SFが読みたい!の海外篇ランキング

「SFが読みたい!」は早川書房がSF関係者約100人からのアンケートに基づいて集計し たSF小説のブック・ランキングです。
奥付が前年の11月1日から本年10月31日までに発行された新作SFを対象に、SF作家や評論家、編集者などがベスト5を国内・海外それぞれ最大5作品選出し、順位がある場合は1位~5位の作品にそれぞれ10点~6点を、順不同の場合はそれぞれ均等に8点を与えて集計され、ランキングが付けられます。
国内篇と海外篇に分かれていますが、以下は海外篇でランキングされた作品です。

年度 作品名
(作品名をクリックするとアマゾンにリンクします。)

2019年

三体

劉慈欣

1位 三体(劉慈欣)

The Three-Body Problem

物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。数十年後。ナノテク素材の研究者・汪森(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体“科学フロンティア”への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象“ゴースト・カウントダウン”が襲う。そして汪森が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?本書に始まる“三体”三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。
(「BOOK」データベースより)

2位 巨星 ピーター・ワッツ傑作選(ピーター・ワッツ)
3位 ビット・プレイヤー(グレッグ・イーガン)
4位 生まれ変わり(ケン・リュウ)
5位 危険なヴィジョン〔完全版〕(編集:ハーラン・エリスン)
6位 パラドックス・メン(チャールズ・L・ハーネス)
7位 雪降る夏空にきみと眠る(ジャスパー・フォード)
8位 声の物語(クリスティーナ・ダルチャー)
9位 方形の円 偽説・都市生成論(ギョルゲ・ササルマン)
10位 銀河核へ(ベッキー・チェンバーズ)

2018年

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー

編集:ケン・リュウ

1位 折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー(編集:ケン・リュウ)

Invisible Planets: Contemporary Chinese Science Fiction in Translation

北京、異形の都市。この街は貧富の差により三層のスペースに分割され、24時間ごとに世界が回転・交替し、建物は空間に折りたたまれていく。緻密にして巨大なルービックキューブ型都市の社会と文化に翻弄される男の冒険を描いた〓(かく)景芳によるヒューゴー賞受賞の表題作、秦の始皇帝指揮下3百万の軍隊を用いた驚異の人間計算機の顛末が語られる劉慈欣「円」(ヒューゴー賞受賞作『三体』抜粋)、遺伝子改造鼠を倒すべく歩を進める隊列の闇を描いた陳楸帆「鼠年」など、7人の作家の13作品を、短篇の名手ケン・リュウが精選し英訳。いま最注目の中国SF、その最前線を奔る作家たちが放つアンソロジー。
(「BOOK」データベースより)

2位 竜のグリオールに絵を描いた男(ルーシャス・シェパード)
3位 七人のイヴ 全三巻(ニール・スティーヴンスン)
4位 シルトの梯子(グレッグ・イーガン)
5位 六つの航跡(ムア・ラファティ)
6位 メカ・サムライ・エンパイア(ピーター・トライアス)
7位 われらはレギオン 全三巻(デニス・E・テイラー)
8位 アルテミス(アンディ・ウィアー)
9位 図書館島(ソフィア・サマター)
10位 J・G・バラード短編全集5 近未来の神話(J・G・バラード)

2017年

隣接界

クリストファー・プリースト

1位 隣接界(クリストファー・プリースト)

The Adjacent

近未来英国、フリーカメラマンのティボー・タラントは、トルコのアナトリアで反政府主義者の襲撃により最愛の妻メラニーを失ってしまう。住まいであるロンドンに帰るため、海外救援局に護送されるタラントだったが、道中悪夢のごとき不確実な事象が頻発する。彼の現実は次第に歪みはじめ、さまざまな時代を生きる違う男の人生に侵食されていく。第一次世界大戦中、秘密任務を負うことになった手品師、女性パイロットに恋するイギリス空軍の整備兵、夢幻諸島で名をあげんとする奇術師…。語り/騙りの名手プリーストがこれまでの自作のモチーフを美しいパッチワークのごとくつなぎあわせ、めくるめく世界を生み出した集大成的作品。
(「BOOK」データベースより)

