ゴールド・ダガー賞(The Gold Dagger)受賞作

ゴールド・ダガー賞(The Gold Dagger)は、英国推理作家協会(The Crime Writers' Association) により、その年にイギリスで出版された推理小説の中で最も優れた長編作品に与えられる文学賞です。
設立当初(1955年から1959年まで)は「クロスド・レッド・ヘリング賞(Crossed Red Herrings Award)」という名称だったようです。
以下は受賞作品です。

年度 作品名 内容

2019年


The Puppet Show

M・W・クレイブン
M.W.Craven

2018年


The Liar


Steven Cavanagh

2017年

渇きと偽り
The Dry

ジェイン・ハーパー
Jane Harper

「ルークは嘘をついた。きみも嘘をついた」意味深な手紙を受けとった連邦警察官フォークは二十年ぶりに故郷を訪れる。妻子を撃ち、自殺したとされる旧友ルークの葬儀に出るためだ。彼は手紙の送り主であるルークの両親から、息子の死の真相を突き止めてくれと頼まれる。生まれ育った町での捜査は、フォークの脳裏に苦い記憶を呼び起こしていく。かつて彼がここを離れる原因となった、ある事件の記憶を…。灼熱の太陽にあえぐ干魃の町で、人々が隠してきた過去と秘密が交錯する。オーストラリア発のフーダニット

(「BOOK」データベースより)

2016年

東の果て、夜へ
Dodgers

ビル・ビバリー
Bill Beverly

十五歳の少年イーストは生まれて初めてLAを出た。これから人を殺しに行くのだ。標的の裏切り者は遠く離れたウィスコンシンに旅行中で、法廷に立つため来週戻ってくる。その前に始末しろという所属組織の命令だった。イーストに同行するのは、殺し屋である不仲の弟をはじめとした少年たち。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、二〇〇〇マイルに及ぶ長い旅が始まる。孤独なる魂の彷徨を描いて絶賛を浴びたクライム・ノヴェル。

(「BOOK」データベースより)

2015年

生か、死か
Life or Death

マイケル・ロボサム
Michael Robotham

四名が死亡した現金輸送車襲撃事件の共犯として十年の刑に服していたオーディ・パーマー。奪われた七百万ドルの行方を知るとされる彼は、服役中どれほど脅されても金の在処を吐くことはなかった。時は経ち、出所日前夜。オーディは突如脱獄を果たす。もう一日待てば、自由も金もすべてが手に入ったはずなのに…。彼の決断の裏には恐るべき陰謀と悲劇が―スティーヴン・キングが絶賛した著者の代表作!英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞&アメリカ探偵作家クラブ(エドガー)賞最優秀長篇賞最終候補

(「BOOK」データベースより)

2014年

約束の道
This Dark Road to Mercy

ワイリー・キャッシュ
Wiley Cash

母さんが死に、施設に引き取られたわたしと妹のもとに、三年前に離婚して親権も放棄したウェイドが現われた。母さんからはいつもウェイドは野球に挫折した負け犬だと聞かされていたが、ほんとうはもっとひどかった。ウェイドは泥棒でもあったのだ。すぐに彼と盗んだ金を何者かが追ってくる。やむなくわたしたちはウェイドとともに旅に出るが…波乱の逃避行の末に父娘の絆は取り戻されるのか?実力派が描く感動の物語。

(「BOOK」データベースより)

2013年

死んだライオン
Dead Lions

ミック・ヘロン
Mick Herron

一人の元スパイが心臓発作で死んだ。その死に疑惑を抱く者はいない…ジャクソン・ラム以外は。スパイは死ぬまでスパイだ。スパイが死んだなら、そこには必ず何かがあるはずなのだ。はたせるかな男はメッセージを遺していた。ただ一語“蝉”―それは旧ソ連の幻のスパイにかかわる暗号名だった!ラム率いる“泥沼の家”の落第スパイたちが、動き出す。『窓際のスパイ』に続く会心の痛快作。英国推理作家規会賞ゴールドダガー賞受賞!

