アンドレ・ノートン賞受賞作
アンドレ・ノートン賞(Andre Norton Award)はアメリカSFファンタジー作家協会 (SFWA) が主催する、前年に刊行された若者(ヤングアダルト及びミドルグレード)向けのSF・ファンタジィ作品を対象にした文学賞です。
2005年に亡くなったアメリカのSF作家アンドレ・ノートンの名前に由来し、同年に創設されました。
以下は受賞作品の一覧ですが、年度は受賞作が発表された年を記載しています。
2022年
(Darcie Little Badger)
(A Snake Falls to Earth)
2021年
T・キングフィッシャー(T. Kingfisher)
パン焼き魔法のモーナ、街を救う(A Wizard's Guide To Defensive Baking)
パン屋で働く14歳のモーナはパンと焼き菓子 限定の魔法使い。でも、店で死体を見つけた ことで、街を揺るがす騒動に巻き込まれた!
(「内容紹介」より)2020年
フラン・ワイルド(Fran Wilde)
(Riverland)
2019年
トミ・アデイェミ(Tomi Adeyemi)
オリシャ戦記 血と骨の子(Children of Blood and Bone)
舞台は、オリシャ王国。かつては魔師と魔力を持たない者が共存していた。しかし、魔師を憎む国王サランは、<襲撃>を行い、国から魔法を一掃した。ゼリィは、白い髪をもつ魔師の17歳の少女だが、<襲撃>で母を殺され、魔力も失くしてしまった。ある日、市場で兵士に追われる一人の少女を救出する。それは、冷酷な国王のもとから逃げ出してきた王女アマリだった。ゼリィは、国王の娘に反感を抱きながらもアマリを連れて、兄のゼインとともに逃走する。それを追走するのは、父の期待に応えようとする王子イナン。アマリが王宮から持ち出した<巻物>によって、ゼリィの魔力が発動する。イナンもまた<巻物>に触れ、自らの魔力に気がつきはじめる。王国に魔力がよみがえったのか? 物語は、逃げるゼリィとアマリ、追いかけるイナンの視点を行き交いながら展開していく。神話的な魔法の世界と、スリリングな冒険を描く、壮大なファンタジー。
(「内容紹介」より)2018年
サム・J・ミラー(Sam J. Miller)
(The Art of Starving)
2017年
デイヴィッド・D・レヴァイン(David D. Levine)
(Arabella of Mars)
2016年
フラン・ワイルド(Fran Wilde)
(Updraft)
2015年
(Alaya Dawn Johnson)
(Love Is the Drug)
2014年
ナロ・ホプキンスン(Nalo Hopkinson)
(Sister Mine)
2013年
E・C・マイアーズ(E. C. Myers)
(Fair Coin)
2012年
デリア・シャーマン(Delia Sherman)
(The Freedom Maze)
2011年
テリー・プラチェット(Terry Pratchett)
(I Shall Wear Midnight)
2010年
キャサリン・M・ヴァレンテ(Catherynne M. Valente)
宝石の筏で妖精国を旅した少女(The Girl Who Circumnavigated Fairyland in a Ship of Her Own Making)
ある日、12歳の少女セプテンバーの前に、空飛ぶヒョウにのったおじさんが現われました。「わしは“緑の風”という風の精じゃ。妖精国に行ってみたいとは思わんかね」退屈な毎日にうんざりしていたセプテンバーは、迷わず誘いに飛びつきます。不思議な門をくぐり抜け、妖精国へと入った少女は、魔女の姉妹や人間狼、智竜や付喪神と出会って、思いもかけぬ冒険を!?ローカス賞に輝く21世紀版『不思議の国のアリス』登場。
(「BOOK」データベースより)2009年
イザボー・S・ウィルス(Ysabeau S. Wilce)
ほんとうのフローラ(Flora’s Dare)
やれやれ、結局あたしは魔法執事といっしょに消えたりせず、カトルセナのお祝いも無事終わった。パパも部屋にこもるのをやめてくれた。すべてうまくいったみたいだった…甘かった。正気にもどったパパは、酔っぱらっていたときより始末がわるかった。規律、規律の軍隊式の毎日。上官(パパのこと)には絶対服従。そんなパパを拝み倒して親友のウードとクラブに行ってみれば、ウードは石炭女に夢中。まったくなんてこと。ぷりぷりして入ったトイレで、なんと便器から巨大なイカ(多分)の触手が!アンドレ・ノートン賞受賞、奇想天外な究極のファンタジー第二弾。
(「BOOK」データベースより)2008年
J・K・ローリング(J.K. Rowling)
ハリー・ポッターと死の秘宝(Harry Potter and the Deathly Hallows)
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
「ハリー・ポッターを差し出せ。刻限は午前零時」圧倒的多数で城を包囲する闇の帝王。ついにホグワーツ対闇の軍団の戦いの火ぶたが切って落とされる。死の秘宝と分霊箱。2つの謎に翻弄されるハリーは、戦いのさなかにダンブルドアの真の意図を知る。ひとり、帝王の待つ「禁じられた森」へと向かうハリー。生か死か―愛と勇気と信頼の大長編。圧巻の完結編。
(「BOOK」データベースより)2007年
ジャスティーン・ラーバレスティア(Justine Larbalestier)
あたしと魔女の扉(Magic or Madness)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
あたしは突然、おばあちゃんの家に住むことになった。ずっと母さんと二人、おばあちゃんから逃げるために、オーストラリアの僻地を転々と暮らしてきたというのに。自分を魔女だと信じる邪悪なおばあちゃん。その家で、ある日偶然開けた扉は、季節も時間も反対の見知らぬ街につづいていた―シドニーとNYを舞台に、思春期の友情、異文化との出会い、そして親子の愛について豊かに描きだすモダン・ファンタジイ三部作開幕篇。
(「BOOK」データベースより)2006年
ホリー・ブラック(Holly Black)
(Valiant)