2位 母の記憶に(ケン・リュウ)
3位 エコープラクシア 反響動作(ピーター・ワッツ)
4位 アロウズ・オブ・タイム(グレッグ・イーガン)
5位 書架の探偵(ジーン・ウルフ)
6位 わたしの本当の子どもたち(ジョー・ウォルトン)
7位 無限の書(G・ウィロー・ウィルソン)
8位 ゴッド・ガン(バリントン・J・ベイリー)
9位 ジャック・グラス伝 宇宙的殺人者(アダム・ロバーツ)
10位 巨神計画(シルヴァン・ヌーヴェル)

2016年

死の鳥

ハーラン・エリスン

1位 死の鳥(ハーラン・エリスン)

25万年の眠りののち、病み衰えた惑星“地球”によみがえった男の数奇な運命を描き、ヒューゴー賞/ローカス賞に輝いた表題作「死の鳥」、コンピュータ内部に閉じこめられた男女の驚異の物語―「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」、初期の代表作「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」など、半世紀にわたり、アメリカSF界に君臨するレジェンドの、代表作10篇を収録した日本オリジナル傑作選。
(「BOOK」データベースより)

2位 ユナイデッド・ステイツ・オブ・ジャパン(ピーター・トライアス)
3位 叛逆航路(アン・レッキー)
4位 あまたの星、宝冠のごとく(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)
5位 クロックワーク・ロケット(グレッグ・イーガン)
6位 宇宙探偵マグナス・リドルフ(ジャック・ヴァンス)
7位 ロデリック(ジョン・スラデック)
8位 ガンメタル・ゴースト(ガレス・L・パウエル)
9位 蒲公英王朝記(ケン・リュウ)
10位 エターナル・フレイム(グレッグ・イーガン)

2015年

紙の動物園

ケン・リュウ

1位 紙の動物園(ケン・リュウ)

ぼくの母さんは中国人だった。母さんがクリスマス・ギフトの包装紙をつかって作ってくれる折り紙の虎や水牛は、みな命を吹きこまれて生き生きと動いていた…。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/世界幻想文学大賞という史上初の3冠に輝いた表題作ほか、地球へと小惑星が迫り来る日々を宇宙船の日本人乗組員が穏やかに回顧するヒューゴー賞受賞作「もののあはれ」、中国の片隅の村で出会った妖狐の娘と妖怪退治師のぼくとの触れあいを描く「良い狩りを」など、怜悧な知性と優しい眼差しが交差する全15篇を収録した、テッド・チャンに続く現代アメリカSFの新鋭がおくる日本オリジナル短篇集。
(「BOOK」データベースより)

2位 神の水(パオロ・バチガルピ)
3位 ゼンデギ(グレッグ・イーガン)
4位 完璧な夏の日(ラヴィ・ティドハー)
5位 ジーン・ウルフの記念日の本(ジーン・ウルフ)
6位 ドリフトグラス(サミュエル・R・ディレイニー)
7位 寄港地のない船(ブライアン・オールディス)
8位 SF雑誌の歴史 黄金期そして革命(マイク・アシュリー)
9位 短篇ベスト10(スタニスワフ・レム)
10位 楽園炎上(ロバート・チャールズ・ウィルスン)

2014年

火星の人

アンディー・ウィアー

1位 火星の人(アンディー・ウィアー)

The Martian

有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが―。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。
(「BOOK」データベースより)

2位 白熱光(グレッグ・イーガン)
3位 レッド・スーツ(ジョン・スコルジー)
4位 霧に橋をかける(キジ・ジョンソン)
5位 旋舞の千年都市(イアン・マクドナルド)
6位 SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと(チャールズ・ユウ)
7位 ピース(ジーン・ウルフ)
8位 2312(キム・スタンリー・ロビンソン)
9位 図書館の魔法(ジョー・ウォルトン)
10位 モンド9(ダリオ・トナーニ)

2013年

夢幻諸島から

クリストファー・プリースト

1位 夢幻諸島から(クリストファー・プリースト)

The Islanders

時間勾配によって生じる歪みが原因で、精緻な地図の作成が不可能なこの世界は、軍事的交戦状態にある諸国で構成されている「北大陸」と、その主戦場となっている「南大陸」、およびその間のミッドウェー海に点在する島々「夢幻諸島」から成っている。最凶最悪の昆虫スライムの発見譚、パントマイマー殺人事件、謎の天才画家の物語…。死と狂気に彩られた「夢幻諸島」の島々には、それぞれに美しくも儚い物語があった。語り/騙りの達人プリーストが年来のテーマとしてきた「夢幻諸島」ものの集大成的連作集。英国SF協会賞/ジョン・W・キャンベル記念賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

