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カーネギー賞を受賞した作品の一覧です。

カーネギー賞受賞作

カーネギー賞(The Carnegie Medal / Yoto Carnegie Medal for Writing)は、イギリス図書館協会(Chartered Institute of Library and Information Professionals:CLIP)がイギリスで出版された児童文学に対して授与する、イギリスで最も古い児童文学賞です。

賞の名称は鋼鉄王として知られ、慈善活動家として図書館の発展にも寄与したスコットランド生まれのアメリカの実業家アンドリュー・カーネギーに因んでいます。

紛らわしいのですが、アンドリュー・カーネギー賞(Andrew Carnegie Medal)は、アメリカ図書館協会(American Library Association:ALA)が前年に米国で出版された成人向けの作品を対象に選考する文学賞で、カーネギー賞とは異なる文学賞です。

以下はカーネギー賞の受賞作です。年度は2006年まで出版年、2007年からは受賞年になります。

年度 作品名 内容

2023年


The Blue Book of Nebo


Manon Steffan Ros

2022年


October, October


Katya Balen

2021年


Look Both Ways

ジェイソン・レナルズ
Jason Reynolds

2020年

荒野にヒバリをさがして
Lark

アンソニー・マゴ―ワン
Anthony McGowan

復活祭の休みで退屈していたニッキーと兄のケニーは、気晴らしのつもりで、犬のティナを連れて、田舎へハイキングに出かけた。春先に鳴くヒバリを見るため――。ところが、季節外れの雪のせいで、荒野で道を見失ってしまう。必死で帰り道をさがしながら、ニッキーは、家族やこの数年間のできごとに思いをめぐらす。幼いころ出て行った母さんや、特別支援学校に通うケニー、アル中を克服した父さんのこと……。雪の荒野をさまようふたりの運命は?ヒースの生えるヨークシャーの荒野を舞台に、兄弟、家族の絆をドラマティックに描いた、心ふるえる感動作。

(「内容紹介」より)

2019年

詩人になりたいわたしX
The Poet X

エリザベス・アセヴェド
Elizabeth Acevedo

主人公のシオマラは、神さまのことなんか、ぜんぜん信じてない。「女の子は、いけません。いけません。いけません」信仰心厚い母親に、こう言われるたびに、「自分はなんてちっぽけなんだろう」って感じるんだ。ハーレムに暮らす少女シオマラは、厳格な母親に猛反発しながらも、「言葉」の持つ世界に惹かれていく。高校のポエトリースラム部で詩のパフォーマンスというものを知り、自己表現の世界にどんどんのめり込んでいく。「言葉は、ありのままの自分を解き放つ手段」、そのことに気がついたシオマラは、いろいろなことから自由になれた。

(「内容紹介」より)

2018年

世界のはての少年
Where the World Ends

ジェラルディン・マコックラン
Geraldine McCaughrean

子供9人大人3人を乗せた船が、スコットランドのヒルタ島から、無人島へと出帆した。孤島で海鳥を獲る旅が、少年たちにとっては大人への通過儀礼なのだ。だが約束の3週間が経っても、迎えの船は姿を現さない。この島から出られないのではないかと不安が募り、皆の心を蝕み始める。そんななか年長の少年クイリアムは、希望を捨てることなく仲間を励まし、生きのびるために闘う。そして…。実際の事件をもとに描いた勇気と成長の物語。カーネギー賞を受賞した、感動の冒険物語。

(「BOOK」データベースより)

2017年

凍てつく海のむこうに
Salt to the Sea

ルータ・セペティス
Ruta Sepetys

1945年1月、第二次世界大戦末期。ソ連軍の侵攻がはじまるなか、ナチス・ドイツ政府は孤立した東プロイセンから、バルト海を経由して住民を避難させる“ハンニバル作戦”を敢行した。戦火をのがれようとした人びとのなかには、それぞれに秘密をかかえた四人の若者がいた。海運史上最大の惨事ともよばれる“ヴィルヘルム・グストロフ”号の悲劇を描く、傑作歴史フィクション。知られざる歴史の悲劇をひもとき、運命に翻弄された若者たちの姿を鮮明に描く、カーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2016年

わたしの全てのわたしたち
One

サラ・クロッサン
Sarah Crossan

グレースとティッピは16歳―腰から下がつながった結合双生児だ。普通とはちがう幸せな日常、初めての学校生活、友情、恋、そして別れが詩のかたちで綴られた、みずみずしく切ない青春小説。カーネギー賞受賞作!!

