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F・ポール・ウィルスン「異界への扉」の感想です。

F・ポール・ウィルスン「異界への扉」☆☆

異界への扉

始末屋ジャックを主人公にしたアクション・ファンタジィ・シリーズの第3作です。

この作品を読んだ時点で前2作を読んでいませんでしたが、この手のシリーズ物は案外と独立した話が多いので、あまり気にせずとも大丈夫だろうと思って読みました。

しかし登場人物のつながりも良く分からず、少しピンと来ない感じでした。

やっぱり順番に読むべきでした。

行方不明の人妻を探すうちに出会う奇人たちや、主人公に襲いかかる闇の存在という、アクション・ホラーの定番のような設定の割には、緊迫感が感じられない作品で、淡々とした流れで物語が進むため、あまりドギマギはしませんでした。

心臓にはいいけど、ちょっと物足りない感じがした作品です。