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英国幻想文学大賞を受賞した作品の一覧です。

英国幻想文学大賞受賞作

英国幻想文学大賞(British Fantasy Awards)は、英国幻想文学協会が主催するファンタジー・ホラー・SFなどを対象としたイギリスの文学賞です。
前年度にイギリスで発刊された作品の中からファン投票により候補作を選出し、現在14ある部門ごとに選考委員会が受賞作を決定します。
長編小説に関しては、2011年まで長編部門となっていましたが、2012年以降はファンタジー長編部門とホラー長編部門に分かれています。
以下は2011年までの長編部門受賞作と2012年以降のファンタジー長編部門の受賞作です。

2024年

ジェン・ウィリアムズ(Jen Williams)

(Talonsister)

    2023年

    (Simon Jimenez)

    (The Spear Cuts Through Water)

      2022年

      (Shelley Parker-Chan)

      (She Who Became the Sun)

        2021年

        (Alix E. Harrow)

        (The Once and Future Witches)

          2020年

          (RJ Barker)

          (The Bone Ships)

            2019年

            ジェン・ウィリアムズ(Jen Williams)

            (The Bitter Twins)

              2018年

              ジェン・ウィリアムズ(Jen Williams)

              (The Ninth Rain)

                2017年

                エイドリアン・チャイコフスキー(Adrian Tchaikovsky)

                (The Tiger and the Wolf)

                  2016年

                  ナオミ・ノヴィク(Naomi Novik)

                  ドラゴンの塔(Uprooted)

                    東欧のとある谷間の村には、奇妙な風習があった。100年以上生きていると言われる魔法使い<ドラゴン>によって、10年に一度、17歳になる娘が一人選ばれる。その娘は、谷はずれの塔に連れていかれ、ドラゴンとともに暮らさなければならない。10年経って塔から出てきた娘は、まるで別人のようになり、村に戻ってくることはないという。アグニシュカは17歳。そして今年はドラゴンがやってくる年。平凡でなんの取り柄もない自分が選ばれることはない、と思っていた。しかし、ドラゴンに指名されたのは、アグニシェカだった。
                    (「内容紹介」より)

                    2015年

                    フランシス・ハーディング(Frances Hardinge)

                    カッコーの歌(Cuckoo Song)

                      「あと七日」笑い声と共に言葉が聞こえる。 わたしは……わたしはトリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっている、わたしが偽者だと言う。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。「あと六日」。わたしに何が起きているの? 大評判となった『嘘の木』の著者が放つ、ファンタジーの傑作。英国幻想文学大賞受賞、カーネギー賞最終候補作。
                      (「内容紹介」より)

                      2014年

                      ソフィア・サマター(Sofia Samatar)

                      図書館島(A Stranger in Olondria)

                        文字を持たぬ辺境の島に生まれ、異国の師の導きで書物に耽溺して育った青年は、長じて憧れの帝都に旅立つ。だが航海中、不治の病の娘と出会ったがために、彼の運命は一変する。世界中の書物を収めた王立図書館のある島に幽閉された彼は、書かれた言葉を奉じる人々と物語る声を信じる人々の戦いに巻き込まれてゆく……。デビュー長編にして世界幻想文学大賞と英国幻想文学大賞を受賞、書物と物語をめぐる傑作本格ファンタジイ。
                        (「内容紹介」より)

                        2013年

                        グレアム・ジョイス(Graham Joyce)

                        (Some Kind of Fairy Tale)

                          2012年

                          ジョー・ウォルトン(Jo Walton)

                          図書室の魔法(Among Others)

                          • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆

                          喪失と孤独を抱えた聡明すぎる少女を救ったのは、本との出会い。秘密の日記に綴られた青春を静かな筆致で描く、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学賞受賞作。
                          (「内容紹介」より)

                          2011年

                          該当作なし

                            2010年

                            (Conrad Williams)

                            (One)

                              2009年

                              グレアム・ジョイス(Graham Joyce)

                              (Memoirs of a Master Forger)

                                2008年

                                ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                (The Grin of the Dark)

                                  2007年

                                  ティム・レボン(Tim Lebbon)

                                  (Dusk)

                                    2006年

                                    ニール・ゲイマン(Neil Gaiman)

                                    アナンシの血脈(Anansi Boys)

