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ミステリが読みたい!の海外篇ランキングです。

ミステリが読みたい! 海外篇

「ミステリが読みたい!」は早川書房がミステリのプロフェッショナルとした人たちに選出してもらった結果を集計したミステリー小説のブック・ランキングです。
奥付が前年の10月1日から本年9月30日までの作品を対象に、書評家、作家、翻訳家、書店員などが海外作品・国内作品のベスト20を選出し、その集計結果が「ミステリマガジン」誌に掲載されます。
国内篇と海外篇に分かれていますが、以下は海外篇でランキングされた1位から10位までの作品です。(年度は対象年度を表示しています。)

年度 作品名
(作品名をクリックするとアマゾンにリンクします。)

2024年

愚者の街

ロス・トーマス

1位 愚者の街(ロス・トーマス)

The Fools In Town Are On Our Side

生まれ落ちたときに母を亡くし、その後は父と二人で上海に渡ったダイ。南京路で爆撃に遭い、気づくと手をつないでいた父親は腕だけになっていた……。娼館のロシア人女性に拾われ、娼婦たちから様々な言葉や文化を学びながら生きのびて成人したダイは、やがて「セクション2」と呼ばれる米国秘密情報部でエージェントとしての活動に従事する。だが、何者かに陥れられて投獄され、情報部からも解雇。彼の出獄を待っていたのは、腐敗した南部の小さな街をさらに腐敗させ再興させるという突拍子もない仕事だった――。一人の男の数奇な運命を綴った壮大なるサーガにして、壮絶なる暴力と騙し合いの狂騒曲。二度のMWA賞に輝くクライム・ノヴェルの巨匠畢生の大作、ついに本邦初登場。(「内容紹介」より)

2位 ナイフをひねれば(アンソニー・ホロヴィッツ)
3位 頬に哀しみを刻め(S・A・コスビー)
4位 卒業生には向かない真実(ホリー・ジャクソン)
5位 恐るべき太陽(ミシェル・ビュッシ)
6位 処刑台広場の女(マーティン・エドワーズ)
7位 トゥルー・クライム・ストーリー(ジョセフ・ノックス)
8位 8つの完璧な殺人(ピーター・スワンソン)
9位 哀惜(アン・クリーヴス)
10位 ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集(ロバート・アーサー)

2023年

われら闇より天を見る

クリス・ウィタカー

1位 われら闇より天を見る(クリス・ウィタカー)

We Begin at the End

自称「無法者」の少女ダッチェスと、過去に囚われた警察署長ウォーク。彼女たちの町に、かつての事件の加害者ヴィンセントが帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱しダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が起こり……(「内容紹介」より)

2位 殺しへのライン(アンソニー・ホロヴィッツ)
3位 優等生は探偵に向かない(ホリー・ジャクソン)
4位 彼は彼女の顔が見えない(アリス・フィーニー)
5位 ポピーのためにできること(ジャニス・ハレット)
6位 名探偵と海の悪魔(スチュアート・タートン)
7位 アリスが語らないことは(ピーター・スワンソン)
8位 キュレーターの殺人(M・W・クレイヴン)
9位 魔王の島(ジェローム・ルブリ)
10位 ギャンブラーが多すぎる(ドナルド・E・ウェストレイク)

2022年

自由研究には向かない殺人

ホリー・ジャクソン

1位 自由研究には向かない殺人(ホリー・ジャクソン)

A Good Girl's Guide to Murder

イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)"に取り組んでいた。題材は5年前の少女失踪事件。交際相手の少年が遺体で発見され、警察は彼が少女を殺害して自殺したと発表した。少年と親交があったピップは彼の無実を証明するため、自由研究を隠れ蓑に真相を探る。調査と推理で次々に判明する新事実、二転三転する展開、そして驚きの結末。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、イギリスで大ベストセラーとなった謎解き青春ミステリ!(「内容紹介」より)

2位 ヨルガオ殺人事件(アンソニー・ホロヴィッツ)
3位 木曜殺人クラブ(リチャード・オスマン)
4位 父を撃った12の銃弾(ハンナ・ティンティ)
5位 オクトーバー・リスト(ジェフリー・ディーヴァー)
6位 第八の探偵(アレックス・パヴェージ)
7位 彼と彼女の衝撃の瞬間(アリス・フィーニー)
8位 見知らぬ人(エリー・グリフィス)
9位 スリープウォーカー(ジョセフ・ノックス)
9位 台北プライベートアイ(紀蔚然)

2021年

その裁きは死

アンソニー・ホロヴィッツ

1位 その裁きは死(アンソニー・ホロヴィッツ)

The Sentence is Death

実直さが評判の弁護士が殺害された。裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字“182”。被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。わたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査に引きずりこまれて―。絶賛を博した『メインテーマは殺人』に続く、驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。(「BOOK」データベースより)