(「BOOK」データベースより)

2015年


Buffalo Soldier

タニヤ・ランドマン
Tanya Landman

2014年


The Bunker Diary

ケヴィン・ブルックス
Kevin Brooks

2013年

マザーランドの月
Maggot Moon

サリー・ガードナー
Sally Gardner

もしなにかがちがったら、とおれは考える。もし、もしサッカーボールが塀の向こうへいってなかったら。もしヘクターがそれを探しにいかなければ。もし、もし、もし、もし彼が恐ろしい秘密をだれかにうちあけていれば。もし…スタンディッシュとヘクターの悲痛なまでも美しい物語。2013年カーネギー賞受賞/コスタ賞/マイケルL.プリンツ賞受賞/イタリア・アンデルセン賞受賞/フランス文学賞受賞。パブリッシャーズ・ウィークリーのベストブック、ウォール・ストリート・ジャーナルのベストブック、全米図書YA部門ベストフィクション。

(「BOOK」データベースより)

2012年

怪物はささやく
A Monster Calls

パトリック・ネス
Patrick Ness

真夜中過ぎ、墓地にそびえるイチイの大木の怪物がコナーのもとに現われて言う。「おまえに三つの物語を話して聞かせる。わたしが語り終えたら、おまえが四つめを話すのだ」母の病気の悪化、学校での孤立、そんなコナーに怪物は何をもたらすのか。心締めつけられる物語。(ゴヤ賞本年度最多9部門受賞)

(「BOOK」データベースより)

2011年

人という怪物
Monsters of Men

パトリック・ネス
Patrick Ness

プレンティス総統率いるアスク隊に入れられたトッド。ミストレス・コイル率いる反政府組織のアンサー部隊に加わったヴァイオラ。想い合うふたりは、心ならずも敵同士の集団に属することになってしまった。すれ違う心、届かぬ叫び…。だがそんな人間同士の争いを飲みこまんばかりの大軍が、ニュー・プレンティスタウンに迫っていた。虐げられていた土着の生き物スパクルがついに蜂起したのだ。このままではすべての人間の存在が危うくなる!第一部『心のナイフ』でガーディアン賞、第二部『問う者、答える者』でコスタ賞、そして本作でカーネギー賞と、三大タイトルを独占したYA文学の金字塔。

(「BOOK」データベースより)

2010年

墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
The Graveyard Book

ニール・ゲイマン
Neil Gaiman

ある夜に起きた一家惨殺事件。たったひとり、生き残ったよちよち歩きの赤ん坊は、真夜中の墓地に迷い込む。この日から、古きは何千年にもにわたり墓地で暮らす幽霊たちの、風変わりな子育てが始まった。ノーボディ(だれでもない)と名づけられた少年は、墓石でアルファベットや数字を学ぶ。やがて成長するにつれ、彼の前には人間の世界への扉が開かれていく…。少年の成長をユニークに描く、幽霊版『ジャングル・ブック』!カーネギー賞とニューベリー賞をダブル受賞。

(「BOOK」データベースより)

2009年

ボグ・チャイルド
Bog Child

シヴォーン・ダウド
Siobhan Dowd

1981年、北アイルランド。国境近くの村に暮らす高校生・ファーガスは、紛争が続くこの土地から離れて、イギリスの大学で医者になることをめざしていた。ある日、こづかい稼ぎに泥炭の盗掘にでかけた湿地で、ファーガスは少女の遺体を発見する。泥炭の作用で生々しく保存された遺体には、絞殺の跡があった。一方、アイルランド独立をめざす兄・ジョーは、獄中でハンガー・ストライキを敢行。死へのカウント・ダウンがはじまる。故郷への思いと、自由への渇望とのあいだで揺れるファーガスは、兄の命をかけて、ある決断をする…。“湿地の少女”の死の真相とは?ファーガスは、その手に未来をつかめるのだろうか?―二〇〇九年カーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2008年

