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バリー賞新人賞を受賞した作品の一覧です。

バリー賞(新人賞)受賞作

バリー賞(The Barry Award)はアメリカの季刊推理雑誌「デッドリー・プレジャーズ (Deadly Pleasures) 」が主催する、アメリカの批評家バリー・W・ガードナー(Barry W. Gardner)に因んで名付けられたミステリィの文学賞です。
長編賞(Best Mystery/Crime Novel = Best Novel)、新人賞(Best First Mystery/Crime Novel = Best First Novel)、英国ミステリ賞(Best British Crime Novel)、ペイパーバック賞(Best Paperback Original)、スリラー賞(Best Thriller)、短編賞(Best Short Story)、ノンフィクション賞(Best Non-Fiction)などの各賞がありますが、2013年以降は長編賞、新人賞、ペイパーバック賞、スリラー賞の4賞のみ選出されているようです。
以下は新人賞の受賞作です。

  • 2023年

    ニタ・プローズ(Nita Prose)

    メイドの秘密とホテルの死体(The Maid)

      社会性に乏しく、他人の意図を読みとることができないモーリー。彼女は9カ月前に亡くなった祖母の教えを頼りに、地元の高級ホテルで客室メイドとして働いていた。ところがある日、清掃に入った客室で悪名高い大富豪ブラックの死体を発見。警察の捜査が始まると、人づきあいが苦手で誤解を招きやすい性格が災いし、人々から疑惑の目を向けられる。さいわい、ずっと見守ってくれていた老ドアマンをはじめ、頼れる仲間が現われ、危機一髪を脱する作戦にでるが…予想もしない展開の奇妙な味のミステリー
      (「内容紹介」より)

    • 2022年

      (Connor Sullivan)

      (Sleeping Bear)

      • 2021年

        デイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデン(David Heska Wanbli Weiden)

        喪失の冬を刻む(Winter Counts)

          先住民族の居留地で起こった麻薬密売事件に巻き込まれた甥を救うため、白人と先住民の血を引く"おれ"は巨悪に立ち向かうが――
          (「内容紹介」より)

        • 2020年

          セーアン・スヴァイストロプ(Soren Sveistrup)

          チェスナットマン(The Chestnut Man)

            コペンハーゲンで若い母親を狙った凄惨な連続殺人事件が発生。被害者は身体の一部を生きたまま切断され、現場には栗で作った小さな人形“チェスナットマン"が残されていた。人形に付着していた指紋が1年前に誘拐、殺害された少女のものと知った重大犯罪課の刑事トゥリーンとヘスは、服役中の犯人と少女の母親である政治家の周辺を調べ始めるが、捜査が混迷を極めるなか新たな殺人が起き――。
            (「内容紹介」より)

          • 2019年

            C・J・チューダー(C. J. Tudor)

            白墨人形(The Chalk Man)

              あの夏。僕には四人の友達がいた。太り気味のギャヴ、不良を兄に持つミッキー、シングルマザーの息子ホッポ、そして牧師の娘ニッキー。不良たちに襲撃されることも、僕がニッキーへの恋に胸を焦がすこともあったが、この日々が終わるなんて考えもしなかった。 でも町では悲劇に至る不和が広がりはじめていたのだ。僕の母の診療所への反対運動をニッキーの父が煽り、ミッキーの兄に悲劇が降りかかり、少女の妊娠騒ぎが起こる。大人たちのあいだにも、僕たちのあいだにもヒビが入りはじめた。そして、あの事件が起きた。あの子が殺された。森で。バラバラになって。見つけたのは僕たちだった。でも、頭部は見つからないままだ。30年が経った現在。白墨人形の絵とともに、あの事件が甦る。あの人が死んだことで、事件は解決したはずなのに。20年ぶりに帰郷したミッキーは言った。「おれは真犯人を知ってる」。僕はかつての友人たちとともに、あの夏の秘密を探りはじめる……。
              (「内容紹介」より)

            • 2018年

              ジェイン・ハーパー(Jane Harper)

              渇きと偽り(The Dry)

                「ルークは嘘をついた。きみも嘘をついた」……意味深な手紙を受けとった連邦警察官フォークは二十年ぶりに故郷を訪れる。妻子を撃ち、自殺したとされる旧友ルークの葬儀に出るためだ。彼は手紙の送り主であるルークの両親から、息子の死の真相を突き止めてほしいと頼まれる。生まれ育った町での捜査は、フォークの脳裏に苦い記憶を呼び起こしていく。かつて、彼がここを離れる原因となった、ある事件の記憶を……。灼熱の太陽にあえぐ干魃の町で、人々が隠してきた過去と秘密が交錯する。オーストラリア発のフーダニット。
                (「内容紹介」より)

              • 2017年

                ニコラス・ペトリ(Nicholas Petri)

                帰郷戦線―爆走―(The Drifter)

