ハメット賞受賞作
ハメット賞(The Hammett Prize)は、私立探偵サム・スペードを主人公にしたハードボイルド小説などで有名な作家ダシール・ハメットに因んで名づけられたミステリィ文学賞で、アメリカ及びカナダのサスペンス・ミステリィ小説やノン・フィクションなどを対象にして、国際推理作家協会北米支部が授与しています。
以下は受賞作の一覧です。
2022年
(Samantha Jayne Allen)
(Pay Dirt Road)
2021年
S・A・コスビー(S.A. Cosby)
頬に哀しみを刻め(Razorblade Tears)
殺人罪で服役した黒人のアイク。出所後庭師として地道に働き、小さな会社を経営する彼は、ある日警察から息子が殺害されたと告げられる。白人の夫とともに顔を撃ち抜かれたのだ。一向に捜査が進まぬなか、息子たちの墓が差別主義者によって破壊され、アイクは息子の夫の父親で酒浸りのバディ・リーと犯人捜しに乗り出す。息子を拒絶してきた父親2人が真相に近づくにつれ、血と暴力が増してゆき――。
(「内容紹介」より)
2020年
(David Joy)
(When These Mountains Burn)
2019年
ジェーン・スタントン・ヒッチコック(Jane Stanton Hitchcock)
(Bluff)
2018年
ルー・バーニー(Lou Berney)
11月に去りし者(November Road)
1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きる男ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。数日前に依頼された仕事はこの暗殺絡みに違いない。ならば次に死ぬのは自分だ、と。仇敵を頼って西へ向かう道中、夫から逃れてきた訳ありの母娘と出会ったギドリーは家族連れを装いともに旅するようになる。だが組織が放った殺し屋はすぐそこに迫っていた――MWA賞受賞作家の話題作。
(「内容紹介」より)
2017年
ステファン・マック・ジョーンズ(Stephen Mack Jones)
(August Snow)
2016年
ドメニック・スタンズベリー(Domenic Stansberry)
白い悪魔(The White Devil)
私は二度結婚した。そして、夫は二人とも死んでしまった──。故郷アメリカを離れ、ローマで暮らす若手女優とその兄。彼らは名門出身の政治家と有名女優の夫妻に惹かれて近づくが……。ルネサンス期の戯曲をもとに、エドガー賞受賞作家が描きだす傑作ノワール
(「内容紹介」より)
2015年
リサ・サンドリン(Lisa Sandlin)
(The Do-Right)
2014年
スティーヴン・キング(Stephen King)
ミスター・メルセデス(Mr. Mercedes)
老若男女が職を求めて早朝から列を成す市民ホール。そこで惨劇は起きた。突如あらわれた一台のメルセデスが人々の群れに突っ込んだのだ。死者8名、重傷者多数。現場から逃走したメルセデスはほどなくして発見されたが、運転者は姿を消していた。マスコミが「メルセデス・キラー」と呼んだ大量殺人犯は逃げおおせたのだ。それから一年。この事件を担当した退職刑事ホッジズのもとに手紙が届いた。差出人は「メルセデス・キラー」。犯人はホッジズを愚弄するような言葉を書き連ねていた。退職から半年を経て、生きる目的を失っていたホッジズは動き出す。名刑事と謳われた彼が最後の最後に解決できなかった大事件を調査するのだ。一方、「メルセデス・キラー」ことブレイディは歪んだプライドを抱えつつ傍目には平凡な暮らしをつづけていた。仕事はアイスクリーム売り。ターゲットはホッジズだ……
(「内容紹介」より)
2013年
リチャード・レンジ(Richard Lange)
(Angel Baby)
2012年
ハワード・オーウェン(Howard Owen)
(Oregon Hill)
2011年
ジェイムズ・サリス(James Sallis)
(The Killer is Dying)
2010年
オレン・スタインハウアー(Olen Steinhauer)
ツーリストの帰還(The Nearest Exit)
