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国際スリラー作家協会賞を受賞した作品の一覧です。

国際スリラー作家協会賞最優秀長編賞受賞作

国際スリラー作家協会賞(International Thriller Writers Awards)は、国際スリラー作家協会(International Thriller Writers)がその年の最も優れたスリラー小説やスリラー作家に対して授与するミステリィの文学賞です。
作家に対して贈られるスリラーマスター(Thrillermaster)の他、最優秀長編賞(ハードカバー賞)、新人賞、脚本賞など、いくつかの部門に分かれています。
以下は最優秀長編賞(Best Hard Cover Novel、2009年はBest Thriller Of The Year、2008年まではBest Novel)の受賞作です。

2024年

S・A・コスビー(S.A. Cosby)

すべての罪は血を流す(All the Sinners Bleed)

    ヴァージニア州の高校で教師が銃撃され、容疑者の黒人青年が白人保安官補に射殺された。人種対立の残る町に衝撃が走るなか、元FBI捜査官の黒人保安官タイタスは捜査を開始する。容疑者は銃を捨てるよう説得するタイタスに奇妙な言葉を残していたのだ。「先生の携帯を見て」と。被害者の携帯電話を探ると、そこには彼と“狼”のマスクを被った男たちによる残忍な殺人が記録されていた――。
    (「内容紹介」より)

    2023年

    カトリオナ・ウォード(Catriona Ward)

    (Sundial)

      2022年

      S・A・コスビー(S.A. Cosby)

      頬に哀しみを刻め(Razorblade Tears)

        殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき――。
        (「内容紹介」より)

        2021年

        S・A・コスビー(S.A. Cosby)

        黒き荒野の果て(Blacktop Wasteland)

          米国南部の町で自動車修理工場を営むボーレガード。裏社会で語り継がれる伝説のドライバーだった彼は、足を洗い家族とまっとうに暮らしていた。だが工場の経営が傾きだしたことで運命の歯車は再び狂い始める。金策に奔走するボーレガードに昔の仲間が持ちかけてきたのは宝石店強盗の運転役。それは家族を守るための最後の仕事になるはずだった。ギャングの抗争に巻き込まれるまでは――。
          (「内容紹介」より)

          2020年

          エイドリアン・マッキンティ(Adrian McKinty)

          ザ・チェーン 連鎖誘拐(The Chain)

            シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。何者かから、身代金をビットコインで送金し、他人の子どもを誘拐しろと指示されるレイチェル。レイチェルが誘拐した子供の家族がまた身代金を払い、その家族がさらに別の子供を誘拐すれば、娘は生きて解放される。失敗すれば殺されてしまうというのだ。謎の人物が仕組んだこの連鎖誘拐システム〈チェーン〉に組み込まれてしまったレイチェルは、無関係の子供の誘拐計画を試みることに……被害者から加害者へと変わってしまった彼女の運命は!?
            (「内容紹介」より)

            2019年

            ジェニファー・ヒリアー(Jennifer Hillier)

            (Jar of Hearts)

              2018年

              ライリ―・セイガ―(Riley Sager)

              (Final Girls)

                2017年

                ノア・ホーリー(Noah Hawley)

                晩夏の墜落(Before the Fall)

                  霧にけぶる八月の海にプライベート・ジェット機が墜落した。乗り合わせていた画家のスコットはからくも死を免れ、救助した男の子とともに泳いで生還を果たす。連邦の調査チームによる墜落原因の特定が難航する一方で、死亡したとみられている乗客の中に米国有数のメディア王や訴追直前の富豪が含まれていたことから、全米を過激な陰謀論が飛び交うことに。はたして偶然の事故なのか? 加熱する報道の矛先は生存者であるスコットへと向けられ……アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を射止めた迫真のサスペンス
                  (「内容紹介」より)

                  2016年

                  イアン・コールドウェル(Ian Caldwell)

                  第五の福音書(The Fifth Gospel)