アーサー王ここに眠る
Here Lies Arthur

フィリップ・リーヴ
Philip Reeve

ブリテン島、紀元五百年ごろ。ひとりの司令官に率いられた荒々しい騎馬の集団が、館を襲い火を放った。命からがら逃れ出たみなしごの少女グウィナは、奇妙な風体の男にひろわれる。タカのような風貌のその男の名はミルディン。ブリテン島の統一を目指す司令官、アーサーに仕える吟遊詩人。言葉を巧みにあやつり、人々の心を手玉に取る不思議な男。ひとりぼったのグウィナの運命は、その日から一変する。少女の目からアーサー王伝説を語る、心揺さぶる物語。カーネギー賞受賞の傑作。

(「BOOK」データベースより)

2007年

ジャスト イン ケース 終わりのはじまりできみを想う
Just in Case

メグ・ローゾフ
Meg Rosoff

ぼくは少年を喪失する痛いほどせつなく…名前をかえ、外見をかえ、ちがう自分になろうとした―。新たな絶望のはじまりだとも知らずに。カーネギー賞受賞!青春ストーリーの新たな金字塔、誕生。

(「BOOK」データベースより)

2005年


Tamar

マル・ピート
Mal Peet

2004年

ミリオンズ
Millions

フランク・コットレル・ボイス
Frank Cottrell Boyce

ダミアンは五年生、兄のアンソニー六年生。母さんが病気で亡くなったあと、引越して新しい小学校に通い始めた。ある日、空から何十万ポンドの紙幣の詰まったかばんが降ってくる。全く違う使い道を計画する二人。しかしユーロへの通貨切替が間近に迫っていた。コミカルでスリリングで感動的、世界中で大人も子供も魅了し続けている新鮮な物語。

(「BOOK」データベースより)

2003年


A Gathering Light

ジェニファー・ドネリー
Jennifer Donnelly

2002年

ルビーの谷
Ruby Holler

シャロン・クリーチ
Sharon Creech

ダラスとフロリダは、孤児院育ちのふたご。心のせまい大人たちに問題児と呼ばれつづけ、すっかりひねくれ者になってしまった。そんなふたりが夏休みのあいだ、美しいルビーの谷で暮らす老夫婦に引き取られることになった。ところが問題を起こしてばかりで…ユーモアと感動がつまったカーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2001年

天才ネコモーリスとその仲間たち
The Amazing Maurice and His Educated Rodents

テリー・プラチェット
Terry Pratchett

ある日突然天才になったネコ、モーリスとネズミたちが手を組んで、壮大なプロジェクトに着手した。驚くべき方法で荒稼ぎをしてきた彼らが、次なるターゲットとして選んだのは、とある地方の小さな町バッドブリンツ。しかし、一見のどかに見えたこの町の地下には、不吉な影が…!突然かしこい頭脳を手に入れたネコとネズミの大冒険。2002年度カーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2000年

真実の裏側
The Other Side of Truth

ビヴァリー・ナイドゥー
Beverley Naidoo

シャデーが登校の準備をしていると、突然銃声が鳴り響き、母が倒れた。ナイジェリア軍事政府の批判記事を書き続けているジャーナリストの父を狙った、何者かの仕業だった。シャデーと10歳の弟フェミは、その日のうちに、あわただしくロンドンへ脱出させられる。空港で出迎えてくれるはずの叔父はなぜか現われず、姉弟の密入国を手引きした謎の女も行方をくらまし、二人は西も東もわからない非情な大都会のただ中に放り出されてしまった…。

(「BOOK」データベースより)

1999年

二つの旅の終わりに
Postcards From No Man's Land

エイダン・チェンバーズ
Aidan Chambers

オランダのアムステルダムを訪れた十七歳のイギリス人少年ジェイコブは、第二次世界大戦中にオランダ戦線でドイツ軍と戦った、同じ名前をもつ祖父ジェイコブの秘密を知ることになった。祖父の青春をたどり直し、オランダの人々や文化に心を開いていくジェイコブの物語と、戦時下のオランダ人少女ヘールトラウの物語が交互に綴られていくうちに、ヘールトラウと祖父ジェイコブの絆が明らかになる…。生と死、戦争と歴史、家族の秘密、さまざまな形の恋、安楽死や同性愛など先端的な問題までを含み、広く深く展開していく、読み応えのある物語。イギリスでカーネギー賞、アメリカでプリンツ賞(ニューベリー賞のYA部門)を受賞し、ヤングアダルト文学の最高峰と認められた作品、待望の翻訳。

(「BOOK」データベースより)