「ツーリスト」それはCIAが世界中に秘密裏に放った凄腕のエージェント達である。元ツーリストのミロは、刑務所から釈放されると、元の職場に復帰した。しかしミロの能力は買うが、その忠誠心に疑念を抱く上層部は、苛酷なテストを用意した―彼の娘と同じ年頃の移民の少女の殺害。激しく葛藤するミロだが、課題をクリアせねば信頼は得られない。彼は苦悩の末に…。『ツーリスト―沈みゆく帝国のスパイ』の待望の続篇。
(「BOOK」データベースより)
2009年
ジェデダイア・ベリー(Jedediah Berry)
探偵術マニュアル(The Manual of Detection)
- 再読度 ☆:読後感 ☆☆
雨が降り続ける名もない都市の“探偵社”に勤める記録員アンウィンは、ある朝急に探偵への昇格を命じられた。抗議のため上司の部屋を訪れるも、そこで彼の死体を発見してしまい、否応なく探偵として捜査を開始するはめに。だが時を同じくして都市随一の探偵が失踪、謎の女が依頼に訪れ…アンウィンは奇々怪々な事件の迷宮へと足を踏み入れる。ハメット賞受賞の驚異のデビュー作。
(「BOOK」データベースより)
2008年
ジョージ・P. ペレケーノス(George P. Pelecanos)
(The Turnaround)
2007年
ジル・アダムスン(Gil Adamson)
(The Outlander)
2006年
ダン・フェスパーマン(Dan Fesperman)
(The Prisoner of Guantanamo)
2005年
ジョゼフ・キャノン(Joseph Kanon)
(Alibi)
2004年
チャック・ホーガン(Chuck Hogan)
強盗こそ、われらが宿命(Prince of Thieves)
全米一、銀行強盗発生率の高い街であるボストン郊外のチャールズタウン。ここでは強盗は誇り高き家業だ。そんな街で生まれ育ったダグは、幼なじみを率いて、現金強奪をすることに何の疑問も抱いていなかった。だが、ある銀行襲撃をきっかけに、何かが変わった―銀行の女性支店長クレアに恋をしてしまったらしい。深入りできない苦しい恋に悩みながら、次の襲撃の準備を進めるダグ。一方、FBIは着々とダグたち一味に捜査の手を伸ばしていた。加害者と被害者、追う者と追われる者が、クレアを軸にして出会ったとき…。巧みな人物描写とプロットで読ませる、傑作ミステリー。
(「BOOK」データベースより)
2003年
キャロル・グッドマン(Carol Goodman)
(The Seduction of Water)
2002年
オーウェン・ペリー(Owen Parry)
(Honor's Kingdom)
2001年
アラン・ファースト(Alan Furst)
影の王国(Kingdom of Shadows)
パリに住むハンガリー人モラートは、二つの顔を持っていた。ひとつは広告代理店の共同経営者、もうひとつは秘密活動を行うスパイである。第2次大戦開戦直前のパリで、優雅な暮らしを満喫しながら、一方でヒトラーに抗い、祖国を守ろうと暗躍した男の姿を描いた傑作スパイ・スリラー。ハメット賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
2000年
マーガレット・アトウッド(Margaret Atwood)
昏き目の暗殺者(The Blind Assassin)
1945年、妹のローラは車ごと橋から転落して死んだ―あれは本当に事故だったのだろうか?いま、年老いた姉のアイリスは、孤独のなか自分の来し方とともに思い返す。それに、ローラの死後出版され、彼女を伝説の作家にまつりあげることになったSF小説『昏き目の暗殺者』に描かれた恋人たちは誰がモデルなのだろうか?わたしたちチェイス家は代々、釦工業で財をなす、ポート・タイコンデローガの町いちばんの名家だった。だが、労働運動の激化で家業が傾き、わたしは父のライバルに台頭してきたリチャード・グリフェンのもとに嫁ぐことになった。無垢そのもので世事に疎い妹ローラには、家運を背負ってのわたしの決心など理解しようもなかった。やがて、娘をもうけたわたしの前に、すべてを突き崩す事実が立ちふさがる…。ある一族の波瀾の歴史を、孤独と追憶の迷宮のなかに描く、近代・現代文学の総決算。稀代の物語作家が類稀な想像力と圧倒的表現力で紡ぐブッカー賞、ハメット賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
