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ジュリー・ガーウッド「震える夜が終わるまで」の感想です。

ジュリー・ガーウッド「震える夜が終わるまで」☆☆

震える夜が終わるまで

父親が亡くなった後、母親が女手ひとつで大切に育てた美しい三人姉妹が、母が亡くなった事からサウスカロライナの小さな町シルヴァー・スプリングスに集まった。

聡明な長女は奨学金を受けて医学生になり、三女は別の町の大学に進学することが決まっている。

この町で暮らすことを決めた次女のケイトは、大学在学中に始めたパフューム・キャンドルの会社が順調に伸びている。

そんな三姉妹には、存在すら知らなかった大叔父がいた。

彼は巨額の遺産を姉妹に贈る遺言を残し、特に次女ケイトに対しては、8千万ドルを超える巨額な遺産が渡されることになっていた。

ある日裕福な知人のパーティに出席したケイトは、会場で起こった爆破事件に巻き込まれてしまう。

奇跡的に軽症で済んだケイトの元に、ボストンに住む親友ジョーダンからガンの検査入院に付き添って欲しいと電話が入った。

ボストンまで出向いたケイトがジョーダンの部屋で再会したのは、ジョーダンの兄で刑事をしているディラン。<

昔からディランに恋していたケイトは、ジョーダンの部屋でディランとベッドを共にしてしまうが、これは一夜限りのことと決めつけて、ジョーダンのガン検査が終わると急いでジョーダン宅を後にした。

しかし到着した空港の駐車場で車に轢かれそうになった上、商品を保管する倉庫に呼び出されたところ、倉庫の前でまたも爆発事件に遭遇する。

誰かが私を殺そうとしている?まさかね・・・と思っているケイトの前に現れたのは、ケイトが一番会いたくなかった男性ディランだった。


遺産相続を巡って何者かに命を狙われる女性と、彼女にいらつきながらも目が離せない刑事を主人公にしたロマンチック・サスペンスです。

偶然が多すぎるし底が浅い物語ですけど、情が深く独立心旺盛で気の強い女性と、彼女に厳しく当たるものの実はメロメロの男性のロマンスはまずまずと言ったところでしょうか。