1998年

肩胛骨は翼のなごり
Skellig

デイヴィッド・アーモンド
David Almond

引っ越してきたばかりの家。古びたガレージの暗い陰で、ぼくは彼をみつけた。ほこりまみれでやせおとろえ、髪や肩にはアオバエの死骸が散らばっている。アスピリンやテイクアウトの中華料理、虫の死骸を食べ、ブラウンエールを飲む。誰も知らない不可思議な存在。彼はいったい何?命の不思議と生の喜びに満ちた、素晴らしい物語。カーネギー賞、ウィットブレッド賞受賞の傑作。

(「BOOK」データベースより)

1997年

川の少年
River Boy

ティム・ボウラー
Tim Bowler

ジェスはおじいちゃんが大好きな15才の女の子。夏のある日、そのおじいちゃんが倒れた。最後の願いをかなえるため、家族はおじいちゃんを連れて故郷の川へ向かう。ジェスはそこで、不思議な少年と出会った。その少年に導かれ、ジェスとおじいちゃんの運命は大きく変わっていく。カーネギー賞受賞の感動作。

(「BOOK」データベースより)

1996年

ダンデライオン
Junk

メルヴィン・バージェス
Melvin Burgess

見知らぬ都会へ家出してきた十四歳の少年と少女はアナーキストを名乗る青年たちに拾われストリートの知恵を学びながら、占拠された空家で暮らすことに。時あたかもパンク時代。見るものすべてが新しい―だがドラッグの陥穽が二人を待っていた。繊細な筆致と冷静な人間観察が描き出す、悲しい青春のかたち。全英の話題をさらった、衝撃の物語。カーネギー賞・ガーディアン賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1995年

黄金の羅針盤 (ライラの冒険シリーズ (1))
His Dark Materials: Book 1 Northern Lights

フィリップ・プルマン
Philip Pullman

両親を事故で亡くし、オックスフォード大学寮に暮らすライラは、明るく活発な少女。連れ去られた友だちと、監禁されてしまった北極探検家のおじを救うべく、ライラは黄金の羅針盤をもって北極に旅立つ…。カーネギー賞受賞作。

(「MARC」データベースより)

1994年


The Whispers in the Graveyard

テレサ・ブレスリン
Theresa Breslin

1993年


Stone Cold

ロバート・スウィンデルズ
Robert Swindells

1992年

フラワー・ベイビー
Flour Babies

アン・ファイン
Anne Fine

フラワー・ベイビー(小麦粉ぶくろの赤ちゃん)を育てるだって!三週間めんどうをみて、毎日、育児日記をつける…。こんな、とんでもない「理科」のプロジェクトを押しつけられた落ちこぼれの「四‐C」クラスは、ブーイングの嵐。けれど、サイモンはちがった。サイモンは、フラワー・ベイビーの世話をしながら、父親のことを考える。自分が生まれてたったの六週間で家を出ていってしまった父親のことを。カーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1991年

ディア ノーバディ
Dear Nobody

バーリー・ドハティ
Berlie Doherty

深く恋しあう18歳のヘレンとクリス。ヘレンの部屋での初めてのセックス、そこからすべては始まった―ディア ノーバディ、とヘレンは、息づく小さな生命に語りかけていく。逡巡と決意と切なさと喜びを。一方クリスは悩む。彼女にとって、もはやぼくはノーバディなのか。九か月間の二人の別々の旅、そして再会…。英国・カーネギー賞受賞。産経児童出版文化賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1990年

オオカミのようにやさしく
Wolf

ジリアン・クロス
Gillian Cross

テロ活動のために家族を捨てた父のことを、母は、「領土のために闘うオオカミのような人」だと言う。でも本物のオオカミは決して家族を見捨てない動物なのに…。崩壊した家庭のなかで真の自分を求めてたたかう13歳の少女キャシーの姿を、現代イギリスの社会事情を背景に浮きぼりにした問題作。

(「BOOK」データベースより)

1989年

ぎょろ目のジェラルド
Goggle-eyes

アン・ファイン
Anne Fine

「いい子」のヘリーが、始業そうそう泣きながら教室をとびたしていってしまった。先生は、なぜかこのあたしに、追いかけていってついててやりなさいっていう。親友でもないあたしがなんで?でも、とつぜんぱっと、ひらめいたの。ヘリーの涙のわけも、あたしが選ばれたわけも。母親の新しい恋をきっかけに、大きな精神的成長をとげる少女を、ユーモアをまじえいきいきと描く。1990年度カーネギー賞、ガーディアン賞受賞作品。中学生向き。

