宮部みゆき「堪忍箱」の感想です。
江戸時代を舞台にして不思議な出来事を描いた八篇の短編小説集です。
ミステリィ作家らしい捻った作品が多いのですが、宮部みゆきにしては暗い印象で後味が良くない作品が多くて、管理人には今ひとつというところ。
ただ上手な作家だなぁとは思います。
この短篇集の中では「敵持ち」という作品の微妙なユーモアが好きです。