(「BOOK」データベースより)

2012年

The Rage

ジーン・ケリガン
Gene Kerrigan

2011年

ねじれた文字、ねじれた路
Crooked Letter, Crooked Letter

トム・フランクリン
Tom Franklin

ホラー小説好きの内気な少年ラリーと、野球選手になれそうなほど才能ある少年サイラス。まったくちがう二人が育んだ確かな友情。が、ある出来事を境に関係は断絶した。25年後…自動車整備士になったラリーは、住人から疎外され、孤独の中で暮らしていた。そんな時、町の有力者の娘が失踪。ラリーに疑惑の目が向けられ、治安官になったサイラスは事件の捜査に関係していく。かつての友との再会がもたらすその先には…英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガーとLAタイムズ文学賞を受賞

(「BOOK」データベースより)

2010年

ブラックランズ
Blacklands

ベリンダ・バウアー
Belinda Bauer

十二歳の少年スティーヴンは、今日も母の弟ビリーの遺体を捜してヒースの茂る荒野にシャベルを突き立てる。十九年前に起きた連続児童殺害事件以来、被害者の母となった祖母は心を閉ざし、母もまた鬱屈した感情を抑えることができない。傷の癒えない家族を変えるためには、ビリーの遺体を発見し、事件を完全に終わらせるしかないと考えたスティーヴンは、やがて殺人犯である獄中のエイヴリーと手紙のやりとりを開始する。猟奇的殺人犯と十二歳の少年の危険な往復書簡は、次第に二人を思わぬ方向に導く…。英ゴールドダガー賞にノミネートされた傑作スリラー登場。

(「BOOK」データベースより)

2009年

A Whispered Name

ウィリアム・ブロッドリック
William Brodrick

2008年

石が流す血
Blood from Stone

フランセス・ファイフィールド
Frances Fyfield

ロンドンの高級ホテル6階のバルコニー。女は両手を広げて鳥のように空を飛んだ。次の瞬間、その体は不気味な音とともに地面に激突した…。女の名はマリアン・シアラー。情け容赦ない法廷戦術で知られる弁護士で、死ぬ直前にも証言台に立った被害者を責め立てて自殺に追い込み、女性の敵ともいうべき犯罪者の無罪を勝ち取ったばかりだった。キャリアの絶頂にあった彼女がなぜ自殺を!?その死の背後に隠された暗い秘密が、やがて徐々に明るみに…。

(「BOOK」データベースより)

2007年

壊れた海辺
The Broken Shore

ピーター・テンプル
Peter Temple

捜査ミスから同僚を死なせ、心身ともに傷を負ったキャシン刑事は故郷の海辺の町に戻り、小さな警察署で働き始めた。そんな折り、隣町で篤志家として知られる老人が殺害され、彼は捜査に駆り出される。高価な時計を売りにきたアボリジニの若者たちに容疑がかかり、彼らを追い詰めた警察は2名を射殺、1名を逮捕、事は落着に見えたが、キャシンは納得しなかった。単独捜査を続けるキャシンのまえに、やがて驚くべき真相が。

(「BOOK」データベースより)

2006年

大鴉の啼く冬
Raven Black

アン・クリーヴス
Ann Cleeves

新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人を夜に訪れた黒髪の少女は、四日後の朝、雪原で死んでいた。真っ赤なマフラーで首を絞められて。顔見知りばかりの小さな町で、誰が、なぜ彼女を殺したのか。ペレス警部の捜査で浮かびあがる、八年前の少女失踪事件との奇妙な共通項とは?現代英国本格派の旗手が緻密な伏線と大胆なトリックで読者に挑戦する、CWA最優秀長篇賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2005年

緑衣の女
Grafartogn

アーナルデュル・インドリダソン
Arnaldur Indridoason

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近にはイギリス軍やアメリカ軍のバラックもあったらしい。住民の証言の端々に現れる緑の服の女。数十年のあいだ封印されていた哀しい事件が、捜査官エーレンデュルの手で明らかになる。CWAゴールドダガー賞/ガラスの鍵賞同時受賞。究極の北欧ミステリ。

(「BOOK」データベースより)

2004年

ブラック・リスト
Blacklist

サラ・パレツキー
Sara Paretsky

ジャーナリストの恋人モレルがアフガニスタンの危険な取材へと旅立ち、ヴィクは不安を募らせていた。心配を打ち消そうと仕事に打ち込むヴィクは、無人の屋敷に出入りする不法侵入者の正体を突き止めてほしいとの依頼を受ける。ヴィクは張り込みを開始するが、発見したのは屋敷内の池に沈んでいた黒人男性の死体だった…9・11以後の混迷するアメリカを舞台にヴィクの活躍を描く英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2003年

