ローカス賞(Locus Award)SF長篇部門受賞作

ローカス賞(Locus Award)はアメリカのSF情報誌「ローカス(Locus)」の読者投票で選ばれるSF・ファンタジィ作品を対象とした文学賞で、長編・中編・短編・ヤングアダルト・新人賞等々いくつかの部門賞があります。
長編賞は1980年以降にSF部門とファンタジィ部門に分かれました。
以下はSF長篇部門(Best Science Fiction Novel)の受賞作の一覧です。

年度 作品名 内容(「BOOK」データベースより)

2020年


The City in the Middle of the Night

チャーリー・ジェーン・アンダーズ
Charlie Jane Anders

2019年

宇宙【そら】へ
The Calculating Stars

メアリ・ロビネット・コワル
Mary Robinette Kowal

ヒューゴー賞/ネビュラ賞/ローカス賞 アメリカ主要SF3賞を制覇した話題作。巨大隕石落下により人類は生き残りをかけて宇宙開発に乗り出すことに。星々を目指す女性パイロットを描く改変歴史/宇宙開発SF。

(「内容紹介」より)

2018年

星間帝国の皇女 ―ラスト・エンペロー
The Collapsing Empire

ジョン・スコルジー
John Scalzi

相互依存する国家および商業ギルドの神聖帝国、すなわち“インターディペンデンシー”は、異時空内の流れ“フロー”を用いた超光速航行で成立する星間帝国だ。だが、47星系を結ぶ礎である、そのフローが崩壊しつつあった…。父皇帝の死後、カーデニアは惑星ハブで若くして皇位を継ぐ。破滅の迫る帝国で、彼女は権謀術数渦巻く権力争いにのみこまれていくが―“老人と宇宙”著者によるスペースオペラ新シリーズ開幕!

(「BOOK」データベースより)

2017年


Death's End

劉慈欣
Liu Cixin

2016年

星群艦隊
Ancillary Mercy

アン・レッキー
Ann Leckie

アソエクの星系にもついに内乱の戦火が及ぶ。無人の隣接星系に潜む謎の艦、異質にして圧倒的な力をもつ異星種族、そしてラドチの絶対的支配者アナーンダ―数多の難題を前に、ブレクは戦いつづける。デビュー長編シリーズにしてヒューゴー賞、ネビュラ賞、星雲賞など計12冠制覇。本格宇宙SFのニュー・スタンダード“叛逆航路”三部作、堂々完結!前日譚の短編も特別収録。

(「BOOK」データベースより)

2015年

亡霊星域
Ancillary Sword

アン・レッキー
Ann Leckie

ついに内戦が始まった。かつては宇宙戦艦のAIであり、いまはただひとりの生体兵器“属躰”となったブレクは、宿敵アナーンダから艦隊司令官に任じられる。復讐心を胸に秘め、ブレクは正体を隠して新たな艦で出航する。大切な人の妹が住む星系を守るために…。ヒューゴー賞、ネビュラ賞など7冠受賞の話題作『叛逆航路』に続く、本格宇宙SFのニュー・スタンダード第二弾!

(「BOOK」データベースより)

2014年


Abaddon's Gate

ジェイムズ・S.A.コーリィ
James S. A. Corey

2013年

レッドスーツ
Redshirts

ジョン・スコルジー
John Scalzi

銀河連邦の新任少尉ダールは、憧れの宇宙艦隊の旗艦イントレピッド号に配属される。未知なる宇宙への冒険の旅のはじまりだ。しかし、彼と新人仲間はすぐに艦で奇妙なことが起きていると気づく。任務でのクルーの死亡率が異常に高いのに、艦長たち上級士官はまるで死なず、緊急時には謎の装置に頼って問題を解決しているのだ。この世界では何が起こっているのか?自分たちの命がなにものかに操られていると疑い、イントレピッド号の謎を解こうとするダールたちは、やがてとんでもない真実と直面することになる…。アメリカSF界屈指の人気作家による、宇宙冒険ユーモアSF。

(「BOOK」データベースより)