(「BOOK」データベースより)

1988年

不思議を売る男
A Pack of Lies

ジェラルディン・マコーリアン
Geraldine McCaughrean

エイルサが図書館で出会ったその男は翌日から、エイルサの母親の古道具店ではたらくことになった。はじめは不審に思っていたエイルサ親子も、その男の商売のうまさに魅せられていく。というもの、男は、まことしやかにそれぞれの古道具の由来を客に語ってきかせ、客をその品物に夢中にさせるのだ。エイルサ親子も、客同様、その謎の男の話にひきこまれていく…。

(「BOOK」データベースより)

1987年

ゴースト・ドラム 北の魔法の物語
The Ghost Drum

スーザン・プライス
Susan Price

不思議な太鼓、ゴースト・ドラムの言葉を解し、ニワトリの足を持つ家に住む、若い女魔法使いチンギスが、ある日叫びを聞きつけた。叫んでいたのは皇子サファ。生まれて以来塔の小部屋に閉じこめられたきりだった…。荒涼とした北の国を舞台にくり広げられる、荒々しい魔法の物語。1987年、イギリス・カーネギー賞受賞作。小学校高学年から。

(「BOOK」データベースより)

1986年

シェフィールドを発つ日
Granny was a Buffer Girl

バーリー・ドハーティ
Berlie Doherty

あすはジェスが1年間のフランス留学に旅立つ日。お祝すのパーティの夜、集まった家族たちは思い出話をはじめます。祖父母の恋物語、父の失恋、そしてジェスが幼い頃死んだ兄ダニイのこと。ジェスが、家族みんなの思い出や秘密を胸に抱えて旅立てるように…。イギリスの鉄鋼業の町シェフィールドを舞台に、3世代にわたる恋と生命の輝きをうたった物語。イギリス・カーネギー賞受賞作。中学生から。

(「BOOK」データベースより)

1985年

あらし
Storm

ケビン・クロスレー・ホーランド
Kevin Crossley-Holland

アニーは、ぬまのほとりのいっけん家に、おとうさんとおかあさんとで、すんでいます。ぬまはアニーのいちばんのあそびあいてでした。ひとりでぬまのほとりをあるきながら、うたをうたったり、耳をすませたり…。でも、ぬまにはゆうれいがすんでいる、といううわさがありました。カーネギー賞受賞、やさしいゴースト・ストーリー。6歳から。

(「BOOK」データベースより)

1984年

目覚めれば魔女
The Changeover

マーガレット・マーヒー
Margaret Mahy

幼い弟が重態におちいったのは悪霊のしわざに違いない―そう直感したローラは、かくれ魔女のソリーに助けを求める。恐ろしい出来事のさなか、母親の新たな恋愛に反発しつつ自らも異性にひかれていく14歳の心のゆらぎを巧みに描く。中学以上。

(「BOOK」データベースより)

1983年

夏・みじかくて長い旅
Handles

ジャン・マーク
Jan Mark

エリカの夢はバイクのメニカックになること。夏休み遊びにいった伯母の家族とは、心が通じ合わない。町へ出たエリカはバイクの修理工場を見つけ、自由な感覚をもつ工場主エルシーやバイク好きの仲間たちと知りあう。バイクの修理を手伝わせてもらい、充実した日びを送っていたが、現実的感覚のエルシーの妻と娘があらわれた日、エリカはいたたまれずに工場からとびだしてしまう…。小学校5・6年生。カーネギー・メダル受賞作品。

(「BOOK」データベースより)

1982年

足音がやってくる
The Haunting

マーガレット・マーヒー
Margaret Mahy

バーニーはごくふつうの少年。ところが大叔父の死んだ日から、幽霊のような男の子を見たり、奇妙な声を聞いたりするようになる。日ごとに近づく足音の正体とは?パニックに追いこまれていくバーニー一家をミステリータッチで描く。中学以上。

(「BOOK」データベースより)

