J・K・ローリング「ハリー・ポッターと賢者の石」☆☆☆

ハリー・ポッターと賢者の石

ハリー・ポッター・シリーズの第1作目になります。

世界的な大ベスト・セラーであり、今やファンタジィといえばこのシリーズと言うくらいに世間一般に浸透しているシリーズの第1作目です。

ストーリーは今更知らない人がいないようなものですが、自分を魔法使いだと知らずに伯母の家で育った少年ハリー・ポッターが、11歳の誕生日を迎えてホグワーツ魔法学校に入学し、魔法使いとして人間として成長していく姿を描いたジュブナイル・ファンタジィです。

日本に紹介された時には既に世界的に評判になっていましたから、どんなものかと読みました。

やはり微妙に子供向きかなと思いつつ、でもよく構成された物語で、作中に出てくる魔法の小道具には特に感銘は受けませんでしたが、全体的にミステリィの要素もあって主人公たちの冒険も楽しい素敵なファンタジィです。

このシリーズは巻を重ねる毎に何となく暗く重たくなっていきますけど、第1作目ではハリーたちの友情や冒険がストレートに描かれていて、より一層少年少女向きのファンタジィになっています。


このページの先頭へ