ミソピーイク賞 (Mythopoeic Awards)受賞作

ミソピーイク賞(Mythopoeic Awards)のファンタジィ部門賞(Mythopoeic Fantasy Awards)は、神話文学の研究などを行う非営利団体ミソピーイク・ソサエテイ(Mythopoeic Society)が、神話、ファンタジーの文芸作品に対して授与する文学賞です。
1981年以前は必ず授与されるというわけではなかったようで、1976年から1980年までは選ばれていません。
また1992年以降は児童文学部門(Children's Literature)と一般文芸部門(Adult Literature)に分かれていますが、以下の受賞作の一覧は1992年以降は一般文芸部門の作品です。

年度 作品名 内容

2020年


Snow White Learns Witchcraft

シオドラ・ゴス
Theodoa Goss

2019年

銀をつむぐ者
Spinning Silver

ナオミ・ノヴィク
Naomi Novik

中世東欧の小さな皇国―。ここでは時折、氷の異界、スターリク王国への道が開かれる。いつまでも冬が続き、人々は貧しい暮らしを強いられていた。ミリエムは金貸し業を営むユダヤ人の娘。気弱な父親に代わって、村の家々を回り借金を取り立てると、少しずつ金が貯まるようになった。やがて「銀を金に変える娘」という評判が広がる。そんなミリエムの前に、ある日、スターリクの国王が訪ねてきて、革袋のなかの銀貨を「すべてを黄金に変えよ」と、無理難題を押し付けてきた…。

(「BOOK」データベースより)

2018年

Ka: Dar Oakley in the Ruin of Ymr

ジョン・クロウリー
John Crowley

2017年

Kingfisher

パトリシア・A・マキリップ
Patricia A. McKillip

2016年

ドラゴンの塔
Uprooted

ナオミ・ノヴィク
Naomi Novik

東欧のとある谷間の村には、奇妙な風習があった。100年以上生きていると言われる魔法使い“ドラゴン”によって、10年に一度、17歳になる娘がひとり選ばれる。その娘は、谷はずれの塔に連れていかれ、“ドラゴン”とともに暮らさなければならない。10年経って塔から出てきた娘は、まるで別人のようになり、村に戻ってくることはないという。アグニシュカは17歳。そして今年は“ドラゴン”がやってくる年。平凡で何の取り柄もない自分が選ばれることはない、と思っていたが…。ネビュラ賞受賞のノヴィク最新話題作!

(「BOOK」データベースより)

2015年


Tales from Rugosa Coven


Sarah Avery

2014年


The Golem and Jinni


Helene Wecker

2013年


Digger


Ursula Vernon

2012年


The Uncertain Places

リサ・ゴールドスタイン
Lisa Goldstein

2011年


Redemption in Indigo

カレン・ロード
Karen Lord

2010年


Lifelode

ジョー・ウォルトン
Jo Walton

2009年

Flesh and Spirit
and
Breath and Bone

キャロル・バーグ
Carol Berg

2008年

孤児の物語
The Orphan's Tales

キャサリン・M・ヴァレンテ
Catherynne M. Valente

昔ひとりの女童がいて、その容貌は糸杉の木と水鳥の羽毛を照らす新月のようであった。彼女は魔物と呼ばれ、おそれられ、スルタンの宮殿を取り巻く庭園で野生の鳥のように暮らしていた。そこに訪ねてきたのはスルタンの息子。女童は自らの瞼に精霊によって記された物語を彼に語って聞かせる。つぎつぎと紡ぎ出され織り上げられてゆく、物語の数々。合わせ鏡に映しだされる精緻な細密画のような、果てしない入れ子細工の世界。比類なき迷宮体験。現代のシェエラザードが語る稀代の書。ミソピーイク賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2007年

夏至の森
Solstice Wood

パトリシア・A・マキリップ
Patricia A. McKillip

七年ぶりに故郷に帰ったシルヴィアを待っていたのは、鬱蒼とした森に抱かれたリン屋敷と、曾曾曾祖母の手記。森には美しくも怖ろしい女王とその眷属が棲み、祖母が主宰する村の女たちのギルドが、屋敷を彼らから護っているのだという。シルヴィアがあわてて都会に戻ろうとしたとき、従弟が消えて取り替えっ子が現れた。『冬の薔薇』に続く、詩人マキリップの幻想に満ちた妖精譚。

(「BOOK」データベースより)

2006年

アナンシの血脈
Anansi Boys

ニール・ゲイマン
Neil Gaiman

何をやっても冴えないチャーリーが父親の葬儀の日に聞かされたのは、父親が神だったという衝撃の事実。ある日、神の血を色濃く受け継いだきょうだいスパイダーが現れて、チャーリーの人生は音をたてて崩れはじめる。アフリカ神話の血脈に連なる2人の青年の正反対の生き方が巻き起こす、とんでもない事件とは…?物語の天才・ゲイマンが贈る、ありえない現実と真に迫る幻想が交錯するジェットコースター・ファンタジー。

(「BOOK」データベースより)