1981年

かかし
The Scarecrows

ロバート・ウェストール
Robert Westall

全寮制の学校に通うサイモンは、ママが再婚した売れっ子画家ジョーの家で夏休みを過ごすはめになる。パパが死んだ今でも、強い軍人だったパパの方が絶対かっこいいと思っているサイモンは、新しい生活にどうしてもなじめない。うつろな気持ちで広いカブ畑を歩いていたとき、古い水車小屋を見つけ、強く心惹かれるサイモン。だが、その日を境に継父との関係はますます悪化し、ある日ついに「それ」が姿を現した。ぼろぼろの三体の「かかし」だ。かつて忌まわしい事件があった水車小屋に巣食っていた邪悪なものを、サイモンの孤独な心が目覚めさせてしまったのだ。日ごとサイモンたちの住む家に近づいてくる「かかし」。目の錯覚などではない。サイモンを待つのは、破滅か、それとも…。継父への憎悪を募らせるたび、追いつめられていく少年の心理を鮮やかに描く、イギリス児童文学の巨匠ウェストール、二度目のカーネギー賞受賞作。小学校高学年から。

(「BOOK」データベースより)

1980年

聖書伝説物語 楽園追放から黄金の都陥落まで
City of Gold and other stories from the Old Testament

ピーター・ディキンスン
Peter Dickinson

人類史上最大のベストセラー「聖書」の代表的エピソードが名手ディキンスンの巧みな構成と語り口によってファンタジックな物語として甦る!フォアマンの魅力的な挿絵とともに楽しむ傑作物語集。

(「BOOK」データベースより)

1979年


Tulku

ピーター・ディキンスン
Peter Dickinson

1978年


The Exeter Blitz

デヴィッド・リーズ
David Rees

1977年

わんぱくタイクの大あれ三学期
The Turbulent Term of Tyke Tiler by

ジーン・ケンプ
Gene Kemp

人一倍気のいい主人公タイクと親友ダニーがまきおこす、てんやわんやの三学期。そして、アッと驚く結末は…?!障害児に対する子どもなりの奮闘を、生き生きとコミカルに描く。●第28回青少年読書感想文全国コンクール<小学校高学年の部>課題図書 小学校中学年~

(「出版社内容情報」より)

1976年

ライトニングが消える日
Thunder and Lightnings

ジャン・マーク
Jan Mark

7回目の引っこし先、ノーフォークの田舎でアンドルーを待っていたのは大空を飛び回る戦闘機と耳をレーダーのようにピンとたてた少年だった―「聞こえる?」「ライトニングだ」「…二分半で四千フィート」ぼくたちの夏がゆるやかにあつくなる。カーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1975年

"機関銃要塞"の少年たち
The Machine Gunners

ロバート・ウェストール
Robert Westall

第2次大戦下、イギリスのある町。墜落したドイツの爆撃機を見つけたチャスは、中から機関銃を取り出した。そして少年たちだけで“要塞”を作る…。大人社会との対立やドイツ兵とのふれあい、戦争の無意味さを浮き彫りにする、痛快なジュニア小説。カーネギー賞 小学校高学年~

(「出版社内容情報」より)

1974年


The Stronghold

モリー・ハンター
Mollie Hunter

二千年前のケルトの世界。ローマ人の襲撃から部落を守るため、防御のための完璧な石の砦を考案した若者コルをめぐる、愛と冒険の物語。●カーネギー賞受賞作品 小学校高学年~

(「出版社内容情報」より)

1973年

トーマス・ケンプの幽霊
The Ghost of Thomas Kempe

ペネロピ・ライヴリィ
Penelope Lively

呼び覚まされた魔術師、ポルターガイストの弟子にさせられてしまった少年ジェームズ。それ以来、ジェームズの身に次々とふりかかる難事件とは!? 小学校高学年~

(「出版社内容情報」より)

1972年

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち
Watership Down

リチャード・アダムス
Richard Adams

「すごく恐ろしいことだ!近づいてくる。ぐんぐんやって来る」。予知能力のあるファイバーの言葉を信じて、十一匹のウサギが旅に出た。いったいどこに平和な土地があるのか!?小さなウサギたちの大きな冒険…世界中をとりこにした名作が、今、改訳新版でよみがえる。

(「BOOK」データベースより)

