面白い本を探す

文化庁メディア芸術祭マンガ部門を受賞した作品の一覧です。

文化庁メディア芸術祭マンガ部門受賞作

文化庁メディア芸術祭マンガ部門は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰する文化庁主催のメディア芸術の総合フェスティバルの部門賞です。
1997年から開催され、主に漫画家から成る審査員により「クリエーターがクリエーターを選ぶ」賞として運営されていましたが、2022年の第25回をもって終了する事になったようです。
以下は大賞の受賞作です。

年度 作品名 内容

第25回(2022年)

ゴールデンラズベリー

持田あき

学歴・高収入・高身長なハイスペック青年、北方啓介32歳。しかしその実態は、勤めては辞めてばかりの「仕事が続かない男」なのだった。24回目の転職でたどり着いた芸能プロダクションでも新人女優に逃げられまた辞めようか…と腐っていたある日、男と付き合っては別れを繰り返す「恋が続かない女」吉川塁と出会う。その瞳に魅入られ、塁を芸能界にスカウトした啓介だったが…「僕と結婚してくれませんか」まさかその24時間後にプロポーズすることになるなんて…!?

(「内容紹介」より)

第24回(2021年)

3月のライオン

羽海野チカ

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。

(「内容紹介」より)

第23回(2020年)

ロボ・サピエンス前史

島田虎之介

ロボットの捜索を職とするサルベージ屋、誰の所有物でもない「自由ロボット」、半永久的な耐用年数を持つ「時間航行者」……。さまざまな視点で描かれるヒトとロボットの未来世界。時の流れの中で、いつしか彼らの運命は1つの大きな終着点に向かって動きだしていく……。世界の行く末を壮大に夢想した、ロマンティック・フューチャー。

(「内容紹介」より)

第22回(2019年)

ORIGIN

Boichi

この世には人間ではないものが隠れている――。西暦2048年、東京。北半球はユーラシア鉄道で接続され、あらゆる犯罪がこの極東の巨大都市へと流れ込んでいた。闇の中で毎夜のように発見される、人間業とは思えない惨殺死体。この世の暗がりの中に、理由なく人を殺す正体不明の存在がいることを、そしてそれを狩る男がいることを、まだ人間たちは知らない。超絶技巧の絵師Boichiが描く、限りなく美しく、どこまでも残酷な衝撃のSFハードボイルド超大作、ここに開幕!

(「内容紹介」より)

第21回(2018年)

ねぇ、ママ

池辺葵

愚直で、凡庸で、時に狡猾で。それでも母親はすべての子供たちを照らす優しい光。「母」をモチーフにした珠玉の短編集。かつて子供だった母親と、やがて母親になる子供たちへ。

(「内容紹介」より)

第20回(2017年)

BLUE GIANT

石塚真一

ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。

(「内容紹介」より)

第19回(2015年)

かくかくしかじか

東村アキコ

自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!? 少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!

(「内容紹介」より)

第18回(2014年)

五色の舟

近藤ようこ/津原泰水

先の見えない戦時にありながら、見世物小屋の一座として糊口をしのぐ、異形の者たちの家族がいた。未来を言い当てるという怪物「くだん」を一座に加えようとする家族を待つ運命とはーー。津原泰水の傑作幻想短編を、近藤ようこが奇跡の漫画化。月刊コミックビーム2013年8月号~2014年3月号に掲載の全8話を収録。カバー、あとがき(近藤氏、津原氏)は書き下ろし。

(「内容紹介」より)

第17回(2013年)

ジョジョリオン ジョジョの奇妙な冒険 Part8

荒木飛呂彦

S市杜王町。震災後、突如、町の中にあらわれた「壁の目」と呼ばれる隆起物付近で、高校生の広瀬康穂は謎の青年を発見した。彼の身元を突き止める事にした康穂であったが、不可解な現象が2人の周りで起こり始め…!

