アンドレ・ノートン賞受賞作
アンドレ・ノートン賞(Andre Norton Award)はアメリカSFファンタジー作家協会 (SFWA) が主催する、前年に刊行された若者(ヤングアダルト及びミドルグレード)向けのSF・ファンタジィ作品を対象にした文学賞です。
2005年に亡くなったアメリカのSF作家アンドレ・ノートンの名前に由来し、同年に創設されました。
以下は受賞作品の一覧ですが、年度は受賞作が発表された年を記載しています。
2024年
(Moniquill Blackgoose)
(To Shape a Dragon's Breath)
2023年
(K. Tempest Bradford)
(Ruby Finley vs. the Interstellar Invasion)
2022年
(Darcie Little Badger)
(A Snake Falls to Earth)
2021年
T・キングフィッシャー(T. Kingfisher)
パン焼き魔法のモーナ、街を救う(A Wizard's Guide To Defensive Baking)
魔法使いがそんなには珍しくない世界。パン屋で働く14歳のモーナも、パンをうまく焼いたり、クッキーにダンスさせたりと、パンと焼き菓子限定のちょっとした魔法を使えた。そのモーナが、ある日知らない女の子の死体を見つけてしまう! そのうえ、陰謀に巻きこまれ、敵の軍勢が攻めてきたとき、魔法使いはモーナただ一人! 街を守れだなんて、どうしたらいい!?
(「内容紹介」より)
2020年
フラン・ワイルド(Fran Wilde)
(Riverland)
2019年
トミ・アデイェミ(Tomi Adeyemi)
オリシャ戦記 血と骨の子(Children of Blood and Bone)
舞台は、オリシャ王国。かつては魔師と魔力を持たない者が共存していた。しかし、魔師を憎む国王サランは、<襲撃>を行い、国から魔法を一掃した。ゼリィは、白い髪をもつ魔師の17歳の少女だが、<襲撃>で母を殺され、魔力も失くしてしまった。ある日、市場で兵士に追われる一人の少女を救出する。それは、冷酷な国王のもとから逃げ出してきた王女アマリだった。ゼリィは、国王の娘に反感を抱きながらもアマリを連れて、兄のゼインとともに逃走する。それを追走するのは、父の期待に応えようとする王子イナン。アマリが王宮から持ち出した<巻物>によって、ゼリィの魔力が発動する。イナンもまた<巻物>に触れ、自らの魔力に気がつきはじめる。王国に魔力がよみがえったのか? 物語は、逃げるゼリィとアマリ、追いかけるイナンの視点を行き交いながら展開していく。神話的な魔法の世界と、スリリングな冒険を描く、壮大なファンタジー。
(「内容紹介」より)
2018年
サム・J・ミラー(Sam J. Miller)
(The Art of Starving)
2017年
デイヴィッド・D・レヴァイン(David D. Levine)
(Arabella of Mars)
2016年
フラン・ワイルド(Fran Wilde)
(Updraft)
2015年
(Alaya Dawn Johnson)
(Love Is the Drug)
2014年
ナロ・ホプキンスン(Nalo Hopkinson)
(Sister Mine)
2013年
E・C・マイアーズ(E. C. Myers)
(Fair Coin)
2012年
デリア・シャーマン(Delia Sherman)
(The Freedom Maze)
2011年
テリー・プラチェット(Terry Pratchett)
(I Shall Wear Midnight)
2010年
キャサリン・M・ヴァレンテ(Catherynne M. Valente)
宝石の筏で妖精国を旅した少女(The Girl Who Circumnavigated Fairyland in a Ship of Her Own Making)
ある日、12歳の少女セプテンバーの前に、空飛ぶヒョウにのったおじさんが現われました。「わしは〈緑の風〉という風の精じゃ。妖精国に行ってみたいとは思わんかね」退屈な毎日にうんざりしていたセプテンバーは、迷わず誘いに飛びつきます。不思議な門をくぐり抜け、妖精国へと入った少女は、魔女の姉妹や人間狼、智竜(ワイブラリー)や付喪神(つくもがみ)と出会って、思いもかけぬ冒険を!? ローカス賞に輝く21世紀版『不思議の国のアリス』登場
(「内容紹介」より)
2009年
イザボー・S・ウィルス(Ysabeau S. Wilce)
ほんとうのフローラ(Flora’s Dare)
親友のウードがガイコツ女にふらふら。ぷりぷりして行ったトイレで、なんと便器から巨大なイカの触手が! アンドレ・ノートン賞受賞、奇想天外な究極のファンタジー第2弾。
(「内容紹介」より)
2008年
J・K・ローリング(J.K. Rowling)
ハリー・ポッターと死の秘宝(Harry Potter and the Deathly Hallows)
- 再読度 ☆☆☆:読後感 ☆☆☆
ダンブルドアは逝ってしまった。数々の謎、疑惑、使命、そして「R.A.B」のメモが入った偽の分霊箱を遺して。17歳、魔法界での成人を迎えたハリーは、分霊箱を見つけ破壊するため、旅立つことを決意する。一方、勢力を増したヴォルデモートは、ついに魔法界の支配へと動き出す。残る分霊箱は、どこにあるのか? あてのない旅は、ハリー、ロン、ハーマイオニーの揺るぎない友情にも、ひびを入れる。
(「内容紹介」より)
2007年
ジャスティーン・ラーバレスティア(Justine Larbalestier)
あたしと魔女の扉(Magic or Madness)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
あたしは突然、おばあちゃんの家に住むことになった。ずっと母さんと二人、おばあちゃんから逃げるために、オーストラリアの僻地を転々と暮らしてきたというのに。自分を魔女だと信じる邪悪なおばあちゃん。その家で、ある日偶然開けた扉は、季節も時間も反対の見知らぬ街につづいていた――シドニーとNYを舞台に、思春期の友情、異文化との出会い、そして親子の愛について豊かに描きだすモダン・ファンタジイ三部作開幕篇
(「内容紹介」より)
2006年
ホリー・ブラック(Holly Black)
(Valiant)