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マカヴィティ賞(新人賞)を受賞した作品の一覧です。

マカヴィティ賞(新人賞)受賞作

マカヴィティ賞(Macavity Award)は国際ミステリー愛好会クラブ(Mystery Readers International)が主催し、クラブメンバーの投票により受賞作が決められる推理小説の文学賞です。
マカヴィティ賞の名称は、T・S・エリオットの作品「キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法」に登場する猫の名前が由来となっています。
最優秀長編賞(Best Mystery Novel)、新人賞(Best First Mystery)、ノンフィクション賞(Best Mystery Critical/Biographical)、短編賞(Best Mystery Short Story)、スー・フェダー歴史ミステリ賞(Sue Feder Memorial Award for Best Historical Mystery)の5部門がありますが、以下は新人賞の受賞作です。

2024年

I・S・ベリー(I.S. Berry)

孔雀と雀 ―アラブに消えゆくスパイ―(The Peacock and the Sparrow)

    CIA職員シェーンの最後の任務は中東バーレーンの反政府運動を探ること。だが、爆破テロが国王の自作自演である疑惑が浮上し……

    2023年

    ニタ・プローズ(Nita Prose)

    メイドの秘密とホテルの死体(The Maid)

      社会性に乏しく、他人の意図を読みとることができないモーリー。彼女は9カ月前に亡くなった祖母の教えを頼りに、地元の高級ホテルで客室メイドとして働いていた。ところがある日、清掃に入った客室で悪名高い大富豪ブラックの死体を発見。警察の捜査が始まると、人づきあいが苦手で誤解を招きやすい性格が災いし、人々から疑惑の目を向けられる。さいわい、ずっと見守ってくれていた老ドアマンをはじめ、頼れる仲間が現われ、危機一髪を脱する作戦にでるが…予想もしない展開の奇妙な味のミステリー
      (「内容紹介」より)

      2022年

      (Mia P. Manansala)

      (Arsenic and Adobo)

        2021年

        デイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデン(David Heska Wanbli Weiden)

        喪失の冬を刻む(Winter Counts)

          先住民族の居留地で起こった麻薬密売事件に巻き込まれた甥を救うため、白人と先住民の血を引く"おれ"は巨悪に立ち向かうが――
          (「内容紹介」より)

          2020年

          (Tara Laskowski)

          (One Night Gone)

            2019年

            (John Copenhaver)

            (Dodging and Burning)

              2018年

              シーナ・カマル(Sheena Kamal)

              喪失のブルース(The Lost Ones)

                バンクーバーの片隅で、人捜しを生業に暮らすノラ。相棒は狼の血を引く雌犬ウィスパー。私立探偵とジャーナリストのボス2人は彼女が事務所の地下室に住みついていることを知らない。そんなある日、ノラは15歳の少女が失踪したとの報せを受ける。それはかつてノラが産んで捨てた実の娘だった――。やがて浮上する15年前の事件との接点。さらに関係者が不審な死を遂げ……。異色のヒロイン誕生!
                (「内容紹介」より)

                2017年

                ジョー・イデ(Joe Ide)

                IQ(IQ)

                  ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶IQ〟と呼ばれる探偵だ。ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の元ギャング、ドッドソンからの口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった! 奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは――。新たなる‶シャーロック・ホームズ〟の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作!
                  (「内容紹介」より)

                  2016年

                  グレン・エリック・ハミルトン(Glen Erik Hamilton)

                  眠る狼(Past Crimes)

                    帰ってきてほしい――10年前に故郷を離れ陸軍で海外勤務についていたバンに、長い間音沙汰の無かった祖父から届いた手紙。ベテランのプロの泥棒である祖父の弱気な言葉に胸が騒いだ彼は、10日間の休暇をとって帰郷する。だが空港からなつかしき祖父の家に着くと、そこでは頭に銃撃を受けた祖父が倒れていた! 人事不省の祖父を問い詰めることも出来ないバンは、手掛かりを求め、旧知の仲である祖父の仕事仲間に協力を仰ぐ。どうやら祖父は最後の大仕事を行なっていたらしいが……ミステリ新人賞三冠を制した、昂奮と哀愁がクロスするサスペンス!
                    (「内容紹介」より)

                    2015年

                    ジュリア・ダール(Julia Dahl)

                    インヴィジブル・シティ(Invisible City)