(「内容紹介」より)

第16回(2012年)

闇の国々

ブノワ・ペータース/フランソワ・スクイテン

〈闇の国々〉――それは、我々の現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群。ある日突然増殖しはじめた謎の立方体に翻弄される人々を描く『狂騒のユルビカンド』、巨大な塔の秘密をめぐる冒険から、数奇な運命へと導かれる男を描く『塔』、未知の天文現象により、体が斜めに傾いてしまった少女の半生を描く『傾いた少女』、傑作と名高い選りすぐりの3作品を収録した歴史的名作シリーズの初邦訳。

(「内容紹介」より)

第15回(2011年)

土星マンション

岩岡ヒサエ

地上35.000メートルの窓拭き少年物語ーー少し未来の地球、地上遙か上空のリングシステムに住む少年・ミツの物語。

(「内容紹介」より)

第14回(2010年)

ヒストリエ

岩明均

舞台は紀元前。奴隷の身分にありながら、豊かな教養と観察眼、判断力、そしてそれらを駆使して行動を起こす度胸を兼ね備えた、不思議な青年・エウメネスがいた。あの偉大なる哲学者・アリストテレスの逃亡を助けたりしながら、彼が目指していたのは、「故郷」と呼ぶカルディアの街……。のちにアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの、波乱に満ちた生涯を描いた歴史大作が登場!

(「内容紹介」より)

第13回(2009年)

ヴィンランド・サガ

幸村誠

千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!! 『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!

(「内容紹介」より)

第12回(2008年)

ピアノの森

一色まこと

森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!

(「内容紹介」より)

第11回(2007年)

モリのアサガオ

郷田マモラ

文化庁メディア芸術祭大賞受賞作!!なにわ拘置所に配属となった新人刑務官 及川。そこには一筋縄ではいかない死刑囚達と制度が抱える問題があった。死刑を執行する側とされる側。新人刑務官・及川直樹と死刑囚・渡瀬満の禁断の友情を通じ、死刑制度の<今>を描ききった衝撃の問題作第1巻!

(「内容紹介」より)

第10回(2006年)

太陽の黙示録

かわぐちかいじ

2002年8月10日、突如として首都圏を襲った巨大地震と富士山の噴火は、東海~南海にかけての巨大地震をも併発。日本列島は南北に分断されてしまう!その時、代々政治の道を歩んできた柳家の秘蔵っ子・舷一郎は、富士山に程近い仙石原にいながらも奇跡的に生還。行方不明の両親探しを始めるが…!?

(「内容紹介」より)

第9回(2005年)

失踪日記

吾妻ひでお

突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働──『アル中病棟』に至るまで。著者自身が体験した波乱万丈の日々を、著者自身が綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション。

(「内容紹介」より)

第8回(2004年)

夕凪の街 桜の国

こうの史代

昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか……、原爆とは何だったのか……。漫画アクション掲載時に大反響を呼んだ気鋭、こうの史代が描く渾身の問題作。

(「内容紹介」より)

第7回(2003年)

カジムヌガタイ-風が語る沖縄戦-

比嘉慂

外に敵。内にも敵。過酷な戦火の中、揺れ動く沖縄住民たち。宿命として、その時代その場所に生きる事しか出来なかった人々の悲劇――。受け入れがたき戦争の真実を描く、読み切り6編を収録!

(「内容紹介」より)

第6回(2002年)

セクシーボイス&ロボ

黒田硫黄

2002年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門で大賞を受賞し、2007年にはテレビドラマにもなった名作が、復活刊行!! カバーは描き下ろし!! さらに、新規のオマケも収録!! スパイや占い師にあこがれるニコ(14歳)が、声を駆使して風変わりな事件に挑む! その隣には、おもちゃ大好きアルバイター・ロボ(25歳)もいるぞ!

(「内容紹介」より)

第5回(2001年)

F氏的日常

福山庸治

怒涛の1コマ風刺漫画『F氏的日常』を筆頭に素晴らしき短編の数々が収録された激レア作品集!!

(「内容紹介」より)

第4回(2000年)

バガボンド

井上雄彦/吉川英治

「強い」とはどういうことか……。六十余戦無敗だった男「宮本武蔵」を、井上雄彦が圧倒的画力で描く超話題作!

(「内容紹介」より)

第3回(1999年)

アイ'ム ホーム

石坂啓

事故で過去5年間の記憶を失った家路久。自分のポケットにあった10数個のカギをもとに本当の自分と、帰るべき場所をさがす長い旅が始まった……。

(「内容紹介」より)

第2回(1998年)

坂本龍馬

黒鉄ヒロシ

ある日、坂本竜馬は著者の曾々祖母の前を通りかかった時、「いずれ、均しの世が来るぜよ」と言ったという。土佐の生まれで、人一倍坂本竜馬が大好きな著者が、竜馬の生涯と幕末の動乱を描ききる。

(「MARC」データベースより)

第1回(1997年)

マンガ日本の古典

22名の漫画家

世代を超えて多くの古典ファンを育てた大ベストセラー。マンガ界のレジェンドが一堂に会した夢の競作!

(「内容紹介」より)