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A・J・クィネル「トレイル・オブ・ティアズ」の感想です。

A・J・クィネル「トレイル・オブ・ティアズ」☆☆

トレイル・オブ・ティアズ

非常に優秀な脳外科医が、自殺したかのような細工を施された上で誘拐された。

唯一人脳外科医の自殺を信じない妻は、事件を疑う女性警察官とともに調査に乗り出すが、この事件の裏には国家レベルの秘密が隠されていた。


脳外科医誘拐事件から始まる、クローンをテーマにしたアクション小説です。

正直リアリティが感じられない登場人物たちとストーリーで、今ひとつ作品の中に入りこめない感じです。

クリーシイ・シリーズのような圧倒的な迫力はありませんし、何だか作者の気迫がこもっていない作品という気がしますが、まぁそれでも冒険小説の大家の作品ですので、それなりには面白かったです。