悪がはびこったのだが、今度は彼が私に悪の一掃を依頼する。ハードボイルドの始祖ハメットの長編第一作、新訳決定版!
                                                                                                                                                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                • 95位

                                                                                                                                                                                  ケン・フォレット(Ken Follett)

                                                                                                                                                                                  レベッカへの鍵(The Key to Rebecca)

                                                                                                                                                                                    スパイは砂漠を越えてやって来た。ロンメル将軍が送りこんだアレックス・ヴォルフは、イギリス占領下のカイロで活動を開始する。切り札は花形ベリー・ダンサーのソーニャ。ヴォルフとコード・ブック『レベッカ』の謎を追うイギリス軍のヴァンダム少佐も、自身に想いを寄せるユダヤ人女性エレーネに危険な使命を与えた―。軍略と情欲が鮮烈に交錯する鬼才の秀作、満を持して復活。
                                                                                                                                                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                  • 96位

                                                                                                                                                                                    エド・マクベイン(Ed McBain)

                                                                                                                                                                                    サディーが死んだとき(Sadie When She Died)

                                                                                                                                                                                      キャレラは自分の耳を疑った。本当に嬉しいよ-弁護士フレッチャーは妻サラーの刺殺死体を見てこう言ったのだ。犯人はあっさりと捕まり、麻薬を買う金欲しさに襲ったと自供した。しかしキャレラはフレッチャーの言葉が忘れられなかった。異様なほど挑戦的なフレッチャーの態度の裏には?
                                                                                                                                                                                      (「出版社の解説目録」より)

                                                                                                                                                                                    • 97位

                                                                                                                                                                                      H・R・F・キーティング(Henry Raymond Fitzwalter Keating)

                                                                                                                                                                                      マハーラージャ殺し(The Murder of the Maharajah)

                                                                                                                                                                                        1930年4月1日、インドのボーポール藩王国大王の宮殿には、12名の客人が参集し、大王の響宴に浴していた。エイプリル・フールの悪戯に興じる大王に、人々は各々の感懐を抱くが…翌朝、大王を先頭に狩りに出た一行を悲劇が襲った。大王が最新型のパーディ銃の引き金を引いた瞬間、銃が暴発したのだ!銃身には何者かの手によって、前日献上されたばかりの珍稀な樹皮が詰められてした―かくて大王は非業の死をとげ、近隣の町から呼ばれたハワード警視が捜査にあたるが…英国推理作家協会賞ゴールド・タガー受賞に輝く本格推理巨篇。
                                                                                                                                                                                        (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                      • 98位

                                                                                                                                                                                        サイモン・ブレット(Simon Brett)

                                                                                                                                                                                        あの血まみれの男は誰だ?(What Bloody Man Is That?)

                                                                                                                                                                                          『マクベス』の上演には必ず災厄がふりかかる―パリスもその言い伝えは知っていた。しかし彼自身が死体の発見者となり、殺人の容疑をかけられることになろうとは…売れない俳優パリスにひさびさに舞い込んだ仕事は、地方劇場で上演される『マクベス』の端役だった。共演者は皆、一癖ある俳優ばかり―思わぬ殺人事件に巻き込まれたパリスの悲喜劇を、才人ブレットが達者な語り口で描いた人気シリーズ最新作!
                                                                                                                                                                                          (「BOOK」データベースより)

                                                                                                                                                                                        • 99位

                                                                                                                                                                                          ギャビン・ライアン(Gavin Lyall)

                                                                                                                                                                                          本番台本(Shooting Script)

                                                                                                                                                                                            雇われ輸送パイロットのキース・カーは、ある日映画のロケ隊を乗せて飛行中、空軍戦闘機に襲われた。平凡な一民間機がなぜ・・・。陽光溢れるカリブ海の小国家を舞台に、着々と進められる政治的陰謀。その渦中にしらず巻きこまれてゆく男の詩情をハードに描く、ギャビン・ライアル会心のスカイアクション。
                                                                                                                                                                                            (「出版社の解説目録」より)

                                                                                                                                                                                          • 100位

                                                                                                                                                                                            エドガー・ウォーレス(Edgar Wallace)

                                                                                                                                                                                            正義の四人/ロンドン大包囲網(The Four Just Men)

                                                                                                                                                                                              法では裁けぬ悪人に鉄槌を下す四人の男たち。狙いを定めたのは英国外務大臣だった。ロンドン警視庁の威信をかけた包囲網に果敢に挑むが…最初のベストセラーとなったウォーレスの記念すべき第一作。
                                                                                                                                                                                              (「BOOK」データベースより)