                    東方カトリック教会の神父で、神学予備校の教師をしている弟のアレックス。ローマカトリック教会の神父で、ヴァチカンの外交官を務める兄のシモン。教派は違うが、二人は固い絆で結ばれていた。だが、重大な事件が相次いで起きた。兄の親友でヴァチカン美術館の学芸員のウゴが謎の死を遂げ、同じ日に何者かがアレックスのアパートに侵入したのだ。ふたつの事件が関連していると感じたアレックスは、独自に調査を始めるが……世界を揺るがす衝撃の発見をめぐる謎と策謀を描く!
                    (「内容紹介」より)

                    2015年

                    ミーガン・アボット(Megan Abbott)

                    (The Fever)

                      2014年

                      アンドリュー・パイパー(Andrew Pyper)

                      堕天使のコード(The Demonologist)

                        ミルトンの『失楽園』を研究するウルマン教授は、〈やせた女〉からヴェネツィアへ行って悪魔学者としての力を貸してほしいと頼まれる。自分は英文学者にすぎないと反論するも航空券などを渡される。最近殻にこもりがちな11歳の娘を元気づけようと二人でヴェネツィアへ。だが、そこで娘は姿を消してしまう。あたしを見つけてと言い残して。国際スリラー作家協会、最優秀長編賞受賞。
                        (「内容紹介」より)

                        2013年

                        ブライアン・フリーマン(Brian Freeman)

                        (Spilled Blood)

                          2012年

                          スティーヴン・キング(Stephen King)

                          11/22/63(11/22/63)

                            平凡な国語教師ジェイクは死期の迫った友人アルから「1958年にタイムトラベルできる扉」の存在を知らされる。その扉は常に1958年に通じており、「過去」でどんなに長く過ごそうとも、「現在」に戻ればわずか数分しか経過していないという性質をもっていた。アルはジェイクに果たせなかった夢を託す――ケネディ大統領暗殺の阻止。アルは何度も過去へ旅をし、暗殺阻止を試みてきた。しかし「歴史」は容易な改変を拒み、企ては失敗を繰り返してきた。ジェイクは友人の悲願を引き継ぐことを約束した。ジェイクは「過去」へと旅をして、そこで暮らしながら歴史との戦いを開始した。しかし歴史改変は困難をきわめた。ある悲劇を阻止すれば別の悲劇が発生し、ジェイクは苦悩する。何度も旅を繰り返し、ジェイクは徐々に暗殺の核心へとにじり寄ってゆく――
                            (「内容紹介」より)

                            2011年

                            ジョン・サンドフォード(John Sandford)

                            (Bad Blood)

                              2010年

                              リサ・ガードナー(Lisa Gardner)

                              (The Neighbor)

                                2009年

                                ジェフリー・ディーヴァー(Jeffery Deaver)

                                追撃の森(The Bodies Left Behind)

                                  通報で森の別荘を訪れた女性保安官補ブリンを、殺し屋の銃撃が襲った。現場で出会った女を連れ、ブリンは深夜の森を走る。無線はなく、援軍は望めない。二人の女対二人の殺し屋。暁の死線に向け、知力を駆使した戦いが始まる。襲撃、反撃、逆転、再逆転――その結末は? 天才作家が腕によりをかけて描いた超緊迫のサスペンス。
                                  (「内容紹介」より)

                                  2008年

                                  ロバート・ハリス(Robert Harris)

                                  ゴーストライター(The Ghost Writer)

                                  • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                  元・英首相のゴーストライターが陥った罠。イラク戦争を境に人気を失った英国首相の自伝代筆を引き継いだ作家に危機が降りかかる。前任者の怪死の裏には米英の陰謀が隠されているのか? 迫真のスリラー。
                                  (「内容紹介」より)

                                  2007年

                                  ジョセフ・フィンダー(Joseph Finder)

                                  最高処刑責任者(Killer Instinct)

                                    ジェイソンは日本家電メーカーの辣腕営業マン。誰からも好かれ、過去には売上トップの成績を上げていたが、最近の業績はイマイチで、家庭でも妻との関係はギクシャクしていた。上司によれば、人を蹴落としてでも這い上がる“闘争本能"が不足とか。しかし、みずからが起こした自動車事故が転機の始まりとなり、彼は出世の階段を一気に昇りつめることに。痛快ビジネス・サスペンス。
                                    (「内容紹介」より)

                                    2006年

                                    クリストファー・ライク(Christopher Reich)

                                    (The Patriots Club)