アガサ賞 最優秀処女長篇賞 (Best First Novel)受賞作
アガサ賞(Agatha Award)はアメリカのファンクラブ「マリス・ドメスティック(Malice Domestic)」が、ミステリィ作家アガサ・クリスティに敬意を表して「伝統的なミステリ」を対象に授与するミステリィの文学賞です。
「最優秀現代ミステリー長篇賞(Best Contemporary Novel)」、「最優秀歴史ミステリー長篇賞(Best Historical Novel)」、「最優秀処女長篇賞(Best First Novel)」「最優秀短篇賞(Best Short Story)」「最優秀ノンフィクション賞(Best Non-Fiction)」「最優秀ヤングアダルト賞(Best Children's/YA Mystery)」等幾つかの部門に分かれていますが、以下は最優秀処女長篇賞の受賞作です。
2024年
(K.T. Nguyen)
(You Know What You Did)
2023年
ダフネ・シルバー(Daphne Silver)
(Crime and Parchment)
2022年
(Korina Moss)
(Cheddar Off Dead)
2021年
(Mia P. Manansala)
(Arsenic and Adobo)
2020年
エリカ・ルース・ノイバウアー(Erica Ruth Neubauer)
メナハウス・ホテルの殺人(Murder at the Mena House)
若くして寡婦となったジェーンは、叔母の付き添いでエジプトのカイロに建つメナハウス・ホテルに滞在していた。異国の地での優雅なバカンス。だがホテルの客室で若い女性客が殺害され、第一発見者となったジェーンは、地元警察に疑われる羽目になってしまう。疑いを晴らすべく真犯人を捜そうと奔走するが、さらに死体が増え……。アガサ賞デビュー長編賞受賞、エジプトの高級ホテルを舞台に起こる事件を描く、旅情溢れるミステリ。
(「内容紹介」より)
2019年
(Tara Laskowski)
(One Night Gone)
2018年
(Shari Randall)
(Curses, Boiled Again!)
2018年
(Dianne Freeman)
(A Lady's Guide to Etiquette and Murder)
2017年
(Kellye Garrett)
(Hollywood Homicide)
2016年
(Cynthia Kuhn)
(The Semester of Our Discontent)
2015年
(Art Taylor)
(On the Road with Del and Louise)
2014年
(Terrie Farley Moran)
(Well Read, Then Dead)
2013年
(Leslie Budewitz)
(Death Al Dente)
2012年
(Susan M. Boyer)
(Lowcountry Boil)
2011年
(Sara J. Henry)
(Learning to Swim)
2010年
エイヴリー・エイムズ(Avery Aames)
名探偵のキッシュをひとつ(The Long Quiche Goodbye)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆
2009年
アラン・ブラッドリー(Alan Bradley)
パイは小さな秘密を運ぶ(The Sweetness at the Bottom of the Pie)
化学と毒物をこよなく愛する11歳の少女フレーヴィアの活躍を、温かいのびやかな筆致で描くシリーズ第1弾。オレンジの切手の秘密とは? CWAデビュー・ダガー受賞作。
(「内容紹介」より)
2008年
G・M・マリエット(G. M. Malliet)
コージー作家の秘密の原稿(Death of a Cozy Writer)
2007年
ハンク・フィリッピ・ライアン(Hank Phillippi Ryan)
(Prime Time)
2006年
サンドラ・パーシャル(Sandra Parshall)
冷たい月(The Heat of the Moon)
2005年
ローラ・ダラム(Laura Durham)
ウェディングプランナーは眠れない(Better Off Wed)
2004年
ハーレイ・ジェーン・コザック(Harley Jane Kozak)
誘惑は殺意の香り(Dating Dead Men)
グリーティングカード・ショップの雇われ店長ウォリーの悲願は独立して自分の店を持つこと。そのためデートクラブのアルバイトもこなし、多忙な日々を過ごしている。ところが、予想外の事態が勃発した。偶然道端で射殺死体を発見。しかも現場で出会った怪しげながらも魅力的な男性に一目惚れしてしまったのだ。彼の正体は? 殺人事件の真相は? マカヴィティ、アンソニーの両新人賞に輝いた、ロマンティック・サスペンス
(「内容紹介」より)
2003年
ジャクリーン・ウィンスピア(Jacqueline Winspear)
夜明けのメイジー(Maisie Dobbs)
2002年
ジュリア・スペンサー=フレミング(Julia Spencer-Fleming)
(In the Bleak Midwinter)
2001年
サラ・ストロマイヤー(Sarah Strohmeyer)
バブルズはご機嫌ななめ(Bubbles Unbound)
2000年
(Rosemary Stevens)
(Death on a Silver Tray)
1999年
ドナ・アンドリューズ(Donna Andrews)
庭に孔雀、裏には死体(Murder with Peacocks)
1998年
ロビン・ハサウェイ(Robin Hathaway)
フェニモア先生、墓を掘る(The Doctor Digs a Grav)
1997年
スジャータ・マッシー(Sujata Massey)
雪 殺人事件(The Salaryman's Wife)
1996年
アン・ジョージ(Anne George)
衝動買いは災いのもと(Murder on a Girl's Night Out)
1995年
ジーン・M・ダムズ(Jeanne M. Dams)
眠れない聖夜(The Body in the Transept)
1994年
ジェフ・アボット(Jeff Abbott)
図書館の死体(Do Unto Others)
1993年
ネヴァダ・バー(Nevada Barr)
山猫(Track of the Cat)
1992年
バーバラ・ニーリイ(Barbara Neely)
怯える屋敷(Blanche on the Lam)
1991年
メアリ・W・ウォーカー(Mary Willis Walker)
凍りつく骨(Zero at the Bone)
- 再読度 ☆☆:読後感 ☆☆☆
闇の中で大きく目を開けて、目の前の光景を想像した。二メートルを超える太った雌の大蛇が、ゆっくりととぐろを解いている。骨まで凍りつき、身体に氷の芯ができたようだ。部屋は不気味なほど静かだった。―悲惨な死を遂げた父の謎を追う美人犬訓練士キャサリンの身に危難が…。アガサ賞受賞の傑作。
(「出版社の解説目録」より)
1990年
キャサリン・ホール・ペイジ(Katherine Hall Page)
待ち望まれた死体(The Body in the Belfry)
1989年
ジル・チャーチル(Jill Churchill)
ゴミと罰(Grime and Punishment)
1988年
エリザベス・ジョージ(Elizabeth George)
大いなる救い(A Great Deliverance)