2012年

言語都市
Embassytown

チャイナ・ミエヴィル
China Miville

遙かな未来、人類は辺境の惑星アリエカに居留地“エンバシータウン”を建設し、謎めいた先住種族と共存していた。アリエカ人は、口に相当する二つの器官から同時に発話するという特殊な言語構造を持っている。そのため人類は、彼らと意思疎通できる能力を備えた“大使”をクローン生成し外交を行っていた。だが、平穏だったアリエカ社会は、ある日を境に大きな変化に見舞われる。新任大使エズ/ラーが赴任、異端の力を持つエズ/ラーの言葉は、あたかも麻薬のようにアリエカ人の間に浸透し、この星を動乱の渦に巻き込んでいった…。現代SFの旗手が描く新世代の異星SF。ローカス賞SF長篇部門受賞。

(「BOOK」データベースより)

2011年

ブラックアウト/
オールクリア
Blackout/All Clear

コニー・ウィリス
Connie Willis

2060年、オックスフォード大学の史学生三人は、第二次大戦下のイギリスでの現地調査に送りだされた。メロピーは郊外の屋敷のメイドとして疎開児童を観察し、ポリーはデパートの売り子としてロンドン大空襲で灯火管制(ブラックアウト)のもとにある市民生活を体験し、マイクルはアメリカ人記者としてダンケルク撤退における民間人の英雄を探そうとしていた。ところが、現地に到着した三人はそれぞれ思いもよらぬ事態にまきこまれてしまう…続篇『オール・クリア』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞の三賞を受賞した、人気作家ウィリスの大作。

(「BOOK」データベースより)

2010年

ボーンシェイカー ぜんまい仕掛けの都市
Boneshaker

シェリー・プリースト
Cherie Priest

ブライアはライフルとガスマスクを手に、閉ざされた街へ降り立った―息子を救えるのはあたししかいない。掘削用ドリルマシン“ボーンシェイカー”が暴走し地下の毒ガスが噴出、シアトルの街は見境なく人間を襲う“腐れ人”が跋扈する地獄と化し、高い壁で閉鎖された。ブライアは、消えた父を追って街へ入った息子ジークを救うため、自らも壁の内側にむかう…。ネオ・スチームパンクの旗手によるローカス賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2009年

Anathem

ニール・スティーヴンスン
Neal Stephenson

2008年

ユダヤ警官同盟
The Yiddish Policemen's Union

マイケル・シェイボン
Michael Chabon

安ホテルでヤク中が殺された。傍らにチェス盤。後頭部に一発。プロか。時は2007年、アラスカ・シトカ特別区。流浪のユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還を控え、警察もやる気がない。だが、酒浸りの日々を送る殺人課刑事ランツマンはチェス盤の謎に興味を引かれ、捜査を開始する―。ピューリッツァー賞受賞作家による刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド、開幕。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞三冠制覇。

(「BOOK」データベースより)

2007年

レインボーズ・エンド
Rainbows End

ヴァーナー・ヴィンジヴァーナー・ヴィンジ
Vernor Vinge

発端はサッカーの試合で流れたCMだった。そこから人間をマインド・コントロールする細菌兵器開発の可能性を察知したEU諜報局は、これを阻止するため正体不明のハッカー、“ウサギ”を雇い、サンディエゴのバイオ研究所を一時的にのっとる作戦に出た。ネットワークとウェアラブル・コンピューティングが築き上げる近未来社会を描破する、ローカス賞・ヒューゴー賞受賞の大作。

(「BOOK」データベースより)

2006年

アッチェレランド
Accelerando

チャールズ・ストロス
Charles Stross

時は、21世紀の初頭。マンフレッド・マックスは、行く先々で見知らぬ誰かにオリジナルなアイデアを無償で提供し、富を授けていく恵与経済の実践者。彼のヘッドアップ・ディスプレイの片隅では、複数の接続チャネルが常時、情報洪水を投げかけている。ある日、マンフレッドは立ち寄ったアムステルダムで、予期せぬ接触を受けた。元KGBのAIが亡命の支援を要請しているが、どうやらその正体は学名パヌリルス・インテルルプトゥス―ロブスターのアップロードらしい。人類圏が特異点を迎える前に隔絶された避難所へと泳ぎ去りたいというのだが…。この突飛な申し出に、マンフレッドの拡張大脳皮質が導き出した答えは…“特異点”を迎えた有り得べき21世紀を舞台に、人類の加速していく進化を、マックス家三代にわたる一大年代記として描いた新世代のサイバーパンク。2006年度ローカス賞SF長篇部門受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2005年

The Baroque Cycle (i.e. Quicksilver; The Confusion; The System of the World)