                  自殺した元部下の家から40万ドルもの大金とプラスチック爆薬が見つかった。未亡人を助けようとやってきた、自身も深刻なPTSDを抱える元海兵隊員のピーター・アッシュは、事の真相を探りはじめる。やがて家のまわりに怪しい人物が現われるようになり、ピーターは否応なしに事件の渦中へ……戦争で帰る場所を失った男たちを描くハード・サスペンス!
                  (「内容紹介」より)

                • 2016年

                  (Ausma Zehanat Khan)

                  (The Unquiet Dead)

                  • 2015年

                    ジュリア・ダール(Julia Dahl)

                    インヴィジブル・シティ(Invisible City)

                      ブルックリンのスクラップ置き場で全裸の女性の遺体が見つかる。駆けつけた新米記者のレベッカは遺体が検死もされずに黒衣の男たちに引き渡されるのに驚いた。彼らは大都会の一画で戒律を厳格に守って閉鎖的社会を営む正統派ユダヤ教徒だったのだ。事件そのものが隠蔽されそうになるのに気づいたレベッカは、真相を探ろうとする。だが彼女の前には強固な壁が立ちふさがった!全米のミステリ新人賞を総なめにした話題作。シェイマス賞、マカヴィティ賞、バリー賞、最優秀新人賞三冠!
                      (「BOOK」データベースより)

                    • 2014年

                      バリー・ランセット(Barry Lancet)

                      ジャパンタウン(Japantown)

                        サンフランシスコで古美術商と私立探偵を営むジム・ブローディのもとに、市警の友人から一本の電話が入る。ジャパンタウンというショッピングモールで日本人一家五人が惨殺される事件が起き、日本で生まれ育ち、日本の事情に詳しいブローディに助言を求めたのだ。現場には、謎の漢字一文字が記された血まみれの紙片が残されていた。その漢字は、四年前妻が住宅火災で亡くなった現場にあったものと同じだった。今回の事件は妻の死と関係があるのだろうか?漢字の謎を追っていくうちに、娘が事件に巻き込まれてしまう。愛する娘を救うべく、ブローディは強大な日本の秘密組織に立ち向かっていくが、そこには驚愕の真相が―。全米大絶賛のハードボイルド・シリーズ第一弾!バリー賞(ミステリを対象とするアメリカの権威ある賞)最優秀新人賞受賞。2013年度最優秀デビュー作品のひとつに選出(サスペンスマガジン誌)。2013年度最優秀デビュー作(アメリカのミステリ評論家オライン・コグディルによる)
                        (「BOOK」データベースより)

                      • 2013年

                        (Julia Keller)

                        (A Killing in the Hills)

                        • 2012年

                          テイラー・スティーヴンス(Taylor Stevens)

                          インフォメーショニスト(The Informationist)

                            依頼された情報を集めるためには、セックスも、殺人も、なんでもする。そんなマンローへの次の依頼は行方不明の娘に関する情報収集。
                            (「内容紹介」より)

                          • 2011年

                            ポール・ドイロン(Paul Doiron)

                            森へ消えた男(The Poacher's Son)

                              メイン州の森の若き猟区管理官マイクの留守番電話に、ある夜疎遠だった父からの伝言が残されていた。息子を捜す切迫した声――翌朝マイクは父が殺人の容疑者となったことを知る。密猟をはじめ軽犯罪の常習犯である父だが、殺人者ではないはずだ。森へと逃げ込んだ父の無実を信じ、必死の調査を続けるマイクの思いは報われるのか? 父子の葛藤と青年の成長の物語の中に、自然と人間への愛が深く息づく感動のサスペンス!
                              (「内容紹介」より)

                            • 2010年

                              アラン・ブラッドリー(Alan Bradley)

                              パイは小さな秘密を運ぶ(The Sweetness at the Bottom of the Pie)

                                化学と毒物をこよなく愛する11歳の少女フレーヴィアの活躍を、温かいのびやかな筆致で描くシリーズ第1弾。オレンジの切手の秘密とは? CWAデビュー・ダガー受賞作。
                                (「内容紹介」より)

                              • 2009年

                                トム・ロブ・スミス(Tom Rob Smith)

                                チャイルド44(Child 44)

                                  スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!
                                  (「内容紹介」より)

                                • 2008年

                                  タナ・フレンチ(Tana French)

                                  悪意の森(In the Woods)

                                    ダブリン郊外の森の中で少年と少女が姿を消してから20数年、同じ森の近くで少女の他殺死体が。刑事のロブとキャシーは、少女の家族が隠し事をしていると感じる。やがて少女の姉がロブに接近し…。
                                    (「内容紹介」より)

                                  • 2007年

                                    ルイーズ・ペニー(Louise Penny)

                                    スリー・パインズ村の不思議な事件(Still Life)

                                      家に鍵をかける習慣さえない、ケベック州の平和な小村スリー・パインズ。感謝祭の週末の朝、森の中で老婦人の死体が発見された。死因は矢を胸に受けたと見える傷。一見、ハンターの誤射による事故死に思えた。だが、凶器の矢がどこにも見当たらないことから、ガマシュ警部は顔見知りによる殺人事件として捜査を始めた・・・・。「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」と絶賛される本格ミステリの新シリーズ第1弾。
                                      (「内容紹介」より)