1971年

ジョシュ ライアン・クリークの三日間
Josh

アイバン・サウスオール
Ivan Southall

1970年

ギリシア神話物語
The God Beneath the Sea

リアン・ガーフィールド/エドワード・ブリッシェン
Leon Garfield and Edward Blishen

1969年

雲のはて フランバーズ屋敷の人びと2
The Edge of the Cloud

K.M.ペイトン
K. M. Peyton

結婚の約束をして、フランバーズ屋敷を出たウィルとクリスチナ。第一次世界大戦目前、ウィルは、時代の最先端をゆく飛行機に魅せられ熱中する。そんな彼を、クリスチナは喜びや苦しみに心かきみだされながら、必死に愛する。中学以上。

(「BOOK」データベースより)

1968年

ノアの箱船にのったのは?
The Moon in the Cloud

ローズマリー・ハリス
Rosemary Harris

ノアのむすこのハムが、わかい動物使いのルーベンのテントにやってきた。暗黒の国ケミからネコとライオンをつれて帰れば、ルーベンと妻を箱船に乗せてやろうとハムは言った。そのことばを信じたルーベンは、つらい旅に出発するが…。カーネギー賞にかがやく冒険物語。

(「BOOK」データベースより)

1967年

ふくろう模様の皿
The Owl Service

アラン・ガーナー
Alan Garner

ある谷間の古い屋敷を舞台に、義理の兄妹となったロジャとアリスン、屋敷のコックの息子グウィンの三人が織りなす、誤解と無理解から生まれる愛の悲劇。イギリス・ウェールズ地方に伝わる神話・伝説をもとにした哀切なファンタジー。★カーネギー賞

(「出版社内容情報」より)

1966年

該当作なし


1965年

ハイ・フォースの地主屋敷
The Grange at High Force

フィリップ・ターナー
Philip Turner

1964年


Nordy Bank


Sheena Porter

1963年


Time of Trial


Hester Burton

1962年

魔神と木の兵隊
The Twelve and the Genii

P・クラーク
Pauline Clarke

1961年

グリーン・ノウのお客さま
A Stranger at Green Knowe

ルーシー・M・ボストン
Lucy M. Boston

密林に生まれたゴリラのハンノーとふるさとを追われた少年ピン。このひとりと一ぴきが、グリーン・ノウの森で、深いきずなをむすびます。カーネギー賞にかがやく胸にしみる名作。

(「BOOK」データベースより)

1960年

サルから人間へ
The Making of Man

I・W・コーンウォール
Ian Wolfran Cornwall

1959年

ともしびをかかげて
The Lantern Berarers

ローズマリー・サトクリフ
Rosemary Sutcliff

衰退したローマ帝国は、450年にわたるブリテン島支配に終止符をうつ。地方軍団の指揮官アクイラは、悩んだ末に軍を脱走し、故郷のブリテン島にとどまることを決意したが…。意志を貫いて生きることの厳しさ、美しさを描く。中学生以上。

(「BOOK」データベースより)

1958年

トムは真夜中の庭で
Tom's Midnight Garden by

フィリパ・ピアス
Philippa Pearce

友だちもなく退屈しきっていたトムは、真夜中に古時計が13も時を打つのを聞き、昼間はなかったはずの庭園に誘いだされて、ヴィクトリア朝時代の不思議な少女と友だちになり…。75年刊の新版。

(「MARC」データベースより)

1957年


A Grass Rope

ウィリアム・メイン
William Mayne

1956年

さいごの戦い ナルニア国ものがたり(7)
The Last Battle

C.S.ルイス
C.S.Lewis

大猿ヨコシマは愚かなロバにライオンの皮をかぶせてアスランを名のらせ、それが見破られると、こんどは、破滅の神タシをナルニアによびよせてしまいます。ジルとユースチスは、ナルニアを救うさいごの戦いへ。ナルニア国ものがたり7。小学4・5年以上。

(「BOOK」データベースより)

1955年

ムギと王さま
The Little Bookroom

エリナー・ファージョン
Eleanor Farjeon

幼い日々、古い小部屋で読みふけった本の思い出―それは作者に幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました。この巻には、表題作のほか「レモン色の子犬」「小さな仕立屋さん」「七ばんめの王女」など、14編を収めます。小学5・6年以上。

(「BOOK」データベースより)

1954年


Knight Crusader

ロナルド・ウェルチ
Ronald Welch

1953年


A Valley Grows Up


Edward Osmond

1952年

床下の小人たち
The Borrowers

メアリー・ノートン
Mary Norton

イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家。暮らしに必要なものはすべて、こっそり人間から借りていましたが、ある日、その家の男の子に姿を見られてしまいます―カーネギー賞を受賞した「小人シリーズ」の第1作。小学5・6年以上。

