ジョン・クリーシー・ダガー賞(The John Creasey - New Blood Dagger)受賞作
ジョン・クリーシー(ニュー・ブラッド)・ダガー賞(The John Creasey - New Blood Dagger)は、英国推理作家協会(The Crime Writers' Association = CWA) が授与するミステリィ文学賞の一つで、その年の新人作家による最も優れたミステリィ小説に与えられる新人賞です。
英国推理作家協会の創設者の一人であるジョン・クリーシー( John Creasey )にちなんで1973年に創設されました。
以下は受賞作品です。
2025年
(Katy Massey)
(All Us Sinners)
2024年
(Jo Callaghan)
(In The Blink of An Eye)
2023年
(Hayley Scrivenor)
(Dirt Town)
2022年
ジャニス・ハレット(Janice Hallett)
ポピーのためにできること(The Appeal)
イギリスの田舎町で劇団を主宰するマーティン・ヘイワードは地元の名士。次回公演を控えたある日、彼は劇団員に一斉メールを送り、2歳の孫娘ポピーが難病を患っていると告白。高額な治療費を支援するため人々は募金活動を開始したが、この活動が思わぬ悲劇を引き起こすことに──。 関係者が残したメール、供述調書、新聞記事など、資料の山から浮かび上がる驚愕の真相とは!? 破格のデビュー作。
(「内容紹介」より)
2021年
(Eva Bjorg Agisdottir)
(The Man on the Street)
2020年
(Trevor Wood)
(The Man on the Street)
2019年
クリス・ハマー(Chris Hammer)
渇きの地(Scrublands)
オーストラリアの田舎町で牧師が銃を乱射し、五人を殺して射殺された事件が発生した。町を訪れた記者のマーティンは、取材の中で牧師をかばう住民が多くいることを知る。だが、ひとりの老人が住民の言うことは信じるなと告げ……。事件の真相と町の秘密とは?
(「内容紹介」より)
2018年
メリッサ・スクリブナー・ラブ(Melissa Scrivner Love)
(Lola)
2017年
クリス・ウィタカー(Chris Whitaker)
消えた子供 トールオークスの秘密(Tall Oaks)
誰もが顔見知りの小さな町トールオークス。深刻な犯罪とは無縁のこの町で、嵐の晩に、三歳の子供が忽然と消えた。全米の注目を集めたこの失踪事件は、住民総出の捜索でも警察の捜査でも、手がかりすら出てこない。絶望に抗いながら捜し続ける母親。そして、町の住民たちそれぞれが抱えていた秘密が次第に明らかになっていくなかで、意想外の真相が姿を現して──CWA新人賞受賞の傑作ミステリ!
(「内容紹介」より)
2016年
ビル・ビバリー(Bill Beverly)
東の果て、夜へ(Dodgers)
ロサンゼルスのスラム街「ザ・ボクシズ」で犯罪組織に所属する15歳の少年、イースト。麻薬斡旋所の見張りを担当していた彼であったが、警察の強制捜査によって施設が押さえられてしまった。仲間から責任を問われたイーストにボスが命令を下す――「ある男を殺せ」。標的である裏切り者の判事は遠く東に離れたウィスコンシン州へ旅行中で、組織幹部が裁かれる法廷に証人として立つため、来週ロサンゼルスに戻ってくる。その前に始末する。イーストに同行するのは、13歳にして殺し屋である不仲の弟をはじめとした少年たち3名。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、2000マイルに及ぶ旅が始まるが……。罪の意識。同行者たちとの衝突。そして初めて見るロサンゼルスの「外」の光景が、イーストの心をかき乱していく――。孤独なる魂の彷徨を描いて絶賛を浴びたロード・ノヴェルにしてクライム・ノヴェルの傑作。
(「内容紹介」より)
2015年
スミス・ヘンダーソン(Smith Henderson)
われらの独立を記念し(Fourth of July)
2014年
レイ・セレスティン(Ray Celestin)
アックスマンのジャズ(The Axeman's Jazz)
2013年
デレク・B・ミラー(Derek B. Miller)
白夜の爺スナイパー(Norwegian by Night)
2012年
ワイリー・キャッシュ(Wiley Cash)
(A Land More Kind than Home)
2011年
S・J・ワトソン(S. J. Watson)
わたしが眠りにつく前に(Before I Go to Sleep)
2010年
ライアン・デイヴィッド・ヤーン(Ryan David Jahn)
暴行(Acts of Violence)
2009年
ヨハン・テオリン(Johan Theorin)
黄昏に眠る秋(Echoes from the Dead)
霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。それから二十数年後の秋、少年が事件当時に履いていた靴が、祖父の元船長イェルロフのもとに突然送られてくる。イェルロフは、自責の念を抱いて生きてきた次女で少年の母のユリアとともに、ふたたび孫を探しはじめる。長年の悲しみに正面から向き合おうと決めた二人を待つ真実とは? スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞、英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞の傑作ミステリ。
(「内容紹介」より)
2008年
マット・ベイノン・リース(Matt Rees)
ベツレヘムの密告者(The Bethlehem Murders)
2007年
ギリアン・フリン(Gillian Flynn)
KIZU―傷―(Sharp Objects)
歯を引き抜かれた少女たちの遺体が発見され、新聞記者カミルは取材のためにやってきた。母との確執で飛び出した故郷の町に。取材を始めた彼女は、犯人は被害者の身内なのではとの町の噂を聞く。そんな時、カミルは母と腹違いの妹に再会した。そして事件の真相とともに彼女の過去の傷がぱっくりと口をあけ……傷つき壊れる直前の人々が、悲劇を紡ぐサスペンス。
(「内容紹介」より)
2006年
ルイーズ・ペニー(Louise Penny)
スリー・パインズ村の不思議な事件(Still Life)
家に鍵をかける習慣さえない、ケベック州の平和な小村スリー・パインズ。感謝祭の週末の朝、森の中で老婦人の死体が発見された。死因は矢を胸に受けたと見える傷。一見、ハンターの誤射による事故死に思えた。だが、凶器の矢がどこにも見当たらないことから、ガマシュ警部は顔見知りによる殺人事件として捜査を始めた・・・・。「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」と絶賛される本格ミステリの新シリーズ第1弾。
(「内容紹介」より)
2005年
(Dreda Say Mitchell)
(Running Hot)
2004年
マーク・ミルズ(Mark Mills)
アマガンセット 弔いの海(Amagansett)
2003年
ウィリアム・ランデイ(William Landay)
ボストン、沈黙の街(Mission Flats)
2002年
ルイーズ・ウェルシュ(Louise Welsh)
カッティング・ルーム(The Cutting Room)
2001年
スザンナ・ジョーンズ(Susanna Jones)
アースクエイク・バード(The Earthquake Bird)
2000年
ボストン・テラン(Boston Teran)
神は銃弾(God Is a Bullet)
- 再読度 ☆:読後感 ☆
元妻を殺し、娘を拉致したカルトを追え。復讐に燃える男の追撃行を鮮烈に描く傑作ノワール、登場。英国推理作家協会新人賞受賞作!