病める狐
Fox Evil

ミネット・ウォルターズ
Minette Walters

ドーセットの寒村シェンステッドに、死と暴力が不穏な空気をもたらしていた。深夜の電話は中傷の言葉をささやき、移動生活者の一団が村内の林を占拠する。それらの背後には、フォックス・イーヴルと名乗る謎の男がいた。人々の緊張はなおも静かに高まり続け、ついにクリスマスの翌日、事態は予想外の形で大きく動きだす…。『鉄の枷』に続く、二度目のCWA最優秀長編賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2002年

イデアの洞窟
The Athenian Murders
(La caverna de las Ideas)

ホセ・カルロス・ソモザ
Jose Carlos Somoza

「古代ギリシア、アテネ。野犬に食い殺されたとおぼしき若者の死体が発見される。だが不審を抱いた者がいた―“謎の解読者”と異名をとる男、ヘラクレス。調査に乗り出した彼の前に現われるさらなる死体。果たしてこの連続殺人の真相は…」という書物『イデアの洞窟』。その翻訳を依頼されたわたしは、物語世界を傷つけかねない頻度でちりばめられた象徴群に不審を抱く。ギリシアで「直観隠喩」と呼ばれた技法だった。だが『イデアの洞窟』のそれは過剰すぎた。やがて身辺に怪事が頻発しはじめ、わたしは何者かに監禁されて…という異形の形式が驚愕の結末へと読者を導く破格のミステリ。めくるめく謎の迷宮に「作者探し」の興趣も仕込む、イギリス推理作家協会最優秀長篇賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2001年

目くらましの道
Villospar

ヘニング・マンケル
Henning Mankell

夏の休暇を楽しみに待つヴァランダー警部。そんな平和な夏の始まりは、一本の電話でくつがえされた。呼ばれて行った先の菜の花畑で、少女が焼身自殺。目の前で少女が燃えるのを見たショックに追い打ちをかけるように、事件発生の通報が入った。殺されたのは元法務大臣。背中を斧で割られ、頭皮の一部を髪の毛ごと剥ぎ取られていた。CWA賞受賞作、スウェーデン警察小説の金字塔。CWAゴールドダガー受賞作。

(「BOOK」データベースより)

2000年

マザーレス・ブルックリン
Motherles Brooklyn

ジョナサン・レセム
Jonathan Lethem

フランク・ミナは、ぼくらの兄貴で、父で、恩人で、ボスだった。孤児院暮らしのぼくらを雇い、稼がせ、成長させ、大人にしてくれた。そんなミナが、ゴミ箱のなかで血にまみれ…無免許探偵のぼくらは、殺されたミナのため、奥さんのため、仕事のため、ぼくらのため、町へ出る!言葉の魔術師の異名を取る著者が魅力を全開させた、超個性脈ハードボイルド。

(「BOOK」データベースより)

1999年

リスボンの小さな死
A Small Death in Lisbon

ロバート・ウィルスン
Robert Wilson

陽光あふれる港町リスボン。浜辺で発見された15歳の少女の絞殺死体は、レイプされていた。被害者と同じ年頃の娘を持つ、孤高の中年の警部コエーリョと、助手の若手刑事が事件の担当を命じられる―。時は半世紀ほど遡った第二次大戦中。ナチス親衛隊の上層部は大量のタングステンの買い付けのために、実業家のフェルゼンをポルトガルに送りこむ。だがその前途に待ち受けていたのは、思いもよらぬ運命の悪戯だった…。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞。

(「BOOK」データベースより)

1998年

Sunset Limited

ジェイムズ・リー・バーク
James Lee Burke

1997年

黒と青
Black and Blue

イアン・ランキン
Ian Rankin

椅子にくくりつけられ頭部にポリ袋をかぶせられて建物から墜落した男の死体が発見された。男は北海油田で働く塗装工。その死には犯罪組織の関与が疑われた。男はなぜ殺されなければならなかったのか?リーバスは事件の背景を探るために、油田の最寄りの都市である北海沿岸のアバディーンへと赴いた。捜査を開始するリーバス。やがて彼は、深入りはするなといわんばかりの、歯を折られるまでに手荒い警告を受けるが…。