2位 ブラインドサイト(ピーター・ワッツ)
3位 言語都市(チャイナ・ミエヴィル)
4位 パラークシの記憶(マイクル・コーニイ)
5位 11/22/63(スティーヴン・キング)
6位 宙の地図(フェリクス・J・パルマ)
7位 第四の館(R・A・ラファティ)
8位 オール・クリア(コニー・ウィリス)
9位 クラーケン(チャイナ・ミエヴィル)
10位 巨獣めざめる(ジェイムズ・S・A・コーリイ)
10位 たんぽぽ娘(ロバート・F・ヤング)

2012年

都市と都市

チャイナ・ミエヴィル

1位 

都市と都市(チャイナ・ミエヴィル)

The City & The City

ふたつの都市国家“ベジェル”と“ウル・コーマ”は、欧州において地理的にほぼ同じ位置を占めるモザイク状に組み合わさった特殊な領土を有していた。ベジェル警察のティアドール・ボルル警部補は、二国間で起こった不可解な殺人事件を追ううちに、封印された歴史に足を踏み入れていく…。ディック‐カフカ的異世界を構築し、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞をはじめ、SF/ファンタジイ主要各賞を独占した驚愕の小説。(「BOOK」データベースより)

2位 第六ポンプ(パオロ・バチガルピ)
3位 量子怪盗(ハンヌ・ライアニエミ)
4位 サイバラバード・デイズ(イアン・マクドナルド)
5位 連環宇宙(ロバート・チャールズ・ウィルスン))
6位 青い脂(ウラジーミル・ソローキン)
7位 リヴァイアサン クジラと蒸気機関(スコット・ウエスターフェルド)
8位 ブラックアウト(コニー・ウィリス)
9位 アンドロイドの夢の羊(ジョン・スコルジー)
10位 心のナイフ 混沌の叫び1(パトリック・ネス)

2011年

プランク・ダイヴ

グレッグ・イーガン

1位 プランク・ダイヴ(グレッグ・イーガン)

The planck dive

地球から遙か遠宇宙のブラックホール“チャンドラセカール”では、ある驚異的なプロジェクトが遂行されようとしていた。果たして人類は時空の構造を知り得るのか?―ローカス賞受賞の表題作、別の数学体系をもつ並行世界との最終戦争を描く「暗黒整数」、ファースト・コンタクトSFの最高峰「ワンの絨毬」ほか、本邦初訳作品を含む全7篇を収録。現代SF界最高の作家の最先端作品を精選した日本オリジナル短篇集第4弾。(「BOOK」データベースより)

2位 ねじまき少女(パオロ・バチガルピ)
3位 奇跡なす者たち(ジャック・ヴァンス)
4位 クロノリス -時の碑- (ロバート・チャールズ・ウィルスン)
5位 スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
6位 エステルハージ博士の事件簿(アヴラム・デイヴィッドスン)
7位 ダールグレン(サミュエル・R・ディレイニー)
8位 時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集(高野史緒編)
9位 千年紀の民(J・G・バラード)
10位 リトル・ブラザー(コリイ・ドクトロウ)

2010年

異星人の郷

マイクル・フリン

1位 異星人の郷(マイクル・フリン)

Eifelheim

14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。かれらは悪魔か?だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。(「BOOK」データベースより)

2位 ファージング 三部作(ジョー・ウォルトン)
3位 時の地図(フェリクス・J・パルマ)
4位 WORLD WAR Z(マックス・ブルックス)
5位 ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選(大森望編)
6位 ジェイクをさがして(チャイナ・ミエヴィル)
7位 ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選(中村融編)
8位 宇宙飛行士オモン・ラー(ヴィクトル・ペレーヴィン)
9位 跳躍者の時空(フリッツ・ライバー)
10位 平ら山を越えて(テリー・ビッスン)

2009年

ペルディード・ストリート・ステーション

チャイナ・ミエヴィル

1位 ペルディード・ストリート・ステーション(チャイナ・ミエヴィル)

Perdido Street Station

蒸気機関と魔術学が統べる都市国家ニュー・クロブゾン。中心に巨大駅ペルディード・ストリート・ステーションが聳えるこの暗黒都市で、統一場理論の研究を続ける異端の科学者アイザックは、ある日奇妙な客の訪問を受ける。自ら犯した大罪のため、翼を奪われた「鳥人」ヤガレクは、命にも等しい翼の復活をアイザックに依頼するのだった…。現代SF界の旗手が、SF/ファンタジイ・ジャンルの新たな可能性を示した巨篇。クラーク賞/英国幻想文学賞受賞。(「BOOK」データベースより)