ニール・スティーヴンスン
Neal Stephenson

2004年

イリアム
Ilium

ダン・シモンズ
Dan Simmons

はるか数千年もの未来、地球化された火星のオリュンポス山のふもとに住む学者ホッケンベリーは、イリアムの平原でギリシア神話の神々や英雄たちがホメーロスの『イーリアス』さながらに戦うトロイア戦争を観察していた。神々にナノテクで復活させられたホッケンベリーは、この戦争の記録をとらされていたのだ。だが、彼は思いもよらぬ使命をある女神からさずかる。地球でわずかに生き残っている人類は、仕事も学問もせず、衣食住のあらゆることを自動機械の下僕たちに任せ、享楽的な生活を送っている。この世界の仕組みに疑問をもった男ハーマンやその友人アーダとディーマンは、世界の謎をつきとめるべく旅に出た。木星の衛星エウロパに住む半生物機械モラヴェックのマーンムートは、イオのオルフらとともに、火星探検隊の一員として、火星へと向かった。地球化された火星で起こっている異常な量子擾乱の原因を調査しようというのだが…。「ハイペリオン」四部作で人気のシモンズが、ギリシア神話とSFをみごとに融合させた二部作の第一弾。ローカス賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2003年

The Years of Rice and Salt

キム・スタンリー・ロビンソン
Kim Stanley Robinson

2002年

航路
Passage

コニー・ウィリス
Connie Willis

認知心理学者のジョアンナは、デンヴァーの大病院にオフィスを持ち、朝はER、午後は小児科と、臨死体験者の聞き取り調査に奔走する日々。目的は、NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明すること。一方、神経内科医のリチャードは、疑似NDEを人為的に引き起こしてNDE中の脳の状態を記録する研究計画を立ち上げ、彼女に協力を求める。だが、実験にはトラブルが続出し、やがて被験者が不足する事態に。こうなったら自分でやるしかない。ジョアンナは、みずから死を体験しようと決意するが…。

(「BOOK」データベースより)

2001年

言の葉の樹
The telling

アーシュラ・K.ル・グィン
Ursula K. Le Guin

古い象形文字で書かれた、詩や小説、歴史書、哲学書など、過去のあらゆる本が焚書にされる惑星アカ。科学技術の進んだ大宇宙連合―エクーメンと接触後、圧政がしかれているアカは、伝統的な文化を捨て去り、新たな道を進みはじめていた。そんな世界に観察員として、地球から派遣された若き女性サティが知った伝統文化“語り”とは…『闇の左手』と同じ“ハイニッシュ・ユニヴァース”を舞台に描いたローカス賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2000年

クリプトノミコン
Cryptonomicon

ニール・スティーヴンスン
Neal Stephenson

第二次大戦前夜、プリンストン大学に学ぶ青年ローレンスは、数学への興味を同じくする英国人留学生チューリングと出会う。やがて彼らは、戦争の帰趨を左右する暗号戦の最前線で戦うことに…それから半世紀、ローレンスの孫ランディもネット技術者として暗号に関わっていた。彼は大戦との因縁深いある策謀に巻きこまれていくが!?暗号をめぐり、二つの時代―第二次大戦中と現代で展開される情報戦を描く冒険SF大作。ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1999年

犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎
To Say Nothing of the Dog: Or How We Found the Bishop's Bird Stump At Last

コニー・ウィリス
Connie Willis

人類はついに過去への時間旅行を実現した。その技術を利用し、オックスフォード大学は、第二次大戦中、空襲で焼失したコヴェントリー大聖堂復元計画に協力している。史学部の大学院生ネッドは、大聖堂にあったはずの“主教の鳥株”を探せと計画の責任者レイディ・シュラプネルに命じられた。だが、21世紀と20世紀を何度も往復して疲労困憊、とうとう過労で倒れてしまった!?SFと本格ミステリを絶妙に融合させた話題作。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1998年

エンディミオンの覚醒
The Rise of Endymion

ダン・シモンズ
Dan Simmons

人類がカトリック教会、パクスの支配下におかれた32世紀。惑星ハイペリオンの青年エンディミオンは、老詩人サイリーナスの依頼で“時間の墓標”から現われた少女アイネイアーをパクスの手から守りぬき、地球にたどりついた。それから4年、アイネイアーは、人類の救世主たる自らの使命を果たすべくパクス支配領域への帰還を決意する。そして彼女と行動をともにしてきたエンディミオンもまた新たな冒険へと旅立つが…。