                      ブルックリンの屑鉄捨て場から全裸の女性の遺体が見つかる。駆けつけた新米記者のレベッカは、遺体が検死もされずにユダヤ人組織に引き渡されるのを見て驚いた。彼らはユダヤ教の戒律を厳格に守る正統派ユダヤ教徒だったのだ。閉鎖的なユダヤ社会のなかで事件が隠蔽されそうになるのに気づいたレベッカは、真相を探ろうとする。だが、彼女の前には強固な壁が立ちふさがった! 注目の新人が放つ話題作。
                      (「内容紹介」より)

                      2014年

                      テリー・シェイムズ(Terry Shames)

                      (A Killing at Cotton Hill)

                        2013年

                        ダニエル・フリードマン(Daniel Friedman)

                        もう年はとれない(Don't Ever Get Old)

                          人生最後になるかもしれない捜査に臨む伝説の元殺人課刑事、87歳。武器は357マグナムと皮肉、敵は老い。最高に格好いい主人公を生むことに成功した、清冽なデビュー作!
                          (「内容紹介」より)

                          2012年

                          レナード・ローゼン(Leonard Rosen)

                          捜査官ポアンカレ―叫びのカオス(All Cry Chaos)

                            2011年

                            ブルース・ダシルヴァ(Bruce DeSilva)

                            記者魂(Rogue Island)

                              マリガンはしがない地方紙記者。生まれ育った町で起こる事件を、自分流を貫きながら追いつづけてきた。ある日、古い住宅ひしめく一画で連続放火事件が発生。子どもたちや、幼馴染の消防士も命を落とした。絶対に犯人を捕まえてやると意気込み、取材に奔走するマリガン。しかし、ただの放火魔の犯行とは思えぬ状況になってきた。この故郷で、いったい何が起きているのか?身の危険を感じつつもマリガンは執念の取材を続けるが……。エド・マクベインが見出した新鋭の話題作! アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞。
                              (「内容紹介」より)

                              2010年

                              アラン・ブラッドリー(Alan Bradley)

                              パイは小さな秘密を運ぶ(The Sweetness at the Bottom of the Pie)

                                化学と毒物をこよなく愛する11歳の少女フレーヴィアの活躍を、温かいのびやかな筆致で描くシリーズ第1弾。オレンジの切手の秘密とは? CWAデビュー・ダガー受賞作。
                                (「内容紹介」より)

                                2009年

                                スティーグ・ラーソン(Stieg Larsson)

                                ミレニアム(The Girl with the Dragon Tattoo(Man som hatar kvinnor))

                                • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
                                (「内容紹介」より)

                                2008年

                                タナ・フレンチ(Tana French)

                                悪意の森(In the Woods)

                                  ダブリン郊外の森の中で少年と少女が姿を消してから20数年、同じ森の近くで少女の他殺死体が。刑事のロブとキャシーは、少女の家族が隠し事をしていると感じる。やがて少女の姉がロブに接近し…。
                                  (「内容紹介」より)

                                  2007年

                                  ニック・ストーン(Nick Stone)

                                  ミスター・クラリネット(Mr. Clarinet)

                                    生きて連れ帰れば1000万ドル、死体でも500万ドル。それが、2年前に忽然と姿を消した3歳の少年チャーリーの発見にかけられた報償金だった。依頼人は、ハイチの実業界を牛耳るグスタヴ・カーヴァーの息子で、チャーリーの父親アラン。7年前、幼女を惨殺した少年少女3人を殺して服役、ようやく出所した元私立探偵マックス・ミンガスにとっては喉から手が出るほど欲しい金だ。だが、調査の舞台は警察組織などなきに等しく、いまだにヴードゥーの呪術や占いが力をふるうハイチ。しかも、マックスの前に雇われた3人の探偵は1人が惨殺され、1人は行方不明、1人は精神錯乱となっていた。さらに、マックスに深い恨みを持つ連続殺人者ブークマンが米国から強制送還され、首都ポルトープランスにいるという。それだけの危険と報酬を秤にかけ、ためらっていたマックスだったが、服役中に事故死した妻が夢まくらに立って依頼を受けるよう訴えてきたし、また下調べで訪れたマイアミの教会の司祭から、子どもをさらうハイチ版ハーメルンの笛吹き「ミスター・クラリネット」の伝説を教えられ、やはり失踪したという司祭の姪の行方を捜すよう頼まれたこともあって、ポルトープランスへ向かうことを決意する。だが、そこでマックスを待っていたのは、まさに悪夢としか言いようのない世界だった……!
                                    (「内容紹介」より)

                                    2006年

                                    ブライアン・フリーマン(Brian Freeman)

                                    インモラル(Immoral)

                                      2005年

                                      ハーレイ・ジェーン・コザック(Harley Jane Kozak)

                                      誘惑は殺意の香り(Dating Dead Men)