2位 アッチェレランド(チャールズ・ストロス)
3位 洋梨形の男(ジョージ・R・R・マーティン)
4位 TAP(グレッグ・イーガン)
5位 ユダヤ警官同盟(マイケル・シェイボン)
6位 ベガーズ・イン・スペイン(ナンシー・クレス)
6位 無限記憶(ロバート・チャールズ・ウィルスン)
8位 時の娘 ロマンティック時間SF傑作選(中村融編)
9位 レインボーズ・エンド(ヴァーナー・ヴィンジ)
10位 アメリカン・ゴッズ(ニール・ゲイマン)

2008年

時間封鎖

ロバート・チャールズ・ウィルスン

1位 時間封鎖(ロバート・チャールズ・ウィルスン)

Spin

ある夜、空から星々が消え、月も消えた。翌朝、太陽は昇ったが、それは贋物だった…。周回軌道上にいた宇宙船が帰還し、乗組員は証言した。地球が一瞬にして暗黒の界面に包まれたあと、彼らは1週間すごしたのだ、と。だがその宇宙船が再突入したのは異変発生の直後だった―地球の時間だけが1億分の1の速度になっていたのだ!ヒューゴー賞受賞、ゼロ年代最高の本格SF。(「BOOK」データベースより)

2位 蒸気駆動の少年(ジョン・スラデック)
3位 限りなき夏(クリストファー・プリースト)
4位 20世紀の幽霊たち(ジョー・ヒル)
5位 ハローサマー、グッドバイ(マイクル・コーニイ)
6位 深海のYrr(フランク・シェッツィング)
7位 夏の涯ての島(イアン・R・マクラウド)
8位 銀河北極(アレステア・レナルズ)
9位 ライト(M・ジョン・ハリスン)
10位 ザ・ロード(コーマック・マッカーシー)

2007年

双生児

クリストファー・プリースト

1位 双生児(クリストファー・プリースト)

The Separation

1999年英国、著名な歴史ノンフィクション作家スチュワート・グラットンのもとに、J・L・ソウヤーなる人物の回顧録原稿が持ちこまれる。第二次大戦中に活躍した英国空軍爆撃機の操縦士でありながら、同時に良心的兵役拒否者だったJ・L・ソウヤーとはいったいどんな人物なのか……。稀代の物語の魔術師が、持てる技巧のすべてを駆使して書き上げた、最も完成された小説。アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞受賞作(「BOOK」データベースより)

2位 ゴーレム100(アルフレッド・ベスター)
3位 ひとりっ子(グレッグ・イーガン)
4位 輝くもの天より墜ち(ジェイムズ・ティプトリー・Jr.)
5位 オリュンポス(ダン・シモンズ)
6位 擬態 -カムフラージュ-(ジョー・ホールドマン)
7位 老人と宇宙(ジョン・スコルジー)
8位 マジック・フォー・ビギナーズ(ケリー・リンク)
9位 火星の長城(アレステア・レナルズ)
10位 キルン・ピープル(デイヴィッド・ブリン)

2006年

デス博士の島その他の物語

ジーン・ウルフ

1位 デス博士の島その他の物語(ジーン・ウルフ)

The Island of Doctor Death and Other Stories

「だけど、また本を最初から読みはじめれば、みんな帰ってくるんだよ…きみだってそうなんだ」孤独な少年の元に物語の登場人物が訪れる―ウルフの代表作にして不朽の名作「デス博士の島その他の物語」、治療を目的とした島における少年たちの非情な運命を詩情豊かに描き出すネビュラ賞・ローカス賞受賞作「アイランド博士の死」、冷凍睡眠から目覚めた男を待ち受けていたものは…「不死」のテーマをサスペンスフルに展開する「死の島の博士」、文明崩壊後のアメリカでの謎と幻惑に満ちた彷徨を流麗な筆致で綴る「アメリカの七夜」、目の見えない少年が繰り広げる夢と奇蹟と冒険の物語「眼閃の奇蹟」、そして限定本に付された著者による「まえがき」を特別収録。「もっとも重要なSF作家」ウルフの傑作中短篇を集成。(「BOOK」データベースより)