(「BOOK」データベースより)

1997年

ブルー・マーズ
Blue Mars

キム・スタンリー・ロビンスン
Kim Stanley Robinson

地球の治安部隊は火星の軌道上にまで撤退し、無血革命は成功するかに思われた。だが和平交渉中、過激な一分派が宇宙エレヴェーターに攻撃を開始する。第一次火星革命の悪夢が繰り返されてしまうのか?壮大な火星入植計画をリアルに描きSF史上に不滅の金字塔を打ち立てた、『レッド・マーズ』『グリーン・マーズ』に続く“火星三部作”完結編。ヒューゴー賞、ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1996年

ダイヤモンド・エイジ
The Diamond Age: Or, a Young Lady's Illustrated Primer

ニール・スティーヴンスン
Neal Stephenson

日常に普及したナノテクノロジーが、文明社会を根底から変容させた21世紀中葉。世界は、多種多様な人種・宗教・主義・嗜好の集まりからなる国家都市に細分化されていた。文化の坩堝・上海でヴィクトリア時代復興を願うフィンクル=マグロウ卿は、孫娘の教育のため、若き淑女のための絵入り初等読本の開発をナノテクノロジストのハックワースに依頼した。ナノテクの粋を集めたプライマーは、読み手を主人公とし、その境遇を“物語”に取りこみながら教育していく、究極のインタラクティヴ・ソフトだった。しかし、ハックワースが自分の娘のために不正コピーした〈プライマー〉は、ある事件をきっかけに、貧困と虐待の境遇にある少女ネルの手にわたってしまう。プライマーをめぐる複雑な思惑が渦巻くなか、そのささやかな物語によって育てられたネルは、己れの人生という大いなる物語を切り拓き、その物語の力は、やがて激動の世界そのものを変えてゆく。『ニューロマンサー』の“近未来”に『ハイペリオン』の“叙事詩”をリミックスし、デジタル仕様の世界観を華麗かつ過激に超越する、SF新紀元のパラダイムシフト。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1995年

ミラー・ダンス
Mirror Dance

ロイス・マクマスター・ビジョルド
Lois Mcmaster Bujold

マイルズの留守に乗じて傭兵艦隊に潜入した、彼そっくりの偽物―クローンのマーク。特命任務と偽って快速艇とコマンド部隊を手に入れ、ジャクソン統一惑星へ侵攻した。だがマイルズならぬ身、攻略にしくじり、進退きわまってしまう。急遽あとを追って戦地に赴いたマイルズだったが、マークたちの救出作戦敢行のさなか、あろうことか敵弾の直撃を受けて…マイルズが死んだ。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1994年

グリーン・マーズ
Green Mars

キム・スタンリー・ロビンスン
Kim Stanley Robinson

2061年のカタストロフィののち、火星社会は驚くべき復興を遂げていた。いまや火星を支配している暫定統治機構は地球の超国籍企業体そのものであり、火星の緑化がもたらす可能なかぎりの富を手に入れようとしている。秘密コロニーに潜んだ“最初の百人”の生き残りたちは、これに対抗するべくレジスタンス活動に出るが…。現代SF界の最前線に立つ著者が、『レッド・マーズ』に続いて驚異的な取材力と卓越した想像力を駆使して放つ、途方もなくリアルな未来の火星像。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1993年

ドゥームズデイ・ブック
Doomsday Book

コニー・ウィリス
Connie Willis

歴史研究者の長年の夢がついに実現した。過去への時間旅行が可能となり、研究者は専門とする時代を直接観察することができるようになったのだ。オックスフォード大学史学部の女子学生キヴリンは、実習の一環として前人未踏の14世紀に送られた。だが、彼女は中世に到着すると同時に病に倒れてしまった…はたして彼女は未来に無事に帰還できるのか?ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞を受賞した、タイムトラベルSF。

(「BOOK」データベースより)

1992年

バラヤー内乱
Barrayar

ロイス・マクマスタ-・ビジョルド
Lois McMaster Bujold

幼年皇帝の摂政として惑星国家の統治を委ねられた、退役提督アラール。だが、その前途には暗雲が忍び寄り、反旗は一夜にして翻された。首都は制圧され、この辺境の星は未曾有の窮地に立たされる。アラールの妻コーデリアは五歳の皇帝を預かり、辺境の山中へ逃れるが…。シリーズ主人公となるマイルズの誕生前夜の激動を描き、ヒューゴー賞・ローカス賞を制したシリーズ中の白眉。