2005年

ジョナサン・ストレンジとミスター・ノレル
Jonathan Strange & Mr. Norrell

スザンナ・クラーク
Susanna Clarke

19世紀、ロンドン―いま一人の紳士が英国魔術を復活させようとしていた。世界幻想文学大賞、ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

2004年

サンシャイン&ヴァンパイア
Sunshine

ロビン・マッキンリイ
Robin McKinley

魔法や魔物が実在する現代世界。最凶の存在=ヴァンパイアと、人間が全面衝突した“ヴードゥー戦争”は、かろうじて人間の勝利に終わったが、人口は激減し、郊外には危険な“悪しき場所”が点在する。「魔物対策部隊」が治安維持にあたっているが、恐怖はおさまらない―そんな世界の片隅の町に、家族経営のコーヒーハウスがある。店の名物は、サンシャインと呼ばれる女性が作る、すてきなパンの数々だ。ある夜、サンシャインは馬鹿な行動をしてしまう。ひとりで郊外へドライブに出かけたのだ…。

(「BOOK」データベースより)

2003年

影のオンブリア
Ombria in Shadow

パトリシア・A・マキリップ
Patricia A. McKillip

オンブリア―それは世界でいちばん古く、豊かで、美しい都。そこはまた、現実と影のふたつの世界が重なる街。オンブリアの大公ロイス・グリーヴの愛妾リディアは、大公の死とともに、ロイスの大伯母で宮廷を我が物にしようとたくらむドミナ・パールにより宮殿から追いやられる。だがそれはふたつの都を揺るがす、怖るべき陰謀の幕開けにすぎなかった…2003年度世界幻想文学大賞に輝くマキリップの傑作ファンタジイ。

(「BOOK」データベースより)

2002年

チャリオンの影
The Curse of Chalion

ロイス・マクマスター・ビジョルド
Lois McMaster Bujold

戦の末に敵国の奴隷となり、身も心もぼろぼろになって故国に戻ってきたカザリル。運良く少年の頃に仕えたバオシア藩で、国主の妹イセーレの教育係兼家令に任ぜられた。だが、イセーレが弟と共に宮廷に出仕することになったため、カザリルも否応なしに陰謀の渦に巻き込まれることに…。五柱の神々を崇める国チャリオンを舞台にした、ビジョルドの異世界ファンタジー三部作開幕。

(「BOOK」データベースより)

2001年


The Innamorati


Midori Snyder

2000年


Tamsin

ピーター・S・ビーグル
Peter S. Beagle

1999年

スター・ダスト
Stardust

ニール・ゲイマン
Neil Gaiman

あの流れ星を手に入れたら願いが叶う。恋に焦がれる青年と、王国の相続を狙う三人の王子、そして永遠の命を求める魔女が、掴んではすり抜ける星を巡って大騒動。だましあいにすれ違い、不思議な国を舞台に壮大な旅物語が繰り広げられる。競争相手を出し抜いて、最後に幸せを手にするのは誰?多くの文学賞を総なめにし、世界中で愛されているストーリーテラー、ゲイマンが描く胸躍る冒険ファンタジー。話題の映画原作。

(「BOOK」データベースより)

1998年


The Djinn in the Nightingale's Eye

A・S・バイアット
A. S. Byatt

1997年


The Wood Wife

テリ・ウィンドリング
Terri Windling

1996年


Waking the Moon

エリザベス・ハンド
Elizabeth Hand

1995年

Something Rich and Strange

パトリシア・A・マキリップ
Patricia A. McKillip

1994年


The Porcelain Dove

デリア・シャーマン
Delia Sherman

1993年


Briar Rose

ジェイン・ヨーレン
Jane Yolen

1992年


A Woman of the Iron People


Eleanor Arnason

1991年

吟遊詩人トーマス
Thomas the Rhymer

エレン・カシュナー
Ellen Kushner

その昔、類まれな美貌と比類なき詩歌の才を授かった詩人がいた。その名はトーマス。ある日、彼は白馬に乗った美しい貴婦人と出会った。その正体は、トーマスに惹かれてやってきた妖精の女王だった。女王は、7年間愛人として仕えることを条件にトーマスをエルフランドルに連れてゆくが…。〈まことのトーマス〉と呼ばれた伝説の吟遊詩人の波乱に富んだ生涯をあざやかに謳いあげ、1991年度世界幻想文学大賞に輝いた珠玉作。

(「BOOK」データベースより)

1990年

石の夢
The Stress of Her Regard

ティム・パワーズ
Tim Powers

19世紀初頭のイングランド。結婚式を翌日に控え、友人たちと独身最後のパーティを楽しんでいた産科医クロフォードは、ふとしたはずみで、とある宿屋の中庭にあった石像の指に結婚指輪をはめてしまった。ところが、その石像の正体は眠りについていた吸血鬼だった―。クロフォードの行為は吸血鬼との結婚の儀式になってしまったのだ。目覚めた吸血鬼は、クロフォードを自分のものにしようと執拗に後を追いはじめた…。

(「BOOK」データベースより)