1999年
マーティン・クルーズ・スミス(Martin Cruz Smith)
ハバナ・ベイ(Havana Bay)
ロシア検察局の捜査官レンコは、ハバナ湾で不審死を遂げた仲間の身元確認のためキューバへ飛んだ。最愛の妻を亡くし失意の日々を暮らす彼は自殺さえ決意していたが、ロシアに見捨てられた島で待っていたのは冷たい視線の革命国家警察だった。『ローズ』に続き、ハメット賞連続受賞に輝く傑作ミステリー。
(「BOOK」データベースより)
1998年
ウィリアム・ホフマン(William Hoffman)
(Tidewater Blood)
1997年
ウィリアム・デヴェレル(William Deverell)
(Trial of Passion)
1996年
マーティン・クルーズ・スミス(Martin Cruz Smith)
ローズ(Rose)
ウィガン―そこは女王や教会の権力も及ばない独立した“王国”だった。住民の敵意に満ちた視線を浴びながら、忽然と姿を消した牧師補を追い求めて炭坑町をさまよう鉱山技師ブレア。探索の途次、目の前に現れた謎の女ローズ。めくるめく陶酔とサスペンス!名作『ゴーリーキー・パーク』の巨匠が放つ、ミステリー大作。
(「BOOK」データベースより)
1995年
メアリ・W・ウォーカー(Mary Willis Walker)
神の名のもとに(Under the Beetle's Cellar)
邪教集団「ジェズリールの家」の近くで、小学生17人を乗せたスクールバスが、AK‐47銃で武装した男たちに取り囲まれ、子供たちは地面に掘った穴の中で人質になった。教団では生後50日めの赤ん坊を、神に返すといってすでに42人も鎌で殺している。女性事件記者のモリー・ケイツは恐るべき陰謀に挑むが…。
(「BOOK」データベースより)
1994年
ジェイムズ・リー・バーク(James Lee Burke)
ディキシー・シティ・ジャム(Dixie City Jam)
刑事ロビショーは、沈没した独の潜水艦探索を巡りネオ・ナチのサイコパス、ウィルと対峙する。一方、ニューオーリンズではマフィアの抗争が勃発し、ロビショーに火の粉が降りかかろうとしていた――。
(「内容紹介」より)
1993年
ジェイムズ・クラムリー(James Crumley)
友よ、戦いの果てに(The Mexican Tree Duck)
モンタナの場末のバーで酒びたりの日々を送る私立探偵のC・W・シュグルー。そんな彼のもとに持ち込まれた仕事は、幼い頃に生き別れになった母を捜してほしいという暴走族のボスからのものだった。わずかな手がかりを追ってメキシコ国境へと辿り着いたシュグルーを待ち受ける、哀しい真実と過酷な運命。現代アメリカ文学界に屹立する作家が十年の沈黙を破り発表した、名作『さらば甘き口づけ』の続編。ハメット賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
1992年
アリス・ホフマン(Alice Hoffman)
タートル・ムーン(Turtle Moon)
なぜか男と別れた女性ばかりがやってきて住みつく町、フロリダ州ヴェリティー。この町では、猛烈な暑熱と湿気に襲われる五月になると何かが狂い出す。海亀たちは街灯の明かりを月光ととりちがえ、街路を横切り移動を始め、あげく車につぶされてしまう。人も頭がおかしくなってしまうのだ。ルーシーとジュリアンが出会い、すべてが一変したのも五月だった。ある日、ルーシーの12歳の息子キースが失踪した。おりしも、ひとりの若いシングルマザーが殺され、赤ん坊が消える事件が町を騒がせていた。いくら“ヴェリティーの町いちばんの悪ガキ”でも、キースがまさか殺人までするはずがない。愕然とするルーシーの前に現われたのは、近寄りがたい雰囲気の警察官、ジュリアンだった。やがて、反発しあう二人の心に奇妙な変化が…。空想と現実を巧みに織り合わせるストーリーテラーが、人生のマジカルな瞬間を紡ぐ感動のハメット賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)
1991年
エルモア・レナード(Elmore Leonard)
(Maximum Bob)