2位 指差す標識の事例(イーアン・ペアーズ)
3位 ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ)
4位 三分間の空隙(アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム)
5位 あの本は読まれているか(ラーラ・プレスコット)
6位 カメレオンの影(ミネット・ウォルターズ)
7位 スパイはいまも謀略の地に(ジョン・ル・カレ)
8位 死んだレモン(フィン・ベル)
9位 流れは、いつか海へと(ウォルター・モズリイ)
10位 時計仕掛けの歪んだ罠(アルネ・ダール)

2020年

メインテーマは殺人

アンソニー・ホロヴィッツ

1位 メインテーマは殺人(アンソニー・ホロヴィッツ)

The Word is Murder

自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は、自分が殺されると知っていたのか?作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知りあった元刑事ホーソーンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる…。自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!(「BOOK」データベースより)

2位 ザ・ボーダー(ドン・ウィンズロウ)
3位 ディオゲネス変奏曲(陳浩基)
4位 国語教師(ユーディト・W・タシュラー)
5位 ブルーバード、ブルーバード(アッティカ・ロック)
6位 休日はコーヒーショップで謎解きを(ロバート・ロプレスティ)
7位 ケイトが恐れるすべて(ピーター・スワンソン)
8位 イヴリン嬢は七回殺される(スチュアート・タートン)
9位 拳銃使いの娘(ジョーダン・ハーパー)
10位 ピクニック・アット・ハンギングロック(ジョーン・リンジー)

2019年

カササギ殺人事件

アンソニー・ホロヴィッツ

1位 カササギ殺人事件(アンソニー・ホロヴィッツ)

Magpie Murders

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!(「BOOK」データベースより)

2位 そしてミランダを殺す(ピーター・スワンソン)
3位 乗客ナンバー23の消失(セバスチャン・フィツェック)
4位 IQ(ジョー・イデ)
5位 元年春之祭(陸秋槎)
6位 白墨人形(C・J・チューダー)
7位 黒い睡蓮(ミシェル・ビュッシ)
8位 許されざる者(レイフ・GW・ペーション)
9位 あなたを愛してから(デニス・ルヘイン)
10位 蝶のいた庭(ドット・ハチソン)

2018年

フロスト始末

R・D・ウィングフィールド

1位 フロスト始末(R・D・ウィングフィールド)

A Killing Frost

今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署に居合わせたフロスト警部は、強姦・脅迫・失踪と、次々起こる厄介な事件をまとめて担当させられる。警部がそれらの捜査に追われている裏で、マレット署長は新たに着任したスキナー主任警部と組み、フロストをよその署に異動させようと企んでいた…。史上最大のピンチに陥った警部の苦闘を描く、超人気警察小説シリーズ最終作。(「BOOK」データベースより)

2位 湖畔荘(ケイト・モートン)
3位 東の果て、夜へ(ビル・ビバリー)
4位 コードネーム・ヴェリティ(エリザベス・ウェイン)
5位 その犬歩むところ(ボストン・テラン)
6位 湖の男(アーナルデュル・インドリダソン)
7位 シンパサイザー(ヴィエト・タン・ウェン)
8位 青鉛筆の女(ゴードン・マカルパイン)
9位 悪魔の星(ジョー・ネスボ)
10位 その雪と血を(ジョー・ネスボ)
10位 約束(ロバート・クレイス)

2017年

熊と踊れ

アンデシュ・ルースルンド, ステファン・トゥンベリ

1位 熊と踊れ(アンデシュ・ルースルンド, ステファン・トゥンベリ)

Bjorndansen

凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセント三人兄弟。独立した彼らは、軍の倉庫からひそかに大量の銃器を入手する。その目的とは史上例のない銀行強盗計画を決行することだった―。連続する容赦無い襲撃。市警のブロンクス警部は、事件解決に執念を燃やすが…。はたして勝つのは兄弟か、警察か。スウェーデンを震撼させた実際の事件をモデルにした迫真の傑作。最高熱度の北欧ミステリ。(「BOOK」データベースより)

2位 ミスター・メルセデス(スティーヴン・キング)
3位 拾った女(チャールズ・ウィルフォード)
4位 ザ・カルテル(ドン・ウィンズロウ)
5位 悲しみのイレーヌ(ピエール・ルメートル)
6位 スキン・コレクター(ジェフリー・ディーヴァー)
7位 背信の都(ジェイムズ・エルロイ)
8位 終わりなき道(ジョン・ハート)
9位 ミレニアム4(ダヴィド・ラーゲルクランツ)
10位 プラハの墓地(ウンベルト・エーコ)

2016年

ありふれた祈り

ウィリアム・ケント・クルーガー

1位 ありふれた祈り (ウィリアム・ケント・クルーガー)

