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ジェイン・アン・クレンツ「珊瑚礁のキス」の感想です。

ジェイン・アン・クレンツ「珊瑚礁のキス」☆☆

珊瑚礁のキス

エンジニアとして働きながら、実は政府の依頼でエージェントの仕事をしているジェドと、SF作家として活躍するエイミーは、お互いに干渉しない友人同士として付き合いを始めたが、いつの間にか相手のことが気にかかるようになっていた。

ある時、負傷したジェドをエイミーが助けたことをきっかけに、二人の仲は一層親密な仲に変わる。

そんな状況の中で、エイミーの両親が住む珊瑚礁の島に行く事になった二人は、エイミーが不眠症に悩む原因となった25年前の事件の謎を追う事になるが・・・。


1980年代に発表されたジェイン・アン・クレンツの初期の作品で、ストレートな感じのロマンチック・ミステリィです。

登場人物の造形などにクレンツらしさは感じられますけど、全体的には初期作品の粗さを感じます。

ジェイン・アン・クレンツがお気に入りの管理人には、いま一つ物足りなさを感じましたけど、ロマンチック・ミステリィとしてそれなりに面白い作品だと思います。