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ウッドハウス賞(ボランジェ・エブリマン・ウッドハウス賞)を受賞した作品の一覧です。

ボランジェ・エブリマン・ウッドハウス賞受賞作

ボランジェ・エブリマン・ウッドハウス賞(Bollinger Everyman Wodehouse Prize)は、コミカルな小説を対象としたイギリスの文学賞です。
ユーモア小説家として高名なイギリス生まれの作家P・G・ウッドハウスの精神で優れたユーモア小説を顕彰しようと2000年に創設されました。
以下は受賞作の一覧です。

年度 作品名 内容

2022年


The Trees


Percival Everett

2021年


The Accidental Collector


Guy Kennaway

2020年


Flake


Matthew Dooley

2019年


Reasons to be Cheerful


Nina Stibbe

2018年



該当作なし

2017年


Bridget Jones's Baby: The Diaries

ヘレン・フィールディング
Helen Fielding

2016年


The Mark and the Void

ポール・マレイ
Paul Murray

2015年


Fatty O'Leary's Dinner Party

アレグザンダー・マコール・スミス
Alexander McCall Smith

2014年


Lost for Words

エドワード・セント・オービン
Edward St Aubyn

2013年


Zoo Time

ハワード・ヤコブソン
Howard Jacobson

2012年


Snuff

テリー・プラチェット
Terry Pratchett

2011年

スーパー・サッド・トゥルー・ラブ・ストーリー
Super Sad True Love Story

ゲイリー・シュタインガート
Gary Shteyngart

経済破綻と一党独裁による軍事化が進むディストピア。誰もが信用度や性的魅力を数値化され、手元の端末でプロフィールを検索される評価経済社会。本という“過去のメディア”を愛し、不死を夢見る冴えない(性的魅力が最低ランク)のレニーと、家族と自分の幸せを求めてあがく美しきユーニスが出会う。ニューヨークタイムズ年間ベスト作品

(「BOOK」データベースより)

2010年

ソーラー
Solar

イアン・マキューアン
Ian McEwan

マイケル・ビアードは、狡猾で好色なノーベル賞受賞科学者。受賞後は新しい研究に取り組むでもなく、研究所の名誉職を務めたり、金の集まりそうな催しで講演をしたりの日々。五番目の妻に別れを告げられた後は、同僚の発明した新しい太陽光発電のアイディアを横取りしてひと儲を狙っている。そんな彼を取り巻く、優しくも打算的な女たち。残酷で移り気なマスメディア。欺瞞に満ちた科学界とエネルギー業界―。一人の男の人生の悲哀とともに、現代社会の矛盾と滑稽さを容赦なく描き切る、イギリスの名匠による痛快でやがて悲しい最新長篇。

(「BOOK」データベースより)

2009年


Jeff in Venice, Death in Varanasi

ジェフ・ダイヤー
Geoff Dyer

2008年


The Butt

ウィル・セルフ
Will Self

2007年

イエメンで鮭釣りを
Salmon Fishing in the Yemen

ポール・トーディ
Paul Torday

アルフレッド(フレッド)・ジョーンズ博士は、研究一筋の真面目な学者。水産資源の保護を担当する政府機関、国立水産研究所(NCFE)に勤めている。ある日、イエメン人の富豪シャイフ・ムハンマドから、母国の川に鮭を導入するため力を貸してもらえまいかという依頼がNCFEに届く。フレッドは、およそ不可能とけんもほろろの返事を出すが、この計画になんと首相官邸が興味を示す。次第にプロジェクトに巻き込まれていくフレッドたちを待ち受けていたものは?手紙、eメール、日記、新聞・雑誌、議事録、未刊行の自伝などさまざまな文書から、奇想天外な計画の顛末が除々に明らかにされていく。前代未聞の計画に翻弄される人々の夢と挫折を描く、ほろ苦い笑いに満ちた快作。ボランジェ・エブリマン・ウッドハウス賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2006年


All Fun and Games until Somebody Loses an Eye

クリストファー・ブルックマイア
Christopher Brookmyre

2005年

おっぱいとトラクター
A Short History of Tractors in Ukrainian

マリーナ・レヴィツカ
Marina Lewycka

母が亡くなって2年後、元エンジニアで変わり者の父が、ウクライナからやって来た豊満なバツイチ美女と結婚すると言い出した!父84歳、美女36歳。母親の遺産問題で仲の悪くなっていた2人の娘は一時休戦、財産とヴィザ目当てに違いないその女性から父を守るべくタッグを組み、追い出し作戦を開始するのだが…。ヨーロッパで話題騒然のイギリス発世界的ベストセラー、日本初上陸。

(「BOOK」データベースより)

2004年

文学刑事サーズデイ・ネクスト〈3〉だれがゴドーを殺したの?
The Well of Lost Plots

ジャスパー・フォード
Jasper Fforde

わたしはサーズデイ・ネクスト。ついこのあいだまで、イングランドで暮らす一介の「文学刑事」だった。ジェイン・エアを誘拐した文学破壊凶悪犯ヘイディーズを倒し、ポーの『大鴉』の中で、卑劣な巨大企業ゴライアス社と対決したのはいいが、ひきかえに愛する人をうばわれてしまった。しかも記憶を操る怪女エイオーニスから、兄の仇と命を狙われる始末。そんなわたしに『大いなる遺産』の豪快なブックジャンパー、ミス・ハビシャムが助け舟を出してくれた。普通は現実世界の人間が入れない「ブックワールド」に匿ってくれるという。『ロビンソンクルーソー』の島で過ごすか『高慢と偏見』の中で優雅なドレスをまとうか迷ったが、怪しげな未完の小説のなかでしばらくのんびり身を隠すことにした。しかし運命はわたしに休息をゆるしてくれないらしい。小説世界でも刑事をやるんだよと、ミス・ハビシャムのしごきが始まった…。ヒースクリフから植物怪獣トリフィッドまで、文学オールスター勢揃いの「文学刑事シリーズ」第三弾。

(「BOOK」データベースより)

2003年

ヴァーノン・ゴッド・リトル―死をめぐる21世紀の喜劇
Vernon God Little

DBCピエール
DBC Pierre

痛快無類な文体で、現代アメリカを黒い笑いの連打で駆け抜けるブッカー賞受賞の大問題作、ついに刊行。

(「BOOK」データベースより)

2002年

スパイたちの夏
Spies

マイケル・フレイン
Michael Frayn

親友のたった一言が、運命の歯車を狂わせた…。第二次大戦下のロンドン郊外。「スパイごっこ」をする二人の少年の前に見え隠れする「ドイツのスパイ」、大人たちの秘密、最後に明かされる意外な真相とは?ウィットブレッド小説賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

2001年


The Rotters' Club

ジョナサン・コー
Jonathan Coe

2000年


The Mighty Walzer

ハワード・ヤコブソン
Howard Jacobson