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椎名誠「新宿熱風どかどか団」の感想です。

椎名誠「新宿熱風どかどか団」☆☆

新宿熱風どかどか団

高校時代の頃から始まった椎名誠の自伝的作品郡のひとつで「本の雑誌血風録」の続編になります。

主人公のシイナはついに業界紙の編集長を辞めて、作家兼本の雑誌社の役員兼なんか訳のわからないフリーのルポライターみたいな仕事をするようになっていきます。

その辺りの事情を描いた作品で、管理人はこのシリーズが結構好きです。

実際の椎名誠氏を相当デフォルメしているのだろうと思いますけど、何だか自分がやりたい事をやりきるハチャメチャな生き方みたいなところに生まれる騒動が可笑しいし、生きる勇気とまでは言えないけど、元気を貰っているような気分になります。

彼のような生き方は管理人には出来ないし、ひょっとしたら時代に恵まれていたのかもしれませんが、結局自分で何かをしようと行動を起こさない人には、何ごとも起こらないのも事実なんでしょう。

頭で考えるよりもまず何かをするという著者の行動力は、素直にスゴイと思います。