(「BOOK」データベースより)

1996年

ポップコーン
Popcorn

ベン・エルトン
Ben Elton

アカデミー賞授賞式の夜、見事に監督賞を射止めたブルースは、意気揚々と帰宅する。だが栄光の夜は、思いもよらぬ展開を見せた。彼の邸宅が連続殺人鬼のカップルに占拠され、ブルース自身も彼らの人質とされてしまったのだ。駆けつけた警察とマスコミに、殺人者たちが突きつけた、奇想天外な要求とは―英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞の話題作。

(「BOOK」データベースより)

1995年

殺しの儀式
The Mermaids Singing

ヴァル・マクダーミド
Val McDermid

イギリス中部の大都市で連続殺人事件が起こった。犠牲者はすべて男性だ。きれいに洗われた死体にはむごい拷問の跡。血眼で犯人を追う警察は内務省から心理分析官トニーの応援を頼んだ。警察内部の冷ややかな目を背に、女性警部補キャロルとチームを組んで息づまる捜査が始まった。犯人は同性愛者か!?そして、さらに犠牲者が…。CWAゴールド・ダガー賞受賞の迫真のミステリー。

(「BOOK」データベースより)

1994年

鉄の枷
The Scold's Bridle

ミネット・ウォルターズ
Minette Walters

資産家の老婦人、マチルダ・ギレスピーは、血で濁った浴槽に横たわって死んでいた。睡眠薬を服用した上で手首を切るというのは、よくある自殺の手段である。だが、現場の異様な光景がその解釈に疑問を投げかけていた。野菊や刺草で飾られた禍々しい中世の鉄の拘束具が、死者の頭に被せられていたのだ。これは何を意味するのだろうか?英国推理作家協会ゴールドダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1993年

真犯人
Cruel And Unusual

パトリシア・コーンウェル
Patricia Cornwell

私を殺してもけだものは死なない。そう書き遺して黒人死刑囚ロニー・ジョー・ワデルは電気椅子に座った。果たしてその夜から起きた連続殺人事件現場からは、ワデルの指紋が発見された。被害者の十三歳の少年、女性霊能者、検屍局主任を殺した真犯人は誰か。そして今、女性検屍官ケイの身辺にも陰湿な罠が。

(「BOOK」データベースより)

1992年

森を抜ける道
The Way Through the Woods

コリン・デクスター
Colin Dexter

休暇中のモース主任警部は宿泊先で『タイムズ』のある見出しに目をとめた。記事によると、警察に謎の詩が届けられ、それには一年前の女子学生失踪事件を解く鍵があるらしい。やがて事件の担当になったモースは、彼女が埋まっていると詩が暗示するワイタムの森の捜索を開始する。だが、そこでは意外な発見が待ち受けていた!一篇の詩から殺人事件の謎へ、華麗な推理が展開する英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1991年

ソロモン王の絨毯
King Solomon's Carpet

バーバラ・ヴァイン
Barbara Vine

ロンドンの混んだ地下鉄で、一人の娘が圧死した。手に、ペルーの花嫁衣裳を握ったまま…。地下鉄マニアのジャーヴィスは祖父が残してくれた学校をアパートにしている家主。そこに集まってきたのは、出戻りの親戚で自由奔放なティナとその子供たち、地下鉄構内でフルートを吹くトム、夫と娘を捨てヴァイオリニストを目指すアリス。そして、謎めいた男アクセル…。愛憎入り乱れ、人生も目的も違う人々を乗せた“ソロモン王の絨毯”が行き着く先にある、驚くべき運命とは!?あなたは果して巧みに仕掛けられた謎に気づくことが出来るか?ゴールド・ダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1990年

骨と沈黙
Bones and Silence

レジナルド・ヒル
Reginald Hill

ダルジール警視は窓から目撃した光景に愕然とした。男が銃を手に女に迫っていたのだ。駆けつけると、女はすでに撃たれて死んでおり、男は銃が暴発したのだと主張した。はたして、事故か殺人か。一方パスコー主任警部は、ダルジールに次々と届く自殺予告の手紙の差出人が誰かを探っていた。内容から今度の事件に関わる人物と思われたが…人間の生と死に潜む謎を鮮烈に描く、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1989年