2位 イリアム(ダン・シモンズ)
3位 シンギュラリティ・スカイ(チャールズ・ストロス)
4位 火星縦断(ジェフリー・A・ランディス)
5位 グリュフォンの卵(マイクル・スワンウィック)
6位 グラックの卵(ハーヴェイ・ジェイコブズ他)
7位 ベータ2のバラッド(サミュエル・R・ディレイニー他)
8位 移動都市(フィリップ・リーヴ)
9位 遺す言葉、その他の短篇(アイリーン・ガン)
10位 ページをめくれば(ゼナ・ヘンダースン)

2005年

ディアスポラ

グレッグ・イーガン

1位 ディアスポラ(グレッグ・イーガン)

Diaspora

30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。(「BOOK」データベースより)

2位 タフの方舟(ジョージ・R・R・マーティン)
3位 啓示空間(アレステア・レナルズ)
4位 どんがらがん(アヴラム・デイヴィッドスン)
5位 宇宙舟歌(R・A・ラファティ)
6位 アジアの岸辺(トマス・M・ディッシュ)
7位 《ネアンデルタール・パララックス》(ロバート・J・ソウヤー)
8位 高い城・文学エッセイ(スタニスワフ・レム)
9位 輝く断片(シオドア・スタージョン)
10位 太陽レンズの彼方へ―マッカンドルー航宙記(チャールズ・シェフィールド)

2004年

万物理論

グレッグ・イーガン

1位 万物理論(グレッグ・イーガン)

Distress

すべての自然法則を包み込む単一の理論、“万物理論”が完成されようとしていた。ただし学説は3種類。3人の物理学者がそれぞれの“万物理論”を学会で発表するのだ。正しい理論はそのうちひとつだけ。映像ジャーナリストの主人公は3人のうち最も若い20代の女性学者を中心に番組を製作するが…学会周辺にはカルト集団が出没し、さらに世界には謎の疫病が。究極のハードSF。(「BOOK」データベースより)

2位 奇術師(クリストファー・プリースト)
3位 犬は勘定に入れません―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(コニー・ウィリス)
4位 ケルベロス第五の首(ジーン・ウルフ)
5位 ふたりジャネット(テリー・ビッスン)
6位 SF雑誌の歴史 パルプマガジンの饗宴(マイク・アシュリー)
7位 くらやみの速さはどれくらい(エリザベス・ムーン)
8位 白い果実(ジェフリー・フォード)
9位 夜更けのエントロピー(ダン・シモンズ)
10位 ソラリス(スタニスワフ・レム)

2003年

あなたの人生の物語

テッド・チャン

1位 あなたの人生の物語(テッド・チャン)

Story of Your Life

地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれ、驚くべき運命にまきこまれていく…ネビュラ賞を受賞した感動の表題作はじめ、天使の降臨とともにもたらされる災厄と奇跡を描くヒューゴー賞受賞作「地獄とは神の不在なり」、天まで届く塔を建設する驚天動地の物語―ネビュラ賞を受賞したデビュー作「バビロンの塔」ほか、本邦初訳を含む八篇を収録する傑作集。(「BOOK」データベースより)

2位 しあわせの理由(グレッグ・イーガン)
3位 海を失った男(シオドア・スタージョン)
4位 《ジーリー・クロニクル》(スティーヴン・バクスター)
5位 七王国の玉座(ジョージ・R・R・マーティン)
6位 カルカッタ染色体(アミタヴ・ゴーシュ)
7位 紙葉の家(マーク・Z・ダニエレブスキー)
8位 星海の楽園(デイヴィッド・ブリン)
9位 不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ(パトリック・オリアリー)
10位 イエスのビデオ(アンドレアス・エシュバッハ)

2002年

航路

コニー・ウィリス

1位 航路(コニー・ウィリス)

Passage

マーシー総合病院で、臨死体験者の聞き取り調査を行なっていた認知心理学者のジョアンナは、神経内科医のリチャードから新規プロジェクトへの協力を求められる。NDE(臨死体験)を人為的に発生させ、その時の脳の活動を詳細に記録しようというのだ。しかしその実験にはトラブルが続出し、被験者が不足してしまう。ジョアンナはみずからが被験者となることを申し出るが、彼女が疑似臨死体験でたどり着いた場所は…!?(「BOOK」データベースより)