                                    • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                    冴えない人生を送るチャーリーは父の葬儀で驚天動地の事実を知らされる。父は神だったというのだ!? その神の血を色濃く受け継ぐ双子のきょうだいが現れて……。 スティーヴン・キング太鼓判を押す究極エンタ小説!
                                    (「内容紹介」より)

                                    2005年

                                    スティーヴン・キング(Stephen King)

                                    ダーク・タワー(7)暗黒の塔(Dark Tower VII: The Dark Tower)

                                      絶望的な未来を変えるべく、別の時代、別の場所に転移し、命をかけて奮闘する仲間たち。だがスザンナの孤高の抵抗もむなしく、”父殺し”を宿命づけられた妖魔の子が、いままさに誕生しようとしていた……。
                                      (「内容紹介」より)

                                      2004年

                                      クリストファー・ファウラー(Christopher Fowler)

                                      (Full Dark House)

                                        2003年

                                        チャイナ・ミエヴィル(China Mieville)

                                        (The Scar)

                                          2002年

                                          サイモン・クラーク(Simon Clark)

                                          (The Night of the Triffids)

                                            2001年

                                            チャイナ・ミエヴィル(China Mieville)

                                            ペルディード・ストリート・ステーション(Perdido Street Station)

                                              《バス=ラグ》と呼ばれる蒸気機関と魔術学が統べる世界で、最大の勢力を誇る都市国家ニュー・クロブゾン。その中心には巨大駅ペルディード・ストリート・ステーションが聳え、この暗黒都市で人間は鳥人や両生類人、昆虫型や植物型の知的生命体と共存していた。大学を辞め、独自の統一場理論の研究を続ける異端の科学者アイザックは、ある日奇妙な客の訪問を受ける。みすぼらしい外套に身を包んだ鳥人族〈ガルーダ〉のヤガレクは、アイザックに驚くべき依頼をする。忌まわしき大罪の代償として、命にもひとしい翼を奪われたヤガレクは、全財産とひきかえにその復活をアイザックに託したのだった。飛翔の研究材料を求めはじめたアイザックは、闇の仲買人から、正体不明の幼虫を手に入れる。そのイモ虫は特定の餌のみを食べ、驚くべき速さで成長した。そして、成虫となった夢蛾スレイク・モスが夜空に羽ばたくと、ニュー・クロブゾンに未曾有の大災害が引き起こされた。モスを解き放ってしまったことから複数の勢力から追われる身となったアイザックは、夢蛾を追って、この卑しき大都市をさまようこととなる。翼の復活を唯一の望みとするヤガレクとともに……。英国SF/ファンタジイ界、最大の注目作家であるミエヴィルが、あらゆるジャンル・フィクションの歴史を変えるべく書き上げたエンターテインメント巨篇。アーサー・C・クラーク賞/英国幻想文学賞受賞作。
                                              (「内容紹介」より)

                                              2000年

                                              グレアム・ジョイス(Graham Joyce)

                                              (Indigo)

                                                1999年

                                                スティーヴン・キング(Stephen King)

                                                骨の袋(Bag of Bones)

                                                  最愛の妻に先立たれたベストセラー作家マイク・ヌーナン。彼はその後毎夜の悪夢に悩まされる。夢の舞台は決まって妻との思い出が宿る湖畔の別荘。ヌーナンは吸い寄せられるように別荘へと向かった。そこで彼を待ち受けていたのは、彼の運命を激変させる一人の少女。怪奇現象が多発し、過去の忌まわしい犯罪に対して死者がヌーナンにつきまとう。絶叫ゴースト・ストーリーの開幕!
                                                  (「内容紹介」より)

                                                  1998年

                                                  チャズ・ブレンチリー(Chaz Brenchley)

                                                  (Light Errant)

                                                    1997年

                                                    グレアム・ジョイス(Graham Joyce)

                                                    (The Tooth Fairy)

                                                      1996年

                                                      グレアム・ジョイス(Graham Joyce)

                                                      鎮魂歌(Requiem)

