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リンダ・ハワード「一度しか死ねない」の感想です。

リンダ・ハワード「一度しか死ねない」☆☆

一度しか死ねない

退職した判事の元で執事兼ボディーガードとして働くセーラは、容姿端麗な女性ながら日々身体を鍛え銃の練習に励んでいる。

そんな彼女が仕えている元判事の家に、ある晩2人組の泥棒が忍び込むが、セーラは冷静沈着に対応して2人を取り押さえる。

この彼女の活躍はTVで報道され世間の注目を集め、とある大富豪から多額の報酬で働かないかとの誘いを受けるが、雇い主の元判事の事が好きなセーラはその依頼を断る。

そうした中でセーラの留守中に元判事が何者かによって殺害されるという事件が発生する。

第一発見者のセーラが容疑者として調べられるが、盗難事件で知り合った刑事カーヒルはセーラの無実を主張する。

一度は疑いが晴れたセーラだったが、セーラの新しい雇い主がセーラの外出中に殺害されるという事件が発生した時・・・。


若くて美しい女性執事が主人公のロマンチック・サスペンスです。

泥棒を捕まえた事でTV報道された彼女を我が物にしたいと考えるストーカーまがいの異常者の富豪と、セーラと惹かれ合うバツ一の刑事カーヒルが物語を進めます。

決まりきった展開で結末は見えているし、この手のロマンス小説らしく男の逞しい胸を見てクラッと来て直ぐに惹かれちゃう感覚も良く分かりませんけど、主人公二人の気持ちのすれ違いなども交えて楽しめるロマンス小説でした。