オックスフォード運河の殺人
The Wench Is Dead

コリン・デクスター
Colin Dexter

モース主任警部は不摂生がたたって入院生活を余儀なくされることになった。気晴らしに、彼はヴィクトリア朝時代の殺人事件を扱った研究書『オックスフォード運河の殺人』を手に取った。19世紀に一人旅の女性を殺した罪で二人の船員が死刑となったと書かれていたが、読み進むうちモースの頭にいくつもの疑問が浮かび…歴史ミステリの名作『時の娘』を髣髴させる設定で贈る、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1988年

ラット・キング
Ratking

マイクル・ディブディン
Michael Dibdin

イタリア有数の富豪ミレッティ誘拐事件を担当するのは、モロ誘拐事件捜査の不正を嗅ぎつけて左遷されたゼン警視。ミレッティ家の長男、次男、その秘書、娘、その夫、末息子と、クセモノぞろいで、各々事件に関与した疑いが濃く、陰湿な足の引っ張りあいのさなか、弁護士が殺害された。もつれた謎を解きほぐすゼンの手腕と人間味を、皮肉で苦味のきいたタッチで綴る傑作犯罪小説。

(「BOOK」データベースより)

1987年

運命の倒置法
A Fatal Inversion

バーバラ・ヴァイン
Barbara Vine
(ルース・レンデルの別名)

豊かな自然に囲まれたカントリー・ハウスで、チップステッド夫妻は愛犬の埋葬の最中に若い女と赤ん坊の白骨屍体を掘り出した。カントリー・ハウスの元所有者アダム・ヴァーン=スミスは、父からその不吉な知らせを受けた。10年前のあの忌わしい出来事が消しがたい記憶となって甦る。もし大叔父があの家を父に遺していたなら、誰も死ぬことはなかったのに…。過去と現在が交錯し、様々な記憶の旋律が複雑に絡なり響き合う。バーバラ・ヴァインが運命のモザイク模様を冷徹な眼差しで描いたCWAゴールド・ダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1986年

引き攣る肉
Live Flesh

ルース・レンデル
Ruth Rendell

ヴィクターには或る恐怖症があった。14年の刑期を終えて出所した今、彼はその恐怖の因となるものをいずれ目にすることを予測していた。彼のもう一つの関心は、フリートウッドという元刑事のことだった。ヴィクターは女を襲って追われる途中、フリートウッドを銃で撃ち、逮捕されたのだ。彼は半身不髄となったが、クレアという恋人と幸福に暮しているという。不思議な運命の糸に操られたかのように、ヴィクターは彼らと出会った。クレアを含む3人の間に生じた奇妙で、危険な関係、それがやがて恐るべき破局を生むことになるのだが…。CWA賞受賞の傑作。

(「BOOK」データベースより)

1985年

モンキー・パズル
Monkey Puzzle

ポーラ・ゴズリング
Paula Gosling

第一の被害者は、胸をめった突きにされ、舌を抜かれた英文学の教授。二人目は耳を切り取られた学部長。厳冬の大学町を襲った異常な事件を、新聞は“見ざる聞かざる言わざる”の諺に見立てて「猿の殺人鬼」と書き立てた。狂気の業としか思えない凶行の目的は何か。ストライカー警部補の必死の捜査が探りだした犯人は。サスペンスの女王が意欲も新たに本格推理に挑んだ傑作。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1984年

十二人目の陪審員
The Twelfth Juror

B・M・ギル
B. M. Gill

人気TVキャスターのエドワード・カーンが妻殺しの容疑で告発された。彼は強く犯行を否定したものの、数々の不利な情況証拠を前に、なぜかいっさいの証言を拒否していた。その心中にあるものとは?そして、彼を裁く立場に立った陪審員たちの揺れ動く心が下した評決とは…。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガーを受賞した緊迫感溢れる法延ミステリの傑作。

(「BOOK」データベースより)

1983年

偶然の犯罪
Accidental Crimes

ジョン・ハットン
John Hutton

有能な教師にして模範的市民のコンラッドの運命は、あの夜から大きく狂いはじめた。ほんの気晴らしにヒッチハイクの娘を拾ったのがいけなかった。別れた直後に娘が何者かに殺され、殺人の容疑をかけられてしまったのだ。しかも醜聞を恐れて警察についた小さな嘘から、コンラッドは予想もしなかった窮地へと追いつめられていく―緻密かつ巧妙なプロットで描く、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー受賞の傑作サスペンス。