(「内容紹介」より)
1999年
ダン・フェスパーマン(Dan Fesperman)
闇に横たわれ(Lie in the Dark)
1998年
デニーズ・ミーナ(Denise Mina)
扉の中(Garnethill)
1997年
ポール・ジョンストン(Paul Johnston)
ボディ・ポリティック(Body Politic)
1996年
該当作なし
1995年
ジャネット・イヴァノヴィッチ(Janet Evanovich)
私が愛したリボルバー(One for the Money)
1995年
ローリー・R・キング(Laurie R. King)
捜査官ケイト(A Grave Talent)
サンフランシスコ郊外で、3件の連続幼女殺人事件が発生。新鋭の女刑事ケイトは、ベテランのホーキン刑事と組んで、恐るべき犯人を追う…。
(「内容紹介」より)
1994年
ダグ・J・スワンソン(Doug J. Swanson)
ビッグ・タウン(Big Town)
1993年
該当作なし
1992年
ミネット・ウォルターズ(Minette Walters)
氷の家(The Ice House)
フレッド・フィリプスが走っている……その言葉は八月の静かな午後、さながら牧師のお茶会で誰かが発したおならのように鳴りひびいた。庭師を周章狼狽させたのは、邸の氷室に鎮座していた無惨な死骸——性別は男。だが、胴体を何ものかに食い荒らされたその死骸は、人々の嘔吐を誘うばかりで、いっこうに素姓を明示しようとしない。はたして彼は何者なのか? 迷走する推理と精妙な人物造形が読む者を八幡の藪知らずに彷徨わせ、伝統的な探偵小説に織りこまれた洞察の数々が清冽な感動を呼ぶ。新しい古典と言うにふさわしい、まさに斬新な物語。
(「内容紹介」より)
1991年
ウォルター・モズリイ(Walter Mosley)
ブルー・ドレスの女(Devil in a Blue Dress)
1990年
パトリシア・コーンウェル(Patricia Cornwell)
検屍官(Postmortem)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニア州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が――。
(「内容紹介」より)
1989年
アネット・ルーム(Annette Roome)
私のはじめての事件(A Real Shot in the Arm)
1988年
ジャネット・ニール(Janet Neel)
天使の一撃(Death's Bright Angel)
1987年
デニス・キルコモンズ(Denis Kilcommons)
最後の暗殺(Dark Apostle)
1986年
ネヴィル・スティード(Neville Steed)
ブリキの自動車(Tinplate)
1985年
ロバート・リチャードソン(Robert Richardson)
誤植聖書殺人事件(The Latimer Mercy)
1984年
エリザベス・アイアンサイド(Elizabeth Ironside)
とても私的な犯罪(A Very Private Enterprise)
1983年
エリック・ライト(Eric Wright)
神々がほほえむ夜(The Night the Gods Smiled)
1983年
キャロル・クレモー(Carol Clemeau)
アリアドネの糸(The Ariadne Clue)
1982年
アンドリュー・テイラー(Andrew Taylor)
あぶない暗号(Caroline Miniscule)
1981年
ジェイムズ・リー(James Leigh)
サバイバル・ゲーム(The Ludi Victory)
1980年
リザ・コディ(Liza Cody)
見習い女探偵(Dupe)
1979年
ポーラ・ゴズリング(Paula Gosling)
逃げるアヒル(A Running Duck)
1978年
デイヴィッド・セラフィン(David Serafin)
栄光の土曜日(Saturday of Glory)
1977年
(Jonathan Gash)
(The Judas Pair)
1976年
パトリック・アレクサンダー(Patrick Alexander)
大統領暗殺指令(Death of a Thin Skinned Animal)
1975年
(Sara George)
(Acid Drop)
1974年
ロジャー・L・サイモン(Roger L Simon)
大いなる賭け(The Big Fix)
1973年
キリル・ボンフィリオリ(Kyril Bonfiglioli)
チャーリー・モルデカイ (1) 英国紳士の名画大作戦(Don't Point That Thing at Me)