1989年


Unicorn Mountain

マイクル・ビショップ
Michael Bishop

1988年

奇跡の少年
Seventh Son

オースン・スコット・カード
Orson Scott Card

18世紀末、北米大陸はヨーロッパ諸国の植民地として分割され、多くのアメリカ人が新しい土地を目指して西へと向かっていた。旅は危険に満ちていた。森には精霊が宿り、先住民が白人の頭皮を狙って潜んでいた。そんな森の奥深くで、特別な力を持った子供、アルヴィンが生まれる。彼はもう何世紀もの間生まれてこなかった、創造主の生まれ変わりだった。しかしアルヴィンの命を狙う黒い影が近づいてきているのを彼は知らずにいた…。米SF界の俊英が描くファンタジーの最高峰。世界幻想文学大賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1987年

風のガリアード
The Folk of the Air

ピーター・S・ビーグル
Peter S. Beagle

学生時代を過ごした町にひさしぶりでもどったリュート演奏家ファレルは、昔の恋人に連れられて舞踏会に出席した。そこで繰り広げられていたのは、現代アメリカから中世にタイムスリップしたかのような光景だった。やがて、舞踏会を主催した人々と交際するようになったファレルのまわりで、つぎつぎと不思議な出来事が起こりはじめる…。傑作モダン・ファンタジィ『最後のユニコーン』の著者が18年の沈黙を破って放つ長篇。

(「BOOK」データベースより)

1986年

鳥姫伝
Bridge of Birds

バリー・ヒューガート
Barry Hughart

唐代中国の静かな村庫福で、子どもたちが謎の病に倒れた。純朴な村の少年十牛は、助けを求めて北京へ赴き、老賢者李高と出会う。玉にきずある性格ながら、抜群の頭脳を持つ彼の診断では、治療法はたったひとつ、幻の薬草しかない。大力参と呼ばれるその薬草を捜し、李高と十牛は旅に出る。中国全土を巡り、数々の魔物と闘ううちに耳にした手がかりは、鳥姫の不思議な伝説だった―奇想天外かつ幻想的な中国ファンタジイ。

(「BOOK」データベースより)

1985年


Cards of Grief

ジェイン・ヨーレン
Jane Yolen

1984年


When Voiha Wakes

ジョイ・チャント
Joy Chant

1983年


The Firelings

キャロル・ケンダル
Carol Kendall

1982年

リトル、ビッグ
Little, Big

ジョン・クロウリー
John Crowley

大都会の彼方、とある森のはずれに、此岸と彼岸とをつなぐ一軒の広大な屋敷「エッジウッド」が建っていた。そこでは現実と空想の世界が交錯し、一族は妖精の存在を信じていた。19XX年夏のある日、一人の青年スモーキィ、バーナブルが「エッジウッド」邸の主ドリンクウォーター博士の娘と婚礼を挙げるために屋敷を訪れた。「察するところ―君は、どんな世界に飛び込んでゆくのか承知していると思うが…」そこに暮らすことになったスモーキィは、やがて自分がその一族にまつわる謎と神秘の世界にからめとられ、長い長い物語のうちに引きずり込まれていることに気づきはじめた…。SF・ファンタジー界の異才ジョン・クロウリーの名を一躍高からしめた、壮大なスケールで描く現代の叙事詩。世界幻想文学大賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1981年

終わらざりし物語
Unfinished Tales

J・R・R・トールキン
J. R. R. Tolkien

エアレンディルの父であり、アラゴルンへと続くヌーメノール王家の祖である、トゥオルのエルフの隠れ王国へといたる、苦難と不思議の旅路。冥王モルゴスの憎しみを一身に受けた不屈なるフーリンと、その子、竜退治のトゥーリン・トゥランバールに降りかかった過酷な運命。中つ国のギル=ガラドと親交を結び、サウロンの危機に対処し港を創建した、ヌーメノールの王とその妻の物語。魔法の森ローリエンの奥方ガラドリエルとケレボルンをめぐるいくつもの伝説。

(「BOOK」データベースより)

1975年


A Midsummer Tempest

ポール・アンダースン
Poul Anderson

1974年


The Hollow Hills

メアリー・スチュアート
Mary Stewart

1973年

翼あるものたちの女王
The Song of Rhiannon

エヴァンジェリン・ウォルトン
Evangeline Walton

戦が終わり、生き残ったのは王弟マナウィダンら七人のみであった。兄妹を失い行くあてもないマナウィダンに、ダヴェドの若き大公プラデリは一緒に故郷に来ないかと誘う。寡婦となった母フリアノンの話し相手になってほしいというのだ。マナウィダンはかつてダヴェドを訪れた際に彼女に会い、強く心惹かれていた。傷心の英雄を待つ運命やいかに。神話ファンタジーの金字塔シリーズ。

(「BOOK」データベースより)

1972年

赤い月と黒の山
Red Moon and Black Mountain

ジョイ・チャント
Joy Chant

1971年


The Crystal Cave

メアリー・スチュアート
Mary Stewart


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