(「BOOK」データベースより)

1991年

ハイペリオンの没落
The Fall of Hyperion

ダン・シモンズ
Dan Simmons

連邦の首星TC2から、色鮮やかな光条を描いて、FORCE無敵艦隊が出撃していく。めざすは謎の遺跡「時間の墓標」を擁する惑星ハイペリオン。宇宙の蛮族アウスターから人類連邦を守るための壮絶なる戦いの火蓋が、いままさに切って落とされようとしていた。いっぽうハイペリオンでは、連邦の密命を受けた七人の男女が、ついに「時間の墓標」に到着していた。長い旅路のはてに、その地で彼らを待ちうけていたのは…?『SFが読みたい!2001年版』が選ぶ90年代ベストSF第1位。ついに銀河を揺るがす戦いの火蓋は切られたハイペリオン・シリーズ、驚天動地の第二部。

(「BOOK」データベースより)

1990年

ハイペリオン
Hyperion

ダン・シモンズ
Dan Simmons

28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1989年

サイティーン
Cyteen

C・J・チェリイ
C. J. Cherryh

〈辺境〉星域における反地球勢力〈同盟〉の中心地、惑星サイティーン。ここでは植民政策にともなう人員増強のため、徹底した遺伝子操作とテープ学習によって人間が“製造”されていた。この技術を管理する遺伝子工学研究所は、ひとりの老獪な女性科学者アリアンが全権を掌握している。才能と権力をほしいままにする彼女が極秘のうちにすすめる、きわめて危険な試みとは。ヒューゴー賞に輝く傑作SF巨篇、堂々の開幕。

(「BOOK」データベースより)

1988年

知性化戦争
The Uplift War

ディヴィッド・ブリン
David Brin

人類=イルカ混成チームの探険船〈ストリーカー〉号が、銀河史を解明するうえで重要な証拠を発見したという知らせに全銀河情勢は一変した。五銀河の覇権を虎視耽々と狙う銀河列強が、その秘密をおのがものとして他種族の優位に立つべく激烈な抗争を開始したのだ。辺境の植民惑星ガースにも、その波紋は容赦なく押し寄せてきた―列強諸族のひとつ鳥類型エイリアンのグーブルーが、宇宙艦隊を率いて突如来襲、人類とその僚友ネオ・チンパンジーの暮らすこの星への侵攻作戦を開始したのである。ファン待望の未曽有のSFスペクタクル開幕。ヒューゴー賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1987年

死者の代弁者
Speaker for the Dead

オースン・スコット・カード
Orson Scott Card

エンダーによる異星種族バガー皆殺しから3000年後、銀河各地へと植民地を広げていた人類は、ついに第二の知的異星種族と遭遇した。新たに入植したルシタニア星に棲むピギー族が、高い知性を持つことが発見されたのだ。バガーのときと同じ過ちを繰り返さないため、人類は慎重にピギー族と接する。そのころエンダーは、姉ヴァレンタインとともにトロンヘイム星を訪れていたが…ヒューゴー/ネビュラ両賞受賞に輝く続篇登場!

(「BOOK」データベースより)

1986年

ポストマン
The Postman

デイヴィッド・ブリン
David Brin

最終戦争ですべてが崩壊し、廃墟となったアメリカで、人々は小さな集落をきずき、やっと生きのびていた。ゴードンは、そんな世界をひとりで生き抜いてきた男だった。だが、山中に遺棄された郵便配達のジープを発見したとき、彼の運命は大きく変わった。郵便配達の制服を着たゴードンは、アメリカ再建をめざし、孤立無援の戦いに挑むが…キャンベル記念賞、ローカス賞受賞、ケビン・コスナー監督・主演で映画化の話題作。

(「BOOK」データベースより)