                                        グリーティングカード・ショップの雇われ店長ウォリーの悲願は独立して自分の店を持つこと。そのためデートクラブのアルバイトもこなし、多忙な日々を過ごしている。ところが、予想外の事態が勃発した。偶然道端で射殺死体を発見。しかも現場で出会った怪しげながらも魅力的な男性に一目惚れしてしまったのだ。彼の正体は? 殺人事件の真相は? マカヴィティ、アンソニーの両新人賞に輝いた、ロマンティック・サスペンス
                                        (「内容紹介」より)

                                        2004年

                                        ジャクリーン・ウィンスピア(Jacqueline Winspear)

                                        夜明けのメイジー(Maisie Dobbs)

                                          2003年

                                          ジュリア・スペンサー=フレミング(Julia Spencer-Fleming)

                                          (In the Bleak Midwinter)

                                            2002年

                                            C・J・ボックス(C.J.Box)

                                            沈黙の森(Open Season)

                                              ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット。気持ちは優しいが、州知事を偶然検挙してしまうような不器用な男。ある日裏庭で娘と見つけた死体は、かつて彼の銃を奪おうとした密猟者だった。次いでキャンプ場にも2人の死体が……。「新ヒーロー誕生」と全米で絶賛され、主要新人賞を独占した、大型新人登場!
                                              (「内容紹介」より)

                                              2001年

                                              デイヴィッド・リス(David Liss)

                                              紙の迷宮(A Conspiracy of Paper)

                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                              2000年

                                              ポーラ・L.ウッズ(Paula L. Woods)

                                              エンジェル・シティ・ブルース(Inner City Blues)

                                                1999年

                                                ジェリリン・ファーマー(Jerrilyn Farmer)

                                                死人主催晩餐会(Sympathy for the Devil)

                                                  1998年

                                                  ペニー・ワーナー(Penny Warner)

                                                  死体は訴える(Dead Body Language)

                                                    1997年

                                                    デイル・フルタニ(Dale Furutani)

                                                    ミステリー・クラブ事件簿(Death in Little Tokyo)

                                                      素人探偵だが謎解きの能力は抜群!経験ゼロ、推理ゲームしかしたことのない探偵クラブの日系3世ケンが挑む奇妙な殺人事件。米国ミステリー界の新人賞・マキャヴィティ賞、アンソニー賞受賞作。
                                                      (「内容紹介」より)

                                                      1996年

                                                      ダイアン・デイ(Dianne Day)

                                                      フリモント嬢と奇妙な依頼人(The Strange Files of Fremont Jones)

                                                        1995年

                                                        ジェフ・アボット(Jeff Abbott)

                                                        図書館の死体(Do Unto Others)

                                                          1994年

                                                          シャラン・ニューマン(Sharan Newman)

                                                          (Death Comes as Epiphany)

                                                            1993年

                                                            バーバラ・ニーリイ(Barbara Neely)

                                                            怯える屋敷(Blanche on the Lam)

                                                              1992年

                                                              メアリ・W・ウォーカー(Mary Willis Walker)

                                                              凍りつく骨(Zero at the Bone)

                                                              • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                              闇の中で大きく目を開けて、目の前の光景を想像した。二メートルを超える太った雌の大蛇が、ゆっくりととぐろを解いている。骨まで凍りつき、身体に氷の芯ができたようだ。部屋は不気味なほど静かだった。―悲惨な死を遂げた父の謎を追う美人犬訓練士キャサリンの身に危難が…。アガサ賞受賞の傑作。
                                                              (「出版社の解説目録」より)

                                                              1992年

                                                              スー・ヘンリー(Sue Henry)

                                                              犬橇レースの殺人(Murder on the Iditarod Trail)

                                                                1991年

                                                                パトリシア・コーンウェル(Patricia Cornwell)

                                                                検屍官(Postmortem)

                                                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニア州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が――。
                                                                (「内容紹介」より)

                                                                1990年

                                                                ジル・チャーチル(Jill Churchill)

                                                                ゴミと罰(Grime and Punishment)

                                                                  1989年

                                                                  キャロライン・グレアム(Caroline Graham)

                                                                  蘭の告発(The Killings at Badger's Drift)

                                                                    1988年

                                                                    ロバート・クレイス(Robert Crais)

                                                                    モンキーズ・レインコート(The Monkey's Raincoat)

                                                                      1987年

                                                                      マリリン・ウォレス(Marilyn Wallace)

                                                                      (A Case of Loyalties)

                                                                        1987年

                                                                        フェイ・ケラーマン(Faye Kellerman)

                                                                        水の戒律(The Ritual Bath)