                                                        ここ、聖都エルサレムは亡き妻が参詣を切望しながら果たせなかった街。そして、昔の恋人が暮らす街でもある。英国から彼女に会いに来たはずが、ぼくが出会うのは尋常じゃない人間ばかりだ。未発見の死海文書を秘匿し、数十年も宿屋から一歩も出ていないユダヤ人。暗号を残しては消える老婆、精霊に取り憑かれた学者……。ぼくは正気を失ってしまったのか!? 現実と幻想の狭間で苦悩する主人公を描く、英国幻想文学賞受賞作
                                                        (「内容紹介」より)

                                                        1995年

                                                        マイケル・マーシャル・スミス(Michael Marshall Smith)

                                                        オンリー・フォワード(Only Forward)

                                                        • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                        「行動センター」の極めて重要な地位にある男が失踪する事件が発生し、特異な能力を持つ探偵スタークが捜査に乗り出した。それぞれが自分の望む街「近隣区」に住む近未来で捜査を始めたスタークだが、行く先々で様々なトラブルに巻き込まれていく。2001年フィリップ・K・ディック賞を受賞したユニークな発想の傑作SF。

                                                        1994年

                                                        ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                                        (The Long Lost)

                                                          1993年

                                                          グレアム・ジョイス(Graham Joyce)

                                                          (Dark Sister)

                                                            1992年

                                                            ジョナサン・キャロル(Jonathan Carroll)

                                                            犬博物館の外で(Outside the Dog Museum)

                                                              おれはハリー・ラドクリフ、天才建築家だ。天才だから何をしても許される。で、みんなに嫌なやつって思われてるわけだ。二人の女と適当につきあってブラブラしてたある日、アラブの偉いスルタンから仕事の依頼が来た。犬の博物館を建てろ、だと。これがおれの人生の分かれ目だったとは。男の壮大な運命を描くシリーズ第四弾。
                                                              (「内容紹介」より)

                                                              1991年

                                                              ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                                              (Midnight Sun)

                                                                1990年

                                                                ダン・シモンズ(Dan Simmons)

                                                                殺戮のチェスゲーム(Carrion Comfort)

                                                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                アメリカ南部の都市チャールストンで起きた連続殺人。一見何のつながりもない九人の老若男女が互いに殺し合ったこの事件は、吸血鬼たちの凄惨な戦いの幕開けだった!人間をチェスの駒のように操る魂の吸血鬼たちの、世界の覇権をかけた暗闘を描き、ブラム・ストーカー賞を受賞した超大型ホラー・スペクタクル
                                                                (「内容紹介」より)

                                                                1989年

                                                                ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                                                (The Influence)

                                                                  1988年

                                                                  ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                                                  (The Hungry Moon)

                                                                    1987年

                                                                    スティーヴン・キング(Stephen King)

                                                                    IT(It)

                                                                      少年の日に体験したあの恐怖の正体は何だったのか? 27年後、薄れた記憶の彼方に引き寄せられるように故郷の町に戻り、IT(それ)と対決せんとする7人を待ち受けるものは?――
                                                                      (「内容紹介」より)

                                                                      1986年

                                                                      T・E・D・クライン(T. E. D. Klein)

                                                                      復活の儀式(The Ceremonies)

                                                                        数千年前からその古木に潜む、おぞましい何物かが少年を呼び出した。来る日も来る日も少年は古木に会いに来た。7日目にそれは少年を殺した。伝説のホラー巨編が登場!
                                                                        (「内容紹介」より)

                                                                        1985年

                                                                        ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                                                        (Incarnate)

                                                                          1984年

                                                                          ピーター・ストラウブ(Peter Straub)

                                                                          (Floating Dragon)

                                                                            1983年

                                                                            ジーン・ウルフ(Gene Wolfe)

                                                                            警士の剣 新しい太陽の書3(The Sword of the Lictor)

                                                                            • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆

                                                                            流刑の地スラックスで警士の任に就いていたセヴェリアンは、かつてネッソスを追放されたように、ある女性との問題から、ふたたびこの山岳都市を追われる身となってしまう。魔石〈調停者の鉤爪〉を主であるペルリーヌ尼僧団へと返す旅に出た彼は、道中、自らと同じ名を持つ少年セヴェリアンと出会い、ウールスの地をともに往くこととなった。名剣テルミヌス・エストをその護りとして……。巨匠が紡ぐ傑作シリーズ、第三弾
                                                                            (「内容紹介」より)

                                                                            1982年

                                                                            スティーヴン・キング(Stephen King)