                                    • 2006年

                                      スチュアート・マクブライド(Stuart MacBride)

                                      花崗岩の街(Cold Granite)

                                        凶悪犯に腹をめった刺しにされて一年間休職したローガン・マクレイ部長刑事が復帰早々に遭遇したのは、寒風吹き荒ぶ水路に浮かぶ、幼児の無残な死体だった。あまりにむごい光景にローガンの傷ついた内臓はよじれそうだった。これをきっかけにしたように、街では幼児が次々に姿を消す。おぞましい連続殺人鬼が徘徊しているのか?警察は批判の矢面に立たされ、さらには内部の何者かが情報を新聞社にリークしている。いきなり捜査の最前線に投げ込まれたローガンは苦戦を強いられるが…英国ミステリ界に颯爽と登場した新星、堂々のデビュー作。
                                        (「BOOK」データベースより)

                                      • 2005年

                                        カルロス・ルイス・サフォン(Carlos Ruiz Zafon)

                                        風の影(The Shadow of the Wind)

                                          1945年のバルセロナ。霧深い夏の朝、ダニエル少年は父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出遭った『風の影』に深く感動する。謎の作家フリアン・カラックスの隠された過去の探求は、内戦に傷ついた都市の記憶を甦らせるとともに、愛と憎悪に満ちた物語の中で少年の精神を成長させる…。17言語、37カ国で翻訳出版され、世界中の読者から熱い支持を得ている本格的歴史、恋愛、冒険ミステリー。
                                          (「BOOK」データベースより)

                                        • 2004年

                                          P・J・トレイシー(P. J. Tracy)

                                          天使が震える夜明け(Monkeewrench)

                                          • 2003年

                                            ジュリア・スペンサー=フレミング(Julia Spencer-Fleming)

                                            (In the Bleak Midwinter)

                                            • 2002年

                                              C・J・ボックス(C.J.Box)

                                              沈黙の森(Open Season)

                                                ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット。気持ちは優しいが、州知事を偶然検挙してしまうような不器用な男。ある日裏庭で見つけた死体は、かつて彼の銃を奪おうとした密猟者だった。次いでキャンプ場にも二人の死体が…。「新ヒーロー誕生」と全米で絶賛され、主要新人賞を独占した、大型新人登場。
                                                (「BOOK」データベースより)

                                              • 2001年

                                                デイヴィッド・リス(David Liss)

                                                紙の迷宮(A Conspiracy of Paper)

                                                • 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
                                              • 2000年

                                                ドナ・アンドリューズ(Donna Andrews)

                                                庭に孔雀、裏には死体(Murder with Peacocks)

                                                  わたしは母と親友と弟、三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。衣裳選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと、やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、ミステリ好きの父にひっぱられて犯人捜しをするはめに…スーパーウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍。謎解き、ユーモア、ロマンスが融合したアガサ賞、アンソニー賞、マリス・ドメスティック・コンテスト受賞作。
                                                  (「BOOK」データベースより)

                                                • 1999年

                                                  ウィリアム・K・クルーガー(William Kent Krueger)

                                                  凍りつく心臓(Iron Lake)

                                                    ミネソタのアイアン湖畔の町オーロラ―吹き荒れる雪嵐の日、老判事の死体が発見された。自分の頭を拳銃で吹っとばしたのだ。明らかに自殺に見えたが、最後に判事と会ったはずの少年が失踪。不審を抱く元保安官コーク・オコナーの執念の捜査が始まった。アンソニー賞・バリー賞ダブル受賞の傑作ハードボイルド。
                                                    (「BOOK」データベースより)

                                                  • 1998年

                                                    リー・チャイルド(Lee Child)

                                                    キリング・フロアー(Killing Floor)

                                                      ジャック・リーチャー。元軍人。仕事も家族も、友人さえも持たずただ一人放浪する男。伝説のギター奏者の面影を求めて訪れたジョージアの田舎町で身に覚えのない殺人容疑をかけられ、刑務所で殺されかかった彼は、自分を狙う何者かの意志を察知する。刊行と同時に全米マスコミの絶賛を浴びたアクション巨編。
                                                      (「BOOK」データベースより)

                                                    • 1997年

                                                      チャールズ・トッド(Charles Todd)

                                                      出口なき荒野(A Test of Wills)

                                                        第一次世界大戦後の英国。ウォリックシャー州の静かな村で、乗馬中のハリス大佐が惨殺される。証拠不十分の第一容疑者は大戦の英雄だった。この難事件に任命されたかつての敏腕警部ラトリッジは、重度の戦争神経症に苦しんでいた。戦地でやむを得ず処刑した部下ヘイミッシュの最期が眼に焼きつき、頭のなかで彼の声がするのだ。捜査は難航し、もはやロンドン警視庁上層部の思惑どおりに辞職しか道はないと思えたが―過去の傷跡、心の奥行き、意志を信じる力を描き、英米ミステリー界話題の新人C・トッドの処女長編。
                                                        (「BOOK」データベースより)