(「BOOK」データベースより)

1982年

偽のデュー警部
The False Inspector Dew

ピーター・ラヴゼイ
Peter Lovesey

喜劇王チャップリンを頼って豪華客船に乗りこむ女優の妻を海へ突き落とす - 歯科医の夫とその愛人は偽名を使い、完全なる殺害計画を胸にモーリタニア号に乗船したが・・・やがて起った殺人事件とそこへ登場する偽の名警部とは?本格ミステリ黄金期の香り漂う新趣向の傑作。一九八三年英国作家協会賞受賞!

([ハヤカワ文庫解説目録]より)

1981年

ゴーリキー・パーク
Gorky Park

マーティン・クルーズ・スミス
Martin Cruz Smith

モスクワのゴーリキー公園で雪の下から男女三人の射殺体が発見された。いずれも顔面を刃物で削ぎ落とされ、指先も切断されていた。捜査を命じられた民警の主任捜査官レンコは、人類学研究所に被害者の顔の復元を依頼する一方、被害者の遺留品から運命の女性イリーナと出会う。反体制派の彼女に次第に魅かれていくレンコ。そして捜査線上に浮かぶアメリカ人の毛皮商…ソ連社会の暗部をかつてないリアリティで描いた問題作。英国推理作家協会賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1980年

マハーラージャ殺し
The Murder of the Maharajah

H・R・F・キーティング
Henry Raymond Fitzwalter Keating

1930年4月1日、インドのボーポール藩王国大王の宮殿には、12名の客人が参集し、大王の響宴に浴していた。エイプリル・フールの悪戯に興じる大王に、人々は各々の感懐を抱くが…翌朝、大王を先頭に狩りに出た一行を悲劇が襲った。大王が最新型のパーディ銃の引き金を引いた瞬間、銃が暴発したのだ!銃身には何者かの手によって、前日献上されたばかりの珍稀な樹皮が詰められてした―かくて大王は非業の死をとげ、近隣の町から呼ばれたハワード警視が捜査にあたるが…英国推理作家協会賞ゴールド・タガー受賞に輝く本格推理巨篇。

(「BOOK」データベースより)

1979年

利腕
Whip Hand

ディック・フランシス
Dick Francis

〔競馬シリーズ〕片手の敏腕調査員シッド・ハレーの許にまいこんだ昔なじみの厩舎からの依頼 - 所属の有力馬が、次々と原因不明のままレース生命を断たれるというのだ。調査に乗り出したハレーを襲ったのは、彼を恐怖のどん底へ突き落とす脅迫だった。〔大穴〕の主人公を再起用しMWA、CWA両賞を得た傑作。

([ハヤカワ文庫解説目録]より)

1978年

チェルシー連続殺人事件
The Chelsea Murder

ライオネル・デヴィッドスン
Lionel Davidson

1977年

スクールボーイ閣下
The Honourable Schoolboy

ジョン・ル・カレ
John le Carre

ソ連の策謀によって壊滅的打撃を受けた英国情報部。請われてその長に就任したスマイリーは反撃の糸口を掴むべく、工作員ウェスタビーを香港へ派遣する。彼のもたらした情報により、諜報部は中国に潜むカーラの二重スパイ捕捉作戦を開始した!三部作の中核を成す本格スパイ小説の巨編。英国推理作家協会賞受賞。

([ハヤカワ文庫解説目録]より)

1976年

わが目の悪魔
A Demon in My View

ルース・レンデル
Ruth Rendell

アーサーが孤独な判で押したような日常生活の中で人知れず行う悦楽の儀式--それはマネキンの首を絞めることだった。だがある日、同姓の若者宛の手紙を誤って開封したことから、すべてが狂いだした!

