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奥田英朗「真夜中のマーチ」の感想です。

奥田英朗「真夜中のマーチ」☆☆

真夜中のマーチ

名ばかりのプロデュース会社を経営する小悪党のパーティ屋ヨコケンと、三田総一郎という名前と気品ある物腰で大手企業三田物産の御曹司と間違われるが、実際にはダメダメなサラリーマンのミタゾウ。そして成金趣味の父親に反発しながらも、本人も相当趣味が悪いタカビーな美女クロチエ。

ひょんな事から知り合った同い年のおかしな3人組が、クロチエの父親の非合法マネー10億円をネコババしようと企むものの、やくざや台湾マフィアを巻き込んだてんやわんやの大騒動が巻き起こる。

ありそうにないバカバカしい話ですが、気楽に読める軽いタッチのドタバタ劇が描かれていて気楽に楽しめる作品でした。