2位 ダイヤモンド・エイジ(ニール・スティーヴンスン)
3位 90年代SF傑作選(山岸真編)
4位 最果ての銀河船団(ヴァーナー・ヴィンジ)
5位 イリーガル・エイリアン(ロバート・J・ソウヤー)
6位 地球礁(R・A・ラファティ)
7位 グリーン・マーズ(キム・スタンリー・ロビンスン)
8位 フリーウェア(ルーディ・ラッカー)
9位 デイヴィー 荒野の旅(エドガー・パングボーン)
10位 壜の中の手記(ジェラルド・カーシュ)

2001年

祈りの海

グレッグ・イーガン

1位 祈りの海(グレッグ・イーガン)

二万年前に惑星コブナントに移住し、聖ベアトリスを信奉する社会を築いた人類の子孫たち。そこで微小生物の研究を始めた敬虔な信者マーティンが知った真実とは?ヒューゴー賞・ローカス賞を受賞した表題作、バックアップ用の宝石を頭のなかに持った人類の姿を描いた「ぼくになることを」ほか、遙かな未来世界や、仮想現実における人間の意志の可能性を描く作品まで、多彩な魅力あふれる11篇を収録した日本版オリジナル短篇集。(「BOOK」データベースより)

2位 20世紀SF(中村融、山岸真編)
3位 タクラマカン(ブルース・スターリング)
4位 ネバーウェア(ニール・ゲイマン)
5位 フラッシュフォワード(ロバート・J・ソウヤー)
6位 ゲーム・プレイヤー(イアン・M・バンクス)
7位 オンリー・フォワード(マイケル・マーシャル・スミス)
8位 オルガスマシン(イアン・ワトスン)
9位 ハッカー / 13の事件(J・ダン、G・ドゾワ編)
10位 過ぎ去りし日々の光(A・C・クラーク&S・バクスター)

2000年

エンディミオンの覚醒

ダン・シモンズ

1位 エンディミオンの覚醒(ダン・シモンズ)

The Rise of Endymion

人類がカトリック教会、パクスの支配下におかれた32世紀。惑星ハイペリオンの青年エンディミオンは、老詩人サイリーナスの依頼で“時間の墓標”から現われた少女アイネイアーをパクスの手から守りぬき、地球にたどりついた。それから4年、アイネイアーは、人類の救世主たる自らの使命を果たすべくパクス支配領域への帰還を決意する。そして彼女と行動をともにしてきたエンディミオンもまた新たな冒険へと旅立つが…。(「BOOK」データベースより)

2位 影が行く ホラーSF傑作選(P・K・ディック、D・R・クーンツ 他)
3位 フレームシフト(ロバート・J・ソウヤー)
4位 ダーウィンの使者(グレッグ・ベア)
5位 終わりなき平和(ジョー・ホールドマン)
6位 エンダーズ・シャドウ(オースン・スコット・カード)
7位 太陽の王と月の妖獣(ヴォンダ・N・マッキンタイア)
8位 SFの殿堂 遥かなる地平(ロバート・シルヴァーバーグ編)
9位 パヴァーヌ(キース・ロバーツ)
10位 タイムライン(マイクル・クライトン)

1999年

宇宙消失

グレッグ・イーガン

1位 宇宙消失(グレッグ・イーガン)

Quarantine

2034年、地球の夜空から星々が消えた。正体不明の暗黒の球体が太陽系を包みこんだのだ。世界を恐慌が襲った。この球体について様々な仮説が乱れ飛ぶが、決着のつかないまま、33年が過ぎた…。ある日、元警察官ニックは、病院から消えた若い女性の捜索依頼を受ける。だがそれが、人類を震撼させる量子論的真実につながろうとは!ナノテクと量子論が織りなす、戦慄のハードSF。(「BOOK」データベースより)

2位 スタープレックス(ロバート・J・ソウヤー)
3位 順列都市(グレッグ・イーガン)
4位 キリンヤガ(マイク・レズニック)
5位 エンディミオン(ダン・シモンズ)
6位 星ぼしの荒野から(ジェイムズ・ティプトリー・Jr.)
7位 ワン・オヴ・アス(マイケル・マーシャル・スミス)
8位 ゾッド・ワロップ あるはずのない物語(ウィリアム・B・スペンサー)
9位 ダスト(チャールズ・ペレグリーノ)
10位 フェアリイ・ランド(ポール・J・マコーリイ)


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