(「内容紹介」より)

1975年

シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険
The Seven-Per-Cent Solution

ニコラス・メイヤー
Nicholas Meyer

重症のコカイン中毒におかされたホームズを救うため、僚友ワトスン博士は一計を案じた。犬にバニラ・エッセンスの匂いをかがせて、ロンドンからウィーンまでモリアーティ教授のあとを追うホームズとワトスン。そこで暴かれたモリアーティ教授の正体とは…?治療のために訪れたフロイト博士の家でホームズとワトスンは、意外な事件に巻きこまれてしまう。日に日に回復の気配を見せているホームズは、ワトスンとフロイト博士の力を借り、その犯罪の解決に乗りだした。ワトスン博士による、ホームズ外伝。

(「BOOK」データベースより)

1974年

隠された栄光
Other Paths to Glory

アントニー・プライス
Anthony Price

1973年

ルウィンターの亡命
The Defection of a A. J. Letinter

ロバート・リテル
Robert Littell

ソ連への亡命を密かに果たしたアメリカのミサイル科学者ルウィンター。彼が握る最新型核兵器の極秘数式の真偽をめぐって、米ソ両国の間に激烈な頭脳戦が開始された!攻撃と攻撃、作戦と作戦 - 緊迫したチェスの試合を思わせる絶妙なストーリィ展開で描くエスピオナージュの傑作。英国推理作家協会賞受賞!

([ハヤカワ文庫解説目録]より)

1972年

グリーン・サークル事件
The Levanter

エリック・アンブラー
Eric Ambler

実業家マイクル・ハウエルは、不幸な偶然の結果、ゲリラ組織“パレスチナ行動軍”の指導者サラフ・ガレドに、組織への全面的な協力を強要される。みずからと会社を窮地から救うため、危険な賭けに出るハウエル―。当事者自身が詳らかにする、中東世界を震撼させた“グリーン・サークル事件”の真実とは。スパイ小説の大家が円熟の筆致で描く、1972年度CWA最優秀長編賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

1971年

スティーム・ピッグ
The Steam Pig

ジェイムズ・マクルーア
James McClure

1970年

若者よ、きみは死ぬ
Young Man, I Think You're Dying

ジョーン・フレミング
Joan Fleming

1969年

英雄の誇り
Pride of Heroes

ピーター・ディキンスン
Peter Dickinson

1968年

ガラス箱の蟻
Skin Deep(The Glass-Sided Ants' Nest)

ピーター・ディキンスン
Peter Dickinson

1967年

小麦で殺人
Murder Against

エマ・レイサン
Emma Lathen

1966年

シロへの長い道
Long Way to Shiloh(The Menorah Men)

ライオネル・デヴィッドスン
Lionel Davidson

1965年

ドルの向こう側
The Far Side of the Dollar

ロス・マクドナルド
Ross Macdonald

少年院から脱走した少年トムが誘拐され、アーチャーは調査を依頼された。だが不思議なことに誘拐されたはずのトムは謎の女と街をうろついているらしい。そのうち女の撲死体が発見された。不可解な行動をとるトムと謎の女の関係は?醜い過去を露呈していく人間の姿を浮彫りにする英国推理作家協会賞受賞作。

([ハヤカワ文庫解説目録]より)

1964年

パーフェクト殺人
The Perfect Murder

H・R・F・キーティング
Henry Raymond Fitzwalter Keating

1963年

寒い国から帰ってきたスパイ
The Spy Who Came in from the Cold

ジョン・ル・カレ
John le Carre

ベルリンの壁を境に展開される英独諜報部の熾烈な暗闘を息づまる筆致で描破!作者自身諜報部員ではないかと疑われたほどのリアルな描写と、結末の見事などんでん返しとによってグレアム・グリーンに絶賛され、英国推理作家協会賞、アメリカ探偵作家クラブ賞両賞を獲得したスパイ小説の金字塔!

([ハヤカワ文庫解説目録]より)

1962年


When I Grow Rich

ジョーン・フレミング
Joan Fleming

1961年

盗まれた意匠
The Spoilt Kill

メアリー・ケリー
Mary Kelly

1960年

モルダウの黒い流れ
Night of Wenceslas

ライオネル・デヴィッドスン
Lionel Davidson

1959年

武器の道
Passage of Arms

エリック・アンブラー
Eric Ambler

1958年


Someone from the Past

マーゴット・ベネット
Margot Bennett

1957年

殺人の色彩
The Collor of Murder

ジュリアン・シモンズ
Julian Symons

1956年

第二の男
The Second Man

エドワード・グリアスン
Edward Grierson

1955年


The Little Walls

ウィンストン・グラハム
Winston Graham


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