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横山秀夫「第三の時効」の感想です。

横山秀夫「第三の時効」☆☆☆

第三の時効

F県警捜査一課の強行班捜査係の活躍を描いた連作短篇集で「沈默のアリバイ」「第三の時効」「囚人のジレンマ」「密室の拔け穴」「ペルソナの微笑」「モノクロームの反轉」の6編を収録しています。

主人公が警察官ということで実に説得力が有るミステリィが揃っています。

登場する警察官たちはそれぞれが過去を持つ一匹狼的な刑事たちで、個性が際立っていて面白い。

作品では犯人探しというよりも人間ドラマが展開されていますが、表題作を始め本当に粒ぞろいの作品が揃っています。