1985年

インテグラル・ツリー
The Integral Trees

ラリー・ニーヴン
Larry Niven

中性子星ヴォイの周囲をめぐる直径数万キロの濃密な大気の輪〈スモーク・リング〉は、奇怪な動植物にあふれた、自由落下状態の楽園だった。なかを漂う巨大な積分記号形の樹“インテグラル・ツリー”では、地球からやってきた播種ラム・シップの乗員の末裔たちが、牧歌的な暮らしを営んでいる。だかそのクィン一族に、いま飢饉の恐怖が忍びよろうとしていた。新たな食料を見つけて一族を救うべく、壮大な旅に出た若者たちが遭遇したものは?ハードSFの巨匠が『リングワールド』にまさるとも劣らぬ魅力的でカラフルな世界をみごとに創造し、ファンを熱狂させた最新SF!ローカス賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1984年

スタータイド・ライジング
Startide Rising

ディヴィッド・ブリン
David Brin

人類=イルカ混成チームの乗り組む初の探険船〈ストリーカー〉は太古の漂流船団を発見した。だが、銀河史の謎を解明する手掛りとなる船団の情報を狙って、人類に敵対する数多くの銀河種族が、いっせいに大艦隊をくり出してきたのだ! 新鋭が壮大な未来史を背景に放つSF巨篇

(「BOOK」データベースより)

1983年

ファウンデーションの彼方へ
Foundation's Edge

アイザック・アシモフ
Isaac Asimov

設立から五百年、第一ファウンデーションは今、その力の絶頂にあった。野蛮な状態に逆行した周辺惑星を併合し、死にかけた帝国や恐るべき超能力を持つミュールや謎に包まれた第二ファウンデーションをも打ち負かし…天才科学者セルダンがうち立てた第二帝国建設のプランは、順調に進行しているかに見えた。だが、それを信じない人物がただ一人いたのだ!全世界のファンから絶大な支持を受ける巨匠の傑作シリーズ第四弾。ヒューゴー賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1982年

多彩の地
The Many-Colored Land

ジュリアン・メイ
Julian May

1981年

雪の女王
The Snow Queen

ジョーン・D.ヴィンジ
Joan D. Vinge

惑星ティアマットにいま〈交替〉のときが訪れようとしていた。〈双子〉と呼ばれる太陽がブラックホールである〈黒い門〉に近づくとき、もうひとつの太陽〈夏の星〉は輝きを増し、〈主導世界〉と唯一の連絡路である〈黒い門〉は使用不能となる。ティアマットは通商停止の世界、大宇宙の孤島となるのだ。150年にわたって〈冬の女王〉の治世は終わり〈交替〉を象徴する〈祭り〉とともに、〈夏の女王〉の治世が始まる。だが、〈生命の水〉によって永遠の若さを保つ〈雪の女王〉アリエンロードは、むざむざと〈冬〉を〈夏〉にあけわたす気はなかった…ヒューゴー賞受賞作!

(「BOOK」データベースより)

1980年

ティーターン
Titan

ジョン・ヴァーリイ
John Varley

NASA所属の深宇宙探査船《リングマスター》が発見した土星の新衛星は、実は世代型恒星間宇宙船らしい。人類で初めて異星人と接触すべく、《リングマスター》は接近を開始する。そのとき、未知の宇宙船からタコの脚のような物体が何百本となく伸びてきて探査船をからめとった。SF界期待の星ジョン・ヴァーリイの意欲作。

(「BOOK」データベースより)

1979年

夢の蛇
Dreamsnake

ヴォンダ・N・マッキンタイア
Vonda N. Mcintyre

烈風が吹きすさぶ荒れ果てた砂漠を、スネークはさまよっていた。彼女の職業は〈治療師〉。蛇の毒素から抗体をつくって、病人を癒す者。だが今のスネークには、その資格はなかった。治療のために必要な三匹の蛇のうち、スネーク自身がつくりあげた“夢の蛇”が殺されてしまったのだ。かくしてスネークは、新たなる夢の蛇を手に入れるべく、核戦争の爪跡も消えやらぬ荒野に旅立つが、その行手には何者かの邪悪な影がちらつき、旅を妨害するのだった!ル・グィン、ティプトリーと並び称される閨秀作家が流麗なタッチで描き、ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞に輝いた傑作SF。

(「BOOK」データベースより)

1978年

ゲイトウエイ
Gateway

フレデリック・ポール
Frederik Pohl

金星付近の小惑星で発見された千隻あまりの宇宙船―それは、謎のヒーチー人が残した超光速船だった。この船を使えば、人類の念願の恒星への飛行が可能となる。だが、操縦方法は皆目わからなかった。目的地も、要する時間も、エネルギーの残存量もわからぬ状態で飛び立つしかない。行手に待つものは死か、それとも、富を約束する未知の惑星か…。かくて、一攫千金を夢見る冒険家たちによって、スター・ラッシュが始まった!SF界の重鎮が、斬新な手法と躍動感あふれるストーリイ展開とで描き、全米の読者から熱狂的にむかえられた、ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1977年

