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フレデリック・フォーサイス「マンハッタンの怪人」の感想です。

フレデリック・フォーサイス「マンハッタンの怪人」☆☆

マンハッタンの怪人

名作ミュージカルとしても今や古典となっているガストン・ルルー原作の「オペラ座の怪人」。その後日談をフォーサイスが書き上げたサスペンス小説です。

オペラ座の怪人がアメリカに渡り、実業家として成功してマンハッタンに住んでいるというような設定の話。

フォーサイス作品だからつまらないはずはない、と思って読みましたが、彼唯一の駄作じゃないかという気さえしました。

それ程凝ったプロットでもなく、複雑な伏線もなく、懐古的な趣味を少し感じるだけの淡々とした作品です。

悪い作品とまでは言いませんけれども、期待値が高かった分ガッカリしました。