Ordinary Grace

1961年、ミネソタ州の田舎町。13歳のフランクは、牧師の父と芸術家肌の母、音楽の才能がある姉や聡明な弟とともに暮らしていた。ある夏の日、思いがけない悲劇が家族を襲い穏やかだった日々は一転する。悲しみに打ちひしがれるフランクは、平凡な日常の裏に秘められていた事実を知ることになり…エドガー賞をはじめ4大ミステリ賞の最優秀長篇賞を独占し、「ミステリが読みたい!」で第1位に輝いた傑作。(「BOOK」データベースより)

2位 声 (アーナルデュル・インドリダソン)
3位 悪魔の羽根 (ミネット・ウォルターズ)
4位 夏の沈黙 (ルネ・ナイト)
5位 もう過去はいらない (ダニエル・フリードマン)
6位 エンジェルメイカー (ニック・ハーカウェイ)
7位 髑髏の檻 (ジャック・カーリイ)
8位 街への鍵 (ルース・レンデル)
9位 偽りの楽園 (トム・ロブ・スミス)
10位 禁忌 (フェルディナント・フォン・シーラッハ)

2015年

その女アレックス

ピエール・ルメートル

1位 その女アレックス (ピエール・ルメートル)

ALEX

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

2位 秘密 (ケイト・モートン)
3位 ゴーストマン 時限紙幣 (ロジャー・ホッブズ)
4位 養鶏場の殺人/火口箱 (ミネット・ウォルターズ)
5位 もう年はとれない (ダニエル・フリードマン)
6位 逃げる幻 (ヘレン・マクロイ)
7位 地上最後の刑事 (ベン・H・ウィンタース)
8位 凍氷 (ジェイムズ・トンプソン)
9位 ハリー・クバート事件 (ジョエル・ディケール)
10位 三秒間の死角 (アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム)

2014年

遮断地区

ミネット・ウォルターズ

1位 遮断地区 (ミネット・ウォルターズ)

Acid Row

バシンデール団地に越してきた老人と息子は、小児性愛者だと疑われていた。ふたりを排除しようとする抗議デモは、彼らが以前住んでいた街で十歳の少女が失踪したのをきっかけに、暴動へ発展する。団地は封鎖され、石と火焔瓶で武装した二千人の群衆が襲いかかる。医師のソフィーは、暴徒に襲撃された親子に監禁されて…。現代英国ミステリの女王が放つ、新境地にして最高傑作。(「BOOK」データベースより)

2位 緑衣の女 (アーナルデュル・インドリダソン)
3位 冬のフロスト (R・D・ウィングフィールド)
4位 夜に生きる (デニス・ルヘイン)
5位 シスターズ・ブラザーズ (パトリック・デウィット)
6位 ポーカー・レッスン (ジェフリー・ディーヴァー)
7位 11/22/63 (スティーヴン・キング)
8位 コリーニ事件 (フェルディナント・フォン・シーラッハ)
9位 終わりの感覚 (ジュリアン・バーンズ)
10位 スケアクロウ (マイクル・コナリー)

2013年

湿地

アーナルデュル・インドリダソン

1位 湿地(アーナルデュル・インドリダソン)

Myrin

レイキャヴィクの湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。侵入の形跡はなし。何者かが突発的に殺害し逃走したらしい。ずさんで不器用、典型的なアイスランドの殺人。だが、残されたメッセージが事件の様相を変えた。明らかになる被害者の過去。肺腑をえぐる真相。ガラスの鍵賞2年連続受賞の快挙を成し遂げ、CWAゴールドダガーを受賞した、北欧ミステリの巨人の話題作。(「BOOK」データベースより)

2位 解錠師(スティーヴ・ハミルトン)
3位 占領都市 TOKYO YEAR ZERO II(デイヴィッド・ピース)
4位 特捜部Q ―Pからのメッセージ― (ユッシ・エーズラ・オールスン)
5位 鷲たちの盟約(アラン・グレン)
6位 追撃の森(ジェフリー・ディーヴァー)
7位 無罪(スコット・トゥロー)
8位 真鍮の評決 リンカーン弁護士(マイクル・コナリー)
9位 ローラ・フェイとの最後の会話(トマス・H・クック)
10位 罪悪(フェルディナント・フォン・シーラッハ)

2012年

二流小説家

デイヴィッド・ゴードン

1位 

二流小説家(デイヴィッド・ゴードン)

The Serialist

残忍な手口で四人の女性を殺害したとして死刑判決を受けたダリアン・クレイから、しがない小説家のハリーに手紙が届く。死刑執行を目前にしたダリアンが事件の全貌を語る本の執筆を依頼してきたのだ。世間を震撼させた殺人鬼の告白本!ベストセラー間違いなし!だが刑務所に面会に赴いたハリーは思いもかけぬ条件を突きつけられ…アメリカで絶賛され日本でも年間ベストテンの第1位を独占した新時代のサスペンス。(「BOOK」データベースより)