(「BOOK」データベースより)

1951年


The Wool-Pack

シンシア・ハーネット
Cynthia Harnett

1950年

ヒバリは空に
The Lark on the Wing

ビポン
Elfrida Vipont Foulds

1949年


The Story of Your Home


Agnes Allen

1948年

海に育つ
Sea Change

リチャード・アームストロング
Richard Armstrong

1947年

デ・ラ・メア物語集
Collected Stories for Children

ウォルター・デ・ラ・メア
Walter De La Mare

1946年

まぼろしの白馬
The Little White Horse

エリザベス・グージ
Elizabeth Goudge

古い領主館にひきとられた孤児の少女マリアは、館にまつわる伝説に興味をいだき、その謎を解こうと大はりきり…。活発で明るいマリアは、暗い館の生活を一変させ、周囲のおとなたちを事件にまきこみます。ロマンチックな物語。小学5・6年以上。

(「BOOK」データベースより)

1945年

該当作なし


1944年

変身動物園―カンガルーになった少女
The Wind on the Moon

エリック・リンクレイター
Eric Linklater

青白い月が微笑むと、不思議の風がまきおこる…。ここはイギリス、ミドメドルカム村。仲良し姉妹ダイナとドリンダは、魔法の薬でカンガルーに変身。村の小さな動物園に捕らえられた、ふたりの少女が見たものは?新聞をよみ、パイプをふかすクマ。なんでも飲み込むダチョウの紳士。元人間のキリンの探偵―。奇妙きてれつな動物。なんだかゆかいな住人、元気いっぱいの少女たちがくりひろげる、奇想天外な大冒険。イギリスを代表する作家の、傑作ナンセンス・ファンタジー。カーネギー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1943年

該当作なし


1942年

灰色の小人たちと川の冒険
The Little Grey Men

BB
BB (D. J. Watkins-Pitchford)

チッチー、チッチー、チッチー。…美しい空色の妖精、シジュウカラの声だ。これがボールドにとっては、なにもかも安全という合図だ。小さな人は、ネズミのようにはしりでて、きれいな小石にとびのった。ボールドとその兄弟たちがイギリスにいた最後のノームだということは、きみたちもおぼえているだろう。ちょっとおどろいたことに、このノームは、先のとがった帽子から長いひげまで、おとぎの本にでてくるノームとまったく同じすがたをしている。ネズミの皮のみじかい上着とチョッキをきて腰にヘビの皮のベルトをしめている。ひざの下をきちんとむすんできゅっとしまったモグラの皮のズボンをはいているのに、ストッキングもくつもはいていない…。自然のきびしさとたたかいながら、小人たちの兄弟さがしの冒険の物語が始まる。

(「BOOK」データベースより)

1941年

あらしの島のきょうだい
We Couldn't Leave Dinah

トレッドゴールド
Mary Treadgold

1940年


Visitors from London


Kitty Barne

1939年

キュリー夫人 光は悲しみをこえて
Radium Woman, Heinemann

エリナー・ドーリィ
Eleanor Doorly

物理・化学者として偉大な功績を残したキュリー夫人。ラジウムの発見者であり放射線化学の先駆者であったマリー・キュリーの生涯をあますところなく描いた名著の完訳版。カーネギー賞。

(「BOOK」データベースより)

1938年

サーカスきたる
The Circus is Comming

ノエル・ストレトフィールド
Noel Streatfeild

1937年

ふくろ小路一番地
The Family from One End Street

イーヴ・ガーネット
Eve Garnett

ふくろ小路一番地に住む、子だくさんのラッグルス一家の物語。長女がお客さんの洗濯物をちぢませてしまったり、ふたごの男の子たちが少年ギャングに入って冒険にのりだしたり、下町の家族はいつもゆかいな事件でにぎやかです。小学5・6年以上。

(「BOOK」データベースより)

1936年

ツバメ号の伝書バト
Peogeon Post

アーサー・ランサム
Arthur Ransome

猛暑の夏、ツバメ号、アマゾン号の乗組員とDきょうだいは、高原で金鉱をさがすことに。伝書バトで連絡をとりあい、ますます活動範囲を広げます。ところがあやしげな「つぶれソフト」が行く先々にあらわれます。小学5・6年以上。

(「BOOK」データベースより)