鳥の歌いまは絶え
Where Late the Sweet Birds Sang

ケイト・ウィルヘイム
Kate Wilhelm

1976年

終りなき戦い
The Forever War

ジョー・ホールドマン
Joe Haldeman

人類は画期的な新航法コラプサー・ジャンプを発見、 その結果多数の移民船や探検船が果てしない宇宙へ送り出された。 だがそうした船の一隻が、正体不明の異星人に突如攻撃されるという事件が発生し、 これを契機に人類は、トーランと呼ばれるこの異星人との全面戦争に突入した! 苛酷な訓練を受け、殺人機械と化した兵士たちが、 特殊スーツに身を固めて戦地に赴いたものの、 戦況は次第に救いなき泥沼化の様相を呈していった…… 期待の俊英が壮絶なる星間戦争を迫真の筆致で描き 『宇宙の戦士』にまさるとも劣らないと絶賛された、 ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の傑作戦争SF

(「BOOK」データベースより)

1975年

所有せざる人々
The Dispossessed: An Ambiguous Utopia

アーシェラ・K・ル・グイン
Ursula K. Le Guin

恒星タウ・セティをめぐる二重惑星アナレスとウラス―だが、この姉妹星には共通点はほとんどない。ウラスが長い歴史を誇り生命にあふれた豊かな世界なら、アナレスは2世紀たらず前に植民されたばかりの荒涼とした惑星であった。オドー主義者と称する政治亡命者たちがウラスを離れ、アナレスを切り開いたのだ。そしていま、一人の男がアナレスを離れウラスへと旅立とうとしていた。やがて全宇宙をつなぐ架け橋となる一般時間理論を完成するために、そして、ウラスとアナレスの間に存在する壁をうちこわすために…。ヒューゴー賞ネビュラ賞両賞受賞の栄誉に輝く傑作巨篇。

(「BOOK」データベースより)

1974年

宇宙のランデヴー
Rendezvous With Rama

アーサー・C・クラーク
Arthur Charles Clarke

太陽系内に突如現われた謎の小惑星。だが、それは自然の天体ではなく、巨大な金属物体であった。ついに人類は、宇宙からの最初の訪問者を迎えることになるが……巨匠クラークが〈未知の存在〉とのファースト・コンタクトを、該博な科学知識を駆使して見事に描きあげた超話題作。

(「内容紹介」より)

1973年

神々自身
The Gods Themselves

アイザック・アシモフ
Isaac Asimov

西暦2070年。研究室の試薬ビンを手にした化学者フレデリック・ハラムは驚愕した。タングステンが入っているはずのそのビンには、我々の宇宙には存在しないプルトニウム186が入っていたのだ! それは〈平行宇宙〉からタングステンとの交換に送られてきたらしい―〈平行宇宙〉ではタングステン186が、我々の宇宙ではプルトニウム186が無公害でコストゼロのエネルギー源となる。かくて〈平行宇宙〉とのエネルギー源の交換がエレクトロン・ポンプを通して行なわれることとなった。だが、この取引きには恐るべき罠が隠されていた!米SF界の巨匠が満を持して放つ最高傑作

(「BOOK」データベースより)

1972年

天のろくろ
The Lathe of Heaven

アーシュラ・K・ル・グイン
Ursula K. Le Guin

青年オアの悩みは、自分が見た夢が現実になってしまうこと。そんな彼が訪ねた精神科医のヘイバー博士は彼の能力を利用して世界を改変しようとする…。『ゲド戦記』のル=グウィンによる「夢」と「現実」をテーマにした近未来SF。

(「BOOK」データベースより)

1971年

リングワールド
Ringworld

ラリイ・ニーヴン
Larry Niven

パペッティア人のネサスから見せられた一枚のホロに、ルイス・ウーは目をむいた - 恒星のまわりをとりまく、薄いリボン状の構築物が写っていたのだ。このリングワールドの謎を解くべくルイスらは勇躍旅立った!シリーズの華麗なるクライマックス。

(「ハヤカワ文庫解説目録」より)


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