2位 犯罪(フェルディナント・フォン・シーラッハ)
3位 サトリ(ドン・ウィンズロウ)
4位 背後の足音(ヘニング・マンケル)
5位 エージェント6(トム・ロブ・スミス)
6位 ブラッド・ブラザー(ジャック・カーリイ)
7位 忘れられた花園(ケイト・モートン)
8位 ロードサイド・クロス(ジェフリー・ディーヴァー)
9位 死刑囚(アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム)
10位 特捜部Q ―檻の中の女― (ユッシ・エーズラ・オールスン)

2011年

ラスト・チャイルド

ジョン・ハート

1位 ラスト・チャイルド(ジョン・ハート)

The Last Child

少年ジョニーの人生はある事件を境に一変した。優しい両親と瓜二つのふたごの妹アリッサと平穏に暮らす幸福の日々が、妹の誘拐によって突如失われたのだ。事件後まもなく父が謎の失踪を遂げ、母は薬物に溺れるように…。少年の家族は完全に崩壊した。だが彼はくじけない。家族の再生をただひたすら信じ、親友と共に妹の行方を探し続ける―早川書房創立65周年&ハヤカワ文庫40周年記念作品。英国推理作家協会賞受賞。(「BOOK」データベースより)

2位 ノンストップ!(サイモン・カーニック)
3位 エコー・パーク(マイクル・コナリー)
4位 陸軍士官学校の死(ルイス・ベイヤード)
5位 「ファージング」三部作(ジョー・ウォルトン)
6位 卵をめぐる祖父の戦争(デイヴィッド・ベニオフ)
7位 音もなく少女は(ボストン・テラン)
8位 沼地の記憶(トマス・H・クック)
9位 ツーリスト 沈みゆく帝国のスパイ(オレン・スタインハウアー)
10位 ベルファストの12人の亡霊(スチュアート・ネヴィル)

2010年

ミレニアム1~3

スティーグ・ラーソン

1位 ミレニアム1~3(スティーグ・ラーソン)

Millennium

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。(「BOOK」データベースより)

2位 グラーグ57(トム・ロブ・スミス)
3位 ユダヤ警官同盟(マイケル・シェイボン)
4位 川は静かに流れ(ジョン・ハート)
5位 犬の力(ドン・ウィンズロウ)
6位 死神を葬れ(ジョシュ・バゼル)
7位 リンカーン弁護士(マイクル・コナリー)
8位 迷惑なんだけど?(カール・ハイアセン)
9位 スリーピング・ドール(ジェフリー・ディーヴァー)
9位 メアリー-ケイト(ドゥエイン・スウィアジンスキー)

2009年

運命の日

デニス・ルヘイン

1位 運命の日(デニス・ルヘイン)

The Given Day

戦争は終結に向かい、ロシアで革命が起き、そして罹患すれば死にいたるインフルエンザが流行の兆しを見せる1918年。ボストン市警察の若き巡査ダニーは、組合を結成しようとする急進グループへの潜入捜査を命じられる。同じ頃、遠く離れたオクラホマで殺人を犯してしまった黒人青年ルーサーは追手を逃れるためボストンへとやってくる。二人の青年の人生が思わぬ形で交錯する時、時代のうねりは発火点を迎えようとしていた。(「BOOK」データベースより)

2位 フロスト気質(R・D・ウィングフィールド)
3位 ザ・ロード(コーマック・マッカーシー)
4位 チャイルド44(トム・ロブ・スミス)
5位 深海のYrr(フランク・シェッツィング)
5位 ブルー・ヘヴン(C・J・ボックス)
6位 ウォッチメイカー(ジェフリー・ディーヴァー)
8位 ロミオ(ロバート・エリス)
9位 タンゴステップ(ヘニング・マンケル)
10位 ダルジールの死(レジナルド・ヒル)

2008年

ロング・グッドバイ

レイモンド・チャンドラー

1位 ロング・グッドバイ(レイモンド・チャンドラー)

The Long Goodbye

私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた…大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が、村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

2位 再起(ディック・フランシス)
3位 狂人の部屋(ポール・アルテ)
4位 灯台(P・D・ジェイムズ)
5位 病める狐(ミネット・ウォルターズ)
6位 目くらましの道(ヘニング・マンケル)
7位 路上の事件(ジョー・ゴアズ)
8位 災いの古書(ジョン・ダニング)
9位 リヴァイアサン号殺人事件(ボリス・アクーニン)
10位 双生児(クリストファー・プリースト)