                                                                            クージョ(Cujo)

                                                                              1981年

                                                                              ラムジー・キャンベル(Ramsey Campbell)

                                                                              (To Wake the Dead)

                                                                                1980年

                                                                                タニス・リー(Tanith Lee)

                                                                                死の王(Death's Master)

                                                                                  かつてこの世が平らかだったころ、冷酷無残な女王と死者との交わりに両性具有の子が生まれ、シミュと名づけられた。長じるにおよんでシミュは、己れの出産の秘密に死の王が一役買っていたことを知り、無謀にも死の王に仇をなそうとするが・・・。美青年の倒錯した愛と退廃を華麗に描いた傑作
                                                                                  (「出版社の解説目録」より)

                                                                                  1979年

                                                                                  ステファン・ドナルドソン(Stephen R. Donaldson)

                                                                                  信ぜざる者コブナント(The Chronicles of Thomas Covenant the Unbeliever)

                                                                                    1978年

                                                                                    ピアズ・アンソニィ(Piers Anthony)

                                                                                    カメレオンの呪文(A Spell for Chameleon)

                                                                                    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                    魔法がすべてを支配している別世界ザンス。この世界では誰もがひとつは魔法の力をもっている。だが、ビンクだけは例外だった-25歳になってもいまだに魔法をかけることが出来ないのだ!ビンクは己れの内に潜む魔法の力を見極めるため、試練の旅に出るのだが・・・!?
                                                                                    (「出版社の解説目録」より)

                                                                                    1977年

                                                                                    ゴードン・R・ディクスン(Gordon R. Dickson)

                                                                                    ドラゴンになった青年(The Dragon and the George)

                                                                                    • 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆

                                                                                    「アンジーを返せ!」ジムは激怒した。最愛の人アンジーが、霊体プロジェクションの実験中、誤って異次元世界へ転送されてしまったのだ。アンジーを追い、自ら異次元へ飛ぶジム。ところが、着いたところは、魔法が幅をきかす中世さながらの世界。しかも、ジムはドラゴンに変身していた!
                                                                                    (「出版社の解説目録」より)

                                                                                    1976年

                                                                                    マイケル・ムアコック(Michael Moorcock)

                                                                                    (The Hollow Lands)

                                                                                      1975年

                                                                                      マイケル・ムアコック(Michael Moorcock)

                                                                                      雄馬と剣 紅衣の公子コルム6(The Sword and the Stallion)

                                                                                        宿敵<フォイ・ミューア>との最後の決戦を前に、コルム公子は地精の若者イルブレックと<影の島>へ同盟者を募りに赴いた。だが、そこの支配者マリバンは、生ある者すべてを憎悪する邪悪の種族。はたして取引に応じるだろうか・・・。コルム公子の華麗なる冒険は遂にここに幕を閉じる!
                                                                                        (「出版社の解説目録」より)

                                                                                        1974年

                                                                                        ポール・アンダースン(Poul Anderson)

                                                                                        (Hrolf Kraki's Saga)

                                                                                          1973年

                                                                                          マイケル・ムアコック(Michael Moorcock)

                                                                                          剣の王 紅衣の公子コルム3(The King of the Swords)

                                                                                            突如、プロ・アン・ヴァドハー大陸全土に、恐るべき怪病が蔓延した。取り憑かれると、やみくもに人を殺したくなる狂気の発作は、コルムらにも容赦なく襲いかかった。このままでは、同士討ちの末に、自滅してしまう。アーキン神の助言を請うべく、空中船で急行するコルム一行。だが・・・。
                                                                                            (「出版社の解説目録」より)

                                                                                            1972年

                                                                                            マイケル・ムアコック(Michael Moorcock)

                                                                                            剣の騎士 紅衣の公子コルム1(The Knight of the Swords)

                                                                                              五つの次元界を移動できるナドラー族とヴァドハー族はかれらを憎悪する人類に滅ぼされようとしていた。偶然、その攻撃を逃れたヴァドハーの貴公子コルムは復讐を誓うが、人類の大軍が行く手に立ちはだかる・・・。<紅衣の公子>コルムの辿る数奇な運命を描くヒロイック・ファンタジィ登場!
